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今週のみどころ(1/13〜1/15)

2007年1月12日(金)

 先日NARグランプリ2006の表彰馬が発表され、ばんえい最優秀馬アンローズが選ばれました。今季はばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念の3重賞を制し、特に岩見沢記念ではばんえい牝馬初の同一重賞3連覇を果たすなど、年間を通して活躍しました。そのアンローズは今週のヒロインズカップにエントリー。トップハンデで厳しい戦いになるとは思いますが、その栄誉に華を添えるか、さらにいえば悲願の帯広初勝利なるか。日曜日のメインレースに注目です。
 13日(土)のメインレースはガーネット特別(3歳オープン)。ホクレン賞馬カネサリュウを筆頭に3歳トップクラス9頭が駒を進めてきました。そのカネサリュウは590キロのトップハンデ。規定よりも20キロ重いだけに、この馬の取捨がキーポイントとなりそうです。対してシベチャタイガー、コーネルフジら2歳時に世代を引っ張ってきた馬たちが580キロと恵まれており、ここはこうした実績馬の巻き返しが十分に考えられます。ほかホクレン賞2着のアローファイター、575キロのパンチテンリュウあたりが争覇圏。牝馬2頭プリンセスモモとヤマトナデシコの巻き返しにも期待できそうです。
 第10レースは4歳以上オープン混合の一戦。5月後半から掲示板を外していないホシマツリが中心となるでしょう。前走のオープン返り咲き初戦も、勝ち馬から差のない3着。ハンデも積まれていないだけに、ここはチャンスといえます。ほか復調気配を見せているニシキダイジン、巻き返したいヤマノミントあたりも上位に顔をのぞかせそうです。
 14日(日)は重賞のヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。このレースについてはヒロインズカッププレビューをご覧ください。
 15日(月)は愛国特別(4歳以上勝入混合550万円未満)が行われます。これは6日の第10レース、8日の第10レース上位組による勝入2度使い戦です。注目は“ニシキ”の2頭、ニシキセンプーニシキシャープ。ともに強烈な先行力が武器で、そのスピードを生かせるような馬場となればワンツー決着も十分あり得るでしょう。その2頭に割って入るのは、復調ホクショウダイヤ、銀河賞3着コマヨシニセイあたりとなりそうです。

今週のみどころ(1/6〜1/8)

2007年1月 5日(金)

 正月開催も終了し、6日からは通常開催。ばん馬たちもフル稼働で、さすがに中1日の馬はいませんが、3日に出走して6日にまた出走という中2日の馬はかなり見受けられます。そのタフネスぶりに毎度驚かされますが、もっと忙しいのは厩舎関係者の皆さんのはず。怒濤の年末年始も今週までですから、ようやくひと息つけるといったところでしょう。残り3日の“もうひと踏ん張り”。今週も好レースを期待しています。
 6日(土)は幸福特別(4歳以上650万円未満)が行われます。1日の新春特別(550万円未満)を制したナカゼンスピードが、さらに昇級しての一戦。さすがにこのクラスでは……と半信半疑になりますが、なにより6戦連続連対中と好調を維持しています。勢いでどこまで通用するのか注目です。ほかにも銀河賞4着のコブライチ、えりも特別1、2着のユウセイマーチ、ハヤテショウリキなど多士済々。一発秘めるトミサトクイーンにも注目です。
 この日の第10レースは4歳以上550万円未満。昇級初戦のニシキセンプーが早めに抜け出すと思われますが、終いまできっちり脚を伸ばせるかがカギとなりそうです。前走2着のコブライチ、堅実タカラテンクウをはじめとして、一発があるキタノカイザー、キョウエイボーイ、ヤマサンダンサーなども面白い存在です。
 7日(日)のメインレースは柏林馬事公苑特別(4歳以上800万円未満)。近走好調のエビスオウジャがエントリーしており、ここも中心視されそうです。骨のあるメンバーが揃いましたが、2連勝中のうえ5戦連続馬券圏内をキープするなど、シーズン当初を彷彿させる快走を見せているだけに、ここも期待してみたいと思います。ほか、銀河賞で惜しくも2着に敗れたスーパーロイヤル、前走勝った勢いを維持したいツルマキシンザン、好調トカチタカラなども勝ち負けが期待できそうです。
 8日(祝・月)に行われるのはニューイヤーカップ(4歳以上オープン)。牡馬一線級が揃ってエントリーし、新旧入り乱れた好メンバーとなりました。帯広記念を制したトモエパワーは大幅に賞金を稼いだために、やはり他馬とのハンデ差が気になるところ。ならば障害の切れ鋭いミサイルテンリュウやナリタボブサップ、勢いあるカネサブラック、スーパークリントンが狙えそう。また力が戻ったホクショウファイト、一発の魅力タケタカラニシキなども馬券に絡みそうな勢いで、見ごたえある一戦となりそうです。

