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今週の見どころ(5/8~5/10)

2021年5月 6日(木)

 5月9日(日)、母の日のメインには、3歳以上牝馬による重賞カーネーションカップが組まれています。2日に牡馬のみで争われたばんえい十勝オッズパーク杯は、20年から2年続けての出走は2頭のみ。今年が初出走だった5歳のアオノブラック、メムロボブサップが1、2着で代替わりを感じさせる結果になりました。一方のカーネーションカップは、昨年の2~6着馬が出走予定。馴染みの馬が多いですが、牝馬戦線でも新顔の台頭があるのか注目です。なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で9レースが実施される予定です。

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【第2回開催4日目】
 5月8日(土)のメイン第10レースには、菖蒲特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級混合予選はオープンからの降級馬3頭が1~3着を独占。1着マルミゴウカイは10日のB級選抜戦に出走予定のため不在で、2着◎ハクタイホウが主役です。前走はマルミゴウカイに差し切られたとはいえ、こちらが10キロ重く、逃げてさすがの走りを見せました。年齢的なものか730キロくらいが重量の壁になっている感はあり、重量が軽い春は動ける季節といえます。A2へ降級した今季初戦の特別戦は660キロで9着でしたが、自らハイペースを刻み障害で苦戦したもの。今回は当時と同じ重量ですが、格下B1級との対戦ならペースを守って先行できるはずです。
 ○プレザントウェーは、A2からB1へ降級した今季初戦では4着。先行してこそというタイプが障害を5番手で降り、逃げて3着だったサダノワークスに1秒9差まで迫っています。勝ったマルミゴウカイと8秒1という着差を考えれば、ここでも通用の可能性はあります。
 ▲ココロノタカラは、A2級混合予選で3着に好走。マルミゴウカイがいたため目立ちませんでしたが、この馬もなかなかのキレを発揮していました。昨季は初戦から3連勝していたように春は稼働期です。
 △サダノワークスは、B1級-1組予選ではプレザントウェー(2着)に先に障害を越えられて5着でした。得意の展開に持ち込めるかどうかでしょう。

【第2回開催5日目】
 5月9日(日)のメイン第10レースは、BG3・第14回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。オープンのミスタカシマが690キロでトップハンデ。最大40キロの重量差があります。

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 古馬牝馬の重賞は年に2レース、春と冬に組まれています。2月のヒロインズカップに出走していた馬がメンバー中5頭いますが、当時オープンだったのは、ミスタカシマとシンエイボブ。ともにトップハンデ800キロで掲示板内を確保しています。◎シンエイボブは、ヒロインズカップでは7番人気で5着。障害を6番手で降りると、バテた馬を1頭交わしただけ。障害3番手から3着だったミスタカシマとは11秒差あり、初の800キロが堪えたようです。昨年のカーネーションカップもミスタカシマ(2着)に先着を許して4着でしたが、わずか2秒5差の接戦でした。ライバルが昨年も今年もオープン格での参戦なのに対し、こちらはA2からB1へ降級したことでハンデ差が10キロ縮まっています。重賞初制覇のチャンス大といえそうです。
 ○ミスタカシマは、牝馬で唯一のオープン馬。そのため牝馬限定戦では重いハンデを課されることが多いものの、前述のヒロインズカップ3着や、昨年のカーネーションカップ2着など好勝負を演じています。昨年はシーズン初戦がこのレースでしたが、今年は一度使われているのは好感触。古馬になっての初タイトルを期待します。
 ▲アフロディーテは、世代限定重賞6勝のミスタカシマの同期だったことが不運。しかし昨年2月のヒロインズカップでは、40キロ差あったとはいえミスタカシマに重賞ではじめて先着し初タイトルを獲得。今年の同レースはハンデ差が20キロに縮まっていましたが2着に歩き、再び先着しての3着にしりぞけています。ミスタカシマとは引き続き20キロ差ですが、シンエイボブよりこちらが10キロ重くなっています。ヒロインズカップのように、逃げられるかがポイントになりそうです。
 昨年のばんえいオークス馬△ジェイカトレア、最軽量650キロで重量差を生かせば△フォルテシモにも上位争いが期待できます。

