3月1日(日)のメインは重賞・第30回チャンピオンカップ。本年度重賞競走優勝馬限定戦で、オープン790キロ(牝馬20キロ減)、500万円条件780キロ、オープン馬は本年度収得賞金150万円につき10キロ加増となる別定重量で争われます。
3月実施になった近3回(06〜08年)では、その年の帯広記念1着馬が2、2、3着。3着以内に入った9頭中5頭が帯広記念組でした。しかし意外にも1着馬は3回とも帯広記念不出走で、銀河賞優勝馬が2勝、ヒロインズカップ優勝馬が1勝という成績です。
中心視したいのは07年以来2度目のこのレース制覇を目指すフクイズミ(岩見沢記念、帯広記念優勝)。正月の帯広記念では880キロを曳いて勝っていますが、もともとは軽めの重量のレースで決め手を生かすタイプ。今回は唯一の20キロ加増で790キロですが、帯広記念より90キロも軽くなる負担重量はスピードタイプのこの馬にとって歓迎でしょう。07年のこのレースより10キロ軽くなるのもプラスです。
相手は帯広記念出走組の残り3頭、カネサブラック(ばんえい十勝オッズパーク杯優勝)、ナリタボブサップ(旭川記念、北斗賞優勝)、スーパークリントン(北見記念優勝)が有力です。
この3頭のなかではスーパークリントンに期待。前走オープンは6.8%と不向きな軽馬場ながら流れに乗り僅差3着に流れ込むなど、使われつつ確実に状態が上向いています。この馬にとって790キロは軽いですが、ここに向けきっちり仕上がってきた印象を受けます。
カネサブラックは重賞・特別を問わず、先行力を武器に相変わらず安定した取り口を見せています。2開催休ませきっちり調整されてきました。ナリタボブサップは体重減があった帯広記念は7着でしたが、その後、馬体が戻るにつれて成績も上向き。障害のキレも申しぶんありません。
牝馬限定戦でフクイズミと好勝負しているトカチプリティー(ヒロインズカップ優勝)も侮れないところ。銀河賞の勝ち馬は近3回で2勝と相性がいいだけにシベチャタイガーも不気味な存在です。
【参考レース】
10/ 5岩見沢記念(勝ち馬:フクイズミ)
11/30北見記念(勝ち馬:スーパークリントン)
1/ 2帯広記念(勝ち馬:フクイズミ)