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11/4ばんえい菊花賞予想 斎藤修

アローファイターに初タイトルの期待

 3歳二冠目のばんえい菊花賞。一冠目のばんえい大賞典は、別定戦らしく最軽量ハンデのプリンセスモモが制し、やはりハンデに恵まれたコーネルフジが2着に入り波乱の結果となったが、定量で行われるここは実績馬にとって断然有利。
 10月7日のオッズパーク杯秋桜賞の1~6着馬が揃ってここに出走してきたが、負担重量の比較でも、そこで1、2着だったシベチャタイガーとアローファイターが実力上位。
 その秋桜賞では、アローファイターが一瞬早く障害をクリア。しかし直線半ばでシベチャタイガーが交わすと、ゴール上では一旦詰まったもののそのままゴール。2頭はそれほど差のない決着だった。
 今回は、その後1開催休んで万全の状態でここに臨む(と思われる)アローファイターを中心にとりたい。これまで重賞は、ホクレン賞2着、イレネー記念3着、ばんえい大賞典3着と、いずれもそれほど差のないレースだけに、初重賞制覇の期待がかかる。
 メンバー中最上位の格付けは、2歳シーズンにホクレン賞とイレネー記念で賞金を稼いだカネサリュウ。それゆえ今シーズンは3歳馬としてはかなり敷居の高い500万クラスに格付けされ、4着が最高という成績。同世代同士のレースでは重量を課され勝負にならなかった。イレネー記念以来、同重量で同世代との競馬ならここで巻き返しがあってもまったく不思議はない。
 現状の250万クラスではやや苦戦も、同世代同士では重量に恵まれているとはいえ、好走しているコーネルフジにも可能性はありそうだ。
 定量になることを考えると、勝負になりそうなのはここまでの4頭。
 アローファイターからの馬単と、押さえで馬連複。ただ、シベチャタイガーとの組合せは配当的に期待できそうもない。
 ◎アローファイター
 ○シベチャタイガー
 ▲カネサリュウ
 △コーネルフジ

10/8クインカップ予想 矢野吉彦

2007年10月 7日(日)

格と調子でエメラルド

 いやいや、サダエリコとその陣営への思い入れで予想した岩見沢記念は完敗でした。これはどうしようもありません。気持ちを切り替えて先へ進みましょう。

 と思ってはみたものの、今週のクインカップは難しいですね。格と調子とハンデをどう絡めて予想したらいいのか。考え出したらキリがないレースだと思います。
 そこで今回は、ハンデ差は気になるところですが、格と調子で言えば間違いなく上位のエメラルドを頼りにすることにします。前走で、今回引っ張るより重い荷物を引きながら勝ち切ったのは調子のいい証し。その前走では、ニシキユウより5キロ軽い荷物だったのが、今回は同重量になって、しかもニシキユウが藤野騎手に手替わりするので、どちらかと言えばニシキユウに心惹かれるところではあります。でも、とにかく近2走で勝っているというのがエメラルドの強み。連は確保してくれるのでは、という理論です。
 たぶん、人気はバラけると思うので、馬券は馬複でいいでしょう。またまた伝家の宝刀、エメラルドからの総流しで行きます。
 もう一歩踏み込んでおもしろい馬券を買うなら、エメラルドを2着にした馬単流しというのもアリかな。つまり、この好調な実力上位馬がハンデ差のために何かに負けるというパターンですね。
 改めて考えても、だんだん分からなくなってきます。どこからでも買えるという、ばんえい競馬ならではのレースだと思います。みなさん思い思いの考え方で馬券を買ってみてください。当たったら幸運、外れても落ち込む必要はありませんよ。なんて、自分が外れたときの言い訳にしたりして。では、今回はこのへんで!

10/8クインカップ予想 斎藤修

重量有利なキタノパワーから

 岩見沢記念は、結果的にまったくかすりもしない予想であった。
 大井競馬場の予想トークのしゃべりで当たっていたことといえば、ミサイルテンリュウが先に抜けて、この重量だとゴール前で差されるという展開のみ。差してくるのがフクイズミかと思ったのだが、それがぜんぜん違っていた。この重量ならトモエパワーに来られてしまえば、納得せざるをえないが、レース後に伝わってきた「夏負けから回復していた」とかいう情報は現地で取材してないとわかりません。
 ともかく、新王者トモエパワーの復活は、シーズン後半の高重量戦へ向けて明るい材料ではある。

 さて、4歳牝馬によるクインカップ。
 500万クラスが670キロで、クラスがひとつ下がるごとに5キロずつ減となる別定戦。
 ばんえい大賞典の勝ち馬ニシキユウと、ばんえい菊花賞の勝ち馬エメラルドがトップハンデの670キロで、そこからクラスが3つ下のサクラガサイタ、キタノパワーが655キロ。そのひとつ下の250万クラス=650キロが5頭いて、モリノソニックが最軽量645キロという相手関係。
 まずぼくのセオリーとして、同世代同士での別定戦ではトップハンデはまず来ないということ。したがってニシキユウとエメラルドは中心にはしない。
 とはいうものの、目に見えての好調馬は430万、500万と連勝しているエメラルドくらいしかなく迷うところだが、ここはキタノパワーから。前走は1番人気で9着に敗れたものの、それまでは300万クラスで常に勝ち負けのレースをしている。
 相手はセンコウラブリイ。近走は200万から250万のクラスで掲示板を外さない堅実な走りが魅力。
 キタノパワーともう1頭の300万クラス、サクラガサイタも十分に争覇圏。そしてトップハンデだが前々走の混合600万クラスで2着があるニシキユウを押さえる。
 とはいえ、矢野さんも書いているとおり、どの馬が勝ってもまったく不思議のないレースだけに自信のほどは……。キタノパワーに人気がなければ矢野さん流で(って、ぼくもよくやるけど)総流しも。
 ◎キタノパワー
 ○センコウラブリイ
 ▲サクラガサイタ
 △ニシキユウ

9/30岩見沢記念予想 矢野吉彦

2007年9月29日(土)

サダエリコ文句なしの復活!

