ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週のみどころ(2/10〜2/12)

2007年2月 9日(金)

 1919年に創刊し地域に根ざした情報を提供している十勝毎日新聞社のホームページ内に、ばんえい競馬を取り上げる特設ページ「ばんえい十勝劇場」が設置されました。ここでは場内の飲食店や人気者リッキーなどを取り上げており、ばんえい競馬を多角的に捉え紹介しています。今後さらなる記事・カテゴリーの増加も必至で、情報源のひとつとして大いに期待できそうです。
 10日(土)はメインレースに北斗七星特別(4歳以上混合800万円未満)が行われます。ここは近走好調なツルマキシンザンが中心となるでしょう。前走の4歳以上オープン勝入混合別定はトカチプリティーに肉薄する3着。3走前には好調エビスオウジャには屈したものの2着に踏ん張るなど善戦しています。相手関係は楽とはいえませんが、ここも上位争いは必至でしょう。同じく好成績を残しているギャンブラークインも勝ち負け期待。12月頃はこのクラスの常連で、常に馬券圏内に絡む活躍を見せていました。実績上位だけにここも注目したいと思います。一発の魅力を秘めるライジングサン、オープン組ではホクリュウイチの巻き返しにも期待できそうです。
 11日(祝・日)のメインレースは重賞のポプラ賞(4・5歳オープン)。このレースについては別掲のポプラ賞プレビューをご覧ください。
 この日の第10レースはつばき特別(3歳牡馬オープン)が行われます。ここにはカネサリュウをはじめとする3歳トップクラスが一堂に会しました。注目は、前走ジャニュアリー特別で復活ののろしを上げたシベチャタイガーアローファイター。ホクレン賞馬カネサリュウがここ2戦連続4着と精彩を欠いており、2歳戦線をリードしてきた2頭が再度躍進。そのジャニュアリー特別では、さらにコーネルフジが3着に食い込んできたこともあり、3歳戦線は“古豪新鋭”入り乱れた激戦の様相を呈してきました。それに対してカネサリュウの巻き返しがあるのか、パンチテンリュウの一発があるのか、はたまた新星の台頭があるのか、非常に楽しみな一戦となりそうです。
 12日(振・月)は白樺賞(4歳以上オープン)が行われます。オープン戦線を賑わしている5歳各馬がポプラ賞に向かったため、やや難解な一戦となりました。ミサイルテンリュウは帯広記念7着後、2戦続けて4着。しかし今回はカネサブラックやナリタボブサップ、フクイズミなどが不在のうえ、自分のペースで登坂できる展開となりそうで、チャンスは十分といえます。また同じくミサキスーパーも早めの抜け出しから粘り込みが期待できるでしょう。もちろん安定感抜群のトカチプリティー、そろそろ結果を出したいエンジュオウカンなども虎視眈々。一発秘めるタケタカラニシキやスターエンジェルなど、楽しみなメンバー構成で、熱戦が期待できそうです。

今週のみどころ(2/3〜2/5)

2007年2月 2日(金)

