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2/5黒ユリ賞予想 矢野吉彦

2006年2月 4日(土)

エメラルド、ニシキユウが中心

 ついこの間、新しい年を迎えたと思ったら、もう2月になっちゃいました。早いものですね。去年までのばんえい競馬なら、いよいよラストスパートとなるところですが、通年開催になった今年はまだまだ先があります。というよりも、3月末に総決算のばんえい記念があって、4月に新しい“競馬暦”が始まるというのは、何となくぎこちないスケジュールのような気がします。みなさんはどう思われますか?

 それはさておき、今回の重賞は黒ユリ賞。昨年デビューして、年が明けて3歳になった牝馬たちの限定戦です。610kgの負担重量と馬場状態がポイントになるんでしょうね。
 この負担重量を経験しているのは、ホクレン賞に出たキタノパワーとサクラガサイタの2頭。他の馬にとっては初めての重い荷物になります。一方、馬場状態は、好天続きのためかなり乾いてきました。先週末から今週初めにかけては、馬場水分が3%を切るところまできています。当然ながら力のいる馬場状態。そうなると、第1障害から第2障害までの間は細かく刻んで(何度も止まって)進んでいくはずです。第2障害を越えてからも、重い荷物と重い馬場が各馬を苦しめるでしょうね。早めに障害を降りてもゴールまで息が持つかどうか。明け3歳の牝馬にとっては厳しいレースになると思います。
 だから予想も難しいですよ。これまでの対戦成績からすると、エメラルドを軸にするのが順当なところ。今回は取り消し明けがどうかですが、白菊賞いちい賞と牝馬限定の特別で2勝していますから、立て直していればこのメンバーでは中心でしょう。ひとまずこの馬は買っておきます。でも、あとはどの馬を買ったらいいか、迷っちゃいますね。取りあえず、特別戦でソコソコの成績を残してきたニシキユウ、キタノパワー、エリモピリカあたりを挙げておきましょうか。サクラガサイタも捨てがたいですが、そこまで手を広げるにはオッズとの相談が必要になりそうです。

 今回はちょっと自信がありませんので、2頭から馬単を流す作戦にします。頭はエメラルドとニシキユウ。この2頭の表裏に、あとは両馬からキタノパワー、エリモピリカ、サクラガサイタへ。計8点。当たって損のないように資金を配分しようと思いますが、それが無理なら、2頭が頭でサクラガサイタへ流す分を元返し程度に押さえます。

 さぁ、今年に入っても4戦2勝と好調な私の予想、今回はどうなるでしょうか?
 では、みなさんのご健闘をお祈りします!

2/5黒ユリ賞予想 斎藤修

勝つのはキタノパワーかエメラルド

 明け3歳牝馬の黒ユリ賞。全馬同じ610kgだけに実力勝負。11/3北見のいちい賞の上位4頭が出走してきた。このとき勝ったのはエメラルドで、2着サクラガサイタ、3着キタノパワーまでほとんど差のない接戦。しかしこのときエメラルドとキタノパワーだけ他馬より5kg重かった。その後のレースを見てもこの2頭だけ牡馬オープンクラスで戦っているだけに、今回勝つのはこのどちらか。
 実績では岩見沢の白菊賞も勝っているエメラルドが上位だが、帯広ではまだ1戦しかしていない。ならば帯広に来て牡馬一線級を相手に3着、2着があるキタノパワーを中心にする。
 サクラガサイタは走るときと走らないときの落差が大きくいかにも穴馬タイプ。
 クリスマス特別でキタノパワー(2着)と同重量で3着に入ったエリモピリカまで。
 いちい賞4着のキョウワプリンセスは、近走の成績からはこのメンバーだと苦しい。
 白菊賞3着のニシキユウは帯広に来て好調だが、このメンバーではまだ荷が重い。

 ◎キタノパワー
 ○エメラルド
 ▲サクラガサイタ
 △エリモピリカ

 馬券は馬単で、◎→○▲△、○→◎の4点。
 帯広記念での儲けがだんだん減ってきたのでここらへんで取り返したいところだが。

1/15ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

2006年1月14日(土)

エンジュオウカンから馬単

 正月の重賞3連発、みなさんの戦績はいかがでしたか? 私の予想は今イチでしたねぇ。いやいや、やっとフツーの私に戻っただけのことですよ。去年の快進撃は、自分でもビックリするほどだったんですから。

