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12/25ばんえいダービー予想 矢野吉彦

2005年12月24日(土)

カネタマルから牝馬2頭へ

 いやいや、いくら堅いレースが含まれているとはいっても、ここまで続けて予想が当たるとは……。
 いくらなんでも当たりすぎ。どうして当たったかをよく考えると、なんだかちょっと心配になってきちゃいました。つまり、それぞれの重賞で勝負になる馬が限られちゃってるからじゃないかと。いつも穴馬を見つけようとするんですが見つけられず、本命党の予想にならざるをえないんですよ。それでもハズレないのは、やっぱり穴馬がいなかった、ということ。力通りの決着になるのは、それはそれでいいのかもしれませんが、もう少し、勝ったり負けたりがあったほうがおもしろいんじゃないですか? ハッキリ言って、オープン馬の層が薄い! 最近、馬券の売り上げは上向きになってきたとのことで、そんな時にこういうことを言うのは水を差すようで申し訳ない気もします。でも、3歳にしても古馬にしても、あと3~4頭くらい、今のトップホースを脅かす馬が出てこないと、重賞レースのドキドキ、ワクワクがなくなっちゃいますよ!

 なんてエラそうなこと言ってる場合じゃありません。ここまで来たら、今年最後の重賞、ばんえいダービーも当てて、1年を締めくくらなきゃいけませんからね。ここも、フツウに考えればカネタマル、ウィナーサマー、エンジュダイヤの三つどもえ。ただし、オークスの時にも分析したように、ウィナーサマーとエンジュダイヤの荷物が同重量なら、ウィナーサマーのほうが上。なので馬券は、3頭のボックスを買う必要はなし。カネタマルを頭に牝馬2頭へ馬単。押さえはウィナーサマーからカネタマル。これでOKでしょう。
 昨年までの3歳オープン戦線は、大賞典→オークス&ダービー→菊花賞というローテーション。それが今年は、ダービーが締めくくりのレースになりました。ダービーと菊花賞が入れ替わったわけです。去年までの菊花賞では、3年続けてオークスとダービーを連破した牝馬が連対しています。今年は菊花賞とオークスを連勝した牝馬は現れませんでしたが、菊花賞で見せ場タップリの2、3着に来たウィナーサマーとエンジュダイヤは、オークスでも1、2着と力通りの成績を残しました。去年までの傾向からすれば、締めくくりのここでも好走するはず。で、菊花賞でこの2頭を破ったカネタマルがその上にいる、どう考えたってそうなりますよね。
 カネタマルを頭にもう1頭買うとすれば、スーパークリントンかスーパーロイヤル。帯広での実績を考えたら、前走で弾みをつけたスーパークリントンがいいでしょう。あとは、左利きの大口騎手が手綱を取るトウリュウが1枠を引いたので、大穴ならこれですか。
 というわけで、今回もオッズと相談。カネタマルから牝馬2頭への馬単とウィナーサマーからカネタマルへの押さえ、計3点を買って、まだ余裕があるようなら、カネタマルからスーパークリントン、トウリュウへの馬単も買います。

 我々にとっては今まで経験したことのない、とんでもない寒波が相次いで襲来していますが、みなさんお身体に気をつけて、よいお年をお迎え下さい。では、今回はこのへんで。

12/25ばんえいダービー予想 斎藤修

カネタマルに死角は?

 今年から通年開催となったことでいくつかの重賞の開催時期が変わったが、このばんえいダービーは菊花賞のあとになり三冠最終戦となった。
 約1カ月前に行われたばんえい菊花賞と同じく定量で、20kgずつ重量が増加したのみ。その菊花賞と7頭が同じメンバーなら、カネタマルの力が抜けているというほかに言いようがない。無理にカネタマルが負けるパターンをあら捜しすれば、ゴール前で形勢一変する北見から前の止まらない帯広に変わって仕掛けが遅れたとき。しかし昨年度の帯広の成績を見てもイレネー記念を圧勝するなど、むしろ成績はいい。その上、前走帯広での緒戦は800万クラスで快勝していて、さらに力をつけているような印象だった。本命は迷わずこの馬だろう。
 相手はといえば、菊花賞2、3着でその後のオークスでは着順が逆になっただけのワンツーだったエンジュダイヤとウィナーサマーと考えるのが普通だが、いやちょっと待った。
 スーパークリントンは着順だけ見れば菊花賞は8着だったが、単独2着に粘りこもうとしたところゴールライン上で力尽き、倒れてしまったことで惨敗となった。ゴール前が坂になっている北見から、前がなかなか止まらない帯広に変わったことでこの馬がそのまま振り切ってしまう可能性は十分考えられる。帯広は昨シーズンホクレン賞勝ちを含め3勝。今シーズンも前走470万のクラスを勝っていて得意なコース。ゆえに対抗にはスーパークリントンを推してみる。
 ばんえい大賞典を制し菊花賞を回避したカネサブラックは、その後390万を2度勝っているが470万で苦戦しているので見送り。
 ナリタボブサップは390万で2連勝中だが、菊花賞で牝馬2頭に差をつけられていることからも逆転は厳しい。

