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3/4チャンピオンカップ予想 古林英一

頭堅けりゃ、紐弱し

 久々に重賞予想チャレンジである。ということで、小生にとってはチャンピオンカップならぬチャレンジカップなんである。
 然別賞組が7頭、その他が2頭。つまり然別賞の再戦ともみえるメンバー構成であるが、メンバーが同じでも斤量がぐっと違う。この斤量の違いが着順の変化をもたらすのであって、ここらがばんえいの面白いところなのである。
 白樺賞、然別賞とオープン特別を連覇し、調子を上げてきているように思えるミサイルテンリュウ。すでに800kgを超える高重量戦を何度も経験している。順当ならこの馬が中心とみていいのだろうが、ところがどっこいそれでは面白くない。
 ミサイルテンリュウを物差しに考えてみることにする。なんせ、小生は学者である。理路整然と予想するのである。客観的基準のもとに判断を下す。まことにもって理論的である(というほどのことはないが)。
 そしてさらに過去の経験も教訓化する。いわゆる温故知新である。昨年のチャンピオンカップの1番人気はニシキダイジンで3着。2番人気がミサイルテンリュウで2着。勝ったのはなんと9番人気のホクトキング。ちなみに、ホクトキングに騎乗していたのが鈴木勝堤さん。ミサイルテンリュウは鈴木恵介さん。人気薄の親父殿が人気の婿殿を一蹴したということだ。
 今年の親父殿はカネサブラック。奇しくも昨年のホクトキングと同じ5歳馬。前走の然別賞はミサイルテンリュウの2着。ホクトキングとミサイルテンリュウの然別賞での斤量差は10kgで今回も10kg差。ホクトキングが800kgを超える斤量で走ったのはポプラ賞の1回だけ。それに対してミサイルテンリュウは先に述べたように経験豊富。どうもこれは逆転は難しそうだ。それにこれでは小生の儲けは少ない(と、このあたりから「理論」よりも「欲の皮」に基準が移っていくのである)。
 頭堅けりゃ、紐弱しという格言がある。ミサイルテンリュウの頭が堅いとすれば相手は然別賞上位組ではない。とすれば、然別賞で最下位に終わったスーパークリントン! クリントンの副大統領だったゴアがアカデミー賞で賞を取ったことだし、これはいいかも。ただ賞を獲得した映画のタイトルが「不都合な真実」というのが気に掛かる。
 然別賞以外の2頭では、ニシキシャープ。確かにあまりに格下だけれども、ミサイルテンリュウと80kgも斤量差があれば何とかならんものか。80kgといえばちょうど着衣の小生の体重くらいである。ニシキシャープの荷物にさらに小生が乗っかった橇をミサイルテンリュウが曳くというようなもんだ。これはミサイルテンリュウにとっては不利だわな~。
 ということで、結論。
 ◎ミサイルテンリュウ
 ○スーパークリントン
 ▲ニシキシャープ
 △スーパーロイヤル
 ×アンローズ
 馬券的には、馬単でミサイルテンリュウから残りの4頭へ。裏も少々。そして、ミサイルテンリュウがぶっ飛んだときの備えに、△のスーパーロイヤルから馬連で、スーパークリントン、ニシキシャープ、カネサブラック、アンローズへ。

2/11ポプラ賞予想 矢野吉彦

2007年2月10日(土)

もう一度スーパーロイヤル

 先週の黒ユリ賞予想、苦しまぎれの4頭ボックスが当たっちゃいましたね。まぁ、当たるときはそんなものです。でも、正直、ホッとしてます。

 さぁ、今週は4・5歳馬によるポプラ賞。ほぼ、1月の銀河賞の再戦といった様相ですが、騎手が乗り替わったり、ハンデ差に若干の変化があったり、4歳馬ナカゼンスピードが加わったり、といった要素が微妙に影響しそうです。
 さらに気になるのが天気。11日は雪の予報で、銀河賞の時とは馬場状態も違ってくるでしょう。今回はあの時より少し軽い馬場になると思います。それがどの程度なのか。銀河賞より荷物が重くなっても、それを感じさせないくらい軽くなるんでしょうか。そこまで軽くなれば、「高重量になるとどうか?」という馬でも台頭できますからね。ここも悩みますね。
 さて、銀河賞で斎藤編集長と私が軸馬に推したスーパーロイヤル。2着に来たので馬複馬券は当たったものの、馬単の頭に期待していた私は半分ガッカリでした。ゴール前のもうひと踏ん張りが足りなかったわけですが、どうも、前に馬を置いてゴールすることに慣れちゃってるような気がします。その後の2戦も、そんな内容ですよね。でも、実績といい調子といい、まだまだ狙い続けていい馬でしょう。銀河賞の印象からすれば、荷物を積んでも歩けそうです。前走の睦月特別は、カネサブラックに障害で先手を取られ、軽い重量の特別戦でスピード比べのレースになったことが敗因と考えられますし。
 で、今回は、スーパーロイヤルの「ちょっと足りないけど堅実」というところを逆手にとって、スーパーロイヤルからの馬複と、これを2着にした馬単流し、で行こうかと思います。
 相手は、ハンデ頭でもカネサブラック、銀河賞優勝馬スーパークリントン、4歳馬でもナカゼンスピード。ナリタボブサップとコマヨシニセイも買っておきますか。

