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2/1ヒロインズカップ回顧

2026年2月 2日(月)

サクラヒメが貫録見せ連覇

 2月1日(日)にヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、サクラヒメが断然人気に応えて完勝。今季の重賞初勝利をヒロインズカップ2連覇で飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
1. スマイルカナ(770) 19.0
2. カフカ(800) 7.6
3. シンエイアロイ(790) 62.8
4. スーパードリーム(760) 127.6
5. スーパーチヨコ(770) 61.5
6. スカーレット(760) 5.2
7. ニシキマリン(770) 124.0
8. ダイヤカツヒメ(790) 3.9
9. スーパークイーン(760) 92.4
10. サクラヒメ(800) 1.7

 760キロから800キロまで最大40キロ差で行われた今季のヒロインズカップ。昨季の優勝馬で前哨戦の準重賞・レディースカップを完勝したサクラヒメが単勝1.7倍で圧倒的な支持を集めました。一昨年のヒロインズカップ優勝馬で今季はカーネーションカップ2着、レディースカップ2着と好走するダイヤカツヒメが3.9倍、重賞初挑戦の銀河賞を3着、クインカップでも3着と順調に成長しているスカーレットが5.2倍、カーネーションカップ、柏林賞、クインカップと今季重賞3勝のカフカが7.6倍と続きました。

 揃ったスタートから第1障害はスカーレットとダイヤカツヒメが勢いよく先頭でクリア。差なくサクラヒメ、スーパードリーム、ニシキマリンが続きます。道中はスーパードリームとスカーレットが抜け出して先行。ニシキマリン、ダイヤカツヒメがそれを見ながら追走しますが、やや後続を離したままスカーレットが前半66秒の流れで第2障害に到達。差なくスーパードリームが続きます。
 第2障害はスカーレットとニシキマリン、カフカがほぼ同時に仕掛けますが、ニシキマリンとカフカは坂の途中で止まり、じっくり息を入れたスカーレットがひと腰で越えて先頭クリア。直線引き離しにかかるスカーレットにダイヤカツヒメ、サクラヒメ、スマイルカナが少し離れて続きます。
 単騎逃げるスカーレットですがダイヤカツヒメ、サクラヒメが一気に差を縮め、残り20メートルで並ぶ間もなくサクラヒメがスカーレットをかわして先頭に躍り出ます。サクラヒメは脚色衰えることなく、今井千尋騎手も手綱を持ったままで後続を突き放してゴール。2着にはゴール前でスカーレットをかわしたダイヤカツヒメ。スカーレットも直線止まらず3着に粘りました。

 完勝で女王の貫録を見せたサクラヒメは昨季に続くヒロインズカップ連覇。2008、09年のトカチプリティー以来3頭目の偉業となりました。現役最後となる予定の重賞で鮮やかに有終の美を飾り、重賞通算8勝目を挙げました。騎乗した今井騎手にとっては初の重賞勝利。ばんえい競馬では史上初の女性騎手による重賞制覇となりました。

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今井千尋騎手
初の重賞勝利で未だに信じられない気持ちが大きいです。レースは一番ハンデを背負っているので馬なりに進むことを考えていました。この馬は気持ちの強さが一番だと思いますが、力を発揮させてあげられず重賞制覇が延びてしまいました。サクラヒメに申し訳ない気持ちでしたが、今日は成し遂げられて本当に良かったです。800キロの重量でも一生懸命に馬が自分でゴールを目指している気持ちが伝わってきました。自分の焦った気持ちで大変なレースをさせてしまったこともあり、サクラヒメの方がレースを教えてくれたと感じています。これからも応援よろしくお願いします。

1/3天馬賞回顧

2026年1月 4日(日)

4歳シーズン三冠目はリュウセイウンカイ

 1月3日(土)に天馬賞(5歳オープン)が行われ、2番人気のリュウセイウンカイが力強く歩き、ゴール前でライジンサンを交わして重賞初制覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.スマイルカナ(740) 73.1
 2.カフカ(740) 5.4
 3.アヤノダイマオー(760) 39.9
 4.フレイムファースト(760) 37.4
 5.リュウセイウンカイ(760) 4.2
 6.ショータイム(760) 45.3
 7.ホクセイハリアー(760) 26.4
 8.ウルトラコタロウ(760) 8.3
 9.ミチシオ(760) 27.2
 10.ライジンサン(760) 1.8

