天井知らずの素質馬マルミシュンキ
本日からここで重賞予想をさせて頂くことになった山崎エリカと申します。スーパーペガサスに魅せられてばんえい競馬を始めたクチで、斎藤修さんや矢野吉彦さんほどばんえい競馬歴は長くありませんが、どうか皆様よろしくお願い致します。<(_ _)>
ちなみに私の予想スタイルは前走で力を出し切ったと思われる馬を狙わないことです。よくばんえい記念で好走した馬が、その疲労が残って次走で凡退するケースが見られますが、それはばんえい記念に限ったことではありません。同じ相手と戦っておきながら、勝ったり負けたりを繰り返すのは、もちろん騎手の仕掛けどころの差もありますが、体調の変動によるものも大きいと思います。例えば人間だってがんばりすぎたら次の日疲れるでしょっ。それと同じです。
そんなこなんで山崎のばんえい十勝オッズパーク杯の予想は◎(7)マルミシュンキです。マルミシュンキはデビュー以来18戦17勝で4歳三冠のうち2つを制覇した天井知らずの素質馬です。4カ月の休養明けで古馬オープン初挑戦になりますが、それでいくらか人気を落としそうなここはストレートに狙ってみます。
○には4歳三冠の二冠目・銀河賞を制し、3走前のチャンピオンカップでも(1)カネサブラックと、(2)ナリタボブサップの追撃を押さえて制覇した(8)ツジノコウフク。前走のスターライト特別で(3)メダマに7.1秒差も千切られ、力を出し切っていないというのも理想的です。
▲には前走のばんえい記念で2番人気に支持されながらも、最後の直線でバテて人気に応えられなかった(2)ナリタボブサップ。昨シーズン北見記念、帯広記念と重賞を2連勝しておきながら、ばんえい記念で見せ場を作れなかったのは力を出し切っていない何よりの証拠でしょう。
あとは△に何気に強いんじゃないかと思っている○ツジノコウフクを前走のスターライト特別で負かした(3)メダマ。先行力が増していることから、力をつけているような気がします。他では前々走の4・5歳オープンでそのメダマを負かした(9)ホウショウダイヤ。
おそらく1番人気になるであろう(1)カネサブラックは、昨年のこのレースを勝った後、重賞を1つも勝っていないし、前走のチャンピオンカップでがんばりすぎた嫌いがあるので消しちゃいます。
◎(7)マルミシュンキ
○(8)ツジノコウフク
▲(2)ナリタボブサップ
△(3)メダマ
△(9)ホウショウダイヤ
カネサブラックから5歳馬へ
ばんえい競馬ファンのみなさん、“新年度”明けましておめでとうございます! 新生ばんえい競馬2年目のスタート。末永い存続へ向けて、勝負の年になりそうです。みなさんのさらなるご支援、ご声援をよろしくお願い致します。
さて私、今年もこのサイトでの重賞予想を仰せつかりました。第1弾は「ばんえい十勝オッズパーク杯」。張り切って予想しますよ!
メンバー構成からすると、6歳のトップスリー vs 5歳勢という構図のレースですね。とは言うものの、ナリタボブサップとスーパークリントンは、わずか1カ月前にばんえい記念で1トンを引いた疲れが残っているんじゃないでしょうか? 今年は馬場が乾いて相当過酷なレースになりましたから。そこで、この2頭は思い切って消しちゃいます。
逆に、ばんえい記念に出なかったカネサブラックは余力十分でしょう。チャンピオンカップは惜しいレースでしたが、負けてなお強し。去年のこのレースの優勝馬ですから人気になっちゃうとは思いますが、ここは素直にこの馬を軸にします。加えて、27日の天気は雨模様。この馬は去年春の軽馬場でも725~735キロのソリを引いて1分20秒台で走った実績があります。今回は馬場も向きそうなので、逆らわないほうがいいと判断しました。
相手は5歳の4頭。18戦して1回しか負けていないマルミシュンキが同世代の中で一番強いはず、ではありますが、18戦すべてで手綱を取っていた松田騎手がカネサブラックのほうに乗ってるんですからね。大河原騎手には申し訳ありませんが、今回は負けてもおかしくないでしょう。それなら、ほかの5歳馬にもチャンスあり、ということで流してみます。カネサブラックが頭の馬単を買っておいて、オッズと相談しながら馬複を押さえたいですね。消した6歳馬や8歳以上の馬が来ちゃったらゴメンナサイ。
なにはともあれ、新年度の幕開けとなる重賞レースですから、バッチリ当てて幸先のいいスタートになりますように。では、今年もご一緒にばんえい競馬を楽しみましょう!
