8月16日(土)のメインは、ファン選抜重賞・第20回ばんえいグランプリ。ファン投票で上位のカネサブラック、マルミシュンキ、ミサイルテンリュウが出走を見送ったのは残念ですが、それでも好メンバー10頭が揃いました。
7月27日の北斗賞は、ナリタボブサップ(ファン投票2位)が障害先頭から押し切り、圧倒的な支持にこたえ旭川記念から重賞連勝。他馬からプレッシャーをかけられることなく、マイペースを守って障害を越えられたことが勝因として挙げられるでしょう。今回も、引き続きカネサブラック、マルミシュンキら強敵が不在だけに、重賞3連勝も考えられます。しかし、今回は北斗賞には不在だったニシキダイジン(ファン投票24位)、ニシキユウの強力先行2騎にペースを乱される可能性もあり、すんなり主導権を握れるかがポイントになりそうです。
フクイズミ(ファン投票1位)は、今季、牝馬限定のカーネーションカップ(4着)、旭川記念(2着)、北斗賞(4着)と出走した重賞すべてで掲示板を確保しています。前走シーサイド特別(オープン)は、馬場水分5.8%と軽い馬場でしたが、先行勢から離されず追走し、障害をひと腰で越えると自慢の末脚で抜け出して勝利。昨年11月以来の白星で、負け癖を払拭できたのも好感触です。道中息が入る高重量戦なら置かれる心配もなく、障害さえスムーズにクリアできれば好勝負は必至でしょう。
トモエパワー(ファン投票3位)は、800キロを曳いた北斗賞では、障害3番手クリアからゴール前でミサイルテンリュウを差し切って2着。ナリタボブサップからは13秒6も離されましたが、やはり高重量戦では軽視できないところです。
気になるのがニシキユウ(ファン投票17位)。今年5月のカーネーションカップでは同重量のフクイズミを退けて優勝しています。06年のばんえい大賞典制覇をはじめ、暑い季節は安定して成績を残せるタイプで、障害のタイミングがあえば一発の可能性を秘めています。
軽馬場で前が競る展開ならホクショウダイヤ(ファン投票11位)の決め手、ゴール前が混戦になるようならタケタカラニシキ(ファン投票15位)のしぶとい脚も侮れません。
出走表はこちら
【参考レース】
5/11カーネーションカップ(勝ち馬:ニシキユウ)
6/22旭川記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)
7/27北斗賞(勝ち馬:ナリタボブサップ)