 4歳シーズン三冠の最終戦(明け5歳)にフルゲート10頭が出走。イレネー記念、ばんえいダービーなど世代重賞4勝の実績で自己条件A1クラスを2連勝と状態を上げてきたライジンサンが単勝1.8倍で人気を集めました。メンバー最多の今季6勝を挙げ、重賞初挑戦の銀河賞で4着好走のリュウセイウンカイが4.2倍、牡馬相手に柏林賞を制するなど今季重賞3勝のカフカが5.4倍、重賞未勝利も3連勝中と状態の良いウルトラコタロウが8.3倍で続きました。

 揃ったスタートで各馬一斉に飛び出すと、第1障害はフレイムファーストが僅かに先頭で越えますが、ほぼ一線で全馬すんなりクリアします。重量未経験の馬も多く、中間点まではほぼ一団で慎重に進みます。中間点を過ぎるとホクセイハリアーが抜け出してそのまま先頭で第2障害に到達。続く各馬もほぼ一斉に集まり、前半59秒と近年ではゆったりとした流れで進みました。
 第2障害ではカフカがやや持っていかれながら最初に仕掛けますが天板で膝を折り、2番手で仕掛けたホクセイハリアーも膝を折ります。続いてほぼ一斉に仕掛けた後続から、ライジンサンがすんなり先頭でクリア。差なく2番手にリュウセイウンカイ、3番手以下もフレイムファースト、立て直したカフカ、ホクセイハリアーなど続々と越えてきます。
 先に下りたライジンサンにリュウセイウンカイが必死に食らいつき、後続も追いかけますが差は縮まらず2頭のマッチレースに。半馬身ほどリードを保っていたライジンサンですが、勝利目前のゴール上で苦しくなって脚が止まり、粘り強く歩ききったリュウセイウンカイがこれを交わして1着でゴール。ライジンサンは立て直して2着。混戦となった3着争いは写真判定の結果、ウルトラコタロウが僅かに先着しました。

 勝ったリュウセイウンカイは重賞初挑戦だった銀河賞4着から、2度目の重賞挑戦で初制覇。父アサヒリュウセイにとっても産駒初の重賞制覇となりました。リュウセイウンカイはこれで今シーズンは18戦7勝、2着8回と安定感と地力強化が目立ち、定量戦での重賞勝利でさらなる飛躍が期待できそうです。

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西将太騎手
勝てて嬉しいです。レース前はスタートダッシュを上手くさせようと考えて、そのとおりできました。今日の馬場は少し重いかなと感じましたが、この馬にとっては丁度良く息の入る馬場だったと思います。初重量でしたがノーハンデだったのでやるしかないと思っていました。いつも通りのレースを心掛けていたので位置取りは良かったと思います。障害は辛抱強く上がってくれました。(降りてからは)いつもマイペースで歩ききってくれる馬なので頑張ってくれると思っていました。勝利はゴールに入ってから確信しました。これからも上を目指して頑張っていけたらと思います。

1/2帯広記念回顧

2026年1月 3日(土)

メムロボブサップが古馬重賞完全制覇

1月2日(金)に帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、断然人気のメムロボブサップが、クリスタルコルドの追撃を振り切って勝利。悲願の帯広記念制覇を果たしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.コウテイ(890) 9.9
 2.メムロボブサップ(900) 1.2
 3.タカラキングダム(910) 5.6
 4.クリスタルコルド(900) 31.5
 5.キングフェスタ(910) 7.4

 昨年と同じ5頭立てとやや寂しい正月恒例の高重量戦。1番人気はばんえいグランプリなど今季3戦3勝、明け10歳でも変わらぬ安定感のメムロボブサップが単勝1.2倍で圧倒的支持を集めました。北見記念、ドリームエイジカップと重賞2連勝中のタカラキングダムが5.6倍、岩見沢記念で古馬重賞初勝利を飾ったキングフェスタが7.4倍、今季未勝利ながら高重量戦の登坂力に定評があるコウテイが9.9倍と続きました。

 スタートではタカラキングダムが少し遅れますが、第1障害はメムロボブサップとキングフェスタを先頭に各馬すんなりと越えていきます。先行するメムロボブサップにコウテイ、タカラキングダムが加わり、それを見ながらクリスタルコルド、キングフェスタが続きます。何度も刻む高重量戦のゆったりとした流れで先頭が何度も入れ替わりますが、メムロボブサップが僅かに先頭で第2障害に到達。差なくタカラキングダム、コウテイと続き、前半は71秒のペースでした。
 第2障害はメムロボブサップとタカラキングダムがほぼ同時に仕掛け、続いてコウテイも動きますが3頭ともに登り切れず坂の途中で止まります。4番手で仕掛けたクリスタルコルドはぐっと腰が入ってひと腰で天板まで上がりますが、立て直したメムロボブサップがそれをかわして先頭でクリア、少し遅れてクリスタルコルドが続きます。
 以下3頭が障害で苦戦する中、メムロボブサップはクリスタルコルドとのリードを保ったまま先頭を進みます。ゴール前10メートルで一旦止まって差を詰められますが、落ち着いて立て直すと再び力強く歩きだしてそのままゴール。クリスタルコルドはゴール前苦しくなりながらも2着。3着は、コウテイが直線で何度か止まりながらもタカラキングダムを振り切って入線しました。