今週のみどころ(1/1〜1/4)

2006年12月31日(日)

 今週は年末年始の変則日程で、1月1日から4日間の連続開催となります。2、3日には各地でトークショー等のイベントが開催されますので、お近くのかたはぜひご参加いただき、ばんえい競馬をお楽しみください。
 1日(祝・月)に行われるのは新春特別(4歳以上550万円未満)。ここは前走10着に大敗したコマタイショウに、再度期待したいと思います。近2走の惨敗から人気は落としそうですが、力比較から考えればここでも上位争いは必至。障害で詰まるシーンが多いだけに、今回はそれが課題となります。好調キープのマルミギムレットも争覇圏で、コマタイショウよりも安定度が高いのが魅力。ほかダービー馬ナカゼンスピードが大幅クラスアップで、ここに挑戦。前走2着好走のキョウエイボーイも好勝負が期待できそうです。
 2日(火)に行われるのは帯広記念(4歳以上オープン)。このレースについては別掲の帯広記念プレビューをご覧ください。
 この日の第10レースは迎春特別(4歳以上勝入220万円未満)。29日の第5レースと第6レースの勝入2度使い戦です。この路線で安定した力を見せているテンカが中心となるでしょう。重賞出走歴からすればツジノコウフク、サクラガサイタなどが上位と見られがちですが、前走ではこれらを下し、さらに6連勝中だったマルミシュンバを4着に沈めるなど、力を誇示しています。ほか、前述ツジノコウフク、サクラガサイタ、そしてナンエイテンリュウらも争覇圏です。
 3日(水)のメインレースは銀河賞(5歳オープン)。このレースについては銀河賞プレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。
 この日の第10レースは初夢特別(4歳以上470万未満)。ここは明け4歳の2頭が中心となるでしょう。ばんえいダービーでは障害で詰まって4着に敗れたホクショウダイヤですが、本来のレースができれば、ここでも勝負圏内。ただ、そのダービーでは前半の掛かりの悪さが見られただけに、本来の調子にはないようにも見えます。それならばニシキセンプーに分がありそうで、ダービー(8着)以前はこのクラスで2連勝。ダービー時の障害の掛かりからすれば好調はキープできており、ここも早めの抜け出しからの粘り込みが期待できるでしょう。前走で大敗したコマヨシニセイは巻き返しの一戦。ほかワカテンザン、カネサテンリュウあたりまでが好勝負を演じられそうです。
 第9レースは4歳以上混合別定800万円未満。29日のワイン城特別、30日のえりも特別の勝抜2度使い戦です。ワイン城特別2、3着のギャンブラークイン、トカチタカラ、そしてえりも特別のハヤテショウリキ、タカラボーイらが出走してくれば、素直に中心視できると思います。
 4日(木)はホクレン賞(3歳オープン)が行われます。このレースについてはホクレン賞プレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。
 第10レースは樹氷特別(4歳以上390万円未満)。30日の第8、9レースの勝入2度使い戦です。第9レース組ではニシキシャープ、エメラルド、ニシキユウのタイトル牝馬3頭、そして第8レース組ではフクノカミカゼが出走してくれば、人気の中心となるでしょう。

