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今週の見どころ(10/12~10/14)

  10月13日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞が組まれています。重賞に再格付けされた08年以降の連対馬10頭中9頭が牡馬で、うち7頭が青雲賞(2歳牡馬オープン)を使われていました。今年も青雲賞の1~5着馬が出走してきましたが、不出走組の台頭はあるのか、今回も見ごたえ十分です。

JRA東京競馬場でのイベント(10/12)はこちら
BAOO荒尾でのイベント(10/14)はこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 10月12日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月10日に行われる4歳牝馬重賞・クインカップの前哨戦といえます。
 今年1月のばんえいプリンセス賞以来となる4歳牝馬限定のオープン戦ですが、同レースのメンバー10頭中、1、2着馬を除く8頭がここにも出走と、当時から勢力図に大きな変化はありません。注目は、ばんえいプリンセス賞で僅差3着だったカネサマドカ。近2走の秋分特別、千樹橋特別(ともにB2級-1組)ではいずれも第2障害先頭クリアから2、1着と安定したレースぶり。前走と同じ660キロで出走できるのも歓迎材料でしょう。
 4歳牝馬のなかで現在最高位のA2格付であるニシキウンカイは、ばんえいプリンセス賞では最大40キロ差のトップハンデで10着でした。しかし、今回もトップハンデとはいえ最大20キロ差の670キロと、かなり楽になりました。4歳三冠路線で4、3着と牡馬相手に善戦を続けている実力を示すかもしれません。
 ばんえいプリンセス賞では5着だったベニコマは、665キロでの出走だった前々走・千樹橋特別でも5着でしたが、崩れていた障害に進境をみせました。立て直されたとなれば660キロのここでは勝ち負けになりそうです。
 好調なキュートエンジェル(660キロ)、障害巧者カツダイヤ(660キロ)らも侮れません。

 10月13日(日)のメイン第10レースは、重賞・第36回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。2歳シーズン三冠がここからスタートします。
 9月22日に行われた青雲賞(2歳牡馬オープン)は、第2障害をひと腰先頭で越えたホクショウマサルが逃げ切り勝ちを収め、離れた障害4番手から猛然と追い込んだゴールデンフジが2着。断然人気のハクタイホウは第2障害で苦戦したのに加え、2位入線寸前のゴール線上で一杯となり3着でした。
 注目は青雲賞の勝ち馬ホクショウマサル。デビューから12戦してすべて5着以内ですが、青雲賞が通算3勝目という戦歴のとおり勝ち切れないのが悩み。平場戦ではどうしても位置取りがうしろになってしまいますが、障害にはほとんど心配がないだけに、ペースが落ち着く特別戦で変わり身をみせた格好です。ここも押し切りに期待します。
 ゴールデンフジは障害次第ですが、ハマると青雲賞のような末脚が使えます。前走の2歳A級-1組ではオオゾラシンスケとの熾烈な追い比べを制して1着と、しぶといところも見せました。
 デビューから7戦6勝、3着1回と快進撃を続けてきたハクタイホウですが、近2走が2、3着と初の連敗を喫しました。今回は唯一、賞金別定10キロを課せられるのも心配ですが、底力に期待したいところです。
 青雲賞は出走取消だったブラックニセイは、終いの踏ん張りひとつで上位進出が望めるはずです。

  10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)。
 ホッカイヒカルに注目します。前開催に行われた重賞・岩見沢記念でも2着と、負担重量や相手関係を問わず好走を続けています。もともと末脚はしっかりしていますが、若い頃に比べて先行力がついてきたことも安定感につながっているようです。今回から賞金別定重量が5キロ増えて10キロとなりますが、それでもまだ有利な感があります。ここも連軸は堅いでしょう。
 岩見沢記念3着ギンガリュウセイも今季12戦してすべて5着以内の堅実行進が続きます。現役屈指の障害巧者ぶりを今回もみせてくれるでしょう。
 ニュータカラコマは岩見沢記念が圧巻の逃げ切りで、世代限定戦以外の重賞初制覇を果たしました。5番人気でしたが、前々走のオープン特別での勝利がフロックでなかったことを証明しています。別定10キロ増となるここでも好走できれば、秋冬の重賞での活躍が楽しみになりそうです。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2013年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)の両日、帯広競馬場では「とかちばん馬まつり」が行われます。7回目となる今回も、人間がソリを曳く「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」や、今年が初の実施となる、本走路200メートルを女性が走る「人間ダービーヒロインズカップ」をはじめ、各種イベント・アトラクションでお楽しみいただけます。
 6日(日)のメインには3歳オープンによる・オッズパーク杯秋桜賞が組まれています。11月3日に行われる3歳二冠目・ばんえい菊花賞の前哨戦。こちらもお見逃しなく。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 10月5日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン混合・20:10発走予定)
 前開催のポテト特別(オープン)の1~4着馬は先週の重賞・岩見沢記念へ出走。となれば、同5着フジダイビクトリーに白羽の矢が立ちます。第2障害を先頭で越えましたが、上位4頭とは決め手の差が出ただけで、さほど悪いレース内容ではありませんでした。今回は相手有利が明らかなだけに、押し切りの期待がかかります。
 成長著しい4歳の2頭が続きます。ニシキエーカンは、シーズン序盤からオープンの強豪たちに混じって戦い続け、勝ち切れないまでも大崩れがないのが評価できます。ホクショウユウキは今季B2級からのスタートでしたが、世代限定重賞で3勝を挙げ、半年足らずでオープン入り。ライバル・ニシキエーカンの戦いぶりを考えれば、ここでも十分やれそうですが、賞金別定30キロ増は心配な材料です。
 ポテト特別では1番人気で9着だったホクショウバトルですが、相手関係を考えれば、ここで巻き返しても不思議ありません。