 現役最強のメムロボブサップにとって帯広記念は3年連続2着で唯一勝ち星のなかった古馬重賞。今季はこれが4戦目でしたが、シーズンを通してこの重賞を目標に仕上げての見事な勝利でした。これでメムロボブサップは古馬重賞全制覇という、ばんえい競馬初の偉業を達成。また、これで重賞25勝となり、オレノココロのばんえい重賞最多勝記録に並びました。3月の大一番・ばんえい記念は明け6歳から連続出走して4戦2勝、2着2回。今季は連覇達成なるか注目されます。

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阿部武臣騎手
(帯広記念で古馬重賞完全制覇をして)本当に嬉しいです。今年はつらい1年でしたがここを目標にやってきました。メムロボブサップは休み期間が長かったですが前走使ってみたらほどほど仕上がって調子は悪くなく来ていました。(自身のけがの影響は)夏のばんえいグランプリに騎乗しましたが状態はあまり良くなく、その後休みを取って、ここに向けて色々やって痛みはなくなってきたので、ここはなんとか騎乗したいと思ってやってきました。今日は近年になく乾いた重い馬場だったと思います。展開はちょっと速いと思ったんですが、道中は両隣の馬たちが攻めてきていたので、自分は息を入れたつもりでしたが、それでも流れが速いと感じながらレースをしていました。第2障害はペースが速い分止まると思っていましたが、止まってもすぐ腰を入れてくれる馬のでうまく障害さえクリアすればと思っていました。ゴール前はちょとしんどそうでしたが、後続との差があるのもわかったので、息を入れられたので良かったです。ばんえい記念は昨年騎乗できなかったので今年は連覇を目指して頑張りたいです。阿部武臣、メムロボブサップ、これからも良いレースを見せられるように頑張りますのでよろしくお願いします。

12/30ばんえいダービー回顧

2025年12月31日(水)

キョウエイエースが3強の競り合いを制す

 12月30日(火)にばんえいダービー(3歳オープン)が行われ、キョウエイエースがスターイチバン、スーパーシンとの激しい競り合いを制しました

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.プロサングエ(710) 61.3
 2.パワフルクィーン(710) 97.7
 3.ラポピージュニア(730) 21.4
 4.ウンカイダイマオー(730) 6.8
 5.キョウエイエース(730) 4.3
 6.ホクセイヒラリ(710) 52.7
 7.スターイチバン(730) 4.6
 8.ココロノニダイメ(730) 120.6
 9.ホクセイテンリュウ(730) 31.4
 10.スーパーシン(730) 1.8

 3歳三冠の最終章にはフルゲート10頭が出走。ヤングチャンピオンシップ、はまなす賞の優勝馬スーパーシンが単勝1.8倍で人気を集めました。ナナカマド賞、イレネー記念と2歳シーズン重賞2勝のキョウエイエースが4.3倍。翔雲賞、ばんえい大賞典を制したスターイチバンが4.6倍、イレネー記念2着馬ウンカイダイマオーが6.8倍で続きました。

 各馬勢いよくスタートすると、第1障害はスーパーシン、キョウエイエースが僅かに先に越えますが、ホクセイヒラリを最後に差なく続きます。各馬中間点で息を入れる中、ウンカイダイマオー、キョウエイエース、スターイチバン、スーパーシン、ホクセイテンリュウが抜け出して後続をやや離す展開に。第2障害下には脚色良く抜け出したスターイチバンが前半45秒で到達、キョウエイエース、スーパーシンら人気馬が差なく続きます。
 第2障害は、最初に仕掛けたスターイチバンが先頭でクリアすると、スーパーシン、キョウエイエースも続いて差なくクリア。離れてホクセイテンリュウが4番手で下りますが、先に下りた人気3頭が一線となって後続を引き離しにかかります。
 3頭いずれも譲らず激しい競り合いとなりますが、ゴール前でスーパーシンの脚が止まります。残った2頭の叩き合いで脚色鈍らず伸びたキョウエイエースが半馬身ほど抜け出したところでゴール。スターイチバンが粘り強く歩ききって2着、立て直したスーパーシンが3着となりました。

