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レース回顧(12/17~12/19)

2005年12月19日(月)

 17日(土)、激しい降雪の中で行われたグリーンパーク特別(550万円未満)は、単勝1番人気のギャンブラークインが優勝。2着に近走精彩を欠いていた9番人気のミスターハヤサキが入り、好配当を演出しました。第2障害をひと腰でクリアしたギャンブラークインは、終いもしっかりした脚取り。絶好調ぶりを見せつけて快勝しました。2番手で障害を越えたミスターハヤサキは、ギャンブラークインを捉えるには至らなかったものの、後続を完全にシャットアウト。今回のレースについては、相手が悪かったとしか言いようがありません。
 なおこの日の最終第12レースは、降雪により中止となりました。
 開催が危ぶまれた18日(日)ですが、雪もやんで予定どおり12レースが行われました。メインレースは師走特別(3歳以上オープン)。注目のサダエリコは出走しませんでしたが、オープン馬9頭が元気に駒を進めてきました。ここを制したのは、およそ2カ月半ぶりのレースとなったミサイルテンリュウ。馬体が52キロも減っていましたが、それでも得意の障害を真っ先に抜け出して、そのまま逃げ切りました。2着のシンエイキンカイも2番手クリアからよく追い込みましたが、馬場が軽かっただけに逃げ切りを許した格好でした。
 この日の第10レースは、若手騎手選抜によるヤングジョッキー賞(混合390万円未満)。勝ったのは入澤和也騎手が手綱を取った5番人気のトップダンディー。2着に10番人気、高橋洋典騎手のヒカルテンランが入り、馬連単は2万2500円の高配当となりました。また第8レース(470万円未満)には絶好調のフクイズミが登場。ここを勝って4連勝としており、今後の活躍にも十分期待が持てそうです。
 19日(月)はオリオン特別(650万円未満)が行われ、2番人気のキングファラオが優勝しました。ホクトキング、ホクショウファイトに続いて、3番手で障害を下りたキングファラオは、一気に脚を伸ばすと2頭をあっさり交わし、最後はゆうゆうとゴールイン。その確実な末脚は、今後クラスが上がっても十分通用することでしょう。2着のホクトキング、3着のホクショウファイトはそれぞれ障害を楽にクリアしており、安定した力を発揮しています。
 同日の第10レース(3歳以上オープン)は、7番人気のタケノホウシュウが優勝して、馬連単は万馬券。スターエンジェルが2着で、3着に久々のコスモカップと、牝馬勢の健闘も目立ちました。

映像はこちら

【速報】谷あゆみさん調教師試験合格

 我が友、谷あゆみさんが調教師試験に見事、合格!
 ばんえい競馬史上初の女性調教師が誕生した訳で、谷さんの喜びの声は、次回、ご報告の予定です。

  旋丸 巴

やっぱり馬が好き(第12回)  旋丸 巴

2005年12月16日(金)

幸せになりたかったら競馬場へ

 いやいや、ついにやって来ましたね、待望の帯広開催が。厳寒の山村に住むものにとって、冬は「寒いし雪降るし、やだなー」っていうのが正直なところ。なんだけど、ばんえい競馬が来る、という楽しみがあるから冬の到来も結構待ち遠しいのである。

 そんな訳で、12月3日帯広開催初日には、いの一番に競馬場に駆けつけたのは当然。

 「いやー、久しぶりの帯広競馬場はいいなぁ」と大声で叫んだのは、けれど、私ではない。競馬場に入った途端、近所の馬好きのオジサンに出会って、このオジサンが顔中に笑顔を貼り付けて、私に、こう言ったのである。

 もっとも、周囲を見渡せば観客席にもパドックにも、そんなファンの笑顔が溢れている。どこぞの映画評論家じゃないけど、「いやー、競馬って本当にいいですね」という陳腐なセリフが頭を駆け巡る。競馬初日は、いつだって私の頭はオーバーヒートしてしまうのだ。

 ただし、今年は、いつもと違うこともあって……そう! 今年はエキサイティングゾーンなるものが登場。私のヒートアップした脳みそを更に熱くして……。

 ご承知の通り、今年から導入されたエキサイティングゾーンは、ばんえい競馬の「華」=第二障害付近に設けられたスペース。今までは、ばんえいのコースの手前に、かつて使われていた平地用のコースが挟まっていて、つまり、それだけ遠くから観客はレースを見ていた訳だけど、エキサイティングゾーンと称して、内側の旧コース部分を開放。観客は、間近で馬達が障害を駆け登る姿を見られるようになった、という次第。

 なるべく近くで馬が見たい、というのが常日頃からの願いである私にとって、こんな嬉しいことはなくて、だから、馬券購入もそこそこに、早速、これなるゾーンで観戦。うーん、やっぱり迫力が違うわ、と感心も得心もしてしまったのである。

 はてさて、こうして間近で競馬を観て、パドックで馬を観察し、スタンドで熱々のラーメンをすすって(帯広競馬場のラーメンは堅ゆでで美味しいのよ! ちょっと塩っぱいのが、関西出身の私には難だけど)、もう、こうしているだけで私は幸せ。