今週のみどころ(12/29〜12/30)

2006年12月28日(木)

 以前お伝えした鈴木勝堤騎手の通算2000勝達成に続き、先週は2名の騎手が区切り勝利を挙げるなど、記録ラッシュが続いています。23日(土)の第6レースでカワノダイセツに騎乗した藤野俊一騎手が通算1500勝を、そして24日(日)のばんえいダービーではナカゼンスピード騎乗の藤本匠騎手が通算2500勝を達成しました。藤本騎手はばんえい史上3人目となる快挙、そして藤野騎手はリーディング争いで暫定トップに躍り出るなど、両者とも素晴らしい活躍を見せています。そのリーディング争いでは鈴木勝堤騎手も僅差で続いており三つ巴の様相。今後も目が離せそうにありません。
 29日(金)のメインレースはワイン城特別(3歳以上800万円未満)。北見開催から徐々に調子を上げ、帯広の3戦すべてで馬券に絡んでいるエビスオウジャが中心となるでしょう。相手関係からいっても有利なメンバー構成で、ここも先行抜け出しが期待できそうです。800万クラス2組で好走してきたギャンブラークインも、このメンバーなら中心視できます。3走前はオープン馬を相手に2着、前々走の日勝特別はエビスオウジャ(2着)の僅差3着に健闘しているだけに、実力ではヒケを取りません。ここも期待の一戦でしょう。ほか、底力あるライジングサン、昇級初戦となるトカチタカラにも注目。カツテンリュウやキングシャープの一発にも期待したいと思います。
 同日の第10レースは3歳以上オープンによる一戦。本来ならプリンセスサクラコを本線に取りたいところですが、帯広に移ってからの成績から、あまり強気にはなれません。ならば、前走は軽視されすぎた印象のホクショウファイト、力あるヤマノミントあたりが中心視できそうで、オープン返り咲きのホシマツリ、ホクリュウイチにも期待できそうです。
 30日(土)に行われるのはえりも特別(3歳以上650万円未満)。混戦が予想されますが、ここはタカラボーイの堅実さに期待したいと思います。北見開催を勝利で締めくくり、帯広では2戦を消化して5、3着。その前走は、優勝がエンジュダイヤ、2着カネタマルと、格上位の2頭には先着を許しましたが、きっちり3着を確保。今回のメンバーは各馬とも強調材料が少なく、それだけにこの馬の堅実さが発揮されると思います。ほか、前走800万との混合戦で3着に食い込んだハヤテショウリキに加え、ユウセイマーチ、トミサトクイーンらの巻き返しにも期待できるでしょう。

年末年始は大井・川崎・園田でイベント

2006年12月26日(火)

12月29、30日の大井競馬場ではふるさとコーナーで全レース、
1月2日の川崎・園田競馬場では重賞・帯広記念、
3日の川崎競馬場では重賞・銀河賞の場外発売がそれぞれ行われます。

これに合わせて、ばんえい競馬のおもしろさをもっと多くの競馬ファンに知ってもらうため、以下のとおり大井・川崎・園田の各競馬場で、矢野吉彦さんが中心となってトークショーなどのイベントを行います。
なお出演者は予定で、変更、飛び入りもあるかもしれません。

◎12月29、30日 大井競馬場ふるさとコーナー
ばんえい競馬相談所開設(12時頃~16時半頃)
相談員:矢野吉彦、渡辺和昭、坂田博昭、斎藤修

◎1月2日 園田競馬場
トークショー(時間未定)
矢野吉彦、濱野圭司、竹之上次男

◎1月2、3日 川崎競馬場
トークショー(時間未定)
2日=松田京子、斎藤修
3日=矢野吉彦、斎藤修

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