ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週のみどころ(12/2〜12/4)

 存廃問題に揺れるばんえい競馬ですが、旋丸さんのコラムにもあるとおり、廃止が決定したわけではありません。今週末も通常どおり、帯広に開催を移して行われますので、これまで同様にばんえい競馬をお楽しみください。また、当欄執筆者4名が発起人となり、「つづけよう!ばんえい競馬」というホームページを立ち上げました。帯広単独開催で、いかにすれば黒字化が見込めるのか、皆様から提案をいただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 2日(土)に行われるのは石勝特別(3歳以上800万円未満)。どの馬にもチャンスがありそうで目移りしますが、徐々に調子を上げてきているナリタボブサップが中心と見ます。帯広コースは相性がよく、ここも障害早めクリアからの粘り込みが期待できるでしょう。またホクリュウイチやツルマキシンザン、力上位のライジングサンも争覇圏。イッスンボウシの巻き返しにも注目です。
 3日(日)のメインレースにイオンカップ(3歳以上オープン)が行われます。オープンでも力を発揮しているフクイズミですが、前走レディースカップでは障害で詰まって最下位10着。やはり障害は唯一の不安点となっており、今回もそこがキーポイントとなるでしょう。なお、帯広コースでは10勝を挙げており、その点に不安はありません。もちろん好調プリンセスサクラコも勝ち負け。ホクショウファイトも好勝負を演じられるでしょう。
 この日の第10レースは釧路産駒特別(2歳産地限定)。釧路・根室管内産駒の限定戦です。産地限定とはいえ、シベチャタイガー、アローファイター、プリンセスモモ、サムライキングと、2歳トップクラスがエントリーしており、見逃せない一戦と言えそうです。
 4日(月)は十勝岳特別(3歳以上650万円未満)が行われます。このレースの中心はスーパーロイヤル。北見は6戦して3着以内5回(2勝)と好調を維持しているうえ、帯広コースは5勝2着10回と相性もよく、今回のメンバー構成から見ても有力でしょう。3カ月の休養から復帰したタカラボーイは2戦を消化して4、1着。きっちり力を発揮できており、ここも争覇圏と思われます。大崩れのないトミサトクイーンあたりも好勝負を演じるはずです。

 

つづけよう!ばんえい競馬

2006年11月30日(木)

ばんえい競馬存続に向けて、ホームページを立ち上げました
発起人は、当情報局の執筆者4名です。
帯広単独開催で、いかにすれば黒字化が見込めるのか、皆様から提案をいただきたいと思います。
よろしくお願いします。

今週のみどころ(11/25〜11/27)

2006年11月24日(金)

 今週で北見開催が終了し、次週から極寒の帯広開催となります。その掉尾を飾るメインレースは、もちろん北見記念。レースの詳細は北見記念プレビューに譲るとして、四市冠競走の第3ステージはまれに見る大混戦。帯広記念、そしてばんえい記念と高重量戦が続く帯広開催へ向けて、見逃せない一戦となりそうです。
 25日(土)は、雌阿寒岳特別(3歳以上550万円未満)が行われます。注目は現在3連勝中と好調のヤマサンダンサーですが、前走混合別定650万円未満を勝ったコマタイショウ、巻き返しを狙うチヨノキングなども出走を予定しており、激戦が期待できそうです。ヤマサンダンサーは前走の昇級初戦を、6番人気ながら勝利。早めの障害クリアから、コブライチの強襲をしのいだレースぶりは評価できます。絶対的とは言えませんが、勝ちグセがついているだけに無視できないでしょう。コマタイショウもこのクラスで堅実に走り続けており、上位争いは必至。前走1番人気で9着に沈んだチヨノキングの巻き返し、大崩れないゴールデンバージあたりまでが争覇圏でしょう。
 26日(日)のメインレースは北見記念(3歳以上オープン)。このレースについては、別掲の北見記念プレビューをご覧ください。
 この日の第10レースに行われるのはオホーツク特別(2歳オープン)。ここにはシベチャタイガーが出走を予定しています。ここまで12戦8勝、2着2回と2歳戦線をリードしており、今回も中心視されるのは間違いありません。ほかアローファイター、プリンセスモモ、カネサリュウなども争覇圏でしょう。
 27日(月)は最終第12レースにクリスタル特別(4歳オープン)が行われます。オープンまで登り詰めたカネサブラックもエントリーしており、その走りに注目が集まります。確かにハンデが気になるところですが、これまでもハンデを背負って快勝してきており、今回も底力を発揮するのではないかと思われます。スピード生かすナリタボブサップ、ウィナーサマーも期待でき、またエンジュダイヤ、スーパークリントンなどの堅実さ、スーパーロイヤル、コブライチらの軽量馬にも十分期待が持てそうです。

今週のみどころ(11/18〜11/20)

2006年11月17日(金)