 ◎カネタマル
 ○スーパークリントン
 ▲ウィナーサマー
 △エンジュダイヤ

 いずれにしてもオッズを見ないことには買い目と配分が難しいが、◎→○の馬単勝負でドカッと分厚く。◎→▲△の馬単はトリガミ覚悟の押さえ程度。そしてさらに、「あ~~~っとぉ、カネタマルわぁ、届かないぃぃぃぃぃ~~~っ」という井馬アナの実況を想定して○→◎▲△の馬単で穴を狙う。

12/11ばんえいオークス予想 矢野吉彦

2005年12月10日(土)

2頭の馬単が大本線

 前回の北見記念、私の予想は、いちおう当たり、って言ってもいいんですよね。古林センセイにも、的中おめでとう、と書いていただきましたし……。サダエリコとアンローズの馬単折り返しで堅そうだけど、オッズ次第で両馬を頭にシンエイキンカイへ、というものでしたから。第2障害を降りてからの展開はハラハラドキドキでしたが、最後の最後でサダエリコが出てくれて、めでたしメデタシ。おかげでこちらも連続的中記録を伸ばすことができました。

 さて、ばんえいオークス。ここも堅そうですね。そう、菊花賞2、3着のエンジュダイヤとウィナーサマー。ともに、すでに13勝を挙げていて、2頭の実績が群を抜いています。定量戦のここは、少なくとも共倒れという事態は考えられません。まずはこの2頭の馬単折り返しが大本線です。
 なんだ、またその作戦か、ですって? じゃぁ、この2頭のどっちが強いか、ちょっと考えてみましょう。これまでに両馬が直接対決したレースは10戦あって、エンジュダイヤ先着が6回、ウィナーサマー先着が4回。わずかにエンジュダイヤ優勢です。しかし、エンジュダイヤが先着した6戦のうち5戦までが、エンジュダイヤのほうが軽い荷物を引いて走ったレース。前走の菊花賞は、初めてエンジュダイヤがウィナーサマーと同じ目方の荷物を引いて先着を果たしたレースでした。一方、ウィナーサマーが先着した4戦のうちでは、2頭が同重量だったのが2戦、ウィナーサマーのほうが10kg重い荷物だったのが2戦となっています。菊花賞は牡牝混合でしたが、今回は牝馬限定戦。そこでの同重量勝負なら、ウィナーサマーの巻き返しに期待するというのはいかがでしょう? エンジュダイヤとの馬単折り返しを同額買うのではなく、オッズと相談しながら、ウィナーサマー1着で勝負して、エンジュダイヤ1着のほうを押さえにする作戦です。
 あとは単純に、この2頭から、ここへきての上がり馬を2着にした馬単。ウィナーサマーが勝った黒ユリ賞で、エンジュダイヤと同じ630kgを引いてこれに先着したアロアローズを押さえます。もう1頭挙げるとすれば、ばんえいプリンセス賞に出たイサムエンジェルか、北見の成績が安定していたイナノプリンセスか。でも、そこまで買うと、ウィナーサマーとエンジュダイヤで決まったときに損しちゃいそうなので、やめときます。
 あとは購入金額をどう配分するか。オッズを見ないうちには何とも言えませんが、ウィナーサマー→エンジュダイヤを5割、そのウラを3割、ウィナーサマー→アロアローズとエンジュダイヤ→アロアローズを1割ずつ、というのを基本線にしましょう。
 なんだ、プレビューとほとんど同じ予想じゃないか、って? だってしょうがないでしょう。ピンと来るような穴馬が見当たらないんですよ。でも、そんな時だからこそ荒れるのかも。私の予想がこんなに続けて当たるというのも、なんだか不気味ですしね。さぁ、どうなりますか? では、今回はこのへんで。

