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3/25ばんえい記念予想 古林英一

頭は堅い、トモエパワー

 一年納めの「ばんえい記念」である。いろいろあったこの1年。とにもかくにも4月以降もばんえいを楽しめることを心から喜びたいものである。
 さて、今年のばんえい記念は王者スーパーペガサスが出ない。となると、どの馬が軸か、世間(といっても小生の周りの人間だけだが)の評価はトモエパワーに集まりそうな気配である。確かに、帯広記念優勝、チャンピオンカップ2着という成績は、ばんえいの頂点に最も近いといえよう。だが、しかし、トモエパワーはばんえい記念初挑戦である。初挑戦というのはどうなんだろうか?
 1998年以降のばんえい記念の勝ち馬を列挙すると、98年フクイチ、99・00年シマヅショウリキ、01・02年サカノタイソン、そして03・04・05・06年スーパーペガサスである。98年のフクイチは96年に勝っているが、96年のときはばんえい記念初出走であったはず。99年のシマヅショウリキも初挑戦、サカノタイソンも初挑戦でばんえい記念を制覇している。スーパーペガサスは2度目の挑戦で栄冠を手にしたが、初挑戦時はサカノタイソンの2着である。
 ということは、初挑戦は何ら問題なさそうである。それよりも何よりも、このレース、日本の数ある競馬競走で最も堅く納まるレースではなかろうか。98年以降、1番人気が連を外したのは01年のサカノタイソン(3番人気)→グレートジャイナー(4番人気)の1回だけ。特にこの3年間なんぞは、みなさん先刻ご承知のように、判で押したように、1番人気スーパーペガサス1着・2番人気ミサキスーパー2着で決着している。
 となると、1番人気がトモエパワーだとすれば頭は堅い。相手は…。悩むところである。ついにスーパーペガサスの壁を破れなかったとはいえ、3年連続2着のミサキスーパーははずせない。ミサイルテンリュウも昨年より成長していれば圏内。
 さすれば、こんな簡単な馬券はない。
 ◎ 8.トモエパワー
 ○ 5.ミサキスーパー
 ▲ 9.ミサイルテンリュウ
で、決まりである。
 と、ここまで書いたところで、再度悩み始めた。ミサキスーパーは美形牝馬が近くにいると気が散ってしまうという噂を聞いたような気がする。呆けの始まった小生の、それもあやふやな記憶であるからして、全くあてにはならないのだが、ミサキスーパーの2つ隣には、輓馬界きっての美形といわれるアンローズがいる。美人が側にいりゃ、オッサンは誰でも気が散る。そこで、ミサキスーパーはちょっと評価を落とし、ミサイルテンリュウと順番を入れ替えることにする。したがって、
 ◎ 8.トモエパワー
 ○ 9.ミサイルテンリュウ
 ▲ 5.ミサキスーパー
である。馬単8-9、8-5。裏は少々。これで決まりっと思いきや、ここでとっておきの大穴最終兵器としてアンローズを抜擢するのである。さて、お立ち会い、帯広未勝利で、他では女王、帯広ではただのねえちゃんとさえいえるアンローズを抜擢する根拠とは…!? ないっ! 根拠はまるっきりない。小生がただ好きなだけである。でもね、こんな程度で買った馬券が結構あたったりする。これが競馬なのである。3.アンローズから上記3頭へ馬複流し。

 24日はばんえい記念前夜祭で小生も旋丸・鳴海両巨匠に混ざって予想を公開する予定である。もしかすると、このばんえい情報局に発表した予想を大転換させる可能性も十分である。お近くの方、ぜひご来場あれ!

3/11イレネー記念予想 矢野吉彦

2007年3月10日(土)

軸はパンチテンリュウ

 いやいや、チャンピオンCは完敗でした。ハンデ差はあっても高重量戦、荷物を積んだ経験がモノを言うはずと思ったんですが。どうもスミマセン!