 今週8日、東京でNARグランプリ2006の表彰式があり、ばんえい年度代表馬に選ばれたアンローズの関係者とお会いしました。もちろん、藤本匠騎手とも。その藤本騎手が、スーパーロイヤルのソリに戻ってきました。スミマセン、藤本騎手、2着でいいですから、お願いします、勝たないでください! なんてムシが良すぎますか? では、今回はこのへんで!

2/11ポプラ賞予想 斎藤修

ナリタボブサップが雪辱

 先週の黒ユリ賞は、印としては▲ニシキガール○ヤマトナデシコの決着だったものの、◎プリンセスモモからの流しだったため馬券はハズレ。矢野さんおみごとでした。

 さて、ポプラ賞。スーパー、スーパーの決着で的中させていただいた銀河賞からは、カネタマルが抜け、昨年のダービー馬ナカゼンスピードが加わっただけという、ほぼ再戦のメンバー構成。
 ぼくは重賞などでは、上下50キロ以上もハンデ差がある場合、トップハンデの馬はまず切ることにしている。よほど強い馬でも重賞に出てくるようなメンバー構成では50キロもの差を克服するのは容易なことではないと思うからだ。
 現実に銀河賞でも1番人気のカネサブラックが8着に破れ、最軽量のコマヨシニセイが3着と好走した。
 50キロ以上の差のトップハンデでも来てしまうこともあるかもしれないが、そのときは「恐れ入りました」と、あまりの強さを素直に認めることにしている。が、そういうことはめったにないと思う。
 というわけで銀河賞では思い切れず△にしておいたカネサブラックだが、今回は素直に切る。スーパークリントンやナリタボブサップと10キロ差ならそれ以上の力差はあるはずなのだが、それなら軽ハンデのコマヨシニセイやウィナーサマーでも間に合ってしまうような気もする。
 で、今回の本命はナリタボブサップ。銀河賞では障害で詰まってしんがり負けだったが、障害さえ好位でクリアできれば末脚は確かだ。
 相手には銀河賞を制したスーパークリントン。銀河賞ではボブサップより10キロ軽かったが、今回は同重量となったため分が悪い。
 軽量のウィナーサマー、コマヨシニセイにも期待。4歳馬ナカゼンスピードは、古馬オープンクラスと初めての対戦では厳しいかもしれないが、今シーズンの帯広は5戦4勝2着1回と好調で、一発があるかもしれない。
 どうしようかと思ったのは銀河賞で本命にして2着だったスーパーロイヤルの扱い。ざっとメンバーを見渡したところでは、大外枠にも入ったし、この馬が本命でもよさそうな気はしたが、トップハンデと20キロ差、ナリタボブサップと10キロ差では厳しい。今回は思い切って無印。
 ◎ナリタボブサップ
 ○スーパークリントン
 ▲ウィナーサマー
 △ナカゼンスピード
 △コマヨシニセイ
 馬券は、ナリタボブサップからの流しだが、オッズ次第では馬単5頭ボックス20点買いも。

2/4黒ユリ賞予想 矢野吉彦

2007年2月 3日(土)

好調馬と今イチ馬と勝ち負けのはっきりした馬と…

 「ばんえい競馬の未来を考えるシンポジウム」の開催、「オッズパーク・ばんえい・マネージメント株式会社」の設立など、4月からの新生ばんえい競馬スタートへ向けて、準備が進められています。全員参加型、ファンの声に耳を傾けながらの運営には、それをまとめあげるという困難も伴いますが、とにかく歯車を動かしていかなければなりません。今後とも、みなさんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。