 さて、興奮も冷めやらぬうちに(?)、早くも新年の重賞第4弾、ヒロインズカップを迎えました。コスモカップは出てきませんでしたが、なかなかの好メンバー。気合いを入れて予想しましょう。
 問題は、帯広記念で惨敗した2強、サダエリコとアンローズをどうするか。これに尽きると思います。何しろ牝馬ですから、高重量戦の反動が気になるところではあります。まずサダエリコ。2005年のシーズンで同馬が4着以下に敗れたのは旭王冠賞(7着)の1回だけ。それだけ堅実に走っていたわけですが、旭王冠賞の次に出てきた北海道競馬記者クラブ特別では3着と“連”を外しています。この1例だけでは強調できないにしても、惨敗の後、すぐに巻き返して1、2着するのは難しいかもしれません。一方のアンローズ。こちらは帯広記念の予想でも書きましたが、近走の不振に加え、帯広コースとの相性の悪さも心配です。同馬が10頭立ての10着に敗れたのは今回が6回目。過去5回を振り返ってみると、その次のレースの成績はこれまた3着が最高です。こちらも、好走は難しいでしょう。ここは、思い切って消し、という手もありそうです。
 じゃぁ何が、となると、若さのエンジュオウカンかベテランの強みのキタノコクホーか、だと思うんですけど。昨シーズンのヒロインズカップ(04年12月に行われました)、3歳馬ながら2番人気に推されたエンジュオウカンは760kgを引いて5着、キタノコクホーは770kgの荷物で6着。トカチプリティー(760kg、1着)やサダエリコ(790kg、2着)に敗れています。でもその時は、上位2頭が好調を維持した中でこのレースを迎えていました。今回の好調度からすれば、逆転があってもおかしくないでしょう。少なくとも、昨シーズンほどの差はないと思います。
 で、どっちをとるか。ここはエンジュオウカンを狙ってみますか。昨シーズンのヒロインズカップとポプラ賞では、それ以前の荷物から一気に増量されたことが応えたようですが、今回は、4走前のクリスタル特別以来、700kgから徐々に重量を増やしてきたにもかかわらず、コンスタントに好成績をあげての重賞挑戦。初の770kgでも、昨シーズンのステップとは様相が違います。何とかこなしてくれるのでは。
 ひとまずこの馬を頭に馬単の総流しをかけます。2強やトカチプリティーの近走に不安あり、とすれば、あとは横一線でまぎれもありそうですから。押さえはサダエリコ、トカチプリティーを頭にエンジュオウカンへの馬単。これでいきましょう!

 さて、話は変わりますが、今年から「矢野アナウンサーと行く競馬探検隊」と銘打って、年に数回、海外や地方の競馬を見に行くツアーを実施することになりました。第1回は、2月25日(土)出発の「ベトナム・フートゥ競馬観戦の旅」。4泊5日で、ベストシーズンのベトナム・ホーチミン市を訪れ、最近サラブレッドが導入されたばかりというフートゥ競馬場でレースを観戦します。オプションとして、ベトナムの温泉体験ツアーも用意。情報によればドッグレースもあるとのことで、もし開催していたら立ち寄ってみたいと考えています。ただ今参加者募集中。成田発着ですが、わずかな追加料金で全国どこからでも参加していただけます。お問い合わせ、お申し込みは、日通旅行首都圏旅行支店03-6251-6351へ。詳しくは日通旅行のホームページをご覧ください。

