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今週の見どころ(11/23~11/25・11/24 ドリームエイジカップ)

2024年11月21日(木)

 ばんえい十勝は今週より準ナイター開催となり、発走時刻がナイター開催より30~40分ほど前倒しとなります(詳しくはこちら)。
 24日(日)のメインには重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4~7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順に上位2頭が選抜されての争い。過去15回で、7歳を除くすべての世代(第1回と第2回は出走可能だった3歳を除く)が勝利を挙げており、特に5歳と8歳以上が好成績を収めています。今年の7歳はコウテイとゴールドハンター。果たして連敗ストップなるかにも注目です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…6万7,550円
5重勝単勝式…なし

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【第17回開催1日目】
 11月23日(祝・土)のメイン第11レースには、十勝岳特別(B1級-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 前開催の同条件・夕刊フジ杯から7頭が参戦しています。
 ◎マツノタイガーは、出走機会として特別戦では1、2、7、3、3着と安定。近2走のアテナ診療所祝5周年記念、夕刊フジ杯馬はともにジェイホースに逃げ切りを許したもののしぶとく3着に歩いています。今回はその勝ち馬が不在。前走から据え置きの重量715キロで障害がひと腰で切れれば押し切りが狙えます。
 ○サクラヤマトは、同じ近2走では2、9着。A2級混合のアテナ診療所祝5周年記念が惜敗だっただけに、前走は障害で苦戦したとはいえ負けすぎの感も。こちらも立て直せれば侮れません。
 ▲ウチュウジンは、B1級-2組の平場戦を2連勝中。久々の特別戦ですが、もともと実績がある条件だけにチャンスはありそう。
 △トウケイレーヴは、B2級-1組を2連勝しての昇級初戦。前走の特別戦は着差以上の強さで、好調馬揃いのここでも食い下がりに警戒です。

【第17回開催2日目】
 11月24日(日)のメイン第11レースには、第15回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・19:30発走予定)が行われます。

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 全馬オープン格で、メムロボブサップの790キロから、牝馬サクラヒメの750キロまで最大40キロ差つきます。
 注目は◎メムロボブサップ(通算収得賞金順8歳以上1位)。今季重賞4勝を含む7戦全勝という圧倒的な成績を誇ります。9月の岩見沢記念は最大20キロ差、10月の北見記念は同30キロ差を克服しています。今回は牝馬がいるためさらにハンデは厳しいものの、40キロ差でも高重量と特別戦に近い700キロ台では負荷のかかり具合が違うはず。重賞5連勝に期待します。
 ○インビクタ(8歳以上3位)は、8歳以上2位アオノブラックの代わりに出走。対メムロボブサップでは、8月のばんえいグランプリ、岩見沢記念とも10キロ差で3、2着に入っています。過去の馬券絡みは840キロが最高だけに、860キロを課された北見記念の結果は参考外。770キロなら恥ずかしい走りはしないはず。
 ▲サクラヒメ(6歳1位)は、昨年のこのレースの勝ち馬。最軽量740キロで圧倒的な逃げ切りでした。ばんえいグランプリはハンデ差がつきにくい条件で、メムロボブサップと20キロ差の780キロで5着だったものの、今回はハンデ差が40キロに開いての750キロ。連覇の可能性もあります。
 △オーシャンウィナー(6歳2位)は、今回と同じ770キロだった6月の北斗賞では残り20メートル手前までは優勝争いに加わって4着。その後、夏場に3連勝と地力強化をうかがわせます。有力3頭の一角崩しが見込めそうです。

