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今週のみどころ(3/2〜3/5)その2

2007年3月 2日(金)

 3日(土)のメインレースはシリウス特別(4歳以上650万円未満)。キタノカイザーとキリンオーを除く8頭が霧多布岬特別からの出走となります。しかし、その勝ち馬ハヤテショウリキは800万クラスに昇級、2着のプランドルドラゴンは10番人気での食い込みということもあって、同じような結果にはなりそうにありません。連軸として信頼できそうなのはバンゼンで、近走は安定した成績を残しているうえ、霧多布岬特別も3番人気で3着。今回のメンバーなら実力上位といえるでしょう。ほか、前走5着から巻き返したいキョウエイボーイ、ここ2戦堅実なユウセイマーチが争覇圏。プランドルドラゴンのもう一発、キタノカイザーの勢いも侮れません。
 この日の第10レースにはプロキオン特別(3歳オープン)が組まれています。このレースは出走全馬が前走ジュニアカップを使っており、今回はその再戦。重量も勝ち馬アローファイターが5キロ加増されただけとなりました。3月18日のイレネー記念へ向けて、カネサリュウ、アローファイターを筆頭に、シベチャタイガーやパンチテンリュウがエントリー。本番へ向けて見逃せない一戦と言えそうです。
 4日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われます。このレースについては別掲のチャンピオンカッププレビューをご覧ください。
 5日(月)のメインレースにペテルギウス特別(4歳以上オープン)が行われます。一長一短あるメンバーが揃い、難解な一戦となりました。そうしたなかで中心に取りたいのはヤマノミント。前々走のきさらぎ特別を制したのを含め、近3走1、1、3着。前走の3着はトカチプリティーとタケタカラニシキに敗れたもので、今回のメンバーならまずまず威張れる結果といえます。昨季もこの時期は好調をキープしていただけに、今回も十分に期待できるでしょう。ナリタボブサップは銀河賞で10着に敗れて以来勝ち星がありませんが、ポプラ賞2着があるように決して調子落ちとは思えません。然別賞5着は相手が揃っていただけで、ここも勝機十分でしょう。徐々に調子を上げてきたミサキスーパーも争覇圏。人気がないようならスターエンジェルやニシキダイジン、エビスオウジャあたりも狙い目です。

今週のみどころ(3/2〜3/5)その1

2007年3月 1日(木)

 毎週各レースの有力馬を月曜日までお送りしているこのコーナーですが、今週は都合により金曜のナウマン特別をその1として、土~月曜分をその2として掲載いたします。大変ご迷惑をお掛けしますが、ご了承ください。
 2日(金)に行われるのはナウマン特別(3歳以上勝入混合550万円未満)。2月25日の第6レース(470万円未満)と同日第8レース(550万円未満)出走馬による2度使い勝入混合戦です。ほとんどのメンバーが襟裳岬特別に出走しており、そこで上位だった馬は素直に評価できるでしょう。襟裳岬特別2着のアローコマンダーは1走ごとに好走と凡走を繰り返しており、今回は好走の番。とはいえ安定感に欠けるのはやはり不安で、それならば襟裳岬特別3着で、前走も勝利を挙げたコマタイショウのほうが連軸としては最適かと思われます。650万クラスとの混合戦でも上位に食い込んでいるだけに、ここも好勝負必至でしょう。ほか、スピード勝負に掛けるニシキセンプー、好調を保つトウリュウあたりも上位争いが期待できそうです。

今週のみどころ(2/23〜2/26)その2

2007年2月24日(土)

 25日(日)はメインレースにウイナーズカップ(4歳以上重賞・特別競走優勝馬)が行われます。条件にあるとおり、今季の重賞と特別で勝利を挙げた馬による一戦です。最軽量のキキリンドウ(650キロ)から最重量のホクショウファイト(760キロ)まで、その差は実に110キロ。馬券的には非常に難しい一戦といえるでしょう。しかし、エンジュオウカンの前走は見事な快勝だっただけに、ここでも主役を演じられるはず。持ち前の先行力のみならず自在に動ける脚もあり、加えて735キロと重量的にも恵まれている印象だけに期待したいと思います。同重量のトカチプリティーも実力的にはヒケを取らず、前走快勝の勢いもあって期待できるでしょう。軽量の4歳牝馬組では、ニシキユウが重量と実力のバランスから考えて争覇圏。ツルマキシンザンは重量的に厳しいかもしれませんが、調子のよさを生かして上位争いに加わってきそうです。
 26日(月)はケンタウルス特別(4歳以上800万円未満)が行われます。ほとんどの出走馬が納沙布岬特別に出走しており、ほぼその再戦となりました。その納沙布岬特別3着を含め、近走つねに上位でフィニッシュを果たしているギャンブラークインが中心となるでしょう。勝ちきれないのは事実ですが、堅実な先行力とレースぶりは評価できるだけに、ここも十分に期待できるでしょう。ライジングサンは成績にムラはあるものの、実力は上位だけに一発の期待がもてます。唯一別路線からきたハヤテショウリキは、近走の好調ぶりから昇級戦でも好勝負必至。納沙布岬特別で2着と気を吐いたイケダガッツも、もう一発を狙っています。

今週のみどころ(2/23〜2/26)その1

2007年2月22日(木)