 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。8月25日に行われた3歳一冠目・ばんえい大賞典以来となる3歳限定のオープン戦です。
 目下9戦連続して3着以内という上がり馬オレノココロに注目。初の重賞挑戦だった7月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で3着に健闘すると、ばんえい大賞典でも2着。それぞれ670キロ、680キロで第2障害では安定感を欠きましたが、前走のB2級-1組特別では675キロでひと腰クリアから1着と、重量への慣れが感じられます。今回の670キロなら、トップハンデでも最有力です。
 2歳時から活躍を続けている馬の代表格はコウシュハウンカイ(670キロ)でしょう。ここまで無冠ですが、3歳になってからも3月のイレネー記念、ばんえい大賞典で3着の実績。B1・B2級決勝混合特別、A2級-1組特別を含め3連勝中の勢いも魅力です。
 約4カ月の休養を挟んでの今季初戦から破竹の6連勝中ホクショウサスケ(660キロ)にも期待がかかるところ。イレネー記念では、第2障害で大苦戦し最下位でしたが、力をつけてきた今であれば、違った結果が望めるかもしれません。

  10月7日(月)のメイン第10レースは、桔梗特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(9月28日第9レース)、A2級-2組混合(30日第11レース)の両予選上位馬による一戦です。
 2組混合予選で逃げ切り勝ちを収めたダイリンビューティに引き続き注目。障害で崩れても元々は巧者なので、次走ではしっかり立て直してくるため、連続での大敗が少ないタイプ。障害が切れれば、今回の特別戦でも前走のようなレースが可能でしょう。
 2組混合予選2着を含む近5走が2勝、2着2回のキンノカミや、1組予選では段違いの末脚を見せつけ2連勝を決めたスギノハリアーは好調さを生かしたいところ。
 1組予選では僅差で3着を争ったテンカムソウウメノタイショウはともに障害巧者だけに、特別戦での前進があるかもしれません。

岩見沢記念 予想結果

2013年9月30日(月)

山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×9R=54,000円

山崎 +42,420円
斎藤  +5,260円
矢野 -33,550円
須田 -37,380円

9/29岩見沢記念回顧

ニュータカラコマが独走で勝利!

 29日(日)は重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝5番人気のニュータカラコマが優勝。3月のポプラ賞以来となる、重賞4勝目を挙げました。

 馬場水分は2.1%で、多少重めの状態。道中はシベチャタイガーがハイペースで飛ばし、内枠の頭がこれに続く展開。ややバラついた隊列で第2障害を迎えました。
 じっくりためたホリセンショウ、インフィニティー、ギンガリュウセイの内枠3頭が動き、やや遅れてシベチャタイガーとホッカイヒカルも登坂を開始。各馬が苦戦を強いられるなか、抜群のかかりを見せたのは遅れて仕掛けたニュータカラコマ。軽快に障害を下りて、リードを広げにかかります。ホリセンショウ、ギンガリュウセイ、シベチャタイガーが横一線で続き、ホッカイヒカルも追撃態勢に入ります。
 しかし、先頭を行くニュータカラコマは快調に飛ばし、他馬とは次元の違う末脚を発揮。後続にグングン差をつけ、セーフティーリードを築きます。そのまま2着に12秒5もの大差をつけ、先頭でゴールを果たしました。
 注目は2着争いで、残り20メートル付近でホリセンショウの脚が鈍り、ホッカイヒカルが急襲。さらに残り10メートルでホッカイヒカルが前に出たところで、ホリセンショウがストップ。ギンガリュウセイ、クロフネオーザン、シベチャタイガーも脚を伸ばして大激戦となりました。しかし、1馬身ほど前に出ていたホッカイヒカルがそのまま押し切って2着を確保。最後に底力を発揮したギンガリュウセイが3着となりました。

