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3/19イレネー記念予想 斎藤修

マルミシュンキの潜在能力に期待

 かつては2歳馬の総決算、近年では2歳シーズンの総決算と言われてきたイレネー記念だが、さすがに3月のこの時期になると「2歳シーズン」というのも何か違和感がある。とはいえ、昨年デビューした2歳馬たちがシーズンを締めくくる一戦という位置づけは変わらない。
 実績では、やはりニシキセンプーが抜けている。ホクレン賞を勝って以来4戦勝ち星から見放されているが、ホクレン賞で賞金を加算したために重量を課せられてのもの。それでも大崩れなく善戦しているのは、力が抜けている証拠。
 そして底を見せていないという魅力がマルミシュンキだ。今シーズのスタート時から他馬をまったく寄せつけない強さで勝ち続けてきた。ナナカマド賞こそ初の敗戦を喫したが、一息入れて今年1月の復帰後は3連勝。
 勝つのはこのどちらかだろう。
 参考レースはやはり前走のプロキオン特別。ニシキセンプーが先頭で障害をクリアして逃げ込みを図るところ、メジロショウリキに続く3番手で障害を越えたマルミシュンキが並ぶまもなく差し切った。ただし問題はこのときニシキセンプーのほうが15kgも重い重量だったこと。
 ニシキセンプーの15kgかマルミシュンキの勢いか。
 ここはデビューから常に注目されながらここまで勝ち進んできたマルミシュンキの潜在能力に期待したい。思えば昨年の勝ち馬カネタマルもデビュー当初から一番の期待を集めた馬で、ナナカマド賞、ホクレン賞と敗れたものの、イレネー記念は3番人気での勝利だった。
 相手はもちろんニシキセンプーだが、この2頭で厚く勝負というわけでもない。実力の比較と馬券は別モノだ。
 「両雄並び立たず」とはよく言ったもので、こういうときはなぜか片方があっさりと敗れてしまうもの。この2頭の間に割ってはいるとすれば、常に上位で善戦しているカネサテンリュウだろう。
 メジロショウリキもこのメンバーと互角に戦ってきているが、連勝しているころの勢いがなく今回は見送りたい。

◎マルミシュンキ
○ニシキセンプー
▲カネサテンリュウ

 この組み合わせではどう買っても配当は期待できないだろうから、潔く◎→○▲の馬単2点勝負。馬券の妙味としては、◎→○を元返しくらいの金額にして、むしろ◎→▲を厚めに買いたい。
 「両雄並び立たず」の負けるのがマルミシュンキのほうでないことを念じながら、高知競馬場でレースを見る。

3/5チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2006年3月 4日(土)

ペガサスの復活を期待

 さぁ3月です。平成17年度のばんえい競馬もあと1カ月。いよいよラストスパートに入りました。古馬はチャンピオンカップからばんえい記念、昨年デビューした若駒はイレネー記念。1年を締めくくる重賞が相次いで行われます。気合いを入れて馬券を買いましょう!