予想の詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
◎カネサブラック
○マルミシュンキ
▲トカチプリティー
△スーパークリントン
△ナリタボブサップ
乾いた重馬場で、トモエパワーの底力に期待
さぁみなさん、いよいよばんえい記念です! 世界でたった1つのばんえい競馬にあって、押しも押されもせぬNO1決定戦。つまり「World Cup of the Ban-ei」なわけです(今まで私は『World Series』と言ってきましたが、『Series』だと、いくつかのレースをまとめたものになっちゃうので、これからは『World Cup』と呼ばせていただきます)。私にとってはわりと相性のいいレース。去年の馬単(1着トモエパワー、2着シンエイキンカイで3420円)もバッチリ当てちゃいましたからね。今年も張り切って予想しましょう!
NPO法人「とかち馬文化を支える会」の会報第2号にも書きましたが、ここ10年のデータから言えば、勝つのは、優勝経験馬か6~7歳の初挑戦馬、あるいは初挑戦の時に2着に来ていた馬。2着候補は、やはり優勝経験のある馬か6~9歳の初挑戦馬、または初挑戦の時に3着に来ていた馬、に絞れます。今年のメンバーでは、去年の勝ち馬トモエパワーと初挑戦の6歳馬スーパークリントン、ナリタボブサップが「勝つ見込みのある馬」。「2着候補」は、この3頭にタケノホウシュウ、ヨコハマイサム、ダイニハクリュウの初挑戦馬とシンエイキンカイ(02年に明け5歳で初挑戦、990キロを引いて3着)を加えた7頭ということになります。ミサイルテンリュウやアンローズ、スターエンジェルは、いずれも初挑戦の時に4着以下に敗れていますから、思い切って消しちゃいましょう。
さらに言えば、2着候補に挙げたうちの初挑戦馬3頭は、関係者のみなさんには失礼かもしれませんが、どう考えても勝負にはならないと思いますよ。だって、これまでに背負った最も重い荷物が、タケノホウシュウで800キロ、今回がばんえい記念だけでなく重賞レースさえ初挑戦のヨコハマイサム、ダイニハクリュウに至っては730キロ。そういう馬にいきなりの1トンというのはキツイでしょう。ちなみにシンエイキンカイが初挑戦で3着になったときは、それまでに2回の860キロを含め、800キロ以上の重量を17回も経験していました。タケノホウシュウが800キロを引いたのは1回だけですからね。この3頭のうちのどれかが2着以内に来たら、奇跡以外の何物でもないと断言します!
さて、予想の結論へ向けて、「問題はこれからであります」。ナリタボブサップとスーパークリントンを比べたとき、最近の戦績からするとナリタボブサップのほうが上、と見るのがフツウでしょう。07年以降、ナリタボブサップがスーパークリントンに先着を許したレースはいくつかありますが、その中でスーパークリントンが1着、というのは2回だけ。ここ数戦では、ナリタボブサップがスーパークリントンより重い荷物を引いて先着することのほうが多かったですし、今回、スーパークリントンがナリタボブサップを押さえて優勝というのはちょっと考えにくいところです。次に、ナリタボブサップとトモエパワーを比べます。トモエパワーが、昨年のばんえい記念を勝つ前に、馬場水分3.1%の帯広記念で880キロのソリを引いて優勝していたのに対し、ナリタボブサップは、馬場水分5.5%、900キロの荷物を引いた今年の帯広記念で優勝。馬場水分差と重量差を考えあわせると、力でトモエパワー、スピードでナリタボブサップ、だけどトモエパワーのほうが若干リード、といった感じでしょうか。23日は乾いた重馬場になりそうなので、トモエパワーの底力に軍配が上がりそうな気がします。
持ち味の出しにくい軽量戦とはいいながら、ここ数戦でちょっと負けグセがついちゃったトモエパワーはどうなのよ? というご意見もあろうかと思いますが、昨年の岩見沢記念で優勝する前には6戦続けて7着以下だったんですから、まぁ大丈夫でしょう。でも確かに、去年のばんえい記念の時ほど、レースを使いながらキッチリ合わせてきた、という雰囲気を感じませんね。調教で万全の態勢を作っているはずですが、本番へ行ってどうかが問題。それと、先にも書いた通り、今年はおそらく“超重馬場”。去年の4.4%より、もっと乾いた状態になりそうです。これはトモエパワーにとっても未知の条件。各馬バタバタで空前の大混戦になった時に、ちょっとしたタイミングで不覚を取ることがあるかもしれません。でも、そこで勝てる馬、というのが、逆に見つからないんです。
では結論。頭にトモエパワー、2着にナリタボブサップ、シンエイキンカイの馬単をガチッと買います。あとは、1着トモエパワー、2着スーパークリントンの馬単も少々。馬複やウラ目を押さえるべきか悩みますが、そんなに手を広げるわけにもいかないので絞ります。
いざ、ばんえい記念! ぜひ、馬券を買ってお楽しみください。そうそう、“全馬無事完走”を祈念することもお忘れなく!