【第17回開催3日目】
 11月25日(月)のメイン第11レースには、知床賞(オープン・19:25発走予定)が行われます。

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 世代通算賞金順3位で、前日のドリームエイジカップに出走できなかった7歳カイセドクター、5歳クリスタルコルドも参戦しています。
 注目はその2頭。◎カイセドクターは、2走前の重賞・北見記念こそ離された4着も、オープン昇級2走目だった前開催の羊蹄山特別(オープン・A1級混合)の4着など、負けても10秒差以内のレースを続けています。前走で先着された馬はいても、安定感を考えれば勝ち負け。
 ○クリスタルコルドは、北見記念5着で、前開催のオータムカップ(オープン)ではメンバー最先着の6着。賞金ハンデ10キロを課されながらこの成績ならここでは上位といえます。
 ▲ヘッチャラは、オータムカップが2番人気で7着。ひと押し足りませんでしたが、障害巧者で展開次第では差は縮まるはず。菊池一樹騎手への手替わりは好材料。
 △ヤマカツエースは、羊蹄山特別ではカイセドクターに先着しての3着。今回はオープン馬同士ですが見劣りしません。

今週の見どころ(11/16~11/18)

2024年11月14日(木)

 5レース組まれている2歳産地別の特別戦は、先々週に釧路産駒特別、先週は南北海道産駒特別が行われ、ともに1番人気が3着以下に敗退。重賞・ヤングチャンピオンシップへの出走権を得ることができませんでした。今週実施されるのは北央産駒特別です。同地区産の種牡馬としてはカネサブラック(旭川市産)が代表格ですが、今年の新種牡馬ココー(稚内市産)の産駒3頭中デビュー済の2頭サウスキンカヒメ、ナナイロがともにここへ出走予定。タイトルとは無縁だった父の名を高める活躍に期待したいところです。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…なし
5重勝単勝式…なし

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【第16回開催4日目】
 11月16日(土)のメイン第11レースには、夕刊フジ杯(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催に1組の摩周湖特別、格上A2級との混合・アテナ診療所祝5周年記念を使われていた馬がほとんど。
 アテナ診療所祝5周年記念で一騎打ちを繰り広げた◎ジェイホース○サクラヤマトに注目です。2走前の1組平場戦ではサクラヤマトが障害4番手からあっさり抜け出し、ジェイホースは2着でしたが、特別戦の前走は、ジェイホースが逃げ切ってサクラヤマトの追撃をしりぞけています。ここは特別2連勝のジェイホースを上位とみます。
 ▲シルバーアロイは、B1級-2組、摩周湖特別と連勝。前走がB1級の特別戦初勝利と力をつけています。相手強化のここも上位争いできれば次も楽しみです。
 △マツノタイガーは、アテナ診療所祝5周年記念では追い込んで3秒1差の3着。障害に甘さがあるため、基礎重量が増えるここは押さえ評価ですが、すんなりクリアできれば逆転もあります。

【第16回開催5日目】
 11月17日(日)のメイン第11レースには、北海道競馬記者クラブ特別(A2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前走がA2級-2組の十勝フードトラック協会記念、B1級混合のアテナ診療所祝5周年記念だった馬が10頭中8頭を占めています。
 アテナ診療所祝5周年記念は、格下のB1級馬による上位独占でしたが、2番人気で6着◎ジェイライフに注目します。同レースがそうだったように先行馬同士の決着が多かった週で、一気に末脚を伸ばしたものの詰め寄ることはできませんでした。力負けではないと判断し巻き返しに期待します。
 ○ジェイヒーローは、十勝フードトラック協会記念を危なげなく逃げ切っています。1組のメンバーに入ってもヒケは取らないはず。
 ▲ジャパントップは、アテナ診療所祝5周年記念でメンバー最先着の4着に健闘。5走前の昇級初戦などA2級での今季2勝はともに平場戦でしたが、特別戦で先行して僅差の戦いに持ち込めたのは収獲といえます。
 △ロングビユウテイ△リュウセイペガサスは、アテナ診療所祝5周年記念での着順ほど力差はありません。

