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今週の見どころ(11/3~11/5)

2007年11月 2日(金)

 10月30日、帯広市の砂川敏文市長が記者会見を行い、オッズパーク・ばんえい・マネジメントの支援を受けて単独開催しているばんえい帯広競馬を、来年度も存続させる考えを明らかにしました。10月29日までの売り上げは69億6756万円で、当初の見込みを14.35%上回っており、年内に存続が正式決定されるとのことです。
 今週日曜(4日)には、3歳三冠の二冠目・ばんえい菊花賞が行われます。精鋭10頭が揃い好レースが期待できるでしょう。

 11月3日(祝・土)のメイン第11レースは霜月特別(オープン)です。
 出走9頭中7頭が、前開催の日勝特別に出走していました。
 カネサブラックは、その日勝特別で2着。ほぼ同時に障害をクリアしたフクイズミ、ミサイルテンリュウらとの混戦から、最後はフクイズミには突き放されましたが、ミサイルテンリュウには先着しています。3走前の岩見沢記念で、それまで実績のなかった850キロを克服し2着に入ってから、レースぶりが安定した様子。フクイズミ不在の今回は、さらに好走の可能性が高まったといえるでしょう。
 日勝特別3着のミサイルテンリュウも、今季オープンで7戦して掲示板を外したのが1回だけと堅実で、今回も好走の期待がかかります。
 レース当日は力のいる馬場になりそうなので、穴として注目したいのはタケタカラニシキ。日勝特別9着、2走前のオープンも7着と結果は出ていませんが、障害がスムーズなら一発の可能性もあります。
 日勝特別不出走組では、前走オープンで今季初勝利を挙げたシンエイキンカイも争覇圏でしょう。

 11月4日(日)のメイン第11レースは、重賞・第32回ばんえい菊花賞(3歳)です。このレースは別掲のばんえい菊花賞プレビューをご覧ください。

 この日の第7レースに2歳A1戦が組まれています。
 前開催のナナカマド賞(2歳オープン)を制したのは7番人気のマルモスペシャル。第2障害先頭から、そのまま末脚を伸ばしての逃げ切りでした。ただ、一線級相手の勝利とはいえ、1戦のみの結果で今回も中心とは言いがたいものがあります(注:マルモスペシャルは今回は出走しませんでした)。
 やはり連軸は、ナナカマド賞でも3着、デビューから13戦して複勝圏を1回しか外していないホクショウジャパンが適当でしょう。一時の不振から脱出した同レース2着オレワスゴイや、同5着ウメノタイショウも好走が期待できます。

 11月5日(月)のメイン第11レースは深秋特別(500万円未満)です。
 ライジングサンは、4走前の混合600万円未満こそ3着でしたが、自己条件に戻ったここ3走は2、1、2着と堅実に駆けています。前開催の高松市愛と幸福の都市交流記念は、並んで障害を下りたストロングペガサスに脚色でやや劣り2着。しかしその差は僅か1秒8しかなく、今回も中心視できるでしょう。
 ひと息の成績が続いていたものの、高松市愛と幸福の都市交流記念で巻き返し3着ツジノコウフクや、障害が良化してきた同5着テンカなどがこれに続きます。
 高松市愛と幸福の都市交流記念で、粘り強さをみせ穴をあけたストロングペガサスは、とにもかくにも障害のデキ次第。近走は馬場が湿っているほうが好走する傾向があるため、晴れの予報が出ている今回は厳しそうです。

今週の見どころ(10/27~10/29)

2007年10月26日(金)

 先週土曜日(20日)の第2レースで、今年1月にデビューした西謙一騎手が50勝目を挙げました。ばんえい競馬では重賞・特別競走を除き、通算50勝未満の男性騎手は10キロ、女性騎手は20キロの減量特典があります(さらに女性騎手には50勝到達後も10キロの減量がされます)。
 これで一人前の騎手の仲間入りとなった謙一騎手。2000勝ジョッキーである父・弘美騎手にも負けない活躍を期待したいところです。

 10月27日(土)のメイン第11レースは帯広スーパーSS特別(430万円未満)です。
 近4走の430万円未満で1度も連対を外していないミスターセンプーの安定度が一枚上でしょう。02年のナナカマド賞(当時は重賞)勝ちをはじめ2歳時から息の長い活躍をしている同馬。自慢の登坂力を生かし粘り込む場面も十分です。
 9月29日、10月6日の430万円未満で、それぞれミスターセンプーを破っている銀河賞2着ヒロノドラゴン、同5着メジロショウリキの両4歳馬も上位争いを期待。確実に使える末脚が武器のイチショウリも侮れません。

