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6/24旭川記念予想 矢野吉彦

2007年6月23日(土)

ミサイルテンリュウから手広く

 ナイターばんえいの重賞第1弾・黒ユリ賞、私の予想は完敗でした。エリザベスライデン以外の馬があれだけもたつくと、もう何が来てもおかしくないレースになっちゃいますからね。まぁ、そういうレースもあるってことで、気を取り直していきましょう。
 今週は旭川記念。旭王冠賞が名前を変えたレースで、古馬4冠(ばんえい記念は別格)のうちの1つに位置づけられる重賞です。今回は、大混戦だったシルバーカップの出走メンバーにどう順位をつけるか、実力のある牝馬勢をどう評価するか、なかなか手強いレースになりました。

 まずシルバーカップ出走馬の順位付けから。実力からすればトモエパワーがトップ、ミサイルテンリュウがナンバー2で、カネサブラック、タケタカラニシキ、スーパークリントンがほぼ横並びといったところでしょうか。でも、トモエパワーは近走が今イチ。カネサブラックは、ここ数戦は他馬より5キロだけ重かったのが、今回は10キロ重い荷物に。さらに、スーパークリントンは、得意の馬場状態になったとしても前走が突如ハマったという印象。タケタカラニシキの前走は負けすぎ。となると、やっぱりここではミサイルテンリュウを一番に考えたいですね。
 一方、牝馬のほうですが、力はサダエリコと、チャンピオンカップでトモエパワーを破ったフクイズミが格上。スターエンジェル、トカチプリティーが3、4番手でしょう。ところが、サダエリコは相変わらずのレース内容。復調しつつあると言えなくもないですが、いい頃に比べるとまだ物足りません。で、フクイズミは休み明け。ということは、本来ならあるべき力量差が、現時点では縮まっていると考えていいでしょう。そして、今回に関しては牝馬20キロ減という牡馬相手の恩恵をどこまで生かせるのか、実に微妙なバランスになっていると思います。
 そういう時の私の予想は、軸を1頭決めて手広く流すというパターン。ここでは、ミサイルテンリュウを軸に決めました。とにかく安定感ではナンバー1でしょう。そこで、この馬からの馬連流し。相手はスーパークリントン、カネサブラック、トモエパワー、フクイズミ、サダエリコ、スターエンジェル、トカチプリティーの7頭にしました。オッズを見ながら購入額にはメリハリをつけます。それ次第では総流しにしちゃうかも。

 さて、来月はばんえいのメーンレースを南関東で場外発売する予定もあります。ナイター開催とともに、ばんえい競馬にとっては勝負がかりの7月。みなさんにも、なにとぞよろしくご支援のほどをお願いしておきます。それでは、今回はこのへんで。

6/24旭川記念予想 斎藤修

新王者トモエパワーが貫禄を見せる

 昨シーズンまでの旭王冠賞の位置づけで行われる旭川記念。これで、ばんえい記念は別として、4市名で行われる古馬最高峰の重賞がすべて「記念」レースとなった。

 で、いきなり結論。今回馬券の対象となりそうなのは、ミサイルテンリュウ、タケタカラニシキ、フクイズミ、トモエパワーの4頭。
 どれを中心にするかとても悩ましいところだが、ここは昨シーズンのばんえい記念を制して新王者となったトモエパワーの貫禄に期待しよう。ここ3戦は見せ場なく敗れているが、ばんえい十勝オッズパーク杯では最後に追い込んでの2着。このときより基本重量が20キロ重い760キロとなった。このくらいの重量になれば、パワーに勝るこの馬の出番だろう。
 相手はさらに悩む。ミサイルテンリュウは今シーズン3戦目。ここに備えて万全を期しているならあっさりの場面もあるだろう。
 フクイズミは今季初戦。昨シーズンも始動は6月で、その初戦のオープン混合を勝っている。十分に仕上がっていれば一気の差し切りがあってもおかしくない。ちなみに昨シーズンの初戦では、2着トモエパワーに10秒近くの差をつけて勝っていた。ここは思い切ってフクイズミを相手にしてみたい。
 狙っておもしろそうなのがタケタカラニシキ。ここ2戦はまったくの圏外だが、ばんえい十勝オッズパーク杯では、2番手で障害を越え、あわやカネサブラックを差し切ろうかという勢いだった。最後はゴール寸前で止まってトモエパワーに差されたが、展開次第ではおもしろそう。
 カネサブラックは、プラス10キロが難点。昨シーズンも早い時期に賞金を稼いでしまったため、同世代相手の銀河賞、ポプラ賞ではいずれも単勝1番人気に支持されながら、重量に苦しみ馬券にはからめなかった。
 スパークリントンは前走シルバーカップで今季初勝利を挙げたが、それまでの内容がよくないため今回は見送る。
 ◎トモエパワー
 ○フクイズミ
 ▲タケタカラニシキ
 △ミサイルテンリュウ

