トレジャーハンター久々の重賞制覇!
24日(日)は重賞・ドリームエイジカップ(3歳以上、馬齢選抜)が行われ、単勝7番人気、6歳のトレジャーハンターが優勝。2011年のポプラ賞以来となる重賞2勝目を挙げました。
馬場水分は2.2%と若干重め。第1障害ではややバラつきましたが、その後は各馬横一線。フクドリ、トレジャーハンターあたりがペースを握る展開で第2障害を迎えました。
各馬じっくりためたのち、真っ先に動いたのはホクショウバトルとオイドン。これとほぼ同時に、ホクショウユウキとトレジャーハンターも仕掛けます。なかでも抜群の登坂を見せたのがトレジャーハンター。ひと腰ごとに荷物を曳き上げ、先頭で障害をクリアしました。1馬身半ほど遅れてホクショウユウキ、さらにオイドンも突破。以下は離れて、勝負のゆくえはこの3頭に絞られました。
3番手のオイドンが前との差を詰めにかかりますが、先行した2頭も脚いろは良好。反対にオイドンが残り20メートル付近でストップしてしまいます。ところが先頭のトレジャーハンターもゴール寸前で止まってしまい、ホクショウユウキが急襲する手に汗握る展開に。しかし結局は、トレジャーハンターが立て直して1着入線。1秒差でホクショウユウキが2着に入りました。オイドンは3番手を追走していましたが、ゴール線上でピタッと止まり、ホクショウダイヤとニシキエーカンが急追。立て直したオイドンとホクショウダイヤが同タイムとなった結果、軍配はホクショウダイヤに上がりました。これで7、5、8番人気での決着となり、3連単は163万6860円。ばんえい史上2番目の高額配当となりました。
およそ2年8カ月ぶりとなる重賞制覇を飾ったトレジャーハンター。ゴール前で詰めの甘さを見せましたが、レースぶりそのものは堂々としたものでした。今後も馬場や重量次第でタイトルを積み重ねる可能性も十分です。
浅田達矢騎手「馬齢選抜ということもありハンデと、あとは馬場にも恵まれました。相手は重賞の常連で格上でしたが、前走の内容が良く、馬も気持ち良い状態で臨めましたので強気に騎乗しました。馬を信じて乗り、良い結果がついてきて本当に嬉しいです」