 さて今週は、昨年デビューした馬の1年を締めくくるイレネー記念。定量戦ですから、ここは素直な予想でいいんじゃないですか? つまり、本年度獲得賞金が200万円を超えている3頭、カネサリュウ、アローファイター、シベチャタイガーの争い。3頭とも、ここ数戦、同じレースに出走して、3頭の着順だけで言えば勝ったり負けたりしています。でも、それぞれのレースで最先着しているのは、3頭中最軽量だった馬。今回はすべて同重量になるので、3頭ほぼ横一線と考えられます。前走で最先着したシベチャタイガーも、そこから10秒、20秒離されたカネサリュウ、アローファイターも差はないでしょう。
 さらに、前走、この3頭よりさらに軽い荷物で勝ったパンチテンリュウも、今の調子を考えたら怖い存在かもしれません。つまり、1月4日に行われたホクレン賞(牡馬630キロの定量戦)の1~4着馬ってことです。この4頭のボックスを買っておけば、たぶん、当たるんじゃないかと思うんですけど。
 11日の帯広の天気は雪と雨の予報で、馬場は軽くなりそう。あえて軸馬を絞るとすれば、先行できる馬が有利になるはずで、シベチャタイガーがいいのかなぁ。でも、同重量のホクレン賞では他の3頭に先着を許していますよね。だったら、パンチテンリュウの勢いに賭けてみたい気もします。オッズと相談しながら、パンチテンリュウを軸にカネサリュウ、シベチャタイガー、アローファイターへ馬複。押さえは、ホクレン賞の内容を信じてカネサリュウからシベチャタイガー、アローファイターへ。これでいきます。

 11日は私も帯広で観戦する予定です。さぁ、これが終わると、あとは「ばんえい記念」を残すだけ。いい形で締めくくりたいですね。では、今回はこのへんで。

3/11イレネー記念予想 斎藤修

混戦だがカネサリュウ

 いや~、フクイズミには恐れ入りました。800kgでは障害にてこずるだろうと思って無印にしてしまったのだが、3番手で障害を越えられてしまってはどうにもならない。
 今シーズンのフクイズミは快進撃で勝ち上がっていく中で、オッズを見ていると常に「そろそろこのクラスでは厳しいだろう」と思われながらもオープンまで来てしまい、ヒロインズカップで黒ユリ賞以来の重賞制覇を果たすと、ついには牡馬相手のチャンピオンカップまで勝ってしまった。
 そのチャンピオンカップでもフクイズミは3番人気で、やはり「さすがにここではちょっと」と思っていた人が多かったのではないだろうか。
 常に期待の上を行くフクイズミ、恐るべし。

 さて、イレネー記念。
 昨シーズンのマルミシュンキのような存在がなく、今シーズンのこの世代は勝ったり負けたりの混戦。シーズン当初かなりの期待を背負ったシベチャタイガーとコーネルフジも確実にトップクラスにはいるのだが、それほど目立った存在でもなくなってしまった。
 おもしろくもなんともない予想で申し訳ないが、矢野さんと同じくやはりホクレン賞の上位4頭の勝負のような気がする。
 オッズ的にさすがにボックスというわけにはいかず、絞らなければいけないわけだが、中心はカネサリュウで。ホクレン賞のあとは勝ち星から遠ざかっているが、いずれもトップハンデを課されてのもので、チャンピオンカップで対抗にしてちゃんと2着に来てくれたトモエパワーと同じ理屈。
 穴なら2連勝中のカイセゴールデン。
 カネサリュウから馬単で流しと、押さえにカネサリュウ2着づけの馬単流しか、馬連流しで。
 ◎カネサリュウ
 ○アローファイター
 ▲シベチャタイガー
 △パンチテンリュウ
 ×カイセゴールデン

3/4チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2007年3月 3日(土)

ミサイル、カネサの一騎打ち

 今年もアッという間に3月になりました。北海道市営競馬組合主催のばんえい競馬は今月限り、重賞レースはあと3戦です。もうすでに、帯広市主催となる4月以降の開催日程案が発表されていますが、締めくくりとなる今月のレースはビシッと当てていきたいですね。