 さて、今週は黒ユリ賞。3歳牝馬限定の重賞競走です。負担重量は、本年度獲得賞金140万円につき10キロ加増ということで、ニシキガールが10キロ重い620キロ、他馬はすべて610キロになりました。
 基本的には、獲得賞金額の多いニシキガール、プリンセスモモ、ヤマトナデシコが強い、と考えていいでしょう。でもそれ以外の7頭の獲得賞金は67~80万円で拮抗しています。一般戦の1着賞金が15万円なので、現在の獲得額が67万円で10頭中最低のハマナカレディーも、どこかでもう1つ勝っていたら4番目にのし上がっていた計算になります。賞金から優劣を判断すると、痛い目に遭うかもしれません。
 600キロを超えるソリを引いたことがあるのは、賞金額上位の3頭だけ。それも、牡馬と混じって戦ったホクレン賞でのもの。3頭とも大きく負けていますから、あまり参考にはならないと思います。今回、初の高重量を引く馬でも、流れ次第ではこなしてしまうでしょう。ウーン、悩みますね。
 ニシキガールを基準にした比較では、プリンセスモモが有利になりました。両馬同重量のホクレン賞ジャニュアリー特別ではプリンセスモモが先着。今回は10キロ軽くなったわけですから。でもこの馬、800キロ台中ほどの体重なんですよね。高重量の重賞はどんなもんでしょう。もう1頭、ヤマトナデシコも、荷物が重くなると障害で手こずっています。ますます悩みますね。
 こういう時は、とにかく最近の調子がよさそうな馬を狙うか、いつも今イチの馬にチャンスがあると見るか、勝つときは鮮やかだけど、負けるときはどうしようもない馬の鮮やかなほうに賭けるか、ってことになるような気がします。で、私の優柔不断予想では、それぞれのタイプから1頭ずつピックアップさせてもらいます。まず調子。これは、サカノアイチャンでしょう。次に、いつも今イチだけど今回はチャンスというのは、ダイヤローズ。10番枠に入ったのも追い風になりそうです。そして、どうしようもない負け方が続いているけど、という馬はヤマトナデシコ。これに、ニシキガールを加えた馬単4頭ボックスでいきます。
 実は、黒ユリ賞の参考レースでもある1月28日のジャニュアリー特別。シンポジウムを前に帯広入りした私は、単勝最低人気のコーネルフジから馬連総流しをしていたんです。かつての私なら、こういう馬が2着に来て大穴を当てていたと思うんです。だからばんえい競馬に惹かれちゃったとも言えます。ところが最近、そういう馬が来ないんですよ。だから、穴馬券が取れないんですね。ハッキリ言ってスランプです。私がどんな穴馬を探しながら馬券を買っているか、ジャニュアリー特別の出走表と、そのレース映像をご覧いただいて、よ~く想像してみてください。
 そんなわけで、今回も悩んでいます。不振脱出なるでしょうか? どうぞお楽しみに!

2/4黒ユリ賞予想 斎藤修

プリンセスモモ中心で

 1月30日に帯広駅前のとかちプラザで行われた「ばんえい競馬の未来を考えるシンポジウム」に、矢野さん、旋丸さんと一緒にぼくも参加させていただいた。古林先生は当初所用で参加できないとのことだったが、無理やりに時間をつくったようで会場には来ておられ、シンポジウムのあとの懇親会では壇上から熱い想いを語っておられた。
 帯広単独で存続が決まったばんえい競馬だが、決めていかなければならないことも多く、4月末の新体制での開幕に向け、これからが勝負の時となりそうだ。
 馬主も含めた厩舎関係者の褒賞費4割減ということで予算が組まれているが、少しでも馬券の売上げを上げ、その減額が3割にでも2割にでも軽減できるようでなければ、さらに先へと続けていくことは難しいように思う。
 これからもできる限りの協力はしていくつもりなので、みなさんのご協力もよろしくお願いします。100円でもいいのでオッズパークなどで馬券を買って、ばんえい競馬を見続けてください。

 さて、明け3歳牝馬による黒ユリ賞。
 白菊賞、いちい賞、北見産駒特別を勝った賞金で、ニシキガールのみがプラス10キロを課されることになり、それ以外は全馬610キロとなった。
 ここはニシキガールを含め、オープン実績のある4頭、ヤマトナデシコ、プリンセスモモ、ダイヤローズ、4頭の争いと見る。
 で、中心はプリンセスモモ。2走前のガーネット特別では、重量に恵まれたこともあるが、この世代の牡馬一線級を相手に勝った経験を評価する。
 実績ナンバー1のニシキガールはさすがにプラス10キロはいかにも厳しく、ヤマトナデシコを2番手評価。ここ3走は惨敗続きだが、北見開催から快進撃で、12月のクリスマス特別ではプリンセスモモを2着に退けて勝った実績がある。
 いちおう印をつけたダイヤローズだが、帯広開催は3着が最高という成績で、馬券にからませるかどうかは迷うところ。
 条件クラスではサカノアイチャンが好調だが、これまで重量は540キロまでしか経験がなく、一気の70キロ増は厳しそうで、今回は見送る
 ◎プリンセスモモ
 ○ヤマトナデシコ
 ▲ニシキガール
 △ダイヤローズ
 馬券はプリンセスモモから馬単の流しで、押さえとして馬連複、もしくはプリンセスモモ2着づけの馬単流し。

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