力つけたコウシュハドンに期待
現2歳世代は、最多勝利数8勝のハクタイホウがリードしてきました。ハクタイホウは青雲賞ではゴール線手前で止まり、ナナカマド賞ではゴール目前で止まって、そこからすぐに立て直してのともに3着。確かに上位の馬たちも強かったですが、先に動かなければならない、人気の逃げ、先行馬ゆえの宿命とも言える敗戦でした。
そのハクタイホウを浅いキャリアながら、2走前のA1クラスで2着に降して勝利したのがコウシュハドン。前走ではナナカマド賞の2着馬や十勝産駒特別の上位2頭に敗れましたが、勝ち馬との着差は4.6秒差とわずかなもの。青雲賞やナナカマド賞など、強豪相手の大一番は未経験ですが、対戦比較上は通用します。
また、コウシュハドンは障害まで中団で競馬を進めて、直線で勝負するタイプだけに前が崩れるのが前提ですが、今回も強い逃げ、先行馬揃いで、ナナカマド賞のときのように直線でもつれる可能性が濃厚。コウシュハドンが展開に恵まれる可能性が高いので、今回の◎とします。
○は十勝産駒特別でナナカマド賞の1着馬ホクショウメジャー、2着馬ゴールデンフジを降して勝利したホクショウマサル。この馬はもともと青雲賞ではナナカマド賞の1着、2着馬、そしてハクタイホウも降して勝利していることから強い馬であることは間違いありませんが、この馬はテンに置かれるタイプ。同タイプのギンガリュウセイがドリームエイジカップで10番枠を引き、テンに置かれすぎて大敗したことから、本命にするのは危ういと見て狙い下げました。
▲は十勝産駒特別の2着馬ブラックニセイ。A1クラスに昇級してからはハクタイホウにやっつけられてばかりいましたが、ここへ来て成長力を見せました。前走でも0.2秒差とはいえ、◎コウシュハドンに先着しています。しかし、ここへ入ると「このレースは決定的に強かった」と言える目立った成績がないので3番手評価としました。
△に前記したように、この世代をリードしてきたハクタイホウ。レースを順調に使われていたならばもっと高い評価をした馬ですが、今回は約1ヵ月の休養明け。ただですら、ゴール前でスタミナを切らして失速する傾向にある馬が、休養明けならば余計にガス欠率が上がること。また、ナナカマド賞のときのようにオオゾラシンスケと潰し合う可能性が高いことから狙い下げました。デビューから3着以内の記録がストップするとしたら、今回ではないでしょうか。
他ではトップハンデのハクタイホウと40kgの重量差があるのは大きいメモリアルサマー。前々走の北見産駒特別でも、A1クラスでハクタイホウの2着実績がある勝ち馬オオゾラシンスケに0.3秒差まで詰め寄りました。あとは展開に恵まれない可能性は高いですが、層が厚い一戦だったとは言えない北央産駒特別の勝ち馬よりも北見産駒特別の勝ち馬ということでオオゾラシンスケも加えます。北央産駒特別で圧勝したソウテンブルーのほうが展開に恵まれる感はあるのですが、来ても3着くらいまででしょう。
◎ (3)コウシュハドン
○ (10)ホクショウマサル
▲ (9)ブラックニセイ
△ (4)ハクタイホウ
△ (2)メモリアルサマー
△ (8)オオゾラシンスケ
3連単1頭軸マルチ
3-10,9,4,2,8 各100円 計6000円