ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(7/28~30)

2007年7月27日(金)

 先週はミサイルテンリュウの北斗賞連覇に沸いた、ばんえい帯広ナイトレース。今週は、29日(日)に3歳三冠の初戦となるばんえい大賞典が行われます。
 22日(日)の川崎競馬場に引き続き、今週も29日、トゥインクルレース開催中の大井競馬場でばんえい十勝 in TCKと題したイベントが行われます。ばんえいグッズの抽選会のほか、タレントの立花優美さんと矢野吉彦アナ、地方競馬情報誌『Furlong』編集長・斎藤修氏によるトークショーなどが予定されています。当日は大井競馬場にてばんえい大賞典が場外発売されますので、お近くの方はぜひお出かけください。

 7月28日(土)のメイン第11レースはマリーン特別(430万未満)です。
 前開催の同条件戦・深緑特別を制したキョクシンオーに期待します。今回は獲得賞金の関係で、前走からプラス5キロのトップハンデ700キロを曳きますが、今年3月には準オープンで勝利するなど、能力的には一枚上の存在。
 前々開催の天の川特別(430万未満)で3着に好走したヤマトゼンシンは、前走の混合430万円未満を逃げ切りました。佐藤希世子騎手で10キロ減量も大きかったとは思いますが、今回は主戦の山本正彦騎手に手綱が戻り、引き続き好勝負を期待したいところ。
 前走は4歳オープン(2着)に出走したメジロショウリキは、天の川特別では前述2頭に先着。レースぶりも安定しており期待が持てます。
 また、同条件の上位常連組であるストロングペガサステンカらも侮れません。

 7月29日(日)のメイン第11レースは重賞第32回ばんえい大賞典(3歳)。このレースは別掲のばんえい大賞典プレビューをご覧ください。

 この日の第8レースには2歳A-1戦が行われます。
 前回の2歳A-1戦で1、2着のコトブキタイガーホクショウジャパンが揃って出走。デビューから3連勝、1番人気に推された同レースで7着に敗れたオレワスゴイの巻き返しも期待されます。

 7月30日(月)のメイン第11レース、オーシャン特別(500万円未満)には、前開催の同条件戦・大暑特別の上位馬が揃って出走してきました。
 中心は同レースで、ゴール前3頭の接戦を制したフクノカミカゼ。今季この条件で6戦(混合戦を含む)して4連対と実績上位です。
 相手も、大暑特別で2~4着の、ライジングサンキョウエイボーイユウセイマーチで順当でしょう。
 また、同レースでは1番人気を裏切り5着に敗れたとはいえ、ハヤテショウリキも勝ち馬とは4秒ほどしか離されていません。今季、500万円条件で3着を外したのはこの1回のみで、巻き返しは必至です。

 また、この日の第10レースには古馬によるオープン戦が組まれています。
 前走北斗賞で4着と健闘したアンローズのほか、前々走ビッグウエイトカップでスーパークリントンの2着と好走したナリタボブサップ、前走オープン混合で2着と好走したトカチプリティーなどが出走予定です。

今週の見どころ(7/21~23)

2007年7月20日(金)

  先週は「JRAジョッキーDay」で大いに盛り上がったばんえい帯広競馬。今週、来週と2週にわたり日曜のメインレースには重賞が組まれています。今週は古馬による一戦、北斗賞。オールスターが揃い好レースが期待されます。
 なお、この北斗賞は、今回、スパーキングナイター開催中の川崎競馬場でも場外発売されることになりました。レース当日(22日)の川崎競馬場では、ばん馬のデモンストレーション走行、ばんえいグッズのプレゼント抽選会、当情報局でもお馴染みの矢野吉彦アナとばんえいの現役騎手(船山蔵人騎手、竹ケ原茉耶騎手)によるトークショーほか、盛り沢山のイベントが予定されています。

 7月21日(土)のメイン第11レースは十勝川モール温泉杯(600万円未満)。
 バンゼンは、混合500万円未満、薫風特別(オープン混合)を2連勝中と好調。その薫風特別で0秒7差の惜しい2着に入ったハマナカキングは、今季出走したオープン混合2戦ではいずれも2着と健闘しており、この2頭は甲乙をつけがたいところです。
 薫風特別では5着に敗れたアローコマンダーですが今季混合700万円未満で勝利。同6着のコマタイショウも開幕から500万円未満(混合戦を含む)で5戦連続して連対するなど巻き返しを期待できる実績は十分です。
 これら4頭を中心とした争いになるでしょう。

