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11/26北見記念 矢野吉彦

2006年11月25日(土)

タイトルに手が届くかトモエパワー

 さぁ、北見記念です。と書いてはみたものの、ばんえい競馬の存続がいよいよ危うくなってしまったとあっては、そのことのほうが気になって予想に集中できないですよ。でも、現場の方たちは歯を食いしばって頑張っているんですから、こちらも気を抜くわけにはいきませんね。

 まず、高重量戦の常連シンエイキンカイがいい雰囲気のようです。岩見沢記念知床賞での2着は、古豪健在の証し。勝ち味に遅く、高速馬場になったときの不安は大きい馬ですが、ここなら勝負になるでしょう。
 知床賞でシンエイキンカイを破ったトモエパワーも視界良好。岩見沢記念で830kgを引いて3着。勝ち馬とは差がありましたが、シンエイキンカイとは5秒ほどの差。高重量にも慣れてきたはずですし、そろそろタイトルに手が届いてもおかしくありません。
 あとはアンローズ、タケタカラニシキ、サダエリコを買えば当たると思うんですが。問題はシンエイキンカイとトモエパワーのどっちを軸にするか。ここは、トモエパワーにしましょう。この馬からの馬単と馬複流しで行きます。

 さて、ばんえい競馬の存廃問題、この期に及んでは奇跡を祈るしかないんでしょうか。中津競馬が廃止になって以来、もう何年もたっているというのに、負の連鎖が断ち切れないのは、中途半端で付け焼き刃の法改正しかしていないからだと思います。文化としてのばんえい競馬を残すのであれば、草ばんばでもなんでもいいかもしれません。でも、ばんえい競馬は、いまだに1日6000万円から1億円の収入がある、れっきとした産業です。それが危機的状況に陥ったのなら、法改正も含めた、様々な振興策、改善策を検討し実行に移すべきであるはずです。廃止やむなしというなら、今、現実に存在する負の遺産を後世に残さないようにするために、これまでの負債を、地方市民の税負担をなるべく少なくしながら解消していくことも、あわせて考える必要があります。なにはともあれ、負の連鎖を断ち切らなければ、最終的には今は安泰に見える中央競馬も、衰退の一途をたどることになるでしょう。
 はっきり言えば、もう公営事業としての地方競馬を続けるのは無理。中央との統合、中央も含めた民営化、馬券発売だけに頼らない収入源の確保は絶対必要です。それにはリストラが避けられませんが、競馬産業の壊滅は防げると思います。負の連鎖を断ち切るための妙案になるかどうかはわかりませんが、議論してもらってもいい案は、私もいくらか持ち合わせています。
 日本競馬の大改革は緊急の課題。とにかく早く何とかしなければ。事は急を要します。

11/26北見記念 斎藤修

アンローズ、トモエパワー中心

 ばんえい菊花賞は、あらためてばんえい競馬の難しさを痛感させられた。とはいうものの、その難しさがばんえい競馬の面白いところでもあるのだが。
 定量戦なのに格上3頭は連対できず。格よりもコース適性がモノをいったようで、エメラルド陣営は湿った馬場になって期待していたのだそうだ。さらに細川騎手によると、コーネルトップ産駒は北見コースで走る馬が多いそうだ。

 さて、北見記念。
 狙いはアンローズから。前走明らかに勝ち目のないような重量となったレディースカップ(6着)は参考外として、前々走イオンカップを制したときの重量差と、今回の重量差をタケタカラニシキ、トモエパワー、ミサイルテンリュウ、シンエイキンカイなどと比較すれば勝って当然の相手関係。ひとつ不安なのは岩見沢でほとんど完璧な成績を続けていて、さすがに牝馬でここまで好調を維持できるのかということ。岩見沢に良績が集中しているからか、北見コースは決して得意なコースではない。
 ということでもう1頭、アンローズとどっちを本命にしようかと迷ったのがトモエパワー。今シーズン、フクイズミとともに注目の上がり馬で、近走の成績云々より、そろそろ重賞を勝ってもおかしくないだろう。
 この2頭を中心に連下には、そろそろ重量が重くなってきて力を発揮しそうなシンエイキンカイと、復調が待たれるミサイルテンリュウ。
 北見で重賞4勝を挙げているサダエリコだが近走の調子では厳しそう。
 ◎アンローズ
 ○トモエパワー
 ▲シンエイキンカイ
 △ミサイルテンリュウ