 ではヒロインズカップ、みなさんのご健闘をお祈りします。今回はこのへんで。

1/15ヒロインズカップ予想 斎藤修

サダエリコ-エンジュで勝負

 さすがに正月の重賞3連勝というわけにはいきませんでした。ホクレン賞では勝ったニシキセンプーを本命にしていながらメダマを切ってしまったのが痛恨でした。

 さて、8歳以下の牝馬によるヒロインズカップ。やや複雑な別定で、1格付けにつきプラス10kgで、オープン馬は本年度収得賞金380万円につきプラス10kgとなる。
 オープンで賞金による10kg加増になるのはサダエリコとアンローズ。サダエリコはもうちょっとのところでプラス20kgを逃れた。その他のオープンがトカチプリティー、エンジュオウカン、キタノコクホー、スターエンジェルの4頭で、800万がトミサトクイーン、プリンセスサクラコ。600万がプリティブライト、シャトルクイーン。で、エンジュオウカンとプリンセスサクラコが5歳で10kg軽くなるという重量の関係。あ~複雑。
 まずはサダエリコ。今シーズンの過去の対戦を振り返ると、アンローズ以外のオープン馬では10kg程度の差ではもはやこの馬には通用しない。
 問題は20kgの差があるエンジュオウカンとの比較。岩見沢の金杯では25kgの差でサダエリコの勝利。しかしエンジュオウカンは帯広開催で力をつけてきていて、そのままの比較というわけにはいかない。
 いずれにしてもこの2頭の上位は動かしがたく、経験の差を買ってサダエリコを本命にする。
 かなり離れた3番手にここ2戦好調のキタノコクホー。
 帯広での2戦は不振だが、大外10番枠に入った昨年の覇者トカチプリティー。勝つまでは厳しいが北見のレディースカップではエンジュオウカンと同重量で差のないレースをしているプリンセスサクラコまで。
 アンローズはコース適性から今回も見送り。

 ◎サダエリコ
 ○エンジュオウカン
 ▲キタノコクホー
 △トカチプリティー
 △プリンセスサクラコ

 馬券は、◎○の馬単表裏または馬連で厚く勝負。オッズと相談してサダエリコからキタノコクホー以下に流す。

 あとは余談。アンローズは帯広で勝ったことがないとはいえ、2着は何度かあるわけで、いずれ人気が落ちたときに穴を狙ってみるのはアリかと。おそらく重賞ではないと思うが。

1/4ホクレン賞予想 矢野吉彦

2006年1月 3日(火)

メジロショウリキを応援

 始まってみればアッという間の重賞3連発。早くも第3弾のホクレン賞を迎えてしまいました。今度は明け3歳の限定戦。昨年デビューの若駒たちが初めて挑戦する重賞競走です。

 ここまでの勝ち星数では、7勝を挙げているメジロショウリキが一歩リード。6勝のメダマ、5勝のニシキセンプー、カネサテンリュウ、ウィナーハリケンが続いています。これに、帯広に来てからの成績を加味すると、メジロ、ニシキ、カネサの三つどもえ。ただし、同世代同士の定量戦なので、この3頭の中でもメジロ、ニシキの首位争い、と見ているのですが。
 ここで頑張ってほしいのはメジロショウリキの村上章騎手。同馬のデビュー戦から前走まで、すべてのレースで同騎手が手綱を取っています。このコンビが、10戦7勝2着2回、連対を外したのは1回だけという、安定感抜群の成績を残してきました。勝負をかけるときにはリーディング上位の騎手に乗り替わるケースが多い競馬の世界。ばんえい競馬も例外ではありません。今回のメンバーを見渡しても、メジロ以外の9頭は、いずれも複数のジョッキーが手綱を取ってきました。でも、この馬にはこの騎手、という組み合わせもきっとあるはずです。メジロショウリキと村上章騎手はそういうコンビかもしれません。去年、村上章騎手が連対率2割という成績を残したのも、この馬の好走があってこそ。ここはこのコンビに期待したいですね。
 それはさておき、三つどもえの3頭にもう1頭加えるならば、夏のナナカマド賞に勝ったメダマか、牝馬20キロ減を味方にできるキタノパワーか。帯広シリーズの順調度ではキタノパワーのほうでしょう。メダマは、前走の内容がもうひとつ。巻き返してくるのはもう少し先と見ます。
 で、あとは馬券の買い方。4頭ボックスというんじゃおもしろくなさそうなので、まずはメジロショウリキとニシキセンプーの馬単オモテウラ。そしてこの2頭を頭に、カネサテンリュウ、ニシキパワーに馬単を流します。心情的にはメジロショウリキの1着馬券を厚めに。

 銀河賞の予想でも書きましたが、雪の影響で馬場状態が刻々と変化しています(2日の帯広記念も、雪がヨコハマボーイに味方しちゃったと思うのですが)。レース検討にあたっては、馬場状態をよくお確かめください。では、今回はこのへんで。

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