 土・日・月の3日間開催がメインとなっているばんえい競馬ですが、今開催(~12日)を終えると帯広終盤戦恒例の金~月の連続4日間開催となります。まだ2週間後の話となるので気が早いですが、ご注意いただければと思います。
 1月29日終了現在のリーディング争いは、藤野俊一騎手が135勝で一歩リード。これに8勝差(127勝)で鈴木勝堤騎手、坂本東一騎手が125勝というトップ3になりました。また調教師リーディングでは大友栄人調教師が101勝と、念願の100勝超え。続けて久田守調教師(77勝)、松井浩文調教師(73勝)となっています。調教師リーディングはある程度見えてきた印象ですが、騎手はまだまだ先が見えない状況。今後の激戦に期待したいと思います。
 3日(土)はメインレースに節分特別(4歳以上800万円未満)が行われます。近走安定した成績を残しているトカチタカラが中心となるでしょう。特に前走のウインターカップではプリンセスサクラコをはじめとするオープン馬相手に回し、5秒0差の3着に健闘しました。今回のメンバーのなかでは明らかに実績上位。ここも十分に期待できると思います。大外枠に入ったコブラタイガーも争覇圏。前走のオープン勝入混合別定はさすがに相手が揃って8着に敗れましたが、このメンバーなら勝ち負けが十分期待できるでしょう。ほか、キョクシンオーやハマナカキングあたりも好勝負圏内です。
 4日(日)のメインレースは重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)。このレースについては別掲の黒ユリ賞プレビューをご覧ください。
 その前の第10レースにはきさらぎ特別(4歳以上オープン)が行われます。オープン2組の一戦ですが、ここにはフクイズミプリンセスサクラコの注目牝馬2頭がエントリーしてきました。フクイズミは前走の睦月特別でカネサブラックの2着に敗れましたが、鋭い追い込みは相変わらずで、ここも中心視されるでしょう。プリンセスサクラコは、ヒロインズカップ2着後の前走も快勝を演じています。このクラスでの実績も十分だけに、ここも期待が持てそうです。ほか、好調のエビスオウジャとヤマノミントも争覇圏。粘り込みが期待できそうなニシキダイジン、ホクトキングも好勝負圏内です。
 またこの日の第8レース4・5歳は、11日のポプラ賞への出走がかなわなかったメンバーによる一戦。しかし、4歳からニシキセンプーやホクショウダイヤ、5歳からはキョウワテンリュウやニシキシャープなどがエントリーしており、楽しみなメンバー構成となっています。
 5日(月)のメインレースはフェブラリー特別(4歳以上混合650万円未満)。800万クラス2頭を交えた混合戦です。3走前は大敗したものの、以後2、1着と巻き返しに成功しているハヤテショウリキが中心視できるでしょう。前走のおおぞら特別は余裕たっぷりのレースで快勝を演じており、好調キープは必至。ここも十分期待が持てそうです。ほかこの路線の常連で、近2走連続3着と好走しているイケダガッツ、安定して力を発揮するトミサトクイーンらも争覇圏。バレットドラゴンの底力にも期待したいと思います。

今週のみどころ(1/27〜1/29)

2007年1月26日(金)

 ばんえい競馬の最高峰、3月25日(日)に行われる「ばんえい記念」観戦ツアー(羽田空港発)が、企画されています。39,800円という格安料金で、バックヤードツアーやばんえい記念優勝馬との記念撮影のほか、ばんえい記念のあとに行われる生産者表彰のパーティーにも参加できるなど、さまざまなツアー参加者特典があります。また、ばんえい記念の前には、当情報局でもおなじみ、矢野吉彦アナの予想検討会もあります。1トンのソリを曳く迫力は、1年に一度、この日しか体験することができません。先着50名様限定ですので、お早めにお申し込みください。

 27日(土)のメインレースはおおぞら特別(4歳以上混合650万円未満)です。注目はばんえい菊花賞3着の4歳馬ニシキセンプーでしょう。今シーズンの帯広は6戦4勝と好調です。650万クラスには初挑戦ですが、軽ハンデを生かしたいところです。また、ひとつ上の800万円クラスでも好走しているハヤテショウリキも有力です。
 28日(日)のメインレースはウィンターカップ(4歳以上オープン混合)です。ここは前走ニューイヤーカップを制したタケタカラニシキが中心になりそうです。悲願のばんえい記念制覇を目指すミサキスーパーは、ばんえいグランプリ2着など今シーズン好走こそあるもののここまで未勝利。そろそろ存在感を示したいところです。800万クラスからの出走馬では、トカチタカラが今シーズンの帯広開催で掲示板を外さない堅実なレースを見せています。
 同日第10レースは3歳オープンジャニュアリー特別です。ホクレン賞を制したカネサリュウ、同2着のアローファイターのほか、シベチャタイガー、プリンセスモモ、パンチテンチュウなど、この世代のトップホースが登録しています。
 29日(月)のメインレースは風蓮湖特別(4歳以上混合470万円未満)です。ばんえい菊花賞馬エメラルドはここ2戦連続2着。この帯広開催ではばんえいダービー以外は連対を外しておらず引き続き好調です。そのほかばんえいダービー2着のニシキユウや、ホクショウダイヤなど、勢いのある4歳馬に期待がかかります。