 今週は、この1年の重賞優勝馬によるチャンピオンズカップ。メンバーを見渡したところ、トモエパワー、アンローズ、ミサイルテンリュウの古馬オープン勢 VS 4、5歳のオープン馬、という構図になりました。で、性齢と今年度獲得賞金によって、ばんえい重量が決められています。古馬オープン勢は、どの馬も今回引っ張るソリの重さを経験済み。一方、4、5歳馬にとって、今回のソリの重さはいずれも初体験。単純に考えれば、重量経験のある古馬勢有利と見ていいんでしょうが、去年のこのレースでは、それまで790キロまでの経験しかなかったホクトキングが、初めての800キロという重量を克服して勝っています。同馬は、前走まで3戦続けて勝ち馬から30秒以上も離されて負けていたんですから、勢いで荷物をこなしたとも言えないわけで、それを考えると今年も波乱の余地があるかもしれません。
 去年のそのレース、ミサイルテンリュウが今年と同じ830キロのソリを引いて2着に入りました。今年は目下2連勝中。調子もよく、この重量にも実績があるとなれば、順当に行けばこの馬で大丈夫でしょう。トモエパワーの近走が今イチ、アンローズは相変わらず帯広苦手、ということからも、これら古馬勢には負けないと思います。あとは初経験ながら軽重量の4、5歳馬との兼ね合い。今回の重量でも勝負になりそうな馬というと、スーパーロイヤル、カネサブラックなんでしょうが、スーパーロイヤルと相性のいい藤本騎手がニシキシャープのほうに乗っています。尾ヶ瀬騎手には申し訳ないですが、今回は見送ったほうがいいかも。それじゃぁ、ミサイルテンリュウとカネサブラックの一騎打ち、然別賞の再現ってことになっちゃいますね。
 どうもそんな雰囲気のレースに思えてきました。でも、やっぱり穴馬を探したくなります。だったら、ニシキユウですか。700キロまでの経験しかない馬が、今回は740キロを引きます。これは確かにキツイですよ。でも、690キロを引いた前走のウイナーズカップで、重賞の常連相手に4着に健闘。第2障害でヒザを折りかけましたがうまく立て直し、降りてからもよく歩いていました。これは弾みになるはず。藤野騎手の腕をもってすれば、ペースが前走より確実に遅くなる分、50キロの増量も何とかしてくれるでしょう。そしてもう1頭、実力は絶対あるので、アッと驚く大変身があってもおかしくないアンローズ。これを穴馬に取り上げてみましょう。
 ということで、ミサイルテンリュウとカネサブラックの馬連を厚めに。あとは、ミサイルテンリュウが頭でニシキユウとアンローズを2着にした馬単を少々。本線の馬連では配当は期待できないので、穴馬券が当たったらいいなぁ、という気楽な気持ちで買ってみます。この気楽さが吉と出るか凶と出るか、さぁどうなりますか? では、今回はこのへんで。

3/4チャンピオンカップ予想 斎藤修

5歳馬スーパークリントンで

 今の力関係からして、まあなんとも見事としか言いようのない重量差で、牝馬の20kg減を考えれば実質トップハンデになってしまうアンローズ以外、どの馬が勝っても不思議はないような難解なチャンピオンカップとなった。390万クラスのニシキユウだってトップハンデのトモエパワー、ミサイルテンリュウと90kgも差があれば勝ち負けになってもおかしくない。
 なんとも残念なのは、いまだに重賞を勝っていないためナリタボブサップがここに出られないこと。その出走資格がないナリタボブサップのぶんまでというわけではないが、同期のスーパークリントンから狙う。銀河賞、ポプラ賞の結果から見ればカネサブラックやスーパーロイヤルよりもこの馬にチャンスだろう。トップハンデのトモエパワー、ミサイルテンリュウとも20kg差なら勝負になってもおかしくない。
 もう1頭注目はトモエパワー。帯広記念を勝ったことでその後の4戦は重量を課され、ハナから勝負にならないレースだった。今回の重量差なら勝負がかりだろう。
 あとは連勝中のミサイルテンリュウに、すっかりオープンの貫禄が出てきたカネサブラック。条件クラスではニシキシャープも好調。
 フクイズミは前走然別賞での1、2着馬との重量差を考えれば、今回は5kgではあるが有利になっているわけで、逆転も十分に考えられる。しかし相対的な重量ではなく、800kgという重量でフクイズミのような脚質の馬がだいじょうぶだろうかと考えると、どうもイメージが沸いてこない。障害で苦戦するような気がする。
 馬券は、◎○の馬連か馬単の表裏で厚く勝負。あとはこの2頭からの流しだが、オッズ次第ではボックスもアリかも。
 ◎スーパークリントン
 ○トモエパワー
 ▲ミサイルテンリュウ
 △カネサブラック
 △ニシキシャープ

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