 今週は土曜日で帯広8回開催が終わり、日曜日から帯広第9回開催となります。それに伴い、この「今週の見どころ」も2回に分けて掲載いたしますので、ご了承ください。なお、日・月曜日分は土曜掲載となります。
 23日(金)のメインレースは花咲岬特別(4歳以上320万円未満)。ここは昇級初戦となるテンカが中心となるでしょう。近3走は270万クラスの身でありながら320万クラスとの混合戦を2勝(ほか270万クラス平場戦を1勝)。いずれも僅差ながらきっちり勝利を収めているあたりに、勝負強さが感じられます。11月の北見戦以来、掲示板を外していない堅実さも魅力です。ヒロノドラゴンはばんえいダービー3着の実績もさることながら、近走もテンカと好勝負を演じているだけに、ここも十分争覇圏。前走でこのクラスを快勝しているだけに、ここも注目の1頭です。ほか、安定感増したシンエイヴィーナス、一発秘めるスズノリュウ、ヤマトライデンあたりも好勝負が期待できるでしょう。
 24日(土)は開陽台特別(4歳以上270万円未満)が行われます。ツジノコウフクは近走2、2、1着と好調をキープ。2着2回はともに前述テンカに敗れたものであり、ここもチャンス十分でしょう。ただ、今回は実力拮抗のメンバーであり、同じくテンカ、ヒロノドラゴンと好勝負を演じているコーネル、カップオー、ハヤフジクインといったあたりも主役を張れそう。ホッカイコマヨシの実力も侮れませんし、コウユウキング、ナンエイテンリュウの一発も期待十分。好レースが期待できそうです。

今週のみどころ(2/16〜2/19)

2007年2月15日(木)

 今週から金~月の4日間開催となります。この4日間開催が始まると、ばんえい競馬もいよいよクライマックス。1カ月後にはイレネー記念やばんえい記念などの王者決定戦が控えており、各馬の調整もピッチが上がってくることでしょう。一般戦とはいえ見逃せないレースが多くなってくるだけに、しっかり記憶に焼き付けていただきたく思います。
 16日(金)はメインレースに霧多布岬特別(4歳以上650万円未満)が行われます。ここにはこの路線の有力各馬が集い、楽しみなメンバーとなりました。なかでも注目はダービー馬ナカゼンスピード。前走のポプラ賞は4歳馬として単身5歳勢に挑み、結果5着と健闘。力をつけているうえに、前々走ではここでも中心視されそうなハヤテショウリキを下しています。このクラスなら好勝負必至といえそうで、ダービー馬の底力を見せつけてくれるのではないでしょうか。前述ハヤテショウリキももちろん争覇圏。成績安定バンゼンのほか、キョウエイボーイ、コブライチも注目です。
 この日の第10レースには4歳以上オープンの一戦が組まれています。前走5着に敗れたトカチプリティーの巻き返し、好調ヤマノミント、一発秘めるミサキスーパー、プリンセスサクラコ、タケタカラニシキなど多士済々のメンバーがエントリーしています。
 17日(土)は納沙布岬特別(4歳以上800万円未満)が行われます。前走の北斗七星特別を快勝したツルマキシンザンが中心となるでしょう。大崩れがないのが特徴で、連軸にはもってこいの存在。今回のメンバーとの対戦でも常に上位フィニッシュを果たしており、信頼度は十分といえるでしょう。ほか前走で2着に巻き返したライジングサン、堅実なギャンブラークインも十分争覇圏と思われます。
 18日(日)のメインレースは然別賞(4歳以上オープン)。前開催にポプラ賞に回った5歳馬もエントリーしており、新旧入り乱れたメンバーが集結しました。どの馬を中心にとるか難しいところですが、ここはフクイズミに期待したいと思います。言わずとしれたカミソリ娘。その末脚を武器にオープン戦線を席巻しています。障害に課題はあるものの、少しのミスは末脚で取り返せるだけに、ここも十分に期待できると思います。カネサブラックはポプラ賞こそ4着に敗れたものの、持っている力はトップクラス。一度で見限るのは早計といえるでしょう。ほか、前走の勝利で弾みをつけたいミサイルテンリュウとスーパーロイヤル、好調エビスオウジャも十分に狙えると思います。
 この日の第10レースはジュニアカップ(3歳オープン)。混沌としてきたこの世代ですが、ここにもカネサリュウ、シベチャタイガー、アローファイターといった面々がエントリー。堅実派パンチテンリュウ、もう一発を狙うコーネルフジなど、注目の一戦となっています。
 19日(月)に行われるのは襟裳岬特別(4歳以上550万円未満)。ここは650万クラスとの混合戦で着実に成績を上げてきているコマタイショウに期待したいと思います。そもそもこのクラスではきっちり馬券に絡む活躍を見せており、近3走は上位との混合戦で4、3、2着に健闘。力関係からは十分勝機と思われるだけに、ここも期待できそうです。自己条件では堅実なキタノカイザー、前走1番人気を裏切るかたちになったアローコマンダー、2連勝と好調なワカテンザンも注目です。
 この日の第10レースには4歳以上オープンの一戦が行われます。ここは前走先行策から見せ場をつくったエンジュオウカンが中心視されるでしょう。ゴールまでミサイルテンリュウとたたき合った前走は手ごたえ十分といえそうで、オープン3組戦となる今回は、おそらく陣営も狙ってきているのではないでしょうか。この馬らしい軽快なスピードを見せてもらいたいと思います。ほか、好走を続けているホクトキング、帯広記念の快走が記憶に新しいスターエンジェルなども争覇圏。先行力が光るニシキダイジンにも期待できそうです。

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