ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)予想 アーカイブ

<<前へ 519520521522523524525526527528529

9/2銀河賞予想 斎藤修

好調ニシキユウから

 4歳馬による銀河賞。
 これまでは年末から年始に行われていたが、今シーズンからはこの時期の開催になった。4歳限定重賞としては、6月3日に行われた新設の柏林賞に続くもの。あとは10月8日に4歳牝馬のクインカップがある。
 柏林賞が定量戦だったのに対し、銀河賞はクラス別定。どの馬にもチャンスはありそうで、馬券的にもおもしろそうだ。
 基礎重量は700万クラスが730キロで、ここからクラスが1つ下がるごとに負担重量は10キロずつ減っていく。
 各馬の格付けはこちらの下のほう、11レースのところをどうぞ。
 ホクショウダイヤが600万で720キロのトップハンデ(同クラスのニシキセンプーは回避)。4つのクラスから出走があり、上下では30キロのハンデ差がついた(430万クラスの牝馬2頭とは40キロ差)。
 柏林賞を勝ったマルミシュンキは今回不在で、それ以外のメンバーはほぼ再戦という感じ。実績どおりならもちろん柏林賞2着のホクショウダイヤだが、最初にも書いたとおり今回は別定戦。柏林賞3着のメジロショウリキ、同4着のテンカとは20キロ差となった。この差は正直、ホクショウダイヤには厳しそうで、今回は遠慮いただくことにする。
 ここは2連勝中と好調のニシキユウから。前走は早めの仕掛けから先頭で障害を越え、うしろからの馬につかまるんだろうなあと思いながら見ていたのだが、最後はメジロショウリキに詰め寄られるも、逃げ切ってしまった。今回もこのパターンで押し切る。
 相手にはメジロショウリキだが、前回ニシキユウと25キロ差だったものが今回は20キロ差に縮まっているだけに、逆転の可能性もある。
 前回ニシキユウと30キロ差だったものが今回20キロ差になったテンカにもチャンス。
 軽量で一発のありそうなエメラルドと、前走360万クラスを勝ったヒロノドラゴンまで。
 ◎ニシキユウ
 ○メジロショウリキ
 ▲テンカ
 △エメラルド
 △ヒロノドラゴン
 馬券はオッズ次第だが、ニシキユウからの流しと、上位3頭のボックスか。

8/12ばんえいグランプリ予想 矢野吉彦

2007年8月10日(金)

中心馬不在のここはボックスで

 ばんえい競馬ファンのみなさん、残暑お見舞い申し上げます。7月に川崎、大井競馬場で行われた重賞レースの場外発売に多数ご来場いただき、ありがとうございました。北斗賞、ばんえい大賞典ともに、私が本来得意とするはずの波乱のレースとなったにもかかわらず、的中させることができず、大変悔しい気持ちで一杯です。今回のばんえいグランプリで捲土重来を目指します!

 ここは、ミサイルテンリュウが欠場。格で言えば、トモエパワー、アンローズ、サダエリコ、シンエイキンカイが上。5歳勢やエビスオウジャ、フクイズミがどこまで迫れるか、といったメンバー構成です。
 ただし、ここ数戦の内容からは、トモエパワー、シンエイキンカイには手を出しづらい状況。さらに、フクイズミにも、牝馬に必要な勢いが感じられません。北斗賞で復活したサダエリコも前走を見るとまだ完全復調とは言えず、アンローズは苦手の帯広を克服できるかどうか、未だに疑問。エビスオウジャがこの重量では不安ですし、カネサブラックも荷物を積むと苦戦するタイプ(?)。どの馬も、自信を持って中心に推すのは難しいと思いますね。
 となると、1頭を軸にして流す作戦は危険。そこそこの馬を何頭か選んで、ボックスで勝負するのが無難でしょう。私は、サダエリコ、ナリタボブサップ、スーパークリントン、アンローズの4頭馬単ボックスにします。連勝中のエビスオウジャと810キロのハンデ頭カネサブラックは思い切って消し。一番期待しているのは、アンローズの苦手コース克服で、あとはカネサブラックより荷物が10キロ軽い5歳勢2頭の躍進。それに、北斗賞の障害越えにやっと兆しの出てきたサダエリコの復活。これを絡めて馬券をまとめようという訳です。
 トモエパワーやシンエイキンカイが変わり身を見せちゃったらゴメンナサイ。どちらも高重量戦には実績がありますから、近走は不振でも怖い存在なんですけどね。

