好調馬と今イチ馬と勝ち負けのはっきりした馬と…
「ばんえい競馬の未来を考えるシンポジウム」の開催、「オッズパーク・ばんえい・マネージメント株式会社」の設立など、4月からの新生ばんえい競馬スタートへ向けて、準備が進められています。全員参加型、ファンの声に耳を傾けながらの運営には、それをまとめあげるという困難も伴いますが、とにかく歯車を動かしていかなければなりません。今後とも、みなさんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
さて、今週は黒ユリ賞。3歳牝馬限定の重賞競走です。負担重量は、本年度獲得賞金140万円につき10キロ加増ということで、ニシキガールが10キロ重い620キロ、他馬はすべて610キロになりました。
基本的には、獲得賞金額の多いニシキガール、プリンセスモモ、ヤマトナデシコが強い、と考えていいでしょう。でもそれ以外の7頭の獲得賞金は67~80万円で拮抗しています。一般戦の1着賞金が15万円なので、現在の獲得額が67万円で10頭中最低のハマナカレディーも、どこかでもう1つ勝っていたら4番目にのし上がっていた計算になります。賞金から優劣を判断すると、痛い目に遭うかもしれません。
600キロを超えるソリを引いたことがあるのは、賞金額上位の3頭だけ。それも、牡馬と混じって戦ったホクレン賞でのもの。3頭とも大きく負けていますから、あまり参考にはならないと思います。今回、初の高重量を引く馬でも、流れ次第ではこなしてしまうでしょう。ウーン、悩みますね。
ニシキガールを基準にした比較では、プリンセスモモが有利になりました。両馬同重量のホクレン賞、ジャニュアリー特別ではプリンセスモモが先着。今回は10キロ軽くなったわけですから。でもこの馬、800キロ台中ほどの体重なんですよね。高重量の重賞はどんなもんでしょう。もう1頭、ヤマトナデシコも、荷物が重くなると障害で手こずっています。ますます悩みますね。
こういう時は、とにかく最近の調子がよさそうな馬を狙うか、いつも今イチの馬にチャンスがあると見るか、勝つときは鮮やかだけど、負けるときはどうしようもない馬の鮮やかなほうに賭けるか、ってことになるような気がします。で、私の優柔不断予想では、それぞれのタイプから1頭ずつピックアップさせてもらいます。まず調子。これは、サカノアイチャンでしょう。次に、いつも今イチだけど今回はチャンスというのは、ダイヤローズ。10番枠に入ったのも追い風になりそうです。そして、どうしようもない負け方が続いているけど、という馬はヤマトナデシコ。これに、ニシキガールを加えた馬単4頭ボックスでいきます。
実は、黒ユリ賞の参考レースでもある1月28日のジャニュアリー特別。シンポジウムを前に帯広入りした私は、単勝最低人気のコーネルフジから馬連総流しをしていたんです。かつての私なら、こういう馬が2着に来て大穴を当てていたと思うんです。だからばんえい競馬に惹かれちゃったとも言えます。ところが最近、そういう馬が来ないんですよ。だから、穴馬券が取れないんですね。ハッキリ言ってスランプです。私がどんな穴馬を探しながら馬券を買っているか、ジャニュアリー特別の出走表と、そのレース映像をご覧いただいて、よ~く想像してみてください。
そんなわけで、今回も悩んでいます。不振脱出なるでしょうか? どうぞお楽しみに!