 10月28日(日)のメイン第11レースは日勝特別(オープン)です。
  今回のメンバー中8頭が、前開催の狩勝特別に出走していました。
 その狩勝特別を障害6番手から豪快に差し切ったのがフクイズミ。今回は2、3着馬が不在のメンバー構成だけに連勝の期待がかかります。
 混戦の2着争いを演じたカネサブラックスーパークリントンミサイルテンリュウらも上位に食い込んでくるでしょう。
 ギャンブラークインは、狩勝特別では障害で腰が入らずに最下位に敗れましたが、オープン入り2戦目の今回は変わり身も期待できそうです。

 この日の第10レースに第30回ナナカマド賞(2歳オープン)が行われます。
 前回の2歳A1戦は一時調子を落としていたオレワスゴイが快勝。2歳A2からの連勝を飾りました。しかし、青雲賞2着ホクショウジャパンや、北央産駒特別1着ウメノタイショウが不出走での結果だけに、これら一線級が揃った今回は試金石となる一戦です。
 これら3頭に、青雲賞1着で前回のA1戦を僅差4着のコトブキタイガー、白菊賞を制し2歳牝馬ナンバー1・カネヅルを加えた面々による大混戦が予想されます。

 10月29日(月)のメイン第11レースは高松市愛と幸福の都市交流記念(500万円未満)です。
 ここはエメラルドと、ライジングサンの一騎打ちが濃厚です。
 エメラルドは、前々開催の同条件戦・神無月特別で、障害先頭から粘るライジングサンをゴール前で強襲。昇級初戦を白星で飾りました。前開催は、4歳牝馬重賞・クインカップで、ニシキユウとともにトップハンデ670キロを課せられたものの3着と健闘。力のあるところを見せました。
 一方のライジングサンは、前開催のいちょう特別は“エメラルドの居ぬ間に”とばかりにしっかり勝利を収めています。
 この2頭に割って入るとすれば、いちょう特別2着のコトノカツマ。3走前(9月17日)の混合600万円未満でもライジングサン(3着)とコンマ3秒差4着に健闘しており人気薄でも侮れません。
 ほか、同レース3着のテンカ、同7着ツジノコウフクも無視できない存在です。

今週の見どころ(10/20~10/22)

2007年10月19日(金)

 10月26日(金)~28日(日)に、横浜情報文化センター(神奈川県横浜市)を会場に行われる第6回横濱学生映画祭において、「人馬一体~ミサイルテンリュウ砂地の頂へ~」(島野貴之監督)が上映されます。
 これは、06年夏のばんえいグランプリに向けて調整が続けられるミサイルテンリュウの関係者を追った作品で、今年3月のばんえい記念前夜祭で上映されたものの完全版となります。
 26日の13:30~15:30の上映となりますので、お時間のある方はどうぞお出かけください。

 10月20日(土)のメイン第11レースは、ラリーJAPAN特別(オープン)です。
 前開催の石勝特別を制したのがスターエンジェル。重賞では苦戦が続きますが、今季、重賞を除くオープンでは9戦して掲示板を外したのが春先の2回だけという堅実さ。石勝特別の再戦模様の今回も好走が期待できます。
 その石勝特別で3着のナリタボブサップは、障害4~5番手からジワジワと伸び、スターエンジェルシンエイキンカイに迫りました。これまでは湿った馬場での好走が目立ちましたが、馬場水分2.3%は、過去1年間で複勝圏に入った15戦中、いちばん低い数値。近走、地力強化が著しい1頭です。
 巻き返しを期すサダエリコや、石勝特別を6番人気で2着シンエイキンカイの再度の好走にも警戒が必要でしょう。

 10月21日(日)のメイン第11レース、オータムカップ(オールカマー)には、オープンから250万円条件まで幅広いクラスから出走馬が集まりました。
 好調馬揃いでもあり取捨に迷うところですが、下位条件で健闘を続ける軽ハンデの4歳牡・牝馬2頭に注目したいと思います。
 360万円条件のメダマは、現在、同条件を3戦連続連対中。体重も今季開幕から約40キロ増え、成績・馬体ともに充実一途の近況です。通算16戦15勝の成績を誇る4歳ナンバー1・マルミシュンキをナナカマド賞で破っている素質馬でもあり、今回は格上馬たちが相手となりますが上位争いは必至でしょう。
 250万円条件のセンコウラブリイは、前走の4歳牝馬重賞・クインカップで2着。先頭で障害をクリアし粘り込みを図るところ、残り10メートルで惜しくも交わされてしまいました。とはいえ重賞初挑戦でのこの健闘ぶりは評価に値するもの。やや勝ちきれないところはありますが最軽量630キロは魅力です。
 オープンのトカチプリティーエビスオウジャや、500万円条件で好走を続けるキョクシンオーの底力にも期待したいところです。

