先週の旭川記念は、ミサイルテンリュウ(父ヒカルテンリュウ)が快勝しました。ところでヒカルテンリュウの代表産駒と言って真っ先に思いつくのはやはりスーパーペガサスではないでしょうか。ばんえい記念4連覇のほか、旭川記念(旧旭王冠賞)も3回制した名馬でした。ご存じの方も多いとは思いますが、残念なことに5月1日、蹄葉炎により急逝してしまいました。
そのスーパーペガサスを偲ぶ追悼展が、7月2日(月)まで帯広競馬場で行われています。この機会に近年のばんえい最強馬と言われた同馬の足跡をたどってみるのも良いかもしれません。
6月30日(土)のメイン第11レースは涼風特別(オープン)です。
カネサブラックの巻き返しに期待します。前走旭川記念は770キロが響いたか、末をなくし7着に終わりましたが、今回は慣れた負担重量に戻るだけに有力です。
相手筆頭はホシマツリ。オープンに昇級してからも堅実な成績を残しており、5月27日のレーシングカップ(オープン混合)ではカネサブラックに先着。今回も好走するようなら今後の重賞戦線での活躍が楽しみになってきます。
前走じゃらんカップ(オープン混合)でホシマツリに先着したニシキダイジン、スーパーロイヤルの2頭も有力。また早めに動ければタケタカラニシキも怖い存在です。
7月1日(日)のメイン第11レース白夜賞(芦毛馬選抜)は、オープンから250万円条件まで多彩なメンバーが集結しました。
注目は唯一のオープン馬フクイズミ。休養明け初戦だった前走旭川記念は第2障害で膝をつきながらも勝ち馬に迫り2着。ひと叩きされた効果も見込め良化は必至です。重賞3勝の実績も他馬を圧倒しており、ここは中心視できるでしょう。
勢いがあるのは430万円条件のテンカ。ここ2戦は混合500万円未満で格上馬たちに混じって4、3着と健闘。過去には695キロでの勝利経験もあり、今回の665キロは問題ないでしょう。
今季初戦の混合600万円未満で勝利のあとは勝ち星に見放されていますが、トウリュウも力のある1頭。
250万円・300万円条件の4頭は、いずれも660・665キロでの出走と、一見すると魅力的ですが、それでも普段よりは25~30キロ加増されており厳しいレースが予想されます。
7月2日(月)のメイン第11レースは薫風特別(オープン混合)です。
中心は、今季に入ってから500万円未満で5戦3勝、2着2回のコマタイショウ。今回が600万円条件への昇級戦となりますが、安定したレースぶりはメンバー中でも上位です。
相手としては好調馬が揃った600万円条件勢から、柏林賞2着後の前走混合700万円未満を快勝したホクショウダイヤ、同レース2着のハマナカキング、今季2勝のうち1勝を混合700万円未満で挙げているアローコマンダーなどを挙げたいところ。
オープン勢では、アンローズが今季初出走となりますが、冬季とは違い重い馬場のことが多い帯広でどんなレースをするのかに注目です。