『「ばんえい競馬」の未来を考えるシンポジウム』が、1月30日に帯広市と(社)日本馬事協会の共催で行われます。
詳細はこちらのPDFで。
『「ばんえい競馬」の未来を考えるシンポジウム』が、1月30日に帯広市と(社)日本馬事協会の共催で行われます。
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少し先の話になりますが、1月30日(火)に帯広市とかちプラザにて「ばんえい競馬の未来を考えるシンポジウム」が行われます。これは「ばん馬を愛する十勝の会」代表の柏村文郎氏(帯広畜産大教授)、藤井宏明氏(ソフトバンク・プレイヤーズ社長)、岡明男氏(家畜改良センター十勝牧場改良技術専門役)の3人による基調講演、そして当サイト執筆者である旋丸巴氏、矢野吉彦氏、斎藤修氏の3人に加え、じゃらん北海道編集長のヒロ中田氏、競馬評論家の須田鷹雄氏を交えたパネルディスカッションも行われます。時間は13:30~17:00を予定、参加費は無料ですので、近隣のかたはぜひご参加いただければ思います。
20日(土)はメインレースに漁火特別(4歳以上混合650万円未満)が行われます。550万クラスのメンバーが近走好調で、ここも期待が持てるでしょう。なかでもアローコマンダーは、平場戦とはいえ5戦連続して馬券に絡む活躍を見せており、今回のメンバー構成はチャンスといえます。ほか巻き返したいマルミギムレット、一発怖いコマタイショウをはじめ、成績が上向いてきたイケダガッツなども勝ち負けを演じることができるでしょう。
この日の第10レースは、4歳以上オープン混合が行われます。休養明けのヒロインズカップで4着に食い込んだエンジュオウカンが、ここに出走してきました。今季の収得賞金からハンデも積まれておらず、常識的に考えれば不動の中心といえそうです。ほかでは好調維持のホシマツリ、ヤマノミントの、前開催のオープン混合1、2着コンビも有力。旋丸さんのコラムにも登場したコブラタイガーの“もう一発”にも期待したいと思います。
21日(日)に行われるのは睦月特別(4歳以上オープン混合)。一線級の各馬がエントリーしており、楽しみな一戦となりそうです。中心視したいのはカネサブラックで、ハンデを課せられた銀河賞以外は堅実そのもの。前走ニューイヤーカップでも僅差の2着となるなど、好調を維持しています。ここも相手が揃いましたが、快走が期待できるでしょう。もちろんヒロインズカップを勝ったフクイズミや、オープンの常連ミサイルテンリュウなども争覇圏。帯広記念馬トモエパワーは馬場が重くなれば浮上してくるでしょう。サダエリコやアンローズなどもエントリーしていますし、オープン返り咲きの絶好調エビスオウジャ、5歳馬スーパークリントン、ナリタボブサップ、スーパーロイヤルと役者は揃いました。今開催最大の目玉といえる一戦です。
22日(月)のメインレースは厚岸湖特別(4歳以上混合470万円未満)。ここは470万クラスで好走を続けているヒロノタキオンが中心視できそう。近4走は4、5、3、1着と好成績。それ以前もめったに掲示板を外していないだけに、390万クラスが大半を占める今回のメンバー構成は有利といえます。ほか390万クラスで4戦連続連対と好調のフクノカミカゼ、巻き返したいマックスセンプーなども有力。シンエイスター、ストロングペガサスも好勝負が期待できるでしょう。
この日の第10レースには4歳以上オープン混合が行われます。トカチプリティーとスターエンジェルのオープン牝馬2頭のほか、800万クラスの上位メンバーが集いました。注目はやはりトカチプリティー。前走ヒロインズカップで3着に敗れたとはいえ、ある意味では堅実なこの馬らしい結果ともいえます。しかし、今回のメンバーなら話は別。オープンの実力を存分に発揮してもらいたいと思います。もちろんスターエンジェルも無視できず、800万クラスからは好調のツルマキシンザンとギャンブラークイン、堅実スミヨシセンショーなどに期待。自己条件に戻ったウィナーサマーにも注目です。