 10月22日(月)のメイン第11レースはWRカー特別(混合700万円未満)です。
 出走予定10頭中8頭が前開催のもみじ特別を使っています。
 そのもみじ特別を制したのがシンザンウィーク。障害先頭から、最後はカツテンリュウに詰め寄られましたが、なんとか凌ぎ切り、今季混合700万円未満2勝目を挙げました。
 しかし今回はそのシンザンウィークが、昇級と今季の収得賞金額により、負担重量が前走から15キロの加増となることから、もみじ特別2、3着のカツテンリュウホクショウダイヤに逆転の目もありそうです。
 この条件で2戦連続4着と復調してきたバンゼンにも期待できるでしょう。

今週の見どころ(10/13~10/15)

2007年10月12日(金)

今週の日曜日(14日)帯広競馬場では、10月31日(水)に大井競馬場で開催されるダート競馬の祭典・JBC(クラシック・スプリント)オリジナルグッズのプレゼントが行われます。来場先着1000名様に入場門にて抽選整理券を配布し、整理券を持つ全員に、キャップまたは、ストラップが当たります。どうぞお早目にご来場ください。

10月13日(土)のメイン第11レースは、もみじ特別(混合700万円未満)。この条件を4連勝していたギャンブラークインがオープンに昇級したことで、一転、混戦ムードが漂います。
ホクショウダイヤは、今季この条件で5戦1勝、2、3着各1回の好成績を収めているほか、オープン混合でも勝利しています。追い込み一手の脚質だけに、前走(8着)のように、あまり障害に手間取ると厳しいものの、順当なら今回も上位進出は間違いないでしょう。
オープン混合1着を含め、今季開幕から1度も掲示板を外していなかったバンゼンですが、5走前からの混合700万円未満では、ちぐはぐな競馬で4走連続して8着以下。先行して粘り込む競馬が身上だけに、強力な同型馬・ギャンブラークインの存在は目の上のたんこぶだったに違いありません。前走は4着とやや持ち直しただけに、ギャンブラークイン不在の今回は変わり身を期待したいところです。
ほか、今季この条件で勝利を挙げているシンザンウィークアローコマンダーも差はありません。また障害次第ですが、唯一の700万円条件馬グレートサンデーの一発にも警戒が必要でしょう。

10月14日(日)のメイン第11レース狩勝特別(オープン)には、前開催の岩見沢記念の1~5着馬が揃って出走してきました。
その岩見沢記念を制したのが、今季ここまで未勝利だったトモエパワー。逃げてゴール線上で一杯になったミサイルテンリュウを障害4番手から差し切りました。今年3月のばんえい記念圧勝の実績のとおり高重量戦での強さは特筆もの。今回は前走から約100キロ減量され745キロと決して得意の条件ではありませんが、復調なったとあれば、期待をかけてみたいところです。
岩見沢記念では、6番人気で2着に食い込み馬単万馬券の立役者となったカネサブラック。これまで実績のない重量での連対だけに成長を感じさせました。今回は、エビスオウジャミサイルテンリュウらとトップハンデ750キロでの出走ですが、好走の可能性も十分でしょう。
最後はカネサブラックにも交わされ惜しい3着のミサイルテンリュウは、障害で後続との差を広げる得意の競馬に持ち込んでの敗戦だけに悲観する必要はなく、今回も上位をうかがう存在に違いありません。同5着のフクイズミも、最後はよく追い込んでおり、今回は巻き返しの可能性もあります。
岩見沢記念不出走組では、700万円条件で逃げて4連勝を飾りオープン入りしたギャンブラークインや、9月9日の金杯で穴をあけたトカチプリティーが不気味な存在です。

この日の第7レースは2歳A1戦が組まれています。
ここはやはり、前回の2歳A1で2着のコトブキタイガーが中心でしょう。
白菊賞を制し2歳牝馬ナンバー1のカネヅル、前走A2を圧勝し復調ムードのオレワスゴイがどこまで迫れるかに注目です。

