今週から第18回開催が始まるばんえい帯広競馬。
ところで、ばんえい十勝ホームページに掲載されている「騎手・調教師リーディング」情報に、年間リーディングのほか、開催ごとのリーディングが載っているのはご存知でしょうか?
現在アップロードされているのは、前開催(第17回・12月1日~12月10日)分のリーディングで、騎手部門では6勝、2着8回で鈴木恵介騎手がトップでした。現在もっとも調子のよい騎手・調教師を知っておくと、馬券検討のうえで役に立つことがあるかもしれません。
12月15日(土)のメイン第11レースはキリンビール賞(430万円未満)。
4歳馬ヒロノドラゴンは、3戦連続連対で臨んだ前々開催(11月19日)の同条件戦・美幌峠特別では1番人気に推されましたが6着、前走の4歳オープンは8着。ともに障害2~3番手から踏ん張り切れず、ゴール前で後続にどっと交わされてしまうレースでした。とはいえ、この条件では力上位なのは明らか。障害は安定しており、きっかけひとつで巻き返してくる可能性は十分です。
安定感ならミスターセンプー。今季この条件(混合戦含む)で10戦して馬券外に沈んだのが2回だけ。8月には混合500万円未満で格上馬たちを相手に勝利しています。今回はトップハンデ730キロですが、それほど心配いらないでしょう。
昇級戦でも差し脚自慢のメダマや、堅実駆けのメジロショウリキ、美幌峠特別でヒロノドラゴンを下しているコーネルらも争覇圏です。
12月16日(日)のメイン第11レース師走特別(オープン)は、オリオン特別(12月1日)の再戦模様となりました。
そのオリオン特別は、障害3番手クリアのシンエイキンカイが、残り20メートル付近からのニシキダイジン、ホクショウファイト、ホクトキングら5頭横一戦の攻防を制しました。
このメンバーならシンエイキンカイの実力が一枚上で、今回も早め障害クリアから、連勝が期待できるでしょう。
ホクトキングはオリオン特別は4着だったとはいえ、シンエイキンカイに最後まで食い下がったレースぶりは評価できます。それまで3戦連続で2着と大崩れがないのも強調材料。登坂力を生かして今回も上位をうかがいます。
堅実に掲示板を確保しているスターエンジェルも侮れません。
この日の第10レースに第26回十勝産駒特別(2歳産地限定)が行われます。
先週の2歳A1は、3番手から脚を伸ばしたニシキエースが差し切り勝ち。一旦はウメノタイショウに交わされたオレワスゴイが、ゴール前で再び巻き返し2着に入りました。
今回のメンバーでは、オレワスゴイ、ニシキエースの実力が抜けており、この2頭による3番手以下を離した争いが予想されます。
穴っぽいところでは、デビューから5戦4勝、2着1回と底を見せていないウィナーナナ。一線級との対戦は初ですが、今回も好走するようなら、明け3歳重賞戦線が楽しみになります。
12月17日(月)のメイン第11レースは十勝おおぞら特別(500万円未満)。
ここ3開催の500万円未満特別では、11月5日の深秋特別、11月24日の網走湖特別はともに4歳馬テンカが連勝、2着もともに4歳馬でしたが、前開催アルデバラン特別は4歳馬は不出走でした。今回はそのアルデバラン特別に出走していた7頭にブランドボーイと4歳馬2頭を加えたメンバー構成となりました。
注目は、深秋特別2着ツジノコウフクと、網走湖特別2着のエメラルド。今回はテンカに加え、アルデバラン特別の勝ち馬キョクシンオーも不在の組み合わせなら、この4歳馬2頭の実力が断然でしょう。当日まで降雪の影響が残る馬場状態ならスピードタイプのエメラルド、馬場が乾くようならパワーで押すツジノコウフクが有利でしょうが、一騎打ちは間違いのないところ。
この2頭に割って入るなら、昇級後一度も掲示板を外していないタケトップクインや、アルデバラン特別2着のコトノカツマが有力。実力ではユウセイマーチも負けていません。