 勝ったキョウエイエースは、イレネー記念以来の重賞3勝目。今シーズンの世代限定戦ではトップハンデに悩まされましたが、定量戦となった三冠最終戦で実力を証明して見せました。しかしながら、常に好勝負を見せるスターイチバン、スーパーシンとのライバル関係は今後も注目となりそうです。

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島津新騎手
村上調教師から騎乗依頼を受けたときは嬉しかったですし、勝つことがで出来て本当に感謝しています。(初騎乗でしたが)走路開放に3回入れて、菊池騎手や前走まで乗っていた藤本調教師に話を聞いて、馬の特徴は掴めていたので不安はなく、今日の雨だけが不安でレースに臨みました。道中は思ったより息が入ったので、障害をうまく越えてくれて、この馬の粘り強さをゴール前で発揮してくれました。(ゴール前の叩き合いは)最後まで分からなかったですが、馬が頑張ってくれました。自分も久しぶりの重賞勝利だったのでとても嬉しかったです。今年は自分自身、あまり良い成績ではなかったですが、重賞で最後を締めくくれて良かったです。ばんえい競馬は年明けすぐ始まります。皆さんぜひ、足を運んで、応援をよろしくお願いします。

12/29ヤングチャンピオンシップ回顧

2025年12月30日(火)

十勝産駒ワンツーでキングウンカイ

 12月29日(月)にヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)が行われ、キングウンカイが後続を引き離す快勝で重賞初制覇を飾りました。

 1.フェスタクィーン(570) 26.4
 2.ヤマノブラウン(570) 13.6
 3.レッドウンカイ(590) 49.5
 4.サトノブレイカー(590) 8.6
 5.ホクセイイワキヤマ(600) 2.4
 6.キングウンカイ(590) 2.5
 7.カネオー(590) 52.0
 8.パワーウンカイ(590) 83.1
 9.ジェイノホマレ(580) 16.9
 10.クリスタルアッシュ(570) 8.3

 2歳初の重賞ナナカマド賞の優勝馬で十勝産駒特別は2着のホクセイイワキヤマが単勝2.4倍で1番人気。その十勝産駒特別を完勝したキングウンカイが2.5倍で、この2頭が人気を分け合いました。釧路産駒特別2着のクリスタルアッシュが8.3倍、北見産駒特別1着のサトノブレイカーが8.6倍で、ここまでが単勝ひと桁台でした。

 第1障害はヤマノブラウン、レッドウンカイ、キングウンカイ、ジェイノホマレが先行し、カネオーを最後に全馬大きな差なくスムーズに越えて行きます。中間点で各馬息を入れると、スピードに乗ったヤマノブラウンが単騎抜け出して先頭に立ち、後続を離したまま前半45秒の流れで第2障害に到達しました。
 2番手以下が続々と障害に集まるなか、じっくり息を入れたヤマノブラウンが最初に仕掛けるとすんなり先頭でクリア。それを見てクリスタルアッシュ、キングウンカイ、ホクセイイワキヤマなども少し離れて障害を越えて行きます。
 逃げ切りを図るヤマノブラウンですが、キングウンカイが豪快な末脚でとらえると並ぶ間もなく先頭に躍り出ます。ホクセイイワキヤマ、ジェイノホマレ、レッドウンカイなども懸命に追いかけますが、キングウンカイは脚色衰えることなくリードを広げたまま先頭でゴール。必死に追い上げたホクセイイワキヤマが2着。逃げ粘るヤマノブラウンをかわしてレッドウンカイが3着入線となりました。

 好メンバーが揃った予選・十勝産駒特別を完勝したキングウンカイが勢いそのままに重賞初制覇。今後はハンデを背負う立場になりますが、豪快な勝ちっぷりは今後の翔雲賞、イレネー記念と続く重賞戦線を賑わせてくれそうです。
 ナナカマド賞を制した1番人気のホクセイイワキヤマは2着に敗れるも、連対率100%はキープ。今後もキングウンカイと共にこの世代を引っ張る活躍を期待できそうです。

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西将太騎手
勝つことが出来てほっとしています。普段通りのレースができれば良いところまで行けると思っていました。(ゲートが開いてから)いつもと変わらず良い感じでした。(この馬のいいところは)道中ためればそのぶんだけ2障害下りてから弾けてくれるところです。道中はいつも馬の感じに合わせて乗っているので、馬を信じて乗りました。(ゴールした時は)気持ち良かったです。

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