シンポジウムのお知らせ

2007年1月24日(水)

『「ばんえい競馬」の未来を考えるシンポジウム』が、1月30日に帯広市と(社)日本馬事協会の共催で行われます。
詳細はこちらのPDFで。

http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/g/p/g/g06-01833.htm

今週のみどころ(1/20〜1/22)

2007年1月19日(金)

 少し先の話になりますが、1月30日(火)に帯広市とかちプラザにて「ばんえい競馬の未来を考えるシンポジウム」が行われます。これは「ばん馬を愛する十勝の会」代表の柏村文郎氏(帯広畜産大教授)、藤井宏明氏(ソフトバンク・プレイヤーズ社長)、岡明男氏(家畜改良センター十勝牧場改良技術専門役)の3人による基調講演、そして当サイト執筆者である旋丸巴氏、矢野吉彦氏、斎藤修氏の3人に加え、じゃらん北海道編集長のヒロ中田氏、競馬評論家の須田鷹雄氏を交えたパネルディスカッションも行われます。時間は13:30~17:00を予定、参加費は無料ですので、近隣のかたはぜひご参加いただければ思います。
 20日(土)はメインレースに漁火特別(4歳以上混合650万円未満)が行われます。550万クラスのメンバーが近走好調で、ここも期待が持てるでしょう。なかでもアローコマンダーは、平場戦とはいえ5戦連続して馬券に絡む活躍を見せており、今回のメンバー構成はチャンスといえます。ほか巻き返したいマルミギムレット、一発怖いコマタイショウをはじめ、成績が上向いてきたイケダガッツなども勝ち負けを演じることができるでしょう。
 この日の第10レースは、4歳以上オープン混合が行われます。休養明けのヒロインズカップで4着に食い込んだエンジュオウカンが、ここに出走してきました。今季の収得賞金からハンデも積まれておらず、常識的に考えれば不動の中心といえそうです。ほかでは好調維持のホシマツリ、ヤマノミントの、前開催のオープン混合1、2着コンビも有力。旋丸さんのコラムにも登場したコブラタイガーの“もう一発”にも期待したいと思います。
 21日(日)に行われるのは睦月特別(4歳以上オープン混合)。一線級の各馬がエントリーしており、楽しみな一戦となりそうです。中心視したいのはカネサブラックで、ハンデを課せられた銀河賞以外は堅実そのもの。前走ニューイヤーカップでも僅差の2着となるなど、好調を維持しています。ここも相手が揃いましたが、快走が期待できるでしょう。もちろんヒロインズカップを勝ったフクイズミや、オープンの常連ミサイルテンリュウなども争覇圏。帯広記念馬トモエパワーは馬場が重くなれば浮上してくるでしょう。サダエリコやアンローズなどもエントリーしていますし、オープン返り咲きの絶好調エビスオウジャ、5歳馬スーパークリントン、ナリタボブサップ、スーパーロイヤルと役者は揃いました。今開催最大の目玉といえる一戦です。
 22日(月)のメインレースは厚岸湖特別(4歳以上混合470万円未満)。ここは470万クラスで好走を続けているヒロノタキオンが中心視できそう。近4走は4、5、3、1着と好成績。それ以前もめったに掲示板を外していないだけに、390万クラスが大半を占める今回のメンバー構成は有利といえます。ほか390万クラスで4戦連続連対と好調のフクノカミカゼ、巻き返したいマックスセンプーなども有力。シンエイスター、ストロングペガサスも好勝負が期待できるでしょう。
 この日の第10レースには4歳以上オープン混合が行われます。トカチプリティーとスターエンジェルのオープン牝馬2頭のほか、800万クラスの上位メンバーが集いました。注目はやはりトカチプリティー。前走ヒロインズカップで3着に敗れたとはいえ、ある意味では堅実なこの馬らしい結果ともいえます。しかし、今回のメンバーなら話は別。オープンの実力を存分に発揮してもらいたいと思います。もちろんスターエンジェルも無視できず、800万クラスからは好調のツルマキシンザンとギャンブラークイン、堅実スミヨシセンショーなどに期待。自己条件に戻ったウィナーサマーにも注目です。

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