6/17黒ユリ賞予想 矢野吉彦

2007年6月16日(土)

牝馬だからこそ勢い重視

 さぁみなさん、ばんえい競馬史上初のナイター開催がいよいよ始まりました。当然ながら、世界でも初めてのばんえいナイターです。特観席「ミレニアムラウンジ」の新設、ビアガーデンのオープン、送迎馬車の運行など、目新しい企画が目白押し。ぜひ帯広競馬場にご来場ください。私も、いつ行こうかとスケジュールを調整中です。
 さて今週は、ナイター開幕を祝して重賞・黒ユリ賞。前回の柏林賞は、人気を読み間違えて当たっても儲かりませんでしたが、今回はそういうことのないように、よ~く考えたいと思います。

 格でいえばニシキガールがトップでプリンセスモモがNO2。ただし、牝馬は格より調子ということを言いますが、ニシキガールの近走を見ると調子が今イチのようで、ここで断然の中心馬とするには度胸が要ります。630キロの荷物もちょっと重そうですし。今なら、プリンセスモモのほうがよさそうですが、こちらもばんえい重量は620キロ。600キロの荷物の馬に比べると、微妙なハンデを背負わされました。
 ここは、その600キロを引く100万円未満条件の馬からどれを選ぶかがポイント。ペガサスプリティー、エリザベスライデン、アグリタカラあたりが、ここ数戦で勝ったり負けたりのレースを繰り広げていますから、調子で言えばこの3頭でしょう。今回、ばんえい重量が600キロに増量されて、近走今イチでも実力上位のニシキガール、620キロを引くものの調子は良さそうなプリンセスモモと勝負できるかどうかですが、牝馬だからこそ、勢い重視でいきましょう。
 まずはペガサスプリティー、エリザベスライデン、アグリタカラの馬単ボックス。さらに、この3頭を頭にして、2着プリンセスモモ、ニシキガールの馬単を押さえます。と言ってもオッズと相談なので、倍率次第ではニシキガール2着の馬単は思い切って買わないということになるかも。いずれにしても、100万円未満条件の3頭を狙います。

 ナイターのばんえい、ふだんとは違うリズムで仕事をしなければならない関係者のみなさんは、慣れるまではタイヘンでしょうが、ぜひともこの新しい試みを成功させていただきたいですね。では、今回はこのへんで。