 まずはチャンピオンカップです。スーパーペガサスが久々に重賞を走ります。この馬を買うかどうか、それが一番の問題になるでしょうね。
 前走、然別賞のデキを見れば、復活はまだ先のような気がします。でも、スーパーペガサスともあろうもの、特別戦でひと叩きして重賞競走に出てくるからには、勝負できる態勢には仕上がっているはず。そう信じたいですね。その一方で、ばんえい競馬でいったん調子を落としてしまった馬を立て直すのは、平地以上に難しいとも思います。重いソリを引く馬ほど、元のデキに戻すのはタイヘン。なんてったって、相当な“気力”がなければ、極限の重量は引けませんよ。今回は然別賞より荷物が重くなる分、第2障害まで無理せず行けるかもしれませんが、それでも障害のかかりが戻っているかどうかは、やってみないと分からないでしょう。
 そういう危うさのある馬を買う時は、オッズと相談すればいいんじゃないですか? スーパーペガサスを軸にした馬複で、最低でも8~10倍(総流ししても当たれば儲かる)くらいはついてくれないと。それ以下だったら、“危険な人気馬”とも考えられます。
 じゃぁ、どの馬だったら安心して軸にできるか。それがちょっと悩んじゃうんですよ。帯広記念を勝ったミサイルテンリュウが、軽馬場だったら一押しにできるんですが、乾いた馬場で830kgの荷物というのはどうでしょう? アンローズとサダエリコ、ホクトキングには勢いがありませんし、エンジュオウカン、エンジュダイヤ、タケタカラニシキもこの荷物をこなせるかは未知数です。
 そうなると、ポプラ賞で780kgを引いて勝ったニシキダイジンを買いたくなります。ここまで同馬の手綱を取ってきた鈴木恵介騎手が、帯広記念勝ちのミサイルテンリュウに乗っているのがちょっと引っ掛かりますが、細川騎手(ニシキダイジンには初騎乗)だって実績のあるジョッキーですから、そう心配する必要はないかも。この馬から流すかどうかの結論は先にして、ひとまず買う馬の1頭に入れておきましょう。
 もう1頭、気になるのがギャンブラークイン。760kgを引いたポプラ賞で3着に来たんですから、そこからわずか10kg増量でメンバー中最軽量のここは、ひょっとしたら流れ込みもありそうです。
 ということで、ひねり始めるといろいろ考えてしまうここは、ニシキダイジン、ギャンブラークイン、スーパーペガサス、ミサイルテンリュウの4頭ボックスにしてみます。馬単12点買いがおもしろそう。久田厩舎の2頭を買わないで大丈夫かな、という気もしますが、これで行きますよ!
 古林センセイが悩んでいらっしゃるように、予想のほうも、いったん調子を崩すとなかなか立ち直れません。今年に入って私の予想に去年ほどの勢いがない(レースの流れが、今までとは少し変わってきたってせい?)のが心配ですが、今回はスーパーペガサスの復活を期待しながら穴も狙うという、2段構えの予想にしてみました。では、みなさんのご健闘をお祈りします!

3/5チャンピオンカップ予想 斎藤修

牝馬同士の決着

 過去の勝ち馬はこちらのとおりで、昨年、一昨年はこの時期に調子を上げてくるミサキスーパーが連覇。その前の2年はスーパーペガサス連覇、5年前は4歳のシンエイキンカイが勝った。その過去5年でトップハンデが勝ったのは03年のスーパーペガサスのみ。そして1番人気が勝ったのは01年のシンエイキンカイのみと、一筋縄では決まらないレース。ただ、スーパーペガサスは昨年、一昨年といずれも1番人気で2着と連対をはずしていないのは、さすが王者の貫禄といったところだろうか。
 そのスーパーペガサスだが、今シーズンは順調に使えず、ここが休み明け2戦目。目標はあくまでばんえい記念ということで、ここでのトップハンデはいかにも厳しい。
 帯広記念を勝ったミサイルテンリュウもペガサスと同重量のトップハンデではさすがにきびしいだろう。こちらも狙うならばんえい記念だ。
 この重量差なら今シーズン帯広で絶好調のエンジュオウカンでいけるのではないだろうか。前々走のポプラ賞では10kg軽いニシキダイジンに負けているが、今回は同重量だ。
 今年のチャンピオンカップのメンバーを見ると一気に世代交代という感じで5歳世代が中心だが、既成勢力ではサダエリコだろう。今シーズンは帯広に来て精彩を欠いているが、昨年3着時の力があれば、ここで勝ってもおかしくない。
 エンジュオウカンやニシキダイジンより30kgも軽いならギャンブラークインの台頭もある。
 帯広では一度も勝ったことがないアンローズだが、まったく馬券にからんだことがないわけではなく、エンジュオウカンと10kg差なら、実績を考えれば勝負になってもおかしくない。

◎エンジュオウカン
○サダエリコ
▲ギャンブラークイン
△アンローズ
△ニシキダイジン

 ご覧のとおり、牝馬同士の決着に一応ニシキダイジンまで。馬券はエンジュオウカンから馬単流し。押さえでエンジュオウカン2着の馬単、もしくはエンジュオウカンから馬連複。

2/12ポプラ賞予想 矢野吉彦

2006年2月11日(土)

プリンセスサクラコから穴狙い

 前回の重賞・黒ユリ賞。私と斎藤編集長の予想を合わせたら当たりだったんですけど。そういうことって、よくあるんですよね。
 ただ、どうやら私の予想も、去年の勢いはなくなってきちゃいました。これが本来の姿? そうかもしれません。でも、そうなれば、当てに行くのではなく、気楽な気持ちで予想ができます。今回のポプラ賞は、肩の力を抜いて臨みます。