【第16回開催6日目】
 11月18日(月)のメイン第11レースには、オータムカップ(オープン・20:00発走予定)が行われます。

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 次開催に世代選抜重賞・ドリームエイジカップ(4、5、6、7、8歳以上の通算収得賞金順上位各2頭を選抜)が控えており、8歳以上の1、2番目メムロボブサップ、アオノブラックは不在。
 ならば注目は◎インビクタ。前走の重賞・北見記念で今季はじめて崩れましたが、重量が一気に軽くなるここなら巻き返しが可能。少なくとも3着だった2開催前の同条件・狩勝賞くらいは走れるはず。
 ○オーシャンウィナーは、狩勝賞の2着馬。ただ6歳の通算収得賞金順2番目で、ドリームエイジカップには出走可能なだけに、ここで目いっぱいの競馬はないとみて対抗評価です。
 逆に▲クリスタルコルドは、5歳の通算収得賞金順で3番目。狩勝賞は5着でしたが、ここを勝てればドリームエイジカップ出走圏内も考えられるだけに、仕掛けてくる可能性はあります。
 5歳の通算収得賞金順4番目△ヘッチャラにも同じことがいえます。ただ今回は主戦の菊池一樹騎手がオーシャンウィナーに騎乗することで割引きが必要でしょう。

今週の見どころ(11/9~11/11・11/10 クインカップ)

2024年11月 7日(木)

 帯広競馬場では、11月9日(土)から冬期間の馬場凍結防止のため本走路のヒーティングシステムが稼働されます。同時にゴール前の砂障害が撤去されます(詳しくはこちら)。
 10日(日)のメインには4歳女王決定戦・クインカップが組まれています。2歳シーズンの黒ユリ賞は、スーパーチヨコ、ベニサクラ、ミュウ、3歳のばんえいオークスは、ルイズ、スーパーチヨコ、ベニサクラでそれぞれ決着。そのうち現役なのはスーパーチヨコとミュウ。このレースの前哨戦といえる10月21日の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)はその2頭が1、2着でした。世代限定として最後の牝馬重賞で勢力図に変化があるのか注目です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…102万1,160円
5重勝単勝式…43万4,770円

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【第16回開催1日目】
 11月9日(土)のメイン第11レースには、五稜郭特別(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 組まれることが少ないB2級の特別戦で、前回は8月31日の白露特別でした。上位3頭がここにも出走していますが、近況を重視し2着◎トウケイレーヴに注目します。今季B3級で3勝し、B2へ昇級後【1-2-2-6】という数字だけを見るとさほど強調できませんが、馬券圏外の6回中4回は4着で、昇級初戦を除けば負けても最大9秒1差と安定しています。このクラスの特別4戦いずれも障害はひと腰でまとめており、今開催からの基礎重量も苦にしないはず。
 ○ダイレクトエースは、白露特別8着後に休養入りました。2カ月ぶりだった前走は後方から直線流しただけで参考外。7月のB2昇級初戦で特別を制しているように力はあり、叩かれて変わり身があれば侮れません。
 B2級の特別初挑戦勢では▲タイガに期待します。3走前の昇級初戦から1組相当のレースで4、4、5着と善戦続き。障害巧者だけに特別で前進があるかもしれません。
 △コウシュハメジャーは、白露特別が1着。続く3組で2着後は8、7、10着と精彩を欠いています。ただ障害で大きく崩れたのは前走だけで、流れが落ち着くであろうここで復活のシーンも。

