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3/29ばんえい記念プレビュー

2009年3月27日(金)

 3月29日(日)のメインは第41回ばんえい記念17:15発走予定です。ばんえい競馬で最高重量となる1000キロ(牝馬980キロ)の定量で争われる年度末の大一番に今年は10頭が集結しました。
 注目したいのがニシキダイジン。今季はばんえいグランプリ(8月16日)を障害2番手から差し切って勝利。正月の帯広記念では逃げ込みをはかったものの、フクイズミの追いこみに屈して2着に惜敗しています。帯広記念はこのばんえい記念に次ぐ基礎重量890キロを課せられるレース。そこでも普段どおりの先行力をみせていたことから高重量への適性はありと見ます。2走前からベテラン尾ヶ瀬馨騎手にバトンタッチしてここへ向けて調整されてきました。ばんえい記念は初挑戦で1000キロも当然初となりますが、8歳と充実期を迎えているだけに、一発が見込めるはず。ちなみに近年では、2連覇中のトモエパワーや、01、02年と連覇のサカノタイソンなどが初挑戦でこのレース制覇を成し遂げています。
 相手筆頭は、スーパークリントン。北見記念(11月30日)を逃げ切って約1年11カ月ぶりの重賞制覇を果たすと、前走チャンピオンカップ(3月1日)ではカネサブラックに最後まで食い下がって2着と目下急上昇です。切れる脚はありませんが、時計がかかる馬場になればなるほど真価を発揮するタイプ。脚部不安も解消され、初参戦だった昨年(4着)以上の成績が望めるでしょう。
 今季未勝利のトモエパワーは、帯広記念では6番手あたりからじわじわ脚を伸ばし3番手に浮上。ゴール線上で詰まって5着でしたが、ここに向けて状態は間違いなく上向きです。経験がモノをいう高重量戦。一昨年、昨年と後続をちぎってこのレース連覇を果たした実績から、ブザマな戦いはしないでしょう。
 ナリタボブサップは昨年のこのレースで6着でした。同4着だったスーパークリントンはその後、本格化。2頭の実力差が昨年より小さくなっていることから、高重量への適性も含めここでナリタボブサップスーパークリントンを上回るのは難しそう。それなら、ハンデを課せられながらも重賞で常に好走しているカネサブラックのほうが、このレース初挑戦でも期待が持てそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

08.3/232007年度ばんえい記念(勝ち馬:トモエパワー)
11/30北見記念(勝ち馬:スーパークリントン)
 1/ 2帯広記念(2着馬:ニシキダイジン)
 3/ 1チャンピオンカップ(勝ち馬:カネサブラック)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

3/15イレネー記念プレビュー

2009年3月13日(金)

 3月15日(日)のメインは重賞・第40回イレネー記念。9月のナナカマド賞、12月のヤングチャンピオンシップから続く2歳(明け3歳)三冠の最終戦で、670キロ(牝馬650キロ)の定量での争いとなります。
 定量戦だけに、二冠馬ホクショウバンク、一、二冠目でそれぞれ僅差2着に入っているワタシハスゴイキタノタイショウらが有力でしょうが、全馬初となる重量だけに絶対視はできません。
 ここはライトアームに期待します。格下馬相手だと逃げて快勝、A-1のメンバーに入ると流れに乗れず追い込んで善戦どまりというのが昨年までのパターンでした。しかし1月18日の3歳オープンで、強豪相手に好位抜け出しを決めてからは、続く3歳オープンでも3、2着に好走と地力強化が著しい近況です。パワーなら世代でも上位に入るものがあり、一気に増えた負担重量を味方に初タイトルが狙えるでしょう。前日に雨予報が出ているのは心配ですが、大幅に馬場が悪化しなければ、この馬が真骨頂を発揮しそうです。
 相手は、冒頭に名前が出てきたホクショウバンクワタシハスゴイキタノタイショウら重賞での実績馬が有力です。
 なかでもホクショウバンクは前走(3月1日)の3歳オープンでは、最大45キロ差のトップハンデ(625キロ)を課せられながら、逃げ粘る勝ち馬(600キロ)に2秒4差まで肉薄し、底力を示しました。ここを勝てば、ばんえい2歳(明け3歳)三冠達成となるだけに、陣営も当然力が入るところでしょう。
 ワタシハスゴイは重賞に2回出走しともに2着。追い込みから先行に脚質転換して安定感が増した印象があります。キタノタイショウは昨秋4連勝時の勢いはありませんが、近走も掲示板を外さない活躍をみせています。目下世代最多8勝の力量馬だけに得意の軽馬場なら一気のタイトル奪取もありそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 9/28ナナカマド賞(勝ち馬:ホクショウバンク)
12/30ヤングチャンピオンシップ(勝ち馬:ホクショウバンク)
 1/18ジァニュアリー特別(勝ち馬:ライトアーム)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

3/1チャンピオンカッププレビュー

2009年2月27日(金)

