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4/27ばんえい十勝オッズパーク杯予想 斎藤修

予想の詳細はオッズパークのブログをご覧ください。 

 ◎カネサブラック
 ○マルミシュンキ
 ▲トカチプリティー
 △スーパークリントン
 △ナリタボブサップ

3/23ばんえい記念予想 矢野吉彦

2008年3月22日(土)

乾いた重馬場で、トモエパワーの底力に期待

 さぁみなさん、いよいよばんえい記念です! 世界でたった1つのばんえい競馬にあって、押しも押されもせぬNO1決定戦。つまり「World Cup of the Ban-ei」なわけです(今まで私は『World Series』と言ってきましたが、『Series』だと、いくつかのレースをまとめたものになっちゃうので、これからは『World Cup』と呼ばせていただきます)。私にとってはわりと相性のいいレース。去年の馬単(1着トモエパワー、2着シンエイキンカイで3420円)もバッチリ当てちゃいましたからね。今年も張り切って予想しましょう!

 NPO法人「とかち馬文化を支える会」の会報第2号にも書きましたが、ここ10年のデータから言えば、勝つのは、優勝経験馬か6~7歳の初挑戦馬、あるいは初挑戦の時に2着に来ていた馬。2着候補は、やはり優勝経験のある馬か6~9歳の初挑戦馬、または初挑戦の時に3着に来ていた馬、に絞れます。今年のメンバーでは、去年の勝ち馬トモエパワーと初挑戦の6歳馬スーパークリントン、ナリタボブサップが「勝つ見込みのある馬」。「2着候補」は、この3頭にタケノホウシュウ、ヨコハマイサム、ダイニハクリュウの初挑戦馬とシンエイキンカイ(02年に明け5歳で初挑戦、990キロを引いて3着)を加えた7頭ということになります。ミサイルテンリュウやアンローズ、スターエンジェルは、いずれも初挑戦の時に4着以下に敗れていますから、思い切って消しちゃいましょう。
 さらに言えば、2着候補に挙げたうちの初挑戦馬3頭は、関係者のみなさんには失礼かもしれませんが、どう考えても勝負にはならないと思いますよ。だって、これまでに背負った最も重い荷物が、タケノホウシュウで800キロ、今回がばんえい記念だけでなく重賞レースさえ初挑戦のヨコハマイサム、ダイニハクリュウに至っては730キロ。そういう馬にいきなりの1トンというのはキツイでしょう。ちなみにシンエイキンカイが初挑戦で3着になったときは、それまでに2回の860キロを含め、800キロ以上の重量を17回も経験していました。タケノホウシュウが800キロを引いたのは1回だけですからね。この3頭のうちのどれかが2着以内に来たら、奇跡以外の何物でもないと断言します!
 さて、予想の結論へ向けて、「問題はこれからであります」。ナリタボブサップとスーパークリントンを比べたとき、最近の戦績からするとナリタボブサップのほうが上、と見るのがフツウでしょう。07年以降、ナリタボブサップがスーパークリントンに先着を許したレースはいくつかありますが、その中でスーパークリントンが1着、というのは2回だけ。ここ数戦では、ナリタボブサップがスーパークリントンより重い荷物を引いて先着することのほうが多かったですし、今回、スーパークリントンがナリタボブサップを押さえて優勝というのはちょっと考えにくいところです。次に、ナリタボブサップとトモエパワーを比べます。トモエパワーが、昨年のばんえい記念を勝つ前に、馬場水分3.1%の帯広記念で880キロのソリを引いて優勝していたのに対し、ナリタボブサップは、馬場水分5.5%、900キロの荷物を引いた今年の帯広記念で優勝。馬場水分差と重量差を考えあわせると、力でトモエパワー、スピードでナリタボブサップ、だけどトモエパワーのほうが若干リード、といった感じでしょうか。23日は乾いた重馬場になりそうなので、トモエパワーの底力に軍配が上がりそうな気がします。
 持ち味の出しにくい軽量戦とはいいながら、ここ数戦でちょっと負けグセがついちゃったトモエパワーはどうなのよ? というご意見もあろうかと思いますが、昨年の岩見沢記念で優勝する前には6戦続けて7着以下だったんですから、まぁ大丈夫でしょう。でも確かに、去年のばんえい記念の時ほど、レースを使いながらキッチリ合わせてきた、という雰囲気を感じませんね。調教で万全の態勢を作っているはずですが、本番へ行ってどうかが問題。それと、先にも書いた通り、今年はおそらく“超重馬場”。去年の4.4%より、もっと乾いた状態になりそうです。これはトモエパワーにとっても未知の条件。各馬バタバタで空前の大混戦になった時に、ちょっとしたタイミングで不覚を取ることがあるかもしれません。でも、そこで勝てる馬、というのが、逆に見つからないんです。
 では結論。頭にトモエパワー、2着にナリタボブサップ、シンエイキンカイの馬単をガチッと買います。あとは、1着トモエパワー、2着スーパークリントンの馬単も少々。馬複やウラ目を押さえるべきか悩みますが、そんなに手を広げるわけにもいかないので絞ります。
 いざ、ばんえい記念! ぜひ、馬券を買ってお楽しみください。そうそう、“全馬無事完走”を祈念することもお忘れなく!