【第16回開催2日目】
 11月10日(日)のメイン第11レースには、第49回クインカップ(4歳牝馬・20:00発走予定)が行われます。

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 10月21日の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)を使われていた馬が10頭中9頭。2歳時から何度も対戦し勝負付けが済んだ相手関係です。
 もちろん注目は紅バラ賞1着◎スーパーチヨコ。先行し障害を真っ先に仕掛けて逃げ切り勝ち。トップハンデ670キロでこの走りをされては他馬に付け入る隙はありませんでした。紅バラ賞から30キロ増でも、他馬とのハンデ差は変わっておらず、2歳シーズンの黒ユリ賞以来2つめのタイトル奪取が濃厚です。
 ○ミュウが相手。ばんえいオークスは現役馬では2着スーパーチヨコに次ぐ4着、紅バラ賞2着と世代2番手の実力牝馬。ここも連争いに加わってくるはず。
 ▲アバシリモミジは、紅バラ賞では2番人気で3着。春とは違い行き脚がつくようになって成績が安定しています。今井千尋騎手が騎乗停止のため乗替わりとなりますが、目下リーディングトップの西将太騎手なら心配なし。
 △タカラヴェルベーヌは、10月の今季初戦から自己条件で3連勝。4歳牝馬の賞金順10番目で出走にこぎつけました。紅バラ賞不出走ながら、ばんえいオークス5着の実績があり押さえには必要でしょう。

【第16回開催3日目】
 11月11日(月)のメイン第11レースには、羊蹄山特別(A1級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の第3回人生馬一筋岡田定一杯と同じ、オープン・A1級混合の特別戦ですが、勝ったオープン馬ヤマノコーネルや、2~6着のA1級馬が不在。それなら狙いは他路線組。
 ◎キングフェスタは、5歳シーズンの今季の馬券絡みは格下馬もいたレースで2着3回。ただ、6月のスタリオンカップ(3歳以上選抜)2着は、メムロボブサップ、アオノブラックに割って入る価値の高いもの。実績上位で今季初勝利が期待できます。
 ○ヤマカツエースも5歳馬で、2開催前の同条件・神無月特別で3着。重賞挑戦などでなかなか結果が出ませんでしたが、久々の馬券絡みでした。この馬が不在だった第3回人生馬一筋岡田定一杯は神無月特別6、5、2着馬が馬券圏内に入っており、相手関係的に勝ち負けになるはず、
 ▲カイセドクターは、オープン昇級初戦で重賞・北見記念を使われ4着。メムロボブサップには突き放され、2着争いからも離され見せ場はなかったものの相手を考えれば仕方なし。A1級相手なら巻き返しが狙えます。
 △クリスタルゴーストは、第3回人生馬一筋岡田定一杯こそ障害で苦戦し8着でしたが、神無月特別の4着馬だけに侮れません。

今週の見どころ(11/1~1/3・11/3 ばんえい菊花賞)

2024年10月30日(水)

 今週のばんえい競馬は、11月1日(金)から3日(祝・日)の変則日程。3日のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
 今週より年末の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指す2歳産地別特別戦(5レース)がスタート。その先陣を切るのは釧路産駒特別です。例年、産駒の数が多い十勝が層の厚さを見せていますが、近年の釧路産駒では、昨季の2歳シーズン二冠馬ライジンサンや、重賞14勝アオノブラックらが印象的な活躍をしています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…66万8,150円
5重勝単勝式…23万1,770円

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【第15回開催4日目】
 11月1日(金)のメイン第11レースには、摩周湖特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催にはB1級の特別戦が実施されず、全馬が平場戦からの臨戦。ならば2開催前の1組・ペルセウス特別の結果が参考になりそう。
 ◎ローランドは、ペルセウス特別がB1昇級初戦で、賞金ハンデ5キロを含む重量25キロ増でも2着に食い下がりました。今回は同レースの1、3着馬が不在だけに当然勝利が意識できます。
 ○エムタカラは、4走前(8月24日)の涼風特別(B1・B2級混合)2着からB1へ昇級。ペルセウス特別は1番人気で4着でしたが、逃げて見せ場がありました。涼風特別では同じ重量でローランドに先着しており力差はありません。
 ▲アルジャンノオーは、ペルセウス特別では障害の天板に脚をかけたところで転倒し競走中止。今季B1級の特別戦で2、1着と実績上位だけに残念でしたが、1度叩かれており先行策で巻き返しなるか。
 △ベニヒメは、2連勝でB1昇級初戦。未知数な面はありますが、障害は安定しており、藤野俊一騎手とのコンビで3連勝中という相性の良さは見逃せません。