先日NARグランプリ2006の表彰馬が発表され、ばんえい最優秀馬にアンローズが選ばれました。今季はばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念の3重賞を制し、特に岩見沢記念ではばんえい牝馬初の同一重賞3連覇を果たすなど、年間を通して活躍しました。そのアンローズは今週のヒロインズカップにエントリー。トップハンデで厳しい戦いになるとは思いますが、その栄誉に華を添えるか、さらにいえば悲願の帯広初勝利なるか。日曜日のメインレースに注目です。
13日(土)のメインレースはガーネット特別(3歳オープン)。ホクレン賞馬カネサリュウを筆頭に3歳トップクラス9頭が駒を進めてきました。そのカネサリュウは590キロのトップハンデ。規定よりも20キロ重いだけに、この馬の取捨がキーポイントとなりそうです。対してシベチャタイガー、コーネルフジら2歳時に世代を引っ張ってきた馬たちが580キロと恵まれており、ここはこうした実績馬の巻き返しが十分に考えられます。ほかホクレン賞2着のアローファイター、575キロのパンチテンリュウあたりが争覇圏。牝馬2頭プリンセスモモとヤマトナデシコの巻き返しにも期待できそうです。
第10レースは4歳以上オープン混合の一戦。5月後半から掲示板を外していないホシマツリが中心となるでしょう。前走のオープン返り咲き初戦も、勝ち馬から差のない3着。ハンデも積まれていないだけに、ここはチャンスといえます。ほか復調気配を見せているニシキダイジン、巻き返したいヤマノミントあたりも上位に顔をのぞかせそうです。
14日(日)は重賞のヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。このレースについてはヒロインズカッププレビューをご覧ください。
15日(月)は愛国特別(4歳以上勝入混合550万円未満)が行われます。これは6日の第10レース、8日の第10レース上位組による勝入2度使い戦です。注目は“ニシキ”の2頭、ニシキセンプーとニシキシャープ。ともに強烈な先行力が武器で、そのスピードを生かせるような馬場となればワンツー決着も十分あり得るでしょう。その2頭に割って入るのは、復調ホクショウダイヤ、銀河賞3着コマヨシニセイあたりとなりそうです。
正月開催も終了し、6日からは通常開催。ばん馬たちもフル稼働で、さすがに中1日の馬はいませんが、3日に出走して6日にまた出走という中2日の馬はかなり見受けられます。そのタフネスぶりに毎度驚かされますが、もっと忙しいのは厩舎関係者の皆さんのはず。怒濤の年末年始も今週までですから、ようやくひと息つけるといったところでしょう。残り3日の“もうひと踏ん張り”。今週も好レースを期待しています。
6日(土)は幸福特別(4歳以上650万円未満)が行われます。1日の新春特別(550万円未満)を制したナカゼンスピードが、さらに昇級しての一戦。さすがにこのクラスでは……と半信半疑になりますが、なにより6戦連続連対中と好調を維持しています。勢いでどこまで通用するのか注目です。ほかにも銀河賞4着のコブライチ、えりも特別1、2着のユウセイマーチ、ハヤテショウリキなど多士済々。一発秘めるトミサトクイーンにも注目です。
この日の第10レースは4歳以上550万円未満。昇級初戦のニシキセンプーが早めに抜け出すと思われますが、終いまできっちり脚を伸ばせるかがカギとなりそうです。前走2着のコブライチ、堅実タカラテンクウをはじめとして、一発があるキタノカイザー、キョウエイボーイ、ヤマサンダンサーなども面白い存在です。
7日(日)のメインレースは柏林馬事公苑特別(4歳以上800万円未満)。近走好調のエビスオウジャがエントリーしており、ここも中心視されそうです。骨のあるメンバーが揃いましたが、2連勝中のうえ5戦連続馬券圏内をキープするなど、シーズン当初を彷彿させる快走を見せているだけに、ここも期待してみたいと思います。ほか、銀河賞で惜しくも2着に敗れたスーパーロイヤル、前走勝った勢いを維持したいツルマキシンザン、好調トカチタカラなども勝ち負けが期待できそうです。