 いよいよ北見も最終開催。今開催は「北見ファン感謝シリーズ」として、多くのファンサービス、イベントが予定されています。今秋3日間のなかで特に注目は、19日(日)のオーナーズカップ。今回も勝ち馬投票を実施し、的中者のなかから抽選で10名様に賞品が用意されています。奮ってご参加ください。出走予定馬や投票締切時刻など詳細は、こちらのページをご覧ください。
 18日(土)は常呂川特別(3歳以上800万円未満)が行われます。11日の美幌峠特別出走組が多く、再戦の色合いが強くなりました。そこで2着となったホクリュウイチは、もちろん争覇圏。確かに馬場状態が大きく変わると思われますが、そもそも重馬場を苦にすることはないだけに、素直に評価できるのではないかと思います。その美幌峠特別で5着に敗れたライジングサンは、今秋オープンでの好走もあるだけに、ここも中心視できるでしょう。またエビスオウジャやイッスンボウシなども好勝負圏内といえそうです。
 19日(日)のメインレースはばんえい菊花賞(3歳オープン)。このレースについては別掲のばんえい菊花賞プレビューをご覧ください。
 この日の第10レースは北見産駒特別(2歳産地限定)。網走管内産駒のみによる一戦です。ここにはコーネルフジ、ニシキガールの大友栄人厩舎勢、そしてパンチテンリュウ、ダイヤローズの松井浩文厩舎勢など、オープンで活躍する馬がエントリーしてきました。なかでも注目はパンチテンリュウで、デビュー以来掲示板をはずしたのは2回だけと好成績。戦ってきた相手もオープン一線級で、その実力は世代トップクラスといえます。ここも注目の一戦でしょう。もちろんナナカマド賞馬コーネルフジにも注目。牝馬2頭ニシキガール、ダイヤローズも十分争覇圏といえそうです。
 また第9レースには3歳以上オープン混合の一戦が組まれており、ここにはプリンセスサクラコが出走します。近走はオープン上位で好走しており、今回のメンバーなら主役を演じるでしょう。ほかホクショウファイトやツルマキシンザンなども好走が期待できそうです。
 20日(月)はメインレースに雄阿寒岳特別(3歳以上650万円未満)が行われます。注目したいのはレオユウホーで、近走は平場戦を2、1着。調子がいいのは確かで、ここも好走が期待できそうです。前走10着大敗からの巻き返しを狙うヤマトモンジュー、堅実プランドルドラゴンなども好勝負圏内。トミサトクイーンやユウセイマーチの一発にも期待したいと思います。

レース回顧(11/11~11/13)

2006年11月13日(月)

 11日(土)に行われた美幌峠特別(3歳以上800万円未満)は、3番人気のナリタボブサップが優勝。軽馬場を味方に、持ち前のスピードを見せつけました。道中は速めの流れで進みましたが、ナリタボブサップは先頭で障害を越えると、そのまま後続の追撃を振り切ってゴールイン。この馬の持ち味であるスピード、障害力をいかんなく発揮しました。障害3番手からジワジワ伸びたホクリュウイチが2着。3着は追い込んだエビスオウジャ。
 12日(日)はメインレースにレディースカップ(4歳以上7歳以下牝馬オープン)が行われました。これを制したのはトカチプリティー。障害2番手からあっさり抜け出して好調ぶりをアピールしました。馬場水分6.8%ということもあって、道中は速めの展開。ウィナーサマーが先頭で障害を越えましたが、差なく続いたトカチプリティーは、これをあっさり交わして先頭へ。残り20メートル付近でいったん止まったものの、後続の追撃を振り切ってゴールしました。障害3番手から伸びたプリンセスサクラコが2着で、3着に同位置から追い込んだエンジュダイヤが入線。なお1番人気のフクイズミは、唯一の課題ともいえる第2障害で引っかかり、最下位の10着に。またここまで5連勝中だったアンローズは、障害5、6番手も精彩を欠き、6着に敗れています。
 この日の第10レースは2歳の牝馬オープンによるいちい賞も行われ、2番人気のニシキガールが優勝。白菊賞に続き、2歳牝馬特別戦を連勝しました。第2障害はアグリタカラとメグミが先頭でクリアしましたが、それを追って後続8頭が一気に障害を下りる展開。残り30メートル付近で全馬が一団となり、大混戦となりました。残り10メートルを切ってアタマひとつ抜け出したのがニシキガール。しゃにむにゴールを目指し、そのまま逃げ切りました。これに追いすがったプリンセスモモが2着。ゴール寸前でメジロルビーを交わしたミスダイヤが3着。
 13日(月)のサロマ湖特別(3歳以上550万円未満)は、上位人気3頭が総崩れ。5番人気ヤマトゼンシン、9番人気ヒロノタキオンで決着し万馬券決着となりました。第2障害ではトウリュウの白い馬体がグッと上がり、先頭でこれをクリア。差なくヤマトゼンシン、ヒロノタキオンが続き、3頭の叩き合いとなりました。しかし残り30メートルを切ったあたりでヤマトゼンシンが先頭に躍り出ると、後続との差を保ったままゴールイン。ヒロノタキオンもトウリュウとの差を保ったままゴールし、外枠3頭のワンツースリー決着となりました。1番人気キョウワテンリュウは道中の掛かりも悪く、最下位9着。2番人気ハイタワーも同様のレースぶりで8着。そして3番人気ワカテンザンは障害で詰まったうえ、その後の伸び脚もイマイチで7着。本命党にとって受難の一戦となってしまいました。

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