【第15回開催5日目】
 11月2日(土)のメイン第11レースには、アテナ診療所祝5周年記念(A2級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 A2級とB1級の混合。前開催も特別戦を使われてきたA2級馬が優勢でしょう。
 ◎ロングビユウテイは、A2へ昇級し、3、5、5、4着。勝ち馬との差は昇級初戦だった9月8日の第51回別海町馬事競技大会(A2級)での5秒5が最大と着順以上に安定しています。前開催の桔梗特別(A2級-1組)は末脚届かずでしたが、馬場は前走ほど軽くならないはず。ベテランが意地を見せそうです。
 4歳の○ジェイライフは、桔梗特別では残り20メートルを切っても先頭でしたが、年少の3歳馬ミチシオの切れに屈し3着。ただ唯一、賞金ハンデ10キロ増だっただけに悲観材料はありません。上位2頭が不在なら巻き返してくるはず。
 ▲マサタカラは、同1番人気で7着。こちらも流れが落ち着けば反撃に期待できます。
 B1級勢では、4歳の△ジェイホースが筆頭格。2走前にはB1級-1組の特別戦で逃げ切り勝ちを収めており、勢いがあります。

【第15回開催6日目】
 11月3日(祝・日)のメイン第11レースには、第49回ばんえい菊花賞(3歳・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 2歳シーズンと勢力図が変わっており、さらなる新星の誕生があるかもしれません。
 ◎ミチシオの重賞初制覇に期待します。重賞では3歳2月の翔雲賞、7月のばんえい大賞典での各2着が最高ながら、格付は重賞3勝ライジンサンと同じA2級というのは見込まれた感も。しかし、9月に行われた秋桜賞(3歳オープン)ではトップハンデでも最軽量牝馬スマイルカナと追い比べの末2着で、前走A2級-1組の特別戦を完勝とひと皮むけた印象があります。
 ○ホクセイハリアーは、ばんえい大賞典を逃げ切って重賞初制覇。秋桜賞ではミチシオとともに、ばんえい大賞典からハンデが10キロ増えており、結果5着とはいえ障害ひと腰から悪くない走りでした。先行できれば二冠達成も。
 ▲スマイルカナは、ばんえい大賞典4着、秋桜賞1着。牡馬と互角の戦いができています。直近の牝馬のばんえい菊花賞馬である21年サクラヒメも秋桜賞を勝利し、このレースでは680キロを課されていました。
 △ウルトラコタロウは、同世代同士の重賞では4戦とも3着。4着だった秋桜賞も同様ですが、直線でのひと押しが課題です。ただ、ばんえい大賞典より規定重量が30キロ増えることで、障害力を生かし粘れる可能性が高まります。

今週の見どころ(10/26~10/28・10/27 北見記念)

2024年10月24日(木)

 27日(日)のメインには、3歳以上による重賞・北見記念が組まれています。ばんえい競馬が帯広1場開催となった07年以降の17回でギンガリュウセイ(11~13年)、コウシュハウンカイ(17・18年)、アオノブラック(21~23年)と3頭が2連覇以上を達成しています。8月のばんえいグランプリではメムロボブサップが4連覇を成し遂げており、ライバルのアオノブラックがそれに続く快挙達成なるか注目を集めそうです。
 なお今週・来週の第15回開催の後半は通常の土曜から月曜ではなく、11月1日(金)から、土曜、日曜の3日間となりますのでご注意ください。

