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3/2チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2008年3月 2日(日)

先行力でツジノコウフク

 新生ばんえい競馬の初年度シーズンもあと1カ月。いよいよクライマックスが近づいてきました。今週は、“年度末”恒例のチャンピオンカップ。オーラスを締めくくる大一番、ばんえい記念に向けて、見逃せない一戦です。
 このレースのメンバーを相撲にたとえれば、ばんえい記念制覇を果たしたトモエパワーが横綱、ミサイルテンリュウは大関。その2頭を相手に今年の帯広記念を制したナリタボブサップとカネサブラックが関脇。トカチプリティーとツジノコウフクが小結で、4歳馬は前頭上位といったところでしょうか。で、ガチンコの勝負なら番付順で決まるはずですが、ハンデ差があるために、前頭上位でも勝負になるかもしれません。まずそこを考えなければいけないレースです。
 ところが、今回の4歳馬の中に、このメンバーに交じってもハンデ差を生かしてビュンビュン前に行けると思われる馬が見あたりません。たとえばペガサスプリティー。ここ数戦のレースを見ると、第2障害で必ずヒザを折りかけています。これは、荷物を積んで前に行った時に不安が残ります。もう1頭、プリンセスモモも、前々走、白雲賞では、655キロを積んで3.5%の馬場水分で前半76秒のユッタリしたペースで行きながら、第2障害は三腰くらいかかっています。これまた、さらに荷物を背負う今回は先に行って障害を早めに降りるのは難しいでしょう。他の4歳馬にも、これら以上に疑問符がつきます。先に予想をアップした斎藤サンとは正反対の考え方ですね。
 つまり、役力士同士の勝負。今回の荷物なら、第2障害までのスピードが生かせる重量と見て、近走の先行力を参考に狙いを定めてみようと思います。
 まずはツジノコウフク。前走、725キロ、2.6%で前半が73秒。そして勝ち時計が2分20秒7。今回は前回プラス15キロ。馬場水分が同じなら、前半75~6秒で行って、障害がちょっとかかって上がりも要し、2分30秒前後の決着。これを目安にしましょう。カネサブラックとナリタボブサップは、前回、3.2%のとかちえぞまつ特別で前半が68~70秒。今回、そこからプラス30キロということは、ツジノコウフクで想定した2.6%の馬場水分だと、両馬とも前半80秒近くかかりそうです。第2障害をクリアするタイムや降りてからのタイムも前走よりかかるはずで、前回が2分1~5秒台の決着だったところから計算すると、やはり2分30秒くらいのタイムになるでしょう。つまり、ここまでの3頭はかなりいい勝負になるってことです。ミサイルテンリュウは荷物を積むとゴール前が甘くなり、トモエパワーはこの程度の重量だとまだ登坂力の差が生かせない。この2頭は、6歳2頭に比べて前回より5キロ有利になりますが、もっと高重量のレースになるか、もっとハンデを貰わないと、ちょっと苦しいのでは?
 そうやって考えていくと、ツジノコウフク、カネサブラック、ナリタボブサップの三つどもえで馬券を買いたいですね。カネサブラックとナリタボブサップは第2障害を降りた順の決着になりそうなので、どちらが先とは決めつけられません。人気薄のほうの頭があればいい馬券になるかもしれない、ということで、3頭の馬単ボックスで行ってみます。
 斎藤理論か矢野理論か、このレースだからこその勝負。さぁ、どうなりますか? みなさん、迷わせちゃってゴメンナサイ! では、今回はこのへんで。

3/2チャンピオンカップ予想 斎藤修

2008年3月 1日(土)

このハンデ差なら軽量馬から

 帯広単独開催になった新生・ばんえい競馬も、まもなく1年が過ぎ、いよいよ大詰めのチャンピオンカップ。
 出馬表を見てちょっと驚いたのだが、ハンデ差がなんと最大120キロ!
 近年、もっともハンデ差があった年でも昨年の90キロ。それが今年一気に100キロの大台を超えた。
 ばんえい競馬で負担重量が100キロ以上もの差になると、どのくらいの格付けの差でつりあうのだろうと考えてみるものの、やはり想像もつかない。
 想像を巡らした末、さすがにこれだけ差があれば、いくらバリバリのオープン馬でも厳しいだろうと見る。ただ軽い馬場になればナリタボブサップやミサイルテンリュウが一気に、ということもあるかもしれないが、どうやらピンポイント予報によると日曜日は天気はいいらしい。
 ということでここは軽量馬から狙ってみる。
 軸は、トップハンデと110キロ差、近走も自己条件で好調なペガサスプリティー。オープン馬を負かすには十分のハンデ差だと思うのだがどうだろう。
 相手にも若い軽ハンデ組からニシキガール。早め早めの競馬ができれば押し切れると思うのだが。
 2頭ともに、今回の重量を経験しているのもプラス材料。
 これだけの重量差があっては、いくらオープン馬といえども中心には推しにくい。ゆえに▲以下に。
 どんな人気になるのかも想像がつかず、そしておそらく堅く収まることはないあろうから、ペガサスプリティーから印のついているところへは厚く、さらに総流しでもいいのではないだろうか。
 オッズ次第ではニシキガールからも流すかもしれない。
 ◎ペガサスプリティー
 ○ニシキガール
 ▲カネサブラック
 △ナリタボブサップ
 △ツジノコウフク

1/14ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

2008年1月13日(日)

安定感抜群のトカチプリティー

 年末年始の連続開催、ファンのみなさんも関係者の方々も、どうもお疲れ様でした。これから寒さが一番厳しい季節になりますが、この時期のばんえい競馬も真冬の風物詩。冷たい空気を吹き飛ばすような、熱いレースを期待しましょう。