3/23ばんえい記念予想 斎藤修

帯広記念のレースぶりからボブサップ不動の本命

 さて、ばんえい記念。
 新生ばんえい競馬がスタートしてこの1年、というか存廃論議が起きて以来、これまでよりも深くばんえい競馬とかかわらせていただくようになった。それゆえ、今年のばんえい記念は、無事に1シーズンを終えることができるということで、今までになく感慨深いレースとなりそうだ。
 厩舎関係者の方々もこのばんえい記念を目標に1年間競馬を続けていることと思うが、馬券を買っているぼくも、常にこのばんえい記念を意識して馬券を買っている。
 特に、岩見沢記念、北見記念、帯広記念と主要レースが消化されていくごとにその意識は強いものになっていく。
 というわけで毎年ばんえい記念は、出走馬がだいたい出揃う頃には、ぼくの予想はほとんど決まっているのだ。
 今年も例によって帯広記念の結果を見た時点で、ばんえい記念の本命はほとんど決まっていた。
 というわけでナリタボブサップ。
 900キロのソリで、ひと腰で第2障害をクリアした帯広記念は圧巻だった。
 過去の傾向を見ても、帯広記念をトップハンデで連対した馬は、かなりの確率で直後のばんえい記念で好走しているのだ。
 本命にする理由はこれだけで十分だろう。
 実は去年も帯広記念を見て、そしてチャンピオンカップが終わった時点でトモエパワーの本命は堅いと思っていた。
 しかし。直前になってさまざまな方の予想が耳に入ってきたりするうちに、何を血迷ったのか、結局ミサイルテンリュウを本命に変えてしまっていたのだった。
 そんな反省があるので、今年は初志貫徹。他人の予想やささやきなどには耳をふさぎ、ナリタボブサップ本命で押し通したい。
 連覇を狙うトモエパワーは、今シーズンの勝利は岩見沢記念のみ。それはいいのだが、ここにきてなかなか調子が上がってこず、さすがに去年のようにはいかないだろう。
 そこで相手筆頭にはシンエイキンカイ。昨年はミサイルテンリュウを差し切っての2着で、ばんえい記念にはなんと7年連続での出走となる。1トンの経験ということでは、この馬が断然のナンバーワンだ。
 どうやら馬場が乾いて重くなりそうで、経験という意味では、やはりトモエパワーも見限れない。松井浩文厩舎としてはカネサブラックを引っ込め、トモエパワーのみに絞ってきただけに、勝負にきているのかもしれない。そう考えればトモエパワーの連覇というのも十分に考えられる。
 ナリタボブサップとシンエイキンカイの馬連か馬単表裏をがっつり。それからナリタボブサップとトモエパワーの組合せもちょいがっつり。馬券の勝負はこの2点。
 押さえとしてはミサイルテンリュウとスーパークリントンだが、ミサイルテンリュウは今シーズン後半になってゴール前がますます甘くなっているので、よほど他の有力馬が障害に苦戦するなどして展開が向かないことには連がらみは苦しいかもしれない。
 ◎ナリタボブサップ
 ○シンエイキンカイ
 ▲トモエパワー
 △ミサイルテンリュウ
 △スーパークリントン