【第2回開催6日目】
 5月10日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。

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 ◎マルミゴウカイは、18年の岩見沢記念を制するなど重賞7勝の実績馬。19年の北斗賞の後、約1年5カ月休養し、昨年12月の復帰後は大敗多数という成績でしたが、年度替わりのクラス改変でB1まで降級した今季は初戦から2連勝。地力の違いを見せつけています。今回は格下のB2級が相手だけに、3連勝が有望です。
 ○センショウニシキは、今季2戦は3、2着と勝ち切れていませんが、ともに障害はひと腰で、勝ち馬からそれぞれ3秒6差、1秒9差と接戦を演じています。こちらはA2から今季B2へ降級。10キロ差を生かしマルミゴウカイに迫ることができるでしょうか。
 ▲ヤマトテンリュウは、前走B2級-3組を逃げ切ってシーズン初勝利。昨季最終戦(A2級-1組)では、先に障害を越えたセンショウニシキとの差を徐々に詰め、ゴールではコンマ5秒先着と、しぶとさが持ち味です。今回、マルミゴウカイは別格としても2着争いのチャンスはあります。
 △サクラダイチは、今季初戦では5着とはいえ、マルミゴウカイより早く障害をクリア。9秒7差つけられたとはいえ、仕掛けていって強敵相手に見せ場はありました。昨季A1級で現在B2級と、センショウニシキ、ヤマトテンリュウより降級幅は大きく、格付の利も見込めるでしょう。

5/2ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2021年5月 5日(水)

5歳馬アオノブラックが充実ぶりを示す勝利

 5月2日(日)は今シーズン初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のアオノブラックが優勝。障害先頭クリアから押し切り、充実ぶりをアピールしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミノルシャープ(720) 14.0
 2.コマサンエース(710) 85.2
 3.ダイリンファイター(700) 88.6
 4.アオノブラック(720) 1.5
 5.メジロゴーリキ(720) 29.7
 6.キタノユウジロウ(720) 8.7
 7.ゴールデンフウジン(720) 128.2
 8.コマサンブラック(710) 51.0
 9.メムロボブサップ(720) 3.1
 10.マツカゼウンカイ(720) 63.9

 古馬重賞戦線を牽引してきたオレノココロ、コウシュハウンカイの両雄が昨シーズン限りで引退。そして19年にばんえい記念を勝利した9歳馬センゴクエースが登録のみで出走を回避したことで、今年のばんえい十勝オッズパーク杯は5~7歳馬によるフレッシュなメンバーでの争いとなりました。昨季古馬重賞を2勝し、ポプラ賞連覇を果たしたアオノブラックと、2季続けて三冠を達成したメムロボブサップの5歳馬2頭が人気の中心。昨季ばんえい記念2着のキタノユウジロウ、前走3着と復調がうかがえるミノルシャープが人気で続きました。

 アオノブラック、メムロボブサップ、メジロゴーリキあたりが勢いよく第1障害を越えて先行。ミノルシャープや、コマサンエース、ダイリンファイターらも続き、前はほとんど差のない展開になりました。第2障害下にわずかに先頭で到達したのはメムロボブサップで、前半は57秒というペースでした。
 ダイリンファイターが最初に登坂を開始すると後続も続きますが、スンナリとひと腰先頭で障害をクリアしたのがアオノブラック。キタノユウジロウ、メジロゴーリキと続き、メムロボブサップは障害でふた腰を要し、4番手から追いかける展開になります。
 障害を越えてからも力強い走りを披露したのがアオノブラック。メムロボブサップがじわじわと差を詰めてきましたが、アオノブラックが2秒6差で振り切り1番人気に応える勝利。さらに2秒差の3着にキタノユウジロウが入り、上位3頭は人気順の決着となりました。

 5歳馬によるばんえい十勝オッズパーク杯制覇は、15年オレノココロ以来6年ぶり3頭目。アオノブラックは、今季から古馬重賞本格参戦となりますが、早くも結果を残しました。昨季後半からの地力強化が目覚ましく、同世代のライバル・メムロボブサップとともに今後も目が離せない存在です。

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藤野俊一騎手「本当に(この馬は)強いですね。馬場は雨が降ったおかげで少し軽くなりましたが、それでも今日の重量で素晴らしい(勝ち)タイムですね。完ぺきなレースをしたと思います。これからたくさん重賞がありますが、最後のばんえい記念で頑張ってくれればいいなと思います。課題は夏場が夏負けして弱いので、その辺を上手くクリアできればいいなと思います」

ばんえい十勝オッズパーク杯 予想結果

2021年5月 3日(月)

2021年度の予想対決がスタート!