12/11ばんえいオークス予想 斎藤修

菊2、3着の実績は断然

 この重賞予想、矢野さんはばんえいグランプリから6戦連続的中。わたしも岩見沢記念から3戦連続的中と好調が続いている。
 というわけでここ3戦は2人とも当たってるわけだけれども、その買い目を見ると微妙に違っていて、それでも両方とも当たってるのがスゴイ。ということは、2人の買い目の共通しているところだけ絞って買えばこの3戦は的中していたというわけだ。ただこういうのって気づいちゃったらそれでおしまいってことが世の常なので、さて今回はどうなるでしょう。

 3歳牝馬による全馬660kgで同重量のオークス。ということでまず格付けをチェック。
 ウィナーサマー 470万
 エンジュダイヤ 390万
 アロアローズ  220万
 ラヴクイーン  200万
で、馬券の対象になるのはだいたいここまで。あとは全馬170万で、このクラスで可能性があるとすれば、北見開催で7戦して3着をはずしていないイナノプリンセスのみ。荒れる要素があるとすれば、帯広への開催替りということくらいだろう。
 ばんえい菊花賞で2、3着のエンジュダイヤ、ウィナーサマーの2頭は、やはりこのメンバーでは力が抜けていると見るべき。
 一角崩しがあるとすればアロアローズ。黒ユリ賞2着の実績があり、北見開催では7戦2勝2着4回3着1回と好調を持続している。
 ラヴクイーンは、北見開催の220万条件で1度2着があるもののその後は苦戦。昨年度の帯広開催を見ても特にこのコースが得意とも思えないので見送る。
 さて、エンジュダイヤかウィナーサマーかどちらを頭にするかだが、昨シーズン帯広開催の黒ユリ賞、イレネー記念でいずれも先着しているウィナーサマーを今回は本命としたい。

 ◎ウィナーサマー
 ○エンジュダイヤ
 ▲アロアローズ
 △イナノプリンセス

 馬券的にはよほど絞らないとトリガミになると思うので、◎→○の馬単を厚く、○→◎と◎→▲の馬単が押さえの以上3点。さすがにイナノプリンセスまで回すのは難しいので、よほど人気がなければ穴狙いの遊び程度で上位3頭に馬連複で流すとか。

11/27北見記念予想 矢野吉彦

2005年11月26日(土)

牝馬2頭の一騎打ち

 いやいや、先週のばんえい菊花賞も、またまた当たっちゃいましたね。「1頭に絞れば」というのは余計でしたが、取りあえずの結論として挙げた馬単4頭ボックス作戦が的中。12点買いでもプラスになる配当がつきました。どうしちゃったんでしょう。中央の予想はちっとも当たらないのに……。

 さて、連勝目指して、張り切って北見記念の予想を、と思っていたのですが、最大の目玉、スーパーペガサスが脚部不安で回避しちゃいました。なんと言っても現役最強馬だけに、早く立ち直って、またあの雄姿を見せてほしいと思います。
 この馬が出ないとなると、岩見沢記念でワンツーフィニッシュした牝馬2頭、アンローズとサダエリコが中心でしょう。このところの2頭の直接対決では、いずれもサダエリコのほうが重い荷物でアンローズが先着というパターンになりましたが、今回は同重量。ただし、今回の重量は、昨年の北見記念で840kgを引いたアンローズにとっては経験済みとも言えますが、サダエリコは810kgまでの経験しかないので初挑戦。これを考え合わせると、ほぼ互角、若干、アンローズ有利か、といったところです。ただ、どちらかを頭に、という選択は難しいですね。2頭の馬単ウラオモテ。または馬複1点でいいと思うんですが。
 これに割って入るとすれば、シンエイキンカイですか。岩見沢記念ではアンローズより20kg、二世ロッシーニ記念では15kg重い荷物を引きましたが、今回は10kg差。その2戦で先着を許しているサダエリコとの重量差は今回も10kgのままですから、ここもそう強気には狙えませんが、ひょっとしたらの期待はかけられそうです。前走を勝って勢いをつけたグレートサンデーは、石北特別を750kg、知床賞を760kgで連勝した後に2着に健闘した去年ほどのインパクトはないので、ここは見送り。むしろサンデーブライアンのほうがいいかもしれませんが、どちらにしても、ちょっと足りないような気がします。
 ということで、やっぱりここはアンローズ、サダエリコの一騎打ち。オッズ次第で、この2頭を頭にシンエイキンカイへの馬単流しを少々、という結論にしておきます。斎藤編集長も同じかもしれませんが。
 とにかく、伝統の一戦にスーパーペガサスが出ないのはさびしいかぎり。でも、ばんえいの看板馬だけに、ガタガタになってほしくはありません。ここの回避は仕方ないとして、帯広記念には復活してきてもらいたいですね。では、今回はこのへんで。

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