 北見競馬場での開催は、ほんとうにこの月曜日で最後になってしまうのだろうか。先週、ばんえい菊花賞のときに北見競馬場を訪れたのだが、場内はとてもそんな雰囲気は感じられなかった。
 たしかに市民に財政的な負担をかける可能性も否定できず、ましてや北海道では夕張市の例を目の当たりにしているだけに、単に文化だからと安易に存続を訴えるべきではないのかもしれないが、それでも公営競技として半世紀ほどの歴史の中で出来上がってきたものがなくなってしまうのはいかにも寂しい。

11/19ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

2006年11月18日(土)

オイシイ馬券はカネサテンリュウから

 お久しぶりです。いよいよ北見開催もあと2週。今週のばんえい菊花賞、来週の北見記念がフィナーレを飾ります。ビシッと馬券を当てて締めくくりたいですね。

 ばんえい菊花賞は3歳3冠の第2戦。第1戦のばんえい大賞典は賞金別定でしたが、今回は定量戦です。となれば、現在のクラス順に考えればいいはずです。つまり、◎ニシキセンプー、○ホクショウダイヤ、▲カネサテンリュウの三つどもえ。オッズと相談しながら、この3頭を絡ませた馬単を買っておけばいいんじゃないですか? もう1頭加えられるならナカゼンスピードでしょうか。でも、そこまで手を広げて4頭のボックスじゃ、元が取れない組み合わせも多くなっちゃいますね。
 ボックス予想はダメ、というのであれば、ホクショウダイヤじゃまともすぎるので、カネサテンリュウからの馬複、馬単流しにします。ばんえい大賞典でホクショウダイヤより10kg軽い荷物で2着(ホクショウダイヤは同馬から約7秒差の4着)。今回は同重量になりますが、それでも何とかしてくれると思います。こっちから買ったほうが、ホクショウダイヤから買うよりオイシイ馬券になりそうですしね。もちろん、相手はホクショウダイヤ、ニシキセンプー、ナカゼンスピードの3頭。ニシキユウが来ちゃったらゴメンナサイ。

 ばんえい4場のなかで、いちばん面白いレースが見られる北見競馬場の開催も残りわずかになってしまいました。クライマックスとなる重賞2クラ、ぜひお見逃しなく!

11/19ばんえい菊花賞予想 斎藤修

2006年11月17日(金)

格とコース実績でホクショウダイヤ

 ばんえいの重賞も久々な気がする。10月1日の岩見沢記念以来だ。
 岩見沢記念は当たったんだか外れたんだか忘れてたけど、アンローズから流してシンエイキンカイが引っかかってくれて、凱旋門賞観戦のためパリから投票した口座の残金がだいぶ復活したのを思い出した。
 それにしてもアンローズはいくら得意とはいえ、今シーズン岩見沢での快進撃はすごかった。8戦6勝、2着4着各1回。この強さでいながら帯広では1度も勝ったことがないというのだから、あらためてばんえい競馬は面白い。