今年度もばんえい十勝オッズパーク杯から始まった著名人予想対決。結果は人気を集めた5歳馬アオノブラック、メムロボブサップのワンツーともあって4名が的中となりました。

荘司:3連単1000円的中! 収支+5,800円
赤見:馬単1200円&3連単200円的中! 収支+560円
斎藤:馬複3000円的中! 収支-600円
目黒:馬単1500円的中! 収支-750円

 荘司  +5,800円
 赤見  +560円
 斎藤  -600円
 目黒  -750円
 矢野  -6,000円
 須田  -6,000円
---------------------------------------
 紅組  +5,610円
 白組  -11,420円

5/2ばんえい十勝オッズパーク杯予想 荘司典子

2021年5月 2日(日)

5歳馬のエース2頭で勝負

 新年度最初に行われる重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯。昨シーズンまで古馬重賞戦線を引っ張ってきたオレノココロとコウシュハウンカイが引退し、頂点を目指す新たな戦いがここからスタートします。

 前述の2頭はこのレースを3勝していて(オレノココロは2015年、2016年、2019年、コウシュハウンカイは2017年、2018年、2020年)、しかもそのうち5回はワンツーフィニッシュ!そんな偉大な先輩ホースに匹敵する活躍が期待されているのが今年初挑戦の5歳世代のトップホース、メムロボブサップとアオノブラック。

 もちろんミノルシャープやメジロゴーリキら7歳勢も黙っていないと思いますが、古馬重賞戦線に本格参戦する5歳世代の可能性にかけて馬券を組み立てることにしました。

 このばんえい競馬情報局の重量予想馬券対決、個人的にはおかげさまで2シーズン連続プラス収支。しかも昨シーズンは大きなプラスで終えることができました。この勢いを本物にするべく頑張りたいと思いますので、新年度もよろしくお願いします。

◎9 メムロボブサップ
○4 アオノブラック
▲1 ミノルシャープ
△5 メジロゴーリキ
△6 キタノユウジロウ

3連単
4,9→4,9→1,5,6 各1000円 計6000円

5/2ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

2021年5月 1日(土)

前走2着メジロゴーリキに妙味

 また新たなシーズン、新たな戦いが始まりました。下を向かず、上を向いて歩き続けるのみです。

 まず初めは、例年どおり、ばんえい十勝オッズパーク杯。前走2着の走りを評価してメジロゴーリキを狙ってみます。
 オレノココロとコウシュハウンカイの2トップがいなくなった後、7歳世代の同馬とミノルシャープにはばんえいの大看板を背負ってほしいと思っています。
 「だったらミノルシャープのほうがいいんじゃないの?」と思う方が多いかもしれません。ということは、逆にメジロゴーリキのほうが高配当を期待できるはず。実力互角なら、人気がなさそうな馬を買ったほうがいいという考え方です。
 両雄並び立たず、と見て、印を付けました。問題は馬券。前々シーズン、前シーズンと、買い方を決めて"実験"してみた私ですが、結局うまくいかなかったので、今シーズンは臨機応変に行きます。
 とりあえず、メジロゴーリキから印を付けた馬への1頭軸3連複流し。それと、同馬からのワイドも流します。

 長い戦いの幕開け。どうか当たりますように。では、今回はこのへんで。

◎5 メジロゴーリキ
○4 アオノブラック
▲9 メムロボブサップ
△1 ミノルシャープ
△3 ダイリンファイター
△8 コマサンブラック

3連複1頭軸流し
5-1,3,4,8,9 各300円
ワイド
5-1,3,4,8,9 各600円 計6000円

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