10月15日(月)のメイン第11レースは、いちょう特別(500万円未満)。
この500万円条件の特別戦は上位クラスを臨む、勢いのある馬たちが多く集まるだけに連勝するのは至難の業です。そんななか今季、唯一連勝を飾っているのがキョクシンオー。05年シーズンには、オープンでトモエパワー、エビスオウジャらを破った実績の持ち主で、今回も上位をうかがう存在でしょう。
ライジングサンは、安定した障害力を武器に、今季この条件で13戦して1勝のみも2着5回、3着2回と堅実な成績を残しています。前開催の神無月特別では、エメラルドには僅かに及びませんでしたが、キョクシンオー(3着)には先着しています。
神無月特別4着フクノカミカゼも有力、同7着のコトノカツマも2走前の混合600万円未満ではライジングサン(3着)とコンマ3秒差4着に健闘しています。また昇級2戦目でクラス慣れが期待できる銀河賞馬ツジノコウフクも一角崩しを狙います。

今週の見どころ(10/6~10/8)

2007年10月 5日(金)

 今週から第13回開催が始まるばんえい帯広競馬。年間25開催のちょうど折り返し地点を迎えました。
 前開催を終えてのリーディング争い、は、騎手部門では、カネサブラックでばんえい十勝オッズパーク杯を制している鈴木勝堤騎手が71勝を挙げ首位と、3年連続のリーディング獲得へ快調に勝ち星を積み重ねています。以下、大河原和雄騎手64勝、藤野俊一騎手60勝、藤本匠騎手57勝と続きます。調教師部門では、岡田定一調教師が41勝でトップで、今季はエリザベスライデンで黒ユリ賞を、ツジノコウフクで銀河賞を制しています。2歳にも、先日の白菊賞を制し2歳牝馬の頂点に立ったカネヅルや、南北海道産駒特別2着のライデンロックなど楽しみな馬が多く、今年3月に通算1000勝を達成した名伯楽の快進撃はまだまだ続きそうです。

 10月6日(土)のメイン第11レースは石勝特別(3歳以上オープン)です。
 スターエンジェルは前開催の岩見沢記念(7着)も含めここ4走は、勝ち馬とは離されても10秒前後の差に健闘しています。勝ち切れないレースが続きますが、相手関係が楽になったここはチャンスでしょう。
 前開催のマロニエ賞を逃げ切ったのがニシキダイジンスターエンジェルとは今季5回対戦して4勝1敗と相性もよく、連勝の気運も高まります。
 岩見沢記念は8着のサダエリコも、このメンバーに入れば実力上位は明白だけに好走を期待。今季は未勝利も、積極的な競馬でマロニエ賞3着のホクショウファイトの一発も警戒したいところです。

 10月7日(日)のメイン第11レースは秋桜賞(3歳オープン)です。
 プリンセスモモは、ニシキガールとともにトップハンデを課せられたばんえいプリンセス賞は見せ場なく8着。しかし鮮やかに逃げ切ったばんえい大賞典をはじめ、とかちダービー(3着)、はまなす賞(4着)など牡馬と混合の世代限定オープン戦ではいずれも牝馬最先着を果たしています。昨年も10月は2連勝しているように力を発揮できる季節で、牡馬より15~35キロ軽い635キロなら勝ち負けでしょう。
 牡馬では、着実に上位に食い込んでいるアローファイターや、登坂力が魅力のシベチャタイガーが有力です。

 この日の第10レースは北央産駒特別(2歳)。毎年恒例の産地限定戦です。
 デビューから3戦2勝、2着1回のエナジーユウシオは、勝った2戦はいずれも2着に20秒近い差をつける圧勝劇。前走2歳B5も先頭で障害を抜けると、坂本東一騎手独特のジャンプ追いに励まされ、そのまま逃げ切りました。前々走で唯一先着を許したスーパーシャトルは、のちに南北海道産駒特別を優勝するなど2歳戦線を賑わせているだけに、今回もエナジーユウシオのレースぶりが注目されます。
 実績上位なのがメンバー中唯一の4勝馬ウメノタイショウ。9月2日の2歳A1では、青雲賞1、2着のコトブキタイガー、ホクショウジャパンを破っており、今回も確実に上位に食い込んでくるでしょう。
 ほか、青雲賞5、6着のタイソンショウホクセイパパも争覇圏です。

 10月8日(祝・月)のメイン第11レースは4歳牝馬による重賞・第32回クインカップ(16:30発走予定)です。このレースは別掲のクインカッププレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。

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