 初めてのナイター開催が終わって、ばんえい競馬は秋のシーズン到来です。今週は伝統の岩見沢記念。ここのところ、本命サイドの馬券ながら的中を続けている当予想コラムですが、こういうレースを当てないと自分をほめるわけにはいきませんからね。頑張って検討しましょう。

 ばんえいグランプリには出なかったミサイルテンリュウが、金杯をひと叩きして出てきました。前走の内容は今イチですが、ここはキッチリ調整して臨んでくるはず。この馬から買うのが順当だとは思います。ただし、ここ数戦の内容を見ていると、ひと頃の不振から抜け出しつつあるサダエリコがおもしろそうです。
 とにかく、一時はもう終わっちゃったかも、と思えるほどサッパリのレースが続いていました。牝馬のオープン馬だけに、レースでは重い荷物を常に引き続けなければならず、ひとたび障害で手間取るようになると、立て直すのは至難の業。金山調教師も安部騎手も大変だったでしょう。今年2月から山本騎手に乗り替わったのは、この馬を使いながら立て直せるのは大ベテランの山本騎手以外にいない、という金山調教師の決断があったからではないか。私はそう思っているのですが。それはともかく、ようやくここへ来て復調の兆しが見られます。北斗賞の時は、まだそこまでには至っていないと決めつけて軽視しちゃいました。でもあれは、本当に、ちょっと早い好走だったはず。そこまでは半信半疑だったのですが、このところの好走には好感が持てます。ここでもまだ早いのかもしれませんが、今回はサダエリコだけでなく、ここまで馬を立て直してきた金山調教師と山本騎手を応援する意味で、この馬から馬券を買ってみることにします。
 結論は、サダエリコからの馬単勝負で馬複が押さえ。相手は、ミサイルテンリュウ、フクイズミ、カネサブラック、シンエイキンカイの4頭。井馬アナウンサーの「サダエリコ文句なしの復活!」という実況を期待したいですね。では、今回はこのへんで。

9/30岩見沢記念予想 斎藤修

ここはフクイズミの出番

 岩見沢記念。といえば4連覇のかかるアンローズ。がしかし。競馬場が帯広ではさすがに出走せず残念。
 というわけで岩見沢記念は、今シーズンの収得賞金120万円ごとに10キロ加増される別定戦で、旭川記念、北斗賞と連勝したミサイルテンリュウと、シーズン最初のばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったカネサブラックが10キロ増。
 どうもカネサブラックという馬は、もうちょっと重賞を勝っていてもよさそうな実力はあるのだが、勝てるところをどんどん勝ってしまって早いうちから賞金を稼いで重量を課せられてしまい、勝つ機会を逃しているような気がするのだがどうだろう。ま、負担重量が重くならないように狙ったところだけしか出てこないような馬よりは、正々堂々真っ向勝負で好感が持てるのだけれど。
 今シーズンの調子からいえばミサイルテンリュウが中心といきたいところだけれど、重量の軽い勝てるところで勝っておこうという重賞連勝だったような感じで、10キロ増のここは評価を下げざるをえない。馬場が軽くなれば先頭で障害を越えてそのまま逃げ切りという場面もなくはないが、土日ともに天気はよさそうだ。
 で、ここはフクイズミから。障害がダメなときはまったく勝負にならずということもあるものの、可能性としてはそれほど高くはなく、4~5番手までに障害をクリアできれば連対は外さないはず。820キロは未経験も、昨シーズンのチャンピオンカップは800キロで勝っているだけに問題ないと見る。
 相手には復調してきたサダエリコ。近走のレースぶりからそろそろこの馬の出番も。
 さらに近走の成績にかかわらず、高重量の重賞では必ず押さえておかなければならないのがシンエイキンカイ。昨年の岩見沢記念も2着で穴をあけた。他馬が重量に苦しむようなレースになると、重くても堅実なレースができるこの馬に出番が回ってくる。昨シーズンのばんえい記念もそんなレースだった。
 さらに高重量で気になるのがスターエンジェル。今年正月の帯広記念での激走が思い出される。
 トモエパワーは近走まったくの不振。はじめて1トンを経験した馬はその反動でまったくレースにならなくなることがあると、「ホースニュース馬」の小寺さんから聞かされたことがあるが、今のトモエパワーがまさにそれなのかも。シーズン終盤に向けてどこかで立て直してほしいところ。
 スーパーロイヤル、ナリタボブサップなどの5歳勢は、このメンバーでこの重量ではまだ荷が重いような。
 馬券はフクイズミからの馬単と、押さえで馬連複。
 ◎フクイズミ
 ○サダエリコ
 ▲ミサイルテンリュウ
 △シンエイキンカイ
 △スターエンジェル

 ところで、今回の岩見沢記念はナイター開催の大井競馬場でも場外発売が行われ、それに併せて赤見千尋さんと不肖わたしが予想トークをやります。抽選でプレゼントなどもあるので、お近くの方はぜひ。

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