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6/3柏林賞予想 斎藤修

マルミシュンキで断然

 ばんえい十勝オッズパーク杯は、ナリタボブサップにこだわるあまり、ものの見事に▲○でタテ目をくってしまった。
 さて、1カ月以上あいた久々の重賞は新設の柏林(はくりん)賞。新設といっても、4歳オープンの定量だから、位置づけとしてはこれまでの旭川記念と同じ。
 で、今月は柏林賞も含めて重賞が3つ。黒ユリ賞が2歳世代(明け3歳)の牝馬の重賞として行われていたものがこの時期にずれたのは、3歳牝馬3冠の1冠目にするという意図があるのだろう。
 旭川記念は、位置づけ的にはこれまで旭王冠賞として行われていたレース。これまで古馬の4市記念レースが、帯広記念、岩見沢記念、北見記念とあって、旭川だけが旭王冠賞だったものを、わかりやすく旭川記念としたのだろう。
 「なんで旭川市は撤退したのに、旭川記念というレース名を残すんだろう」と、誰だったかから聞かれたことがあるが、かつて旭川(岩見沢、北見も)でばんえい競馬を開催していたという証として、重賞のレース名を残すことはいいことだと思う。
 やや意味合いは異なるが、中央競馬では、東京競馬場の目黒記念、阪神競馬場の鳴尾記念、新潟競馬場の関屋記念などは、いずれもかつてその競馬場があった場所を重賞として残したもの。
 十数年、数十年ののちにも、ばんえい競馬がかつては帯広だけでなく、旭川、岩見沢、北見でも行われていたことを思い出すことができる。

 さて、柏林賞だが、ここはマルミシュンキから狙う。デビュー以来15戦14勝という成績もすごいが、狙ったところは必ず獲るといわんばかりのローテーションもすごい。ただ一度の敗戦のナナカマド賞のあとと、昨年のイレネー記念のあとに長い休みをとったのは、おそらく数を使うと賞金を稼いでしまい、ハンデを課されるからではないだろうか。もちろんイレネー記念も今回の柏林賞も定量ではあるのだが、そこに行く過程でも負けたくないと。昨シーズン最終戦のクリスタル特別も、今回とほぼ同じようなメンバー相手に楽勝だった。
 問題は重量。クリスタル特別でマルミシュンキよりハンデが重かったのは、4着のホクショウダイヤ、8着のニシキセンプー、9着のカネサテンリュウ、牝馬20キロ減を考慮すれば10着のエメラルドの4頭。その後の戦績も考慮すれば、相手はホクショウダイヤで堅いのではないか。マルミシュンキに勝てる可能性があるのもホクショウダイヤだけだと思う。
 あとは、今シーズンの4歳オープンを2勝しているテンカと、ダービー馬ナカゼンスピード、メジロショウリキまで。
 ◎マルミシュンキ
 ○ホクショウダイヤ
 ▲テンカ
 △ナカゼンスピード
 △メジロショウリキ
 馬連複で◎○の組合せを厚く。あとは◎から流す。
 前回に続いて○▲のタテ目になったらという不安がないでもないが、おそらく上位3頭は人気だろうから、ここは狙いを絞る。

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

2007年4月29日(日)

カネサブラックから馬単で

 祝「ばんえい十勝」新年度開催開幕!
 いよいよ始まりましたね。ばんえい競馬の末永い存続を願いつつ、今年もみなさんと一緒にレースを楽しみたいと思います。どうぞよろしく!

 さて、新生ばんえい競馬の重賞第1弾は、新設の「ばんえい十勝オッズパーク杯」。3月のばんえい記念を使った馬と別路線組との対決になりました。実力からすればトモエパワーがダントツですが、1トンのソリを引いて勝ったレースから1カ月。リフレッシュのためのレース間隔としては、短いような気がします。
 そうなると、前走、スターライト特別で好走した3頭、ナリタボブサップ、カネサブラック、ニシキシャープでも勝負になると思うんですけど。でも、これにトモエパワーを加えた4頭のボックスという予想じゃ、無難すぎますよね。
 スターライト特別組の3頭を比べると、ナリタボブサップとカネサブラックの重量差はそのままですが、その2頭とニシキシャープとの差は、今回20キロも縮まりました。これはニシキシャープにとっては明らかに不利な条件。なので、これを消して3頭のボックスにしますか? エッ、それでもまだ無難な予想ですって? ウーン、それもそうですね。
 じゃぁここは、近走でナリタボブサップがカネサブラックに先着することが多かったので、それを逆手にとって、カネサブラックを頭にした馬単を買ってみましょう。相手はもちろん、ナリタボブサップとトモエパワー。ニシキシャープとタケタカラニシキも押さえておきます。なんたって、帯広は10番の馬が要注意ですから。 
 新チャンピオンのトモエパワーには失礼な予想かもしれませんが、少しでも高配当を狙うならこれでいいでしょう。さて、30日は私も帯広に飛んで、ジョッキートークショーなどのイベントに参加する予定です。主催者に成り代わって言えば、ゴールデンウィークの開催で年度始めの勢いをつけたいところ。みなさん、どんどん馬券を買って盛り上げてください! よろしくお願いしま~す!!!

