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今週の見どころ(5/8~5/10)

 5月9日(日)、母の日のメインには、3歳以上牝馬による重賞カーネーションカップが組まれています。2日に牡馬のみで争われたばんえい十勝オッズパーク杯は、20年から2年続けての出走は2頭のみ。今年が初出走だった5歳のアオノブラック、メムロボブサップが1、2着で代替わりを感じさせる結果になりました。一方のカーネーションカップは、昨年の2~6着馬が出走予定。馴染みの馬が多いですが、牝馬戦線でも新顔の台頭があるのか注目です。なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で9レースが実施される予定です。

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【第2回開催4日目】
 5月8日(土)のメイン第10レースには、菖蒲特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級混合予選はオープンからの降級馬3頭が1~3着を独占。1着マルミゴウカイは10日のB級選抜戦に出走予定のため不在で、2着◎ハクタイホウが主役です。前走はマルミゴウカイに差し切られたとはいえ、こちらが10キロ重く、逃げてさすがの走りを見せました。年齢的なものか730キロくらいが重量の壁になっている感はあり、重量が軽い春は動ける季節といえます。A2へ降級した今季初戦の特別戦は660キロで9着でしたが、自らハイペースを刻み障害で苦戦したもの。今回は当時と同じ重量ですが、格下B1級との対戦ならペースを守って先行できるはずです。
 ○プレザントウェーは、A2からB1へ降級した今季初戦では4着。先行してこそというタイプが障害を5番手で降り、逃げて3着だったサダノワークスに1秒9差まで迫っています。勝ったマルミゴウカイと8秒1という着差を考えれば、ここでも通用の可能性はあります。
 ▲ココロノタカラは、A2級混合予選で3着に好走。マルミゴウカイがいたため目立ちませんでしたが、この馬もなかなかのキレを発揮していました。昨季は初戦から3連勝していたように春は稼働期です。
 △サダノワークスは、B1級-1組予選ではプレザントウェー(2着)に先に障害を越えられて5着でした。得意の展開に持ち込めるかどうかでしょう。

【第2回開催5日目】
 5月9日(日)のメイン第10レースは、BG3・第14回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。オープンのミスタカシマが690キロでトップハンデ。最大40キロの重量差があります。

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 古馬牝馬の重賞は年に2レース、春と冬に組まれています。2月のヒロインズカップに出走していた馬がメンバー中5頭いますが、当時オープンだったのは、ミスタカシマとシンエイボブ。ともにトップハンデ800キロで掲示板内を確保しています。◎シンエイボブは、ヒロインズカップでは7番人気で5着。障害を6番手で降りると、バテた馬を1頭交わしただけ。障害3番手から3着だったミスタカシマとは11秒差あり、初の800キロが堪えたようです。昨年のカーネーションカップもミスタカシマ(2着)に先着を許して4着でしたが、わずか2秒5差の接戦でした。ライバルが昨年も今年もオープン格での参戦なのに対し、こちらはA2からB1へ降級したことでハンデ差が10キロ縮まっています。重賞初制覇のチャンス大といえそうです。
 ○ミスタカシマは、牝馬で唯一のオープン馬。そのため牝馬限定戦では重いハンデを課されることが多いものの、前述のヒロインズカップ3着や、昨年のカーネーションカップ2着など好勝負を演じています。昨年はシーズン初戦がこのレースでしたが、今年は一度使われているのは好感触。古馬になっての初タイトルを期待します。
 ▲アフロディーテは、世代限定重賞6勝のミスタカシマの同期だったことが不運。しかし昨年2月のヒロインズカップでは、40キロ差あったとはいえミスタカシマに重賞ではじめて先着し初タイトルを獲得。今年の同レースはハンデ差が20キロに縮まっていましたが2着に歩き、再び先着しての3着にしりぞけています。ミスタカシマとは引き続き20キロ差ですが、シンエイボブよりこちらが10キロ重くなっています。ヒロインズカップのように、逃げられるかがポイントになりそうです。
 昨年のばんえいオークス馬△ジェイカトレア、最軽量650キロで重量差を生かせば△フォルテシモにも上位争いが期待できます。

【第2回開催6日目】
 5月10日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。

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 ◎マルミゴウカイは、18年の岩見沢記念を制するなど重賞7勝の実績馬。19年の北斗賞の後、約1年5カ月休養し、昨年12月の復帰後は大敗多数という成績でしたが、年度替わりのクラス改変でB1まで降級した今季は初戦から2連勝。地力の違いを見せつけています。今回は格下のB2級が相手だけに、3連勝が有望です。
 ○センショウニシキは、今季2戦は3、2着と勝ち切れていませんが、ともに障害はひと腰で、勝ち馬からそれぞれ3秒6差、1秒9差と接戦を演じています。こちらはA2から今季B2へ降級。10キロ差を生かしマルミゴウカイに迫ることができるでしょうか。
 ▲ヤマトテンリュウは、前走B2級-3組を逃げ切ってシーズン初勝利。昨季最終戦(A2級-1組)では、先に障害を越えたセンショウニシキとの差を徐々に詰め、ゴールではコンマ5秒先着と、しぶとさが持ち味です。今回、マルミゴウカイは別格としても2着争いのチャンスはあります。
 △サクラダイチは、今季初戦では5着とはいえ、マルミゴウカイより早く障害をクリア。9秒7差つけられたとはいえ、仕掛けていって強敵相手に見せ場はありました。昨季A1級で現在B2級と、センショウニシキ、ヤマトテンリュウより降級幅は大きく、格付の利も見込めるでしょう。

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