6/17黒ユリ賞予想 斎藤修

軽量600キロの上昇馬エリザベスライデン

 さあ、ばんえい競馬はいよいよナイトレースがスタートします。
 「夜戦」っていうポスター。いいですねえ。

 で、ばんえい十勝ナイトレース初の重賞は、3歳牝馬による黒ユリ賞。
 これまでは明け3歳、つまり2歳シーズンの牝馬の重賞として行われていたレースだが、新生・ばんえい競馬とともに、牝馬による3歳シーズンの重賞として生まれ変わった。
 3歳三冠は、これまでどおり、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーだが、黒ユリ賞が3歳牝馬の重賞になったことで、9月17日のばんえいプリンセス賞、12月9日のばんえいオークスと、3歳牝馬の三冠路線も確立した。
 サラブレッドでは今年、牝馬のウオッカが日本ダービーを制して話題になったが、もしばんえい競馬でとてつもなく強い3歳牝馬が出てくれば、六冠制覇なんてことも可能になるわけだ。
 あとおもしろいところでは、昨シーズンの黒ユリ賞を制したニシキガールがここに出てきた。つまり、通常ではありえない「黒ユリ賞連覇」という珍現象が、今年に限ってはニシキガールにかかることになる。
 そのニシキガールは、メンバー中唯一の250万クラスの格付けで630キロのトップハンデ。150万クラスのプリンセスモモが620キロで、あとの8頭はすべて100万未満で600キロでの出走となる。
 ニシキガールにとっては、やはり他馬と30キロのハンデは厳しく、黒ユリ賞連覇という珍記録達成は難しそう。プリンセスモモとの比較でも、今回と同じ10キロ差だった前走とかちダービーでもまったく勝負にならなかった。
 3歳牝馬同士の争いということなら、やはり軽量600キロの中から上り調子の馬から狙いたい。
 ここはエリザベスライデンから。3走前の3歳牝馬オープン戦では1番人気に推されながらペガサスプリティーの4着に敗れ、さらに前々走でも同じペガサスプリティーの2着に敗れたものの、前走6月3日の100万円未満では、そのペガサスプリティーや、3歳牝馬オープン戦で先着されたアグリタカラに雪辱している。上昇度で買うならこの馬。
 前走、障害がまったくカカらず6着に惨敗したペガサスプリティーが相手だが、三たびの勝利があってもおかしくない。
 620キロはかなりの負担だが、とかちダービーで3着と好走したプリンセスモモも押さえる。
 それから3歳牝馬オープン戦の上位組で、ミスダイヤとアグリタカラ。
 630キロのニシキガールは今回は見送る。
 ◎エリザベスライデン
 ○ペガサスプリティー
 ▲プリンセスモモ
 △ミスダイヤ
 △アグリタカラ

6/3柏林賞予想 矢野吉彦

2007年6月 2日(土)

ホクショウダイヤ断然有利

 みなさんお久しぶりです。新生ばんえい競馬、5月は重賞がありませんでしたが、今月は3日の柏林賞、17日の黒ユリ賞、24日の旭川記念と3つの重賞が相次いで行われます。楽しみなシーズンがやってきました。ビシビシ当てていきましょう!

 ではまず柏林賞。4歳限定の定量戦で、昨年までの旭川記念にあたるレースです。出走馬のほとんどが4月29日のすずらん賞、5月20日のライラック賞に出ていました。これに、昨シーズンのクリスタル特別以来となるマルミシュンキを加えたメンバー。要は、マルミシュンキをどうするか、というのがテーマですね。
 すずらん賞、ライラック賞出走組の比較では、重量差がなくなるホクショウダイヤが断然有利。どちらのレースでも、他馬より重いソリを引きながら、キッチリ追い込んできて着順を上げてきています。今度は“勝つ番”です。
 ただし、他の馬に乗るジョッキーも、ただ指をくわえてホクショウダイヤが勝つのを見ている、ってことはないはず。追い込みタイプの同馬を封じ込めるには、重量差がなくなったとしても、大逃げを打って先行粘り込みを狙うしかないでしょう。前走のメジロショウリキやテンカのレースぶりからすれば、増量されるここでも、思い切って逃げたときの前残りの可能性は、ないとは言えません。
 そこにマルミシュンキが絡めば、ひょっとしていい配当の馬券になるかも。たぶん、ホクショウダイヤがダントツの人気になるでしょうからね。
 オッズとの相談になるとは思いますが、とりあえずホクショウダイヤ、テンカ、マルミシュンキの馬単ボックスを買います。あとは、3頭を頭にしてメジロショウリキ2着の馬単。計9点だと、ホクショウダイヤが勝っちゃったらゴメンナサイを覚悟しなきゃいけませんが。
 まぁ、4月のオッズパーク杯を当てたので、ここは余裕の勝負といきましょう。では、今回はこのへんで。

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