 勿論、スーパーペガサス級の強い馬や、アンローズのような贔屓の馬、はたまたヨコハマボーイみたいに耳元の個性的な馬なんかのレースを観るのも好きだけど、格下の無名馬達を観ながら、のんびりと競馬を楽しむ……これまた競馬の醍醐味。

 ポケットの中で馬券を握り締め、反対の手に持った甘酒で体を温めながら、昨日までは名前も知らなかった馬に声援を送る。

 こんな素敵な時間って、なかなか見つけられるもんじゃない。

 という訳で、皆さん、幸せになりたかったら、帯広競馬場に行こう! その結果として財布に寒風が吹いても責任は持たないけどね。

今週のみどころ(12/17〜12/19)

 登録馬を見る限り、今週3日間のメインレースはどれも楽しみな一戦。最近は470~650万円クラスで特に好調馬が多く、今回も多数の好調馬、実績馬がエントリーしてきました。もちろん詳細は以下をご覧いただいて、馬券の参考にしてみてください。なお今週もレディースデイです。お近くのかたは、ぜひ競馬場へ足を運んでみてください。
 17日(土)に行われるのはグリーンパーク特別(550万円未満)。中心となるのはやはりギャンブラークインでしょう。最近はクインカップを制したのをはじめ、つねに上位争いを繰り広げており、安定した力を発揮しています。ここも勝ち負けとなるに違いありません。ほかで注目したいのはトカチタカラ。なかなかギャンブラークインに先着できませんが、ただ実力に大差があるとは思えませんし、上位争いは十分可能でしょう。
 18日(日)のメインレースは師走特別(3歳以上オープン)。牝馬2強やシンエイキンカイなどが登録しています。出走してくればもちろんサダエリコを中心にとりたいですが、収得賞金上、規定より35キロ(牝馬20キロ減を適用して15キロ)多く曳くことになります。この数字をどう見るかが、鍵を握ることになるでしょう。もちろんアンローズも争覇圏。20キロ減で他の牡馬より軽くなるため、最有力と言っていいでしょう。前走3着の巻き返しなるか注目です。ほかシンエイキンカイを筆頭に、好調のツルマキシンザン、2カ月ぶりの出走となるミサイルテンリュウなどもスタンバイ。好勝負が期待できそうです。なおこの日の第10レースはヤングジョッキー賞(390万円未満)も行われます。若手ジョッキーのフレッシュな手綱さばきを楽しみにしたいところ。
 19日(月)はオリオン特別(650万円未満)がメインレースとして行われます。ここにはキングファラオプリンセスサクラコプリティブライトなどの好調馬が登録しています。この3頭にホクトキング、ホクショウファイトらがどこまで絡んでいくことができるかが焦点となるでしょう。この日の第10レースにはオープンも組まれており、ヒカルセンプー、キングシャープなどをはじめ、今季初出走となるコスモカップなども登録しています。

レース回顧(12/10~12/12)

2005年12月13日(火)

 10日(土)に行われた十勝岳特別(混合800万円未満)は、トミサトクイーンが優勝。障害で一瞬ヒザをつきながらも先頭でクリアし、最後まできっちり脚を伸ばしました。これで4戦連続連対となり、目下絶好調のようです。2着のユウセイマーチは2番手で障害を下りたものの、勝ち馬の確かな末脚に屈した印象でした。第10レースの勝入別定(550万円未満)は、1番人気のホクトキングが優勝し、2着にギャンブラークイン。ホクトキングは11月のクリスタル特別(2着)以来、好調を維持しており、これで3戦連続連対となりました。また第9レースの勝入別定(470万円未満)フクイズミが、第8レースの勝入別定(390万円未満)ナリタボブサップが、それぞれ勝利を飾っています。
 11日(日)のメインレースはばんえいオークス(3歳牝馬)。このレースについては「ばんえいオークス回顧」をご覧ください。その前に行われた狩勝特別(3歳以上オープン)は、エンジュオウカンが優勝しました。ミサキスーパーと並んで障害を下りて一騎打ちとなりましたが、これを制して今季3勝目。前々走で7着となった以外はすべて掲示板圏内と、安定した成績を残しています。2着のミサキスーパーは、今季初戦(5月)以来の連対で、ここから波に乗りたいところでしょう。また第9レースの十勝産駒特別(2歳、十勝管内産駒限定)メジロショウリキが優勝し、5連勝としました。危なげない勝利に、今後の活躍が期待できそうです。なお2番人気のマルミシュンバは第2障害で転倒、競走を中止しています。第8レースの勝入混合別定(混合650万円未満)は1着キングファラオ、2着ホクショウファイトで、人気サイドでの決着となりました。
 12日(月)のトマム特別(650万円未満)は、単勝1.9倍と支持を集めたプリンセスサクラコが4着に敗れる波乱。勝ったのは7番人気のカゲマサムネオーでした。第2障害ではカゲマサムネオーも含めヒザを折る馬が続出。それでも先頭で障害を抜けたカゲマサムネオーは、懸命に追い上げる他馬を退けてゴールしました。鋭く追い込んだコウリュウオーザが2着を確保しています。

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