帯広競馬場コースの砂の入れ替えを実施しました(詳細はこちら

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…41万6,360円
5重勝単勝式…29万5,050円

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【第15回開催1日目】
 10月26日(土)のメイン第11レースには、十勝フードトラック協会記念(A2級-2組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催では今季の収得賞金が多いA2級馬は、11月2日のB1級との混合戦にまわっています。ここは2組ということもあってか、直近の3開催で特別戦を使われていないか、出走していても掲示板外だった馬ばかり。
 注目は唯一の4歳◎ジェイヒーローです。3走前の重賞・銀河賞は重量720キロを課され障害三腰から7着でしたが、それを除けば障害は切れています。A2昇級後の自己条件の特別戦は1戦して5着で、今回のメンバーに入れば勝ち負けできるはず。
 ○フレイムゴールドは、A2昇級初戦の2組を勝ち3連勝を達成しましたが、特別戦に組まれて9、8着。しかし平場戦からの条件替わりとなる馬が多いここでは、重量据え置きはアドバンテージになります。
 ▲ノエルブランは、夏前までの安定感が影を潜めていますが、2組の特別戦なら戦歴から差はないはず。リーディング上位の菊池一樹騎手への手替わりも悪くありません。
 △ホクセイサクランボは、2カ月の休養明けだった前走で3着と立て直されました。特別戦に良績がありませんが、休養でリフレッシュされた今なら侮れないところ。

【第15回開催2日目】
 10月27日(日)のメイン第11レースには、第45回北見記念(3歳以上・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 9月の重賞・岩見沢記念から上位5頭が参戦。1着メムロボブサップが当時から40キロ増で880キロ、2着インビクタ、3着コマサンエース、4着クリスタルコルドが各30キロ増で860キロ、5着ゴールドハンターも30キロ増ですが、引き続き今季の収得賞金によるハンデが課されないため850キロとなります。
 注目は◎メムロボブサップ。今季、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリ、岩見沢記念と重賞3連勝。岩見沢記念は単勝元返しの人気にこたえる圧巻の逃げ切りでした。2~5着馬とのハンデ差が10キロから20キロに広がりますが、実力差を考えれば大勢に影響はないでしょう。
 ○インビクタは、今季メムロボブサップが勝った3重賞で3、3、2着と安定しています。昨年の北見記念は870キロで、2着メムロボブサップ(890キロ)から4秒6差の4着だっただけに、ハンデ差が20キロあっても逆転までは難しそうですが、相手筆頭評価が妥当。
 ▲アオノブラックは、北見記念3連覇中。しかし近3年いずれも前走連対から臨んでいただけに、今年の前走10着は気になるところ。ただメムロボブサップと渡り合えるポテンシャルがあるのはこの馬だけ。30キロのハンデ差は有利で、あとはどこまで立て直せるか。
 △クリスタルコルドは、初の800キロ超の重量(830キロ)だった岩見沢記念の結果をどう見るか。障害ひと腰と条件はつきますが、ためれば弾ける脚はありさらに30キロ増でもこなせる可能性に賭けたいです。

【第15回開催3日目】
 10月18日(月)のメイン第11レースには、第3回人生馬一筋岡田定一杯(A1級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 18年に亡くなった岡田定一調教師が管理した馬で、現在でも競走馬登録があるのはホクショウテンカ(牡9・服部義幸厩舎)1頭となりました。
 前開催の神無月特別に続き、オープンとA1級の混合戦ですが、オープン格付の1着ヘッチャラ、3着ヤマカツエースは今開催の登録がありませんでした。
 となれば、2着◎センリョウボスが主役に浮上します。それまでA1級の特別戦を2連勝しており、オープン混合の前走は5番人気でしたが、鋭く追い上げオープン馬に割って入りました。今回のオープン馬は前走より戦いやすく、勝ってオープン昇級を決めそうです。
 ○シンエイアロイは、2走前がセンリョウボスと接戦の末2着で神無月特別は5着。ともにこちらが先に障害を越えながら差されましたが、ためて運ぶことができれば末脚発揮のシーンも。
 ▲クリスタルゴーストは、神無月特別では脚を余していた印象で4着でしたが、展開次第で逆転も十分。
 △ヤマノコーネルは、センリョウボスと近3走が同じで各2、3、6着。神無月特別がオープン昇級初戦で勝ち馬から離されましたが、5着シンエイアロイとは2秒9差。連争いなら加わってくる可能性があります。

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