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 斎藤修

未来を担う5歳世代からボブサップ

 めでたく新生・ばんえい競馬がスタートした。たしかに賞金や手当などの経営面を見ると厳しいのだが、廃止の危機を乗り越えたことによって、スタンドが綺麗になったり、パドックがスタンド前に移動してきたり、いろんなものがよくなった。
 仮に、廃止の危機にはさらされず、それでも厳しい中でこれまでとは変わらずにばんえい競馬が続いていたら、こうはならなかっただろう。
 続いたからこそいえることなのだが、この先5年、10年を考えるなら、これまでなんとなく続けられてきた競馬はどこかで大きく変えていかなければならないことは確かで、そういう意味ではいいタイミングだったのかもしれない。

 さて、第1弾重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯だが、シーズンがスタートして、いきなり重賞レースというのも、これまでにはなかったこと。
 たしかに開幕したばかりでは力関係が比較しにくいが、長期間の休催があったかつてとは違い、休みは1カ月ほど。サダエリコ以外は昨シーズンの最終開催に出走していて、久々というわけではない。
 そして、ばんえい記念を勝ち、世代交代をアピールしたトモエパワーと、2着に食い込み古豪健在をアピールしたシンエイキンカイが出てきてくれた。
 スーパーペガサスに代わる新王者・トモエパワーが勝ってくれれば盛り上がるのだろうが、馬券となれば別だ。
 740キロという、このクラスにしては軽量での争いなら、スピードに勝るナリタボブサップを中心にしてみたい。帯広コースは連対率61%と断然。
 トモエパワーも、もちろんあっさりと勝ってもおかしくない。いや、あっさり勝つと考えるほうがむしろ普通か。昨シーズンを通して考えてみれば、充実ぶりは目を見張るものがあった。新王者としても負けられないところだ。
 あとは、5歳世代でも早くからオープンクラスで互角の戦いをしていたカネサブラック。昨シーズンは6月に旭川記念を勝ったことで、後半の同世代同士の対戦では負担重量に苦しんだ。
 オープンクラスは全馬740キロ(牝馬20キロ減)だが、ニシキシャープのみが500万未満のクラスからの挑戦で、30キロ減に牝馬の20キロ減での690キロは有利で、上位に食い込む可能性も考えられる。
 ◎ナリタボブサップ
 ○トモエパワー
 ▲カネサブラック
 △ニシキシャープ
 馬券は、◎ナリタボブサップ○トモエパワーの馬連複を厚く。あとは◎から流す。
 とはいうものの、やはりシーズン替りだけに、馬体重の増減やパドックでの状態を見てから最終的に馬券を決めたいのだが……。

3/25ばんえい記念予想 矢野吉彦

2007年3月24日(土)

坂本・鈴木勝提両ベテラン騎手を応援

 さぁさぁ、いよいよ年に一度の大一番、ばんえい記念です。4年連続で優勝していた“ばんえい競馬の朝青龍”スーパーペガサスがいなくなった今回、ハッキリ言えば横綱不在となったレースで、どの馬が頂点に立つんでしょうか?
 ふつうに考えればミサキスーパーですよ。3年続けてスーパーペガサスの2着。“万年大関(?)”の同馬にとっては、“目の上のたんこぶ”がなくなったわけですから。ただ、昨年の岩見沢で夏負け気味の時に激走した反動なのか、それともひょっとしたら、ばんえい記念3年連続2着の蓄積疲労が堪えているのか、近走の内容が今ひとつです。帯広記念以降のレースで、ここへ向けて調子を上げてきてほしかったのですが、どうもパッとしません。この馬をどう評価するかは悩んじゃいますね。
 だったら、帯広記念を勝って、いわば“大関昇進”を果たしたトモエパワーか、すでにばんえい記念を経験している先輩格のミサイルテンリュウ、あるいはシンエイキンカイ。とりあえず、ここまでの4頭でボックス馬券を買っておけば当たるとは思うんですけど。
 トモエパワーはばんえい記念初挑戦。1トンのソリを引いても大丈夫かどうかはわかりません。でも、7歳の充実期に入って、初めての重量でもこなしてしまうだけの力は付けてきているようです。
 ミサイルテンリュウは、もし日曜日のレースまでに雨か雪が降らなかったら厳しいと思います。ただし、天気予報では土曜日の夜に雪が降り始め、日曜日は雨のち曇り、とのこと。恵みの雨が降りそうなので、押さえておくべきでしょう。
 シンエイキンカイは、ここ数戦、目立ちはしませんが、ジワッと調子を上げてきているように見えます。高重量戦は経験豊富。ようやくチャンス到来といったところです。
 他の馬では、ちょっと足りないでしょう。そうすると、4頭の手綱を取る騎手の中で、ばんえい記念に優勝した経験があるのはシンエイキンカイの大河原騎手だけ、ってことになります。あとの3人は、勝てば初めての優勝。中でも、坂本騎手と鈴木勝提騎手の両ベテランは気合いが入っているでしょうね。
 そこで、2人に対する応援の気持ちも込めて、ミサキスーパーとトモエパワーを頭に馬単を買います。2頭の折り返しと、両馬からミサイルテンリュウ、シンエイキンカイへ。計6点を、オッズと相談しながら金額にメリハリをつけて買うことにします。