3/9イレネー記念予想 矢野吉彦

2008年3月 8日(土)

一発逆転ならニシキエース

 いやぁ、先週のチャンピオンカップ、我ながら見事でしたね。参考レースの映像を穴の空くほど見ながら、ああでもない、こうでもないと悶絶寸前のところまで考え抜いた結果、ほぼ完璧な予想をご披露できました。たぶんこんなことは何年に1回あるかないか、なので、私の予想は当分アテにしないほうがいいかもしれませんよ!

 さて今度は、昨年デビューした馬のチャンピオンを決める伝統のイレネー記念。まず、過去5年の結果について、いろいろ調べてみました。各年のメンバーの中で最も多く勝ち星を挙げていた馬の成績は2勝、2着2回、3着1回。好成績と言えますが、負けることもあるし、連絡みしなかったこと(03年のサダエリコが3着)もあるわけです。今年のホクショウジャパンを馬単の頭に固定しちゃうのは危険ということかも。
 次に、連対馬10頭がこのレースを迎えるまでの連対率は、最も低かった馬でも4割を超えていました。今回、コトブキタイガー、リードムサシ、ニシキボス、ウメノタイショウ、カイセテンザンの連対率は4割未満。これはちょっと割り引いて考えたほうがいいでしょう。
 そして、連対馬の馬体重。10頭中6頭が当日1000キロ以上、最も軽い馬でも960キロ(02年2着のホクショウダイヤ)ありました。どの馬にとっても初めてとなる高重量戦だけに、ある程度の馬格がないと勝負にならない、ってことです。ついでに言えば、ここ5年の勝ち馬はすべて体重1000キロ以上の馬でした。
 さて、今回。定量戦で実力通りの決着になるはずのレースですが、年末の2歳特別・ホクレン杯が前日の大雪の影響で馬場水分7.5%の超スピード馬場で行われたこと、出走馬のほとんどが顔を揃えた前走のえぞりす特別が馬単3万円の大波乱になった(本命のホクショウジャパンが6着、2番人気のオレワスゴイが5着にコケた)こと、などを考えると、波乱ムードもチラホラ。さぁ、よ~く考えましょう!
 えぞりす特別のホクショウジャパンは第2障害まで1度も止まらずに40秒で行ってしまいました。馬場水分3.5%、トップハンデにもかかわらず、です。それが響いたか、第2障害でちょっとヒザを折りかけ、ゴール寸前でもいったん止まって、勝ち馬から約20秒差の6着。第2障害までにひと息入れていたら、もうちょっといい勝負になっていたのでは、と思わせる内容でした。第2障害も最初のひと腰で天板近くまで上がっていますし、ふた腰目もすぐに入っていましたから、登坂力にそれほど問題はなさそうです。今回は高重量戦で第2障害まで息を入れながら行けるでしょうから、無理に先を争う必要もないでしょう。ジックリ構えて力勝負に持ち込めば、メンバー中最多勝の実績が生きると見ます。
 で、これを負かすとすれば、ホクレン杯2着で、ここ2戦ホクショウジャパンに先着しているオレワスゴイになるんでしょうが、この馬の前走は物足りなかったような気がします。第2障害まで2度息を入れながら、第2障害はひと腰目でそれほど上まで上がれず、なんとかクリアして3着はあるかなと思ったら、ゴール前で止まって5着でした。それならむしろ、えぞりす特別で先行グループに加わり、第2障害の天坂まで脚をかけながら、ヒザを折って大敗したニシキエースのほうがおもしろそう。一発大逆転の大穴はこの馬でしょう。
 そしてもう1頭。2着ならありそうな穴馬がライデンロック。第2障害が高くなり、荷物も重くなって、さらに時計もかかるようになった近走で成績を上げてきています。馬体重が増加傾向なのも好材料。ちょっと買っておきたいですね。
 定量戦でハンデ差がなくなることを考慮すれば冒険的予想になっちゃいますが、そうでもしなければ穴馬券は取れないと腹をくくりました。まずはホクショウジャパンとニシキエースの馬単折り返し。あとは両馬を頭に、2着オレワスゴイ、ライデンロック、マルモスペシャルの馬単を。ホクショウジャパン→オレワスゴイの馬単はあくまで押さえで、それ以外の組み合わせが勝負です。連対率3割台のウメノタイショウは思い切って消しちゃいます。
 調子に乗って長々書いちゃいました。果たして先週に続くホームランを飛ばせるでしょうか? では、今回はこのへんで。