 3月1日(日)のメインは重賞・第30回チャンピオンカップ。本年度重賞競走優勝馬限定戦で、オープン790キロ(牝馬20キロ減)、500万円条件780キロ、オープン馬は本年度収得賞金150万円につき10キロ加増となる別定重量で争われます。
 3月実施になった近3回(06〜08年)では、その年の帯広記念1着馬が2、2、3着。3着以内に入った9頭中5頭が帯広記念組でした。しかし意外にも1着馬は3回とも帯広記念不出走で、銀河賞優勝馬が2勝、ヒロインズカップ優勝馬が1勝という成績です。
 中心視したいのは07年以来2度目のこのレース制覇を目指すフクイズミ(岩見沢記念、帯広記念優勝)。正月の帯広記念では880キロを曳いて勝っていますが、もともとは軽めの重量のレースで決め手を生かすタイプ。今回は唯一の20キロ加増で790キロですが、帯広記念より90キロも軽くなる負担重量はスピードタイプのこの馬にとって歓迎でしょう。07年のこのレースより10キロ軽くなるのもプラスです。
 相手は帯広記念出走組の残り3頭、カネサブラック(ばんえい十勝オッズパーク杯優勝)、ナリタボブサップ(旭川記念、北斗賞優勝)、スーパークリントン(北見記念優勝)が有力です。
 この3頭のなかではスーパークリントンに期待。前走オープンは6.8%と不向きな軽馬場ながら流れに乗り僅差3着に流れ込むなど、使われつつ確実に状態が上向いています。この馬にとって790キロは軽いですが、ここに向けきっちり仕上がってきた印象を受けます。
 カネサブラックは重賞・特別を問わず、先行力を武器に相変わらず安定した取り口を見せています。2開催休ませきっちり調整されてきました。ナリタボブサップは体重減があった帯広記念は7着でしたが、その後、馬体が戻るにつれて成績も上向き。障害のキレも申しぶんありません。
 牝馬限定戦でフクイズミと好勝負しているトカチプリティー(ヒロインズカップ優勝)も侮れないところ。銀河賞の勝ち馬は近3回で2勝と相性がいいだけにシベチャタイガーも不気味な存在です。

出走表はこちら

【参考レース】

10/ 5岩見沢記念(勝ち馬:フクイズミ)
11/30北見記念(勝ち馬:スーパークリントン)
 1/ 2帯広記念(勝ち馬:フクイズミ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。 

2/15バレンタインカッププレビュー

2009年2月13日(金)

 2月15日(日)のメインは第1回バレンタインカップ。3歳牝馬による新設重賞で、定量620キロで争われます。
 ここは同世代のオープンで牡馬相手に堅実な活躍をしている2頭、タワノアヤカワタシハスゴイに注目します。
 タワノアヤカは昨年4月の第1回能力検査で牝馬の一番時計をマークした素質馬です。牝馬オープンの白菊賞(10月13日)、産地限定オープン戦・釧路産駒特別(11月23日)を含め、ここまで同世代牝馬最多の6勝。今回もスピード能力全開で押し切りを狙います。1100キロの雄大な馬体から、初の620キロでも心配なさそうです。
 ワタシハスゴイは重賞ナナカマド賞(9月28日)で牡馬ナンバー1・ホクショウバンクの僅差2着がある実績馬。1月2日のオープン特別は体調不良で出走取消、その後の前々走はマイナス23キロと大幅に馬体を減らしながらも3着と地力上位を示しました。タワノアヤカとはこれまで13回対戦し5勝8敗と分が悪いですが、馬体重が戻ってくれば大舞台での勝負強さを発揮してくるでしょう。
 この両馬による一騎打ちが濃厚ですが、割って入るとすれば切れ味が武器の2頭、サクラエビスウィナーミミ。可能性がありそうなのはこの4頭でしょう。

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【参考レース】

 9/28 ナナカマド賞(2着馬:ワタシハスゴイ)
10/13 白菊賞(勝ち馬:タワノアヤカ)
 1/18 ジャニュアリー特別(2着馬:タワノアヤカ)
 2/ 1 若竹特別(2着馬:ワタシハスゴイ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

1/12ヒロインズカッププレビュー

2009年1月10日(土)

 1月12日(祝・月)のメインは重賞・第19回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬限定)。負担重量はオープン770キロ、500万円条件760キロ(5歳馬は10キロ減)で、オープン馬は本年度の収得賞金150万円につきさらに10キロが増やされ、岩見沢記念、帯広記念と今季重賞2勝のフクイズミが20キロ増の790キロ。他馬は加増なしとなります。
 11月16日のレディースカップ(牝馬オープン特別)から8頭が出走してきました。
 ここは、そのレディースカップを障害先頭から押し切ったエンジュオウカンに注目します。3着のフクイズミ(2着馬はここには不出走)とは10キロ差だったのが今回20キロ差に広がることでさらに有利になった印象。06年のヒロインズカップを圧勝していた実績もあり、負担重量も心配なし。ここはそれ以来となる重賞制覇のチャンスといえます。
 そのエンジュオウカンから20キロ軽いニシキガールペガサスプリティーの5歳牝馬2頭が相手として有力。ともに前走は5歳限定重賞・天馬賞に出走し、740キロを曳いて2、6着でした。近走の安定度からみればペガサスプリティーですが、高重量への適性ではニシキガールのほうが上でしょうか。ベテラン牝馬たちを相手にどこまでやれるか期待が高まります。
 昨年のこのレースの覇者トカチプリティーも牝馬限定戦なら侮れない実力の持ち主。春の牝馬限定重賞・カーネーションカップの勝ち馬ニシキユウは力のいる馬場になれば、逃げきってしまう可能性も出てきます。
 フクイズミは実績で断然ですが、やはり最大40キロ差のトップハンデは厳しそう。ここは底力に期待したいところです。

出走表はこちら

【参考レース】
 5/11カーネーションカップ(勝ち馬:ニシキユウ)
11/16レディースカップ(勝ち馬:エンジュオウカン)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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