 ニュータカラコマは今回が古馬重賞初制覇。しかも、その圧倒的なレースぶりにはすでに風格さえ漂っていました。安定感に欠ける面こそあるものの、5歳とまだ若いだけに、これからも重賞戦線をにぎわせてくれるに違いありません。
 ホッカイヒカルは勝ちきれない面こそありますが、やはり地力は高く、多少の展開利があればいつでも勝てる力を備えています。今後も目が離せない存在といえるでしょう。

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藤野俊一騎手「道中の流れがこの馬にとって合っていて、このペースだと障害もすんなり上がるのではと感じていました。毎日、厩務員さんがしっかりと練習をつけており、日々、力をつけているなと感じます。重賞ウイナーになったので、来年のチャンピオンカップも視野に入れて、今後も頑張ります」

9/29岩見沢記念予想 山崎エリカ

2013年9月29日(日)

北斗賞の内容からホリセンショウに期待

 ◎には北斗賞のレース内容がもっとも良かったホリセンショウを推します。北斗賞ではゴール手前で失速して勝ち馬インフィニティーと0.6秒差、2着馬ホッカイヒカルと0.3秒差の3着に敗れましたが、北斗賞は馬場水分0.7%で前半63秒の消耗戦。その流れを積極策から障害先頭で降ったことを考えると、負けて強しの内容だったと言えます。前半がもっと遅いペースだったら、もっと粘れていた可能性が高いでしょう。休養明け初戦の前々走では障害で止まってしまいましたが、前走はスムーズに障害をクリアしているので、3戦目の上積みと、高重量戦で条件が好転すると見ます。

 ○は今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯と旭川記念を勝利したキタノタイショウ。障害7番手で降り、一旦は先頭に並びかける見せ場を作った北斗賞はともかく、ばんえいグランプリの内容はイマイチですが、調子落ちによるものもあったのでしょう。立て直されて2戦目の今回は巻き返しを期待します。

 ▲は初めての重賞挑戦となった今年の帯広記念の3着のクロフネオーザン。この馬はA2クラスの身ですが、高重量戦をとても得意としている馬です。2度目の重賞挑戦となったばんえいグランプリでは、テンに置かれて急ぎすぎたこともあり、転倒してしまいました。しかし、帯広記念からずっと印を打ち続けている馬なのでここも打ちます。ばんえいグランプリのときよりも印を重くしたのは、更に基礎重量が加算されるレースだからです。

 △に3歳時はキタノタイショウと大差のないレースをしていたアオノレクサス。障害はキタノタイショウよりもうまいのですが、切れる脚が使えないために3歳時はキタノタイショウに苦渋を味わってきました。しかし、そのキタノタイショウは近走不振。また、古馬重賞初挑戦となったばんえいグランプリでは大事に乗られすぎましたが、手応えはなかなか良かったです。もっとももっと積極的なレース運びなら、大仕事をしてくれそうです。

 他では北斗賞2着、ばんえいグランプリ4着のホッカイヒカル。近2走のオープン戦では3着に敗れているようになかなか勝ちきれませんが、障害はスムーズなのでここも問題がないでしょう。北斗賞の勝ち馬は今シーズンは上々の滑り出しでしたが、近走の勢いがイマイチだし、ばんえいグランプリの勝ち馬は不利な10コースとなれば、ここも上位争いに加われるでしょう。

 あとはばんえいグランプリの2着馬ギンガリュウセイ。ギンガリュウセイは北斗賞では障害で止まってしまったのですが、そこからすぐに立て直して勝ち馬と3.3秒差まで詰め寄りました。止まってもすぐに立て直せるのがギンガリュウセイの良さであり、今年のばんえい記念で2着の実績からも基礎重量の加算はプラスでしょう。

 ◎ (3)ホリセンショウ
 ○ (7)キタノタイショウ
 ▲ (8)クロフネオーザン
 △ (5)アオノレクサス
 △ (4)ホッカイヒカル
 △ (1)ギンガリュウセイ

 3連単1頭軸マルチ
 3-7,8,5,4,1 各100円 計6000円

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