
軽馬場ならナリタボブサップ
中央競馬ではジャパンCだけど、ばんえい競馬では古馬の一戦級が集う北見記念。ばんえい競馬も日本のみならず、世界に認知されて“ばんえいジャパンC”ができればいいのにな。なかには北海道遺産だから価値があるという人もいるけど、私は米国のばんばとか欧州のばんばとか、インドのばんばとか見てみたいよ。やっぱインドのばんばって蹄鉄を履かないのかな?
さて、そんな話はさておき、本題の北見記念の予想。◎にしてみたいのは(4)ナリタボブサップです。ナリタボブサップは休養明けで、前走から20kg増の重量を背負うことになるけど、本日はどうやら雨模様で軽馬場が予想されるので、それほど苦にはならないのではないでしょうか。前走の岩見記念は目標にされる型で敗れましたが、今季重賞2勝の実績はメンバー中ナンバーワンで連覇に期待!
○には前走のレーシングカップはメンバー中でトップの重量740kgを背負い、障害で膝を折って5着に負けましたが、岩見沢記念で1番人気に支持されて、結果2着の実力馬(3)カネサブラック。
▲にはばんえいグランプリ2着、そして今年3月のばんえい記念でも3着と、高重量戦にとにかく強い(1)スターエンジェル。
あとは△にテンに置かれるタイプだけに、道中で息が入れられる高重量戦はプラスの(5)スーパークリントン(休養明けから使われるごとにレース内容が良化)。他では全盛期に比べるといくらか衰えた感は否めませんが、もともと障害上手だし、近走スピードを生かす競馬をしていることから通用しても不思議ではない(6)ミサイルテンリュウ。
◎ (4)ナリタブラック
○ (3)カネサブラック
▲ (1)スターエンジェル
△ (5)スーパークリントン
△ (6)ミサイルテンリュウ
状態上向きのミサイルテンリュウ中心
寒くなってきましたね。北海道はもう冬。雪の便りがあちこちから伝わってくる中、ばんえい競馬は初冬恒例の大一番、北見記念を迎えました。30日には豪華メンバーのジャパンカップも行われますが、北見記念のメンバーは、間違いなく“世界トップクラス"の実力馬ばかり。こちらにもぜひ注目してください。
岩見沢記念の1〜3着馬が出てきますから、まずはこれらを中心に考えたいところですが、ここへ来てミサイルテンリュウがいい感じになってきたようです。岩見沢記念までは、前にも行けず障害も上がれずと、この馬らしくないレースが続き、もう終わっちゃったのかな、と思わせました。その流れを一変させたのが10月の狩勝特別。たまたま私はそのレースを帯広で目の当たりにしたんですが、実は、レース前の鈴木恵介騎手からも強気なコメントは聴かれなかったんですよ。ところが、その気楽さもあってか、前々でレースを進めたところ、この馬らしい動きを取り戻して鮮やかな勝利をマーク。前走のレーシングカップでも、荷物が軽かったとはいえ、第2障害を一気にクリア、ゴール前の甘さも見せず快勝しました。カネサブラックが第2障害でいったんヒザをつき、ゴール前でも立ち止まってしまったのとは対照的。重賞へ向けて弾みをつけたと思います。この状態なら、好勝負できると見ました。カネサブラック、ナリタボブサップより10キロ軽い荷物も有利な材料です。この条件は岩見沢記念と同じですが、その時とは馬のデキが違うはず。ここはミサイルテンリュウ中心で行きます!
相手はもちろん6歳牡馬トリオ。岩見沢記念優勝のフクイズミは、他馬に比べてその時より10キロ余計に背負うことになるので、ちょっと割引が必要。それよりも、重量的には有利なスターエンジェルが穴候補です。馬券はミサイルテンリュウを頭に馬単。6歳牡馬トリオを頭にした馬単ではなく、ミサイルテンリュウからの馬複を押さえにします。
この馬の調子が戻ってくれば、古馬オープン戦線はますますおもしろくなるでしょう。そのためにも頑張ってほしいという応援の意味も込めて馬券を買います。さぁ、期待通りの走りを見せてくれるでしょうか?
では、今回はこのへんで。
定量戦ならライデンロック
3歳三冠レースの第2弾ばんえい菊花賞。前走の秋桜賞は勝ち馬のカネヅルと45kg差、2着のニシキエースと比べれば30kgも重いハンデを背負って4着に負けてしまいましたが、3歳三冠のうちの一冠目・ばんえい大賞典を制した◎ライデンロックの巻き返しに期待してみたいです。
ライデンロックはただ実績があるばかりではなく、前走で685kgの荷物を背負って障害をひと腰でまとめ、安定した登坂力があるというのも魅力で、安心してレースを観戦することができそうです。その“安心”というのが、時として命取りだったりするのですが・・・きっと大丈夫なはず。
○には2歳チャンピオンで、3・4歳混合オープン・はまなす賞で2着だったオレワスゴイ。同馬は前2走でシンガリに負けていますが、休養明け初戦の入道雲特別10着→ばんえい大賞典9着からいきなりはまなす賞で2着に巻き返しているように、目標とするレースに向けて仕上げてくる皆川厩舎の馬だけに、いきなり変わり身があっても不思議ではありません。前走で減った馬体重もいくらか回復しているそうですから、変わり身に期待してみたいです。
▲には目下3連勝中と絶好調のカネヅル。負担重量680kgが課題となりますが、前走の秋桜賞はハンデ差があったとはいえ2着のニシキエースに大きく差をつけて快勝していることを考えると、定量戦のここでもヒケを取らないような気がします。
あとは△にばんえい大賞典の3着馬で、定量戦のここは侮れないカイセテンザン。他では前走の秋桜賞は障害でヒザを折る場面があって9着に惨敗しましたが、前々走の300万クラスの勝入戦を制した実績は上位のホクショウジャパン。
◎ (3)ライデンロック
○ (9)オレワスゴイ
▲ (6)カネヅル
△ (5)カイセテンザン
△ (7)ホクショウジャパン