 ここへ来て、岩手競馬の存続とか、高知・黒船賞の売り上げアップとか、ホッとするニュースが相次いでいます。ばんえい記念も馬券の売り上げが伸びるといいのですが。どうか、みなさんの熱いご支援、ご声援をよろしくお願いします。では、レースをお楽しみに!

3/25ばんえい記念予想 斎藤修

昨年4着も、経験を積んだミサイル

 ばんえい記念だ。
 今シーズンのばんえい競馬は、まさに激動の年で、ほんとにいろんなことがあった。しかしまた4月からもばんえい競馬が見られると思うと、穏やかな気持ちでばんえい記念を迎えることができる。
 最後の大一番の馬券を当ててやろうという、いつもの年のようなギラギラとした意気込みよりも、何か安心した気持ちのほうが先に立つ。

 ばんえい記念だけは特別なレース、とよく言われるが、それはいろいろな意味を含んでいる。
 賞金が他の重賞より飛びぬけて高かったり、年に一度の1トン(牝馬は980キロ)の重量を引くレースだったり、もちろん年度最後の開催に行われるレースだったり。
 高重量戦で経験と実績のある馬しか、まず勝負にならないということでも、また特別なレースだ。
 そこでいきなり結論。しかも矢野さんと同じで面白みもないのだが、ぼくも馬券の対象になるのはミサキスーパー、シンエイキンカイ、トモエパワー、ミサイルテンリュウの4頭だけだと思う。
 よっぽど狂ったときでも03年に2着という実績があるヒカルセンプーまで。そのヒカルセンプーにしても、2着のあとは毎年着順を落としているから、やはり厳しいだろう。
 結局、4頭でどう買うか、だと思う。
 実は帯広記念をトップハンデで勝った時点で、今年のばんえい記念の本命はトモエパワーと決めていた。
 過去の傾向から、帯広記念を重い重量で好走していた馬は、ばんえい記念に直結するからだ。
 しかしここに来てちょっとした疑問がわいてきた。05年あたりから帯広記念の基礎重量が軽くなっていて、かつてとは傾向が変わってきているのではないかということだ。
 去年も、帯広記念を勝ち、トップハンデで臨んだチャンピオンカップで2着と好走したミサイルテンリュウを自信の本命にして痛い目にあった。
 かつては帯広記念のトップハンデといえば、900キロ以上だったのだが、今年のトモエパワーは880キロでしかない。
 ならば、去年一度ばんえい記念を経験(4着)しているミサイルテンリュウをもう一度狙ってみる手があるのではないかと思い直した。大外(9番)に入って、さらに日曜日は雨予報で馬場が軽くなりそうなのは、この馬にとってはなんとも心強い。
 相手はトモエパワー。実績からすればミサキスーパーがあっさりという場面があっても不思議はないが、今年はちょっと衰えを感じるので狙いを下げる。
 ◎ミサイルテンリュウ
 ○トモエパワー
 ▲シンエイキンカイ
 △ミサキスーパー
 馬券はオッズを見ながら強弱をつけてミサイルテンリュウからの流し。場合によってはトモエパワーからも流すかも。いずれにしても、この4頭の組合せしか買わないと思う。

 さて、前日の競馬終了後には、十勝プラザレインボーホールで「ばんえい記念前夜祭」が行われる。
 旋丸さん、古林先生も出演するらしいので、お近くの方、また遠征で前日から帯広入りしている方はお楽しみに。

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