3/9イレネー記念予想 斎藤修

負けられないホクショウジャパン

 それにしてもチャンピオンカップの矢野さんの予想はお見事でした。
 ぼくのほうはといえば、今シーズンまったく予想が冴えないまま。昨シーズンは、たしか矢野さんとぼくの予想で、重なる買い目だけを買っておけば当たったということが何度かあったのに、今シーズンは、どうやらぼくの買い目をはずしたところで矢野さんの買い目を買っておけば当たってるような気がする。
 今シーズン、重賞は残り2つだけど参考までに。

 ところで先日ミサキスーパーの引退式が行われ、このイレネー記念当日にはアンローズの引退式が行われる。
 帯広だけの開催になってどうかと言われたアンローズ。引退レースとなるばんえい記念はさすがにきびしいと思うが、最後の最後で帯広で2連勝。帯広で勝てないままの引退ではちょっと寂しいものになったかもしれず、ほんとうによかった。
 初勝利となった2月17日のたちばな賞はフクイズミの追撃を振り切ってなんとか勝ったというレースだったが、前走ひな祭り特別は先頭で障害を越えるとそのまま後続を寄せつけず危なげのない勝利。今まで勝てなかったのはなんだったんだというレースぶりではあった。

 さて、今シーズンデビューした馬たちの総決算、イレネー記念。
 シーズンを通してこの世代を引っ張ってきたのはまぎれもなくホクショウジャパン。しかし息切れしたのかここ2戦は4、6着。
 4着に敗れた前々走つばき特別は、勝ったオレワスゴイと10キロ差、最軽量のプリンセスビジンとは40キロ差があった。6着に敗れた前走えぞりす特別は、勝ったのが最軽量のウィナーナナで35キロの差があった。3歳のこの時期で、これだけの差があって勝てというのは無理かもしれない。
 ただ、馬場が軽かったとはいえ、3走前のホクレン杯ヤングチャンピオンシップでは10キロ差のオレワスゴイ、35キロ差のウィナーナナを負かしているだけに、定量戦の今回は負けるわけにはいかない。
 相手は、前々走のつばき特別を勝ったオレワスゴイと考えるのが普通だろうが、どうもこの馬は安定感に欠けるところがあって狙いどころがむずかしい。そこで、前走えぞりす特別は勝負にならなかったものの、元旦の初夢特別を1番人気で勝ったマルモスペシャルを相手筆頭とする。
 オレワスゴイも当然一発の可能性はあり、連下には今年になってオープンの好走歴があるニシキエース、ニシキボスで。
 ホクショウジャパンで絶対とも言い切れないので、馬単ではなく馬連複でホクショウジャパンから。
 ◎ホクショウジャパン
 ○マルモスペシャル
 ▲オレワスゴイ
 △ニシキエース
 △ニシキボス

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