 さて、14日はヒロインズカップ。フクイズミをはじめ、各世代の女王様たちが集結しました。ハンデ差は上下50キロ。これを考えるかがポイントですね。去年のこのレースでは、アンローズが790キロのトップハンデで9着。勝ったフクイズミは、トカチプリティー(3着)、スターエンジェル(8着)とともに770キロの荷物を引きました。最軽量馬の重量は750キロでフクイズミらとの差はわずか20キロしかなかったんです。
 それが今回は、フクイズミがトップハンデの780キロで、トカチプリティー、スターエンジェルが770キロ。ここに10キロの差がつきました。さらに、最軽量馬の荷物は730キロですから、フクイズミは50キロも軽い馬を相手にしなきゃいけなくなったわけです。これまでのレースでも、軽量馬にスイスイ行かれてペースが上がると、障害の切れ味が今イチになることが多かった同馬。今回もそういうことになるのではないかと思うのですが。
 そうなると、ここはやっぱり安定感抜群のトカチプリティーを狙いたくなりますね。760キロ以上の荷物ではあまり実績のない馬ですが、去年のこのレースで今年と同じ荷物を引いて3着に来ていますから、全くダメということもないでしょう。このところの成績は好調の証し。この馬中心で馬券を買います。
 相手は、軽ハンデのニシキユウとエメラルド。それに前年優勝馬に敬意を表してフクイズミ。あとはスターエンジェル、ギャンブラークインに、前走の帯広記念でそこそこ頑張ったサダエリコも押さえておきます。まずはトカチプリティーを頭に馬単流し。同馬が負けるとすれば、軽ハンデの馬か実力上位のフクイズミと見て、この3頭が頭でトカチプリティー2着の馬単が押さえ。こんなに買うと当たっても損、なんていうこともありそうなので、オッズとはよく相談して金額を配分します。
 実は、密かに楽しみにしているのはサダエリコの復活なんですけど、それを狙うと、アンローズを狙った帯広記念の二の舞になりそうなのでやめときます。では、今回はこのへんで。

1/14ヒロインズカップ予想 斎藤修

重量有利な5歳馬エメラルド

 牝馬によるヒロインズカップ。オープン馬が770キロで、格付けがひとつ下がるごとに10キロ減、オープン馬については今シーズンの賞金150万円につき10キロ増という別定重量戦。ニシキユウとエメラルドは500万クラスでも4歳(明け5歳)でさらに10キロ減。オープンで今季賞金150万円のプラス10キロが加算されるフクイズミとは上下50キロもの差がついた。
 今回は、その重量差をフクイズミが克服できるかが焦点となるだろう。
 参考になるのは11月11日のレディースカップ。そのときの勝ち馬フクイズミと、3着ギャンブラークイン、4着エメラルド、6着ニシキユウ、10着トミサトクイーンとは、今回重量差がさらに10キロ広がった。勝ったフクイズミから6着のニシキユウまでは10秒以内の入線でそれほど離れていないことから、このあたりまでが逆転候補となりそうだ。
 ここは500万クラスで2勝を挙げているエメラルドに有利と見て、この馬を中心にする。
 大崩れがなく好調持続のトカチプリティーが相手、あとは前述の重量差で有利になったギャンブラークイン、ニシキユウを狙う。
 フクイズミは、さすがに下と50キロ差がついては厳しいのではないかと見て軽視。これで勝ったら恐れ入りましたと言うしかないが。
 フクイズミに人気がかぶるようなら、それ以外の4頭をボックスで買ってみようかと。
 ◎エメラルド
 ○トカチプリティー
 ▲ギャンブラークイン
 △ニシキユウ
 △フクイズミ

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2008年1月 2日(水)

調子のいい軽ハンデの牝馬

 ばんえい競馬正月重賞2連チャンの2戦目は天馬賞。5歳限定の新設重賞で、12月のHBC杯イルミネーションCに出ていた9頭に、マルミシュンキを加えたメンバー構成。ここは、休み明けをひと叩きしたマルミシュンキがやっぱり強いか、そのほかの馬が太刀打ちできるまでになってきたか、さぁどっち?というような、正月番組の二者択一クイズのようなレースになりました。
 年末のサンタクロース特別では、イルミネーションCで4着だったホクショウダイヤが休み明けのマルミシュンキより15キロ重いソリを引いて、マルミシュンキが1着、ホクショウダイヤが9秒4差の2着。今回、2頭は同重量になります。そこにイルミネーションCでホクショウダイヤに先着した馬も2頭出てくるわけですよね。イルミネーションC出走組は、今回、その時からすべて40キロ増量。その意味ではホクショウダイヤと条件は一緒です。そのあたりを考え合わせると、マルミシュンキとニシキユウ、エメラルド、ホクショウダイヤあたりは、横一線と言ってもいいくらい。これは難しいクイズです。
 こういう時は、ハンデの軽い馬のほうが有利だと思うんですけど。先行有利、障害を越えたらそう簡単には止まらない今の馬場を考えれば、ハンデは軽いほうがいいわけで。そこで、この難問の答えをニシキユウに求めようと思います。このところの好調さは成績が示すとおり。馬券はニシキユウからの馬複にします。たぶん、人気は割れそうなので、馬複でいいでしょう。相手はマルミシュンキ、エメラルド、ホクショウダイヤにツジノコウフクをプラス。さらに、実は同世代では格上のニシキセンプーも。オッズ次第では総流ししちゃうかもしれません。
 まぁ要するに、調子のいい軽ハンデの牝馬を狙うという作戦。ちょっといい加減ですが、考え出したらキリがなくなりそうなレースなのに、正月のおとそ気分が抜けず、これ以上細かく考えられないんです! 果たして結果は?
 では、今回はこのへんで。

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