 さて、ばんえい菊花賞である。
 一冠目のばんえい大賞典は別定戦で最軽量のニシキユウが制したが、今度は定量戦。格がモノをいうレースになりそうだ。
 ばんえい大賞典の上位6着までがそのまま出走してきたが、ここはそのばんえい大賞典で660kg以上を負担していた2着のカネサテンリュウ、4着のホクショウダイヤ、5着のニシキセンプー、3頭の争いと見てよさそうだ。偶然なのだろうが今回は内枠に固まった。
 中心はホクショウダイヤ。今シーズンの旭川開催以降、ずっと好調をキープしていて17戦して11勝、2着3回、3着1回、4着2回というほぼ完璧な成績。この北見コースも昨年の2歳時と合わせ6回走り。3勝、2着3着4着各1回と、文句のつけようのないコース実績を残している。
 ニシキセンプー、カネサテンリュウには、2歳時も含めて北見コースでは勝ち星がないが、ホクショウダイヤとともに470万クラスで出走メンバー中最高格付けのニシキセンプーを2番手にとる。
 穴なら、今年の北見開催5戦2勝、2着2回のエメラルドを狙ってみたい。
 ◎ホクショウダイヤ
 ○ニシキセンプー
 ▲カネサテンリュウ
 △エメラルド
 上位3頭はそれほど差がなくボックスといきたいところだが、オッズ次第では◎→○▲という馬単2点勝負と絞る必要があるかもしれない。エメラルドにもオッズ次第で少額で。

10/1岩見沢記念予想 矢野吉彦

2006年9月30日(土)

ミサキスーパーから馬単勝負!

 3カ月間にわたって行われてきた岩見沢ロングラン開催もいよいよ最終週。さぁ、今週は伝統の大一番、岩見沢記念です。ばんえい競馬には、ばんえい記念のほか、4場にそれぞれ1レースずつGI競走が組まれていますが、岩見沢記念は、ばんえい記念に次いで格の高いGIだと思います。ばんえい記念が凱旋門賞で岩見沢記念はキングジョージのようなもの。これは気合いが入ります。

 今年はアンローズの3連覇なるかが焦点ですが、一昨年、去年から10kg増の810kgという重量が微妙なところですね。他馬との比較、前走からの増量という点では、そんなに気にする必要はないのですが、この馬自身が過去2回の岩見沢記念より増量されたということは、牝馬らしい切れ味が多少なりとも抑えられてしまうような気がします。
 となれば、ここは、ばんえいグランプリでもお世話になったミサキスーパーの出番でしょう。あのときは明らかに夏負けの兆候が見られましたが、それでもいい脚で追い込んで2着。前走の金杯では、夏負け気味で走ったグランプリの反動もなく、実にスムーズな走りを見せて久々の勝利にあと一歩のところまで迫りました。そこで馬体重がわずかでも増えていたのは好材料。涼しくなった今なら、もう夏負けは心配ないでしょう。ばんえい記念3年連続2着の実績が示すように、スーパーペガサス不在の高重量戦なら、頭を取って何の不思議もありません。古牡馬の大将格。2004年の帯広記念以来となるビッグタイトル制覇を果たしてもらいたいものです(そうじゃなきゃ、来年3月のばんえい記念がおもしろくないですから!)。
 そこで今回は、ミサキスーパーを頭の馬単を買います。相手はアンローズを厚めに、ミサイルテンリュウ、トモエパワーへ。アンローズはいいとして、高重量戦では今ひとつのミサイルテンリュウとトモエパワーですが、前者は金杯で、第2障害に最後に到達しながらひと腰でこれを越えて差のない3着と復調をアピール、後者も同レースでやや決めてに欠ける走りながらも4着を確保、さらに今回は坂本騎手へ手替わり。これは買い、でしょう。
 サダエリコは、前走でまたやっちゃいましたね。金山調教師と安倍騎手が懸命に立て直しているとは思いますが、ガラリ一変は難しそう。プリンセスサクラコは10コースで大幅減点、スターエンジェルは初の800kg台の荷物でこのメンバーでは苦戦必至、シンエイキンカイの激走も望み薄。もしもう1頭加えるなら、ようやく前走でちゃんとしたレースを見せたヒカルセンプーの復活ってところですか。
 というわけで、ミサキスーパーからの馬単で勝負ですが、押さえは同馬からの馬複。これで行きます。今年の岩見沢記念は、凱旋門賞を見にパリへ行っているので、馬券も現地からパソコンで投票します(斎藤編集長もそうですよね?)。中山のスプリンターズSも含めて、注目のGIが3つもあるなんて。10月1日は忘れられない一日になりそうです。では、みなさんもがんばってください!

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