11月3日(祝・日)のメイン第10レースには、ばんえい菊花賞が組まれています。3歳三冠の第2弾という位置づけですが、過去5年では、一冠目・ばんえい大賞典に不出走だった馬が5頭も連対(3勝、2着2回)している、やや波乱傾向もある重賞です。また、同日第9レースに実施される釧路産駒特別から、重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)へ向けた戦いがスタート。2歳馬を5つの産地(釧路、南北海道、北央、十勝、北見)に分けて予選を実施し、それぞれの上位馬が12月30日に行われる本番への出走権を獲得することになります。
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11月2日(土)のメイン第10レースは、ヒイラギ特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(10月27日第11レース)、B2級-1組(26日第11レース)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ、予選で馬券に絡んだのはB2級予選の勝ち馬ヒマワリカツヒメのみというメンバー構成です。
今回のメンバー中、B1級予選で最先着の4着に入ったアローファイターが中心。軽量の4歳馬2頭と決め手上位の3着馬に差されましたが、第2障害先頭からこの馬なりの走りは披露しました。3走前にはB1級-1組特別を制している実績も考えれば、ここでは好勝負必至といえます。
B2級予選は、7頭がほぼ同時に先頭で第2障害を越えたため、決め手比べになった感もありますが、ヒマワリカツヒメがゴール前で抜け出して勝利。ベニコマもしぶとく4着に食い下がりました。2連勝を決めたヒマワリカツヒメ、今回は最軽量ハンデのベニコマとも障害が安定しており、大幅に負担重量が増える今回も大崩れはなさそうです。
11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、3歳重賞・第38回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。
牝馬コウシュハクィーンが、ばんえい大賞典(8月25日)に続く二冠制覇を目指します。2歳時から牡馬に混じって好勝負を続けており、ばんえい大賞典は第2障害先頭クリアから、2着オレノココロに7秒7差をつけての逃げ切りでした。近2走の自己条件B1級戦を連勝し、前走では初めて体重が1000キロ台に乗るなど、さらに充実を感じさせる近況です。
ばんえい大賞典は、2~4着が最大2秒1差という接戦。当時から3着コウシュハウンカイ、4着ダイコクパワーがそれぞれ10キロ増なのに対し、2着オレノココロが20キロ増となっているので、有力視するなら3、4着馬。ダイコクパワーは近況が精彩を欠いているので、注目はコウシュハウンカイでしょう。その後、トライアルのオッズパーク杯秋桜賞(10月6日)2着を含め6戦連続連対と状態面も申し分ありません。
一冠目より負担重量面では不利になりましたがオレノココロや、秋桜賞での勝ちっぷりが鮮やかだった牝馬セイコークインも楽しみです。
この日の第9レースは、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。釧路、根室管内産の2歳馬が争います。
前走で2歳A級-1組を勝っているコウシュハドンとホクショウマックスの争いでしょう。2歳牝馬オープン特別で2、1着の実績があるミドリサトが続きます。
11月4日(振・月)のメイン第10レースは、霜月特別(オープン混合・20:10発走予定)。
重賞・岩見沢記念を含めオープンで3連勝中のニュータカラコマが注目の的でしょう。賞金別定10キロ増だった前走狩勝賞でもオープンの強豪たちを相手に段違いの末脚で差し切っています。今回はさらに5キロ増となりますが、一枚相手が下がる印象のここでは負けられません。
フジダイビクトリーは、オッズパーク賞サマーカップ(7月27日)では同重量でニュータカラコマを破っている実績があります。ニュータカラコマは、このところ地力強化が著しいですが、今回は15キロ差がつくことを考えれば、こちらが再び先着する場面もありそうです。
前回の出走取消は気になりますが2連勝中の牝馬ブラックパールや、4歳の10キロ減が魅力のニシキエーカンも争覇圏でしょう。