 ここは、ほぼ銀河賞の再戦というメンバー。4歳馬のカネタマルには重量での有利さはありませんから、銀河賞組の取捨がポイントになりそうです。
 まず、銀河賞1着馬ホクトキング。その後の3戦が物足りませんね。調子下降気味のようです。次に、2着馬エンジュオウカン。前々走、前走と連勝していますが、今回はホクトキング同様、銀河賞から50kgの増量。40kg増量の馬に比べると、ちょっと条件が厳しくなりました。となると、銀河賞3着以下の馬の巻き返しがあっても不思議ではないわけです。
 そこで浮上するのが、銀河賞3着のタケタカラニシキ。銀河賞後の2戦でいずれも750kgを引いて4、1着と着順を上げてきました。今回の800kgは、相変わらずトップハンデではありますが、上り調子の今ならチャンスだと思います。
 じゃぁ、タケタカラニシキ中心? いやいや、結論を出すのはまだ早いですよ。銀河賞6着だったプリンセスサクラコ。その後のヒロインズカップでもエンジュオウカンの6着に敗れましたが、その2戦では10kgしかなかったエンジュオウカンとの重量差が、今回は30kg差に広がりました。しかも、プリンセスサクラコは前走の漁火特別を快勝、弾みもつけています。ここは狙ってみるべきでしょう。そうそう、銀河賞の時は、馬体重が前走比マイナス15kg。それまで長く好調をキープして体重も増加傾向にあったのが、ちょっと減ってしまったのも影響したかもしれません。その後、馬体重が戻ってきたのは、プリンセスサクラコにとってはいい兆しとも考えられます。

 ということで、今回は久々にプリンセスサクラコ1着軸の馬単総流しで行きます。押さえは同馬を2着にしての馬単流し。同馬が負けるとすれば…の相手としてはエンジュオウカン、タケタカラニシキ、ホクショウファイトとホクトキングをピックアップします。 
 今年度の重賞レースもあとわずか。ばんえい記念に向けて、私も弾みをつけていきたいところですが、ここは気楽に穴馬券を狙ってみます。では、今回はこのへんで。

2/12ポプラ賞予想 斎藤修

ニシキ・ニシキで錦を飾る

 過去3年をみると、ひとこと、荒れる重賞。昨年は勝ったのが4番人気スターエンジェル、2着8番人気のホクショウドラゴンで馬連複は万馬券。04年はキングシャープ、ユミタロウで3、4番人気の決着。03年は6番人気のミドリショウリが勝って2着に1番人気のヨコハマボーイという結果だった。
 例によってまずクラスと重量差を一覧にしてみる。

エンジュオウカン オープン牝790
タケタカラニシキ オープン 800
カネタマル     800万  790
キングファラオ   800万  790
ホクトキング    800万  790
プリンセスサクラコ 800万 牝770
アオノキセキ    650万  780
ニシキダイジン   650万  780
ホクショウファイト 650万  780
ギャンブラークイン 650万 牝760

 オープン=800kg、800万=790kg、650万=780kgで、牝馬は20kg減。エンジュオウカンだけは賞金での10kg加算があるという重量の関係。メンバーを見渡してみると1月3日の銀河賞とはカネタマル、ギャンブラークイン以外は同じメンバー。
 帯広に来て5戦4勝2着1回と絶好調で今回も人気になりそうなエンジュオウカンだが、銀河賞の相手関係から今回プラス10kgは明らかにマイナス材料で評価を下げる。
 まず、銀河賞を勝ったホクトキングと、4着ニシキダイジン、5着ホクショウファイトらとのその後の成績を比較してみる。銀河賞で同重量だったのが、ホクショウファイトは10kg軽くなった1月14日の800万ではホクトキングに先着。さらにニシキダイジンは、銀河賞後の3戦ともホクショウファイトに先着している。
 というわけでホクトキングより10kg軽い今回、ニシキダイジンを本命に推す。
 そして銀河賞上位3頭の力関係では、20kgだった差が今回10kg差になるタケタカラニシキがやや有利で対抗にする。

◎ニシキダイジン
○タケタカラニシキ
▲ホクショウファイト
△ホクトキング
△ギャンブラークイン
×エンジュオウカン

 手広くニシキダイジンとタケタカラニシキを1着にした馬単流し。エンジュオウカンを切ってかなりつくようなら上位5頭の馬連複ボックスというのもアリかも。仮に20点買いしてもこの買い方なら損はしないと思うのだが。

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