 7月22日(日)のメイン第11レースは重賞第15回北斗賞。このレースは別掲の北斗賞プレビューをご覧ください。

 7月23日(月)のメイン第11レースは大暑特別(500万円未満)。
 前開催の七夕特別(混合500万円未満)で連対したライジングサンハヤテショウリキが中心です。
 七夕特別で今季初勝利を挙げたライジングサンは昨季はオープンでも活躍と、ここでは格上の存在。ハヤテショウリキは今季このクラス(混合戦を含む)で4戦して複勝圏を外しておらず好調を維持しています。
 この2頭に、前走勝入混合500万円未満を制したユウセイマーチ、同レースで1番人気に推されながら7着に敗れたフクノカミカゼなどが続きます。

今週の見どころ(7/14~16)

2007年7月13日(金)

 16日(祝・月)にJRA所属の藤田伸二、安藤勝己、四位洋文、横山典弘、勝浦正樹、池添謙一の6名の人気騎手が、ばんえい競馬を応援するために帯広競馬場へ来場します。当日は、第3~第6、第8・第9の各レースを騎手協賛レースとして施行。また、エキシビジョンレースへの騎乗や、サイン会、トークショーなどで場内を盛り上げます。当日競馬場に足を運べないという方もぜひオッズパークのライブ中継でお楽しみください。

 7月14日(土)のメイン第11レース深緑特別(430万円未満)は、好メンバーが揃い、どこから狙っても面白そうな一戦となりました。
 ここは思い切ってオホーツクブルーに期待します。ここ2走の混合500万円未満と430万円未満では3、2着と徐々に着順を上げてきました。昨季は旧650万円条件の常連として活躍。現在はこのクラスで最上位に格付けされており貫録を見せたいところです。
 近走成績が安定しているプランドルドラゴンブランドボーイなども上位をうかがう存在。先週の同条件戦・天の川特別で4、5着に敗れたストロングペガサスキョクシンオーらも巻き返しを狙っています。

 7月15日(日)のメイン第11レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合)です。
 オープンの8頭は、いずれも6月16日のじゃらんカップ(オープン混合)に出走していたメンバーです。このレースで2着に20秒以上の差をつける圧勝を飾ったのがエビスオウジャ。今季すでにオープンで3勝を挙げていますが、今回も他馬とハンデ差なしで出走できることもあり、引き続き好走が期待できます。
 ここ数戦人気を裏切っていますが実績では上位のホシマツリ、レースぶりが安定してきたスーパーロイヤル、6月30日の涼風特別(オープン)で、カネサブラックと差のない3着に健闘した牝馬トカチプリティーらが相手候補。また、先行して粘れればニシキダイジンの名前も浮上してきます。

 7月16日(祝・月)のメイン第11レース紅バラ賞(4歳オープン)は、600万円条件~300万円条件までの幅広いクラスの馬が集まりました。
 注目は柏林賞2着のホクショウダイヤ。600万円条件の身ながら前走オープン混合も圧勝するなど近走の充実度は随一です。今回はトップハンデを曳きますが、今季は690キロで勝利を挙げるなど、負担重量的に問題はなく好勝負が可能でしょう。
 柏林賞では3着だった430万円条件のメジロショウリキ。同レースではホクショウダイヤと同じ負担重量でしたが、今回はハンデ差を活かし、どこまで迫れるかに注目です。
 300万円条件のメダマは混合360万円未満と自己条件戦を3連勝中と勢いがあります。
 すずらん賞(4歳オープン)を制している430万円条件のテンカ、今季出走した4歳限定の2戦(オープン、360万円未満)ではいずれも2着に食い込んでいる360万円条件のツジノコウフクなども有力でしょう。

今週の見どころ(7/7~7/9)

2007年7月 6日(金)

 初めて生でばんえい競馬を見た方が驚くのは、体重にしてサラブレッドの優に2倍はある、ばん馬の大きさではないでしょうか。
 今週の日曜(8日)には、前走出走時の馬体重で重いほうから10頭の選抜馬(出走は9頭)による、ビッグウエイトカップが行われます。ばんえいに体重別のクラス分けがあれば、間違いなくヘビー級であろう巨漢馬たちの力強い走りにご注目ください。

 7月7日(土)のメイン第11レースは七夕特別(混合500万円未満)です。
 トカチタカラは今季未勝利ですが、混合600万円未満で2戦2連対、混合700万円未満でも3戦していずれも掲示板に載るなど堅実です。
 同じ600万円条件のシンザンウィークは、前走混合500万円未満で今季初勝利を挙げました。今年3月にはオープンで2着に入るなど実績もあり、この2頭が力上位でしょう。
 500万円条件勢では、出走取消明けが気になりますが今季自己条件で複勝圏を外していないハヤテショウリキ、近2走混合500万円未満で2、1着と調子を上げてきたニシキタカラあたりが有力。また、カゲシュウホーも実績では負けていません。