8日(祝・月)に行われるのはニューイヤーカップ(4歳以上オープン)。牡馬一線級が揃ってエントリーし、新旧入り乱れた好メンバーとなりました。帯広記念を制したトモエパワーは大幅に賞金を稼いだために、やはり他馬とのハンデ差が気になるところ。ならば障害の切れ鋭いミサイルテンリュウやナリタボブサップ、勢いあるカネサブラック、スーパークリントンが狙えそう。また力が戻ったホクショウファイト、一発の魅力タケタカラニシキなども馬券に絡みそうな勢いで、見ごたえある一戦となりそうです。
今週は年末年始の変則日程で、1月1日から4日間の連続開催となります。2、3日には各地でトークショー等のイベントが開催されますので、お近くのかたはぜひご参加いただき、ばんえい競馬をお楽しみください。
1日(祝・月)に行われるのは新春特別(4歳以上550万円未満)。ここは前走10着に大敗したコマタイショウに、再度期待したいと思います。近2走の惨敗から人気は落としそうですが、力比較から考えればここでも上位争いは必至。障害で詰まるシーンが多いだけに、今回はそれが課題となります。好調キープのマルミギムレットも争覇圏で、コマタイショウよりも安定度が高いのが魅力。ほかダービー馬ナカゼンスピードが大幅クラスアップで、ここに挑戦。前走2着好走のキョウエイボーイも好勝負が期待できそうです。
2日(火)に行われるのは帯広記念(4歳以上オープン)。このレースについては別掲の帯広記念プレビューをご覧ください。
この日の第10レースは迎春特別(4歳以上勝入220万円未満)。29日の第5レースと第6レースの勝入2度使い戦です。この路線で安定した力を見せているテンカが中心となるでしょう。重賞出走歴からすればツジノコウフク、サクラガサイタなどが上位と見られがちですが、前走ではこれらを下し、さらに6連勝中だったマルミシュンバを4着に沈めるなど、力を誇示しています。ほか、前述ツジノコウフク、サクラガサイタ、そしてナンエイテンリュウらも争覇圏です。
3日(水)のメインレースは銀河賞(5歳オープン)。このレースについては銀河賞プレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。
この日の第10レースは初夢特別(4歳以上470万未満)。ここは明け4歳の2頭が中心となるでしょう。ばんえいダービーでは障害で詰まって4着に敗れたホクショウダイヤですが、本来のレースができれば、ここでも勝負圏内。ただ、そのダービーでは前半の掛かりの悪さが見られただけに、本来の調子にはないようにも見えます。それならばニシキセンプーに分がありそうで、ダービー(8着)以前はこのクラスで2連勝。ダービー時の障害の掛かりからすれば好調はキープできており、ここも早めの抜け出しからの粘り込みが期待できるでしょう。前走で大敗したコマヨシニセイは巻き返しの一戦。ほかワカテンザン、カネサテンリュウあたりまでが好勝負を演じられそうです。
第9レースは4歳以上混合別定800万円未満。29日のワイン城特別、30日のえりも特別の勝抜2度使い戦です。ワイン城特別2、3着のギャンブラークイン、トカチタカラ、そしてえりも特別のハヤテショウリキ、タカラボーイらが出走してくれば、素直に中心視できると思います。
4日(木)はホクレン賞(3歳オープン)が行われます。このレースについてはホクレン賞プレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。
第10レースは樹氷特別(4歳以上390万円未満)。30日の第8、9レースの勝入2度使い戦です。第9レース組ではニシキシャープ、エメラルド、ニシキユウのタイトル牝馬3頭、そして第8レース組ではフクノカミカゼが出走してくれば、人気の中心となるでしょう。