 今回も、当日の天候や馬場状態はあまり気にせず、メンバーを見渡しただけで予想してみました。これが吉と出るか凶と出るか。猛暑の続く首都圏に比べて、今年はやや天候に恵まれていない感じのする北海道なので、微妙なところではありますが。では、お盆興行恒例のオールスター戦、大いにお楽しみください。今回はこのへんで。

8/12ばんえいグランプリ予想 斎藤修

思い切ってアンローズを連軸

 前回のばんえい大賞典。牝馬からの狙いで○プリンセスモモが勝ったのはよかったが、コーネルフジはさすがに買えなかった。
 ばんえい大賞典は、これで5年連続牝馬が連対。ばんえい競馬では、牝馬は常に20キロ減となっているが、これは2歳馬でも古馬になっても変わらない。サラブレッドでは、たとえば先日の函館2歳Sなどは牡・牝で同斤量。2歳の暮れでも1キロ差で、明け3歳でようやく2キロ差となる。
 サラブレッドと比較するのは正しくないのかもしれないが、ばんえい競馬で、2歳や3歳のこの時期に、牝馬が20キロの恩恵を受けられるのは相当に有利だと思うのだがどうだろう。

 さて、ばんえいグランプリ。
 ファン投票1位のミサイルテンリュウの出走がないのは残念だが、さすがにこの暑い時期だけに、一線級がすべて顔をそろえるのは難しい。
 で、今回はいきなり印から。
 ◎アンローズ
 ○サダエリコ
 ▲トモエパワー
 △フクイズミ
 △スーパークリントン
 △シンエイキンカイ
 デビュー以来帯広で一度も勝っていないアンローズを本命と、ちょっと思い切ってみた。
 前々走の北斗賞は4着だったが、第2障害であとひと腰があれば連対していたのではないかという惜しいレースだった。
 帯広は不得意ということになっているが、これまでは冬にしか開催がなかったわけで、夏の重い馬場ならわからない。ただ先週などはどうにもならないくらい馬場が軽かったので、それが心配だが、ピンポイント予報によると土曜日は曇り、日曜日は晴れるらしいので、馬場が乾いてくれと願うことにする。一長一短のメンバー構成なので、穴をあけるならこの馬だろう。
 不調が続いていたサダエリコも北斗賞の2着で驚かされたが、完全復調なら勝ってもおかしくない。
 近走まったくいいところがないトモエパワーだが、800キロのレースになれば変わってくるだろう。
 フクイズミはここ2走、まったく障害がこなせていないが、障害さえクリアできれば圧勝の可能性もある。
 カネサブラックのみ賞金別定でプラス10キロを課された。どうもこの馬は、地道に賞金を稼いでいるばかりに、肝心の重賞では重量を課されてしまって勝てないことが多い。それゆえ、実力のわりには獲ったタイトルが少ないように感じるのだが。
 アンローズ本命なら総流しでもいいかもしれない。馬単ではなく、あくまでも連軸ということで。

 ところで、8歳シーズンも現役を続ける牝馬は20キロ減の恩恵がなくなり、牡馬と同じ基礎重量になるはずなのに、なんでアンローズは20キロ減のままなんだろう、と、ふと気づいた。前走のオープンや前々走の北斗賞でも20キロ減になってるんだから、今頃気づくなよという話だが……。
 で、聞