 7月8日(日)のメイン第11レース、ビッグウエイトカップ(体重選抜)は、オープンから600万円条件までの多彩なメンバーが集まりました。
 クラス混合戦は力量の比較が難しいという印象がありますが、このレースは過去2年でいずれもトップハンデのオープン馬が優勝しています。
 となると期待は730キロを曳く2頭。なかでもスーパークリントンに注目です。前々走オープンで今季初勝利を挙げると、前走旭川記念でもしぶとく3着に入るなど勢いが出てきました。馬場は重いほうが向くタイプで、今の帯広コースはぴったり。相手関係が楽になったここは負けられません。
 障害力と堅実な末脚が身上のナリタボブサップは、帯広は得意なコースですが、今季はオープンで、先行して粘れず、追い込んで届かずといったレースが続いています。しかし、馬場水分4.0%以上ではこれまで30戦26連対という生粋の軽馬場巧者だけに、今の時計のかかる馬場に苦戦しているだけという見かたもできます。もし軽い馬場になるようなら今季初勝利のチャンスでしょう。
 5月13日の混合オープンで前述2頭に先着しているヤマノミント、一昨年の覇者グレートサンデー、一発のあるタカラボーイなども有力です。

 7月9日(月)のメイン第11レース天の川特別(430万円未満)は、キョクシンオーストロングペガサスの2頭に注目です。
 ここ2走、混合500万円未満で、いずれも勝ち馬と5秒差以内の5、2着と好走したキョクシンオー。今回は自己条件戦に戻ることから引き続き好走が期待されます。
 ストロングペガサスは、今季430万円未満で2勝ですが、この2勝はともにキョクシンオーを破ってのものだけに価値があります。
 この2頭に割って入るとすれば、柏林賞3着のメジロショウリキ。今季ともに混合500万円未満で勝利を挙げているワカテンザンタカラテンクウらも侮れません。

今週の見どころ(6/30~7/2)

2007年6月29日(金)

 先週の旭川記念は、ミサイルテンリュウ(父ヒカルテンリュウ)が快勝しました。ところでヒカルテンリュウの代表産駒と言って真っ先に思いつくのはやはりスーパーペガサスではないでしょうか。ばんえい記念4連覇のほか、旭川記念(旧旭王冠賞)も3回制した名馬でした。ご存じの方も多いとは思いますが、残念なことに5月1日、蹄葉炎により急逝してしまいました。
 そのスーパーペガサスを偲ぶ追悼展が、7月2日(月)まで帯広競馬場で行われています。この機会に近年のばんえい最強馬と言われた同馬の足跡をたどってみるのも良いかもしれません。

 6月30日(土)のメイン第11レースは涼風特別(オープン)です。
 カネサブラックの巻き返しに期待します。前走旭川記念は770キロが響いたか、末をなくし7着に終わりましたが、今回は慣れた負担重量に戻るだけに有力です。
 相手筆頭はホシマツリ。オープンに昇級してからも堅実な成績を残しており、5月27日のレーシングカップ(オープン混合)ではカネサブラックに先着。今回も好走するようなら今後の重賞戦線での活躍が楽しみになってきます。
 前走じゃらんカップ(オープン混合)でホシマツリに先着したニシキダイジンスーパーロイヤルの2頭も有力。また早めに動ければタケタカラニシキも怖い存在です。

 7月1日(日)のメイン第11レース白夜賞(芦毛馬選抜)は、オープンから250万円条件まで多彩なメンバーが集結しました。
 注目は唯一のオープン馬フクイズミ。休養明け初戦だった前走旭川記念は第2障害で膝をつきながらも勝ち馬に迫り2着。ひと叩きされた効果も見込め良化は必至です。重賞3勝の実績も他馬を圧倒しており、ここは中心視できるでしょう。
 勢いがあるのは430万円条件のテンカ。ここ2戦は混合500万円未満で格上馬たちに混じって4、3着と健闘。過去には695キロでの勝利経験もあり、今回の665キロは問題ないでしょう。
 今季初戦の混合600万円未満で勝利のあとは勝ち星に見放されていますが、トウリュウも力のある1頭。
 250万円・300万円条件の4頭は、いずれも660・665キロでの出走と、一見すると魅力的ですが、それでも普段よりは25~30キロ加増されており厳しいレースが予想されます。

 7月2日(月)のメイン第11レースは薫風特別(オープン混合)です。
 中心は、今季に入ってから500万円未満で5戦3勝、2着2回のコマタイショウ。今回が600万円条件への昇級戦となりますが、安定したレースぶりはメンバー中でも上位です。
 相手としては好調馬が揃った600万円条件勢から、柏林賞2着後の前走混合700万円未満を快勝したホクショウダイヤ、同レース2着のハマナカキング、今季2勝のうち1勝を混合700万円未満で挙げているアローコマンダーなどを挙げたいところ。
 オープン勢では、アンローズが今季初出走となりますが、冬季とは違い重い馬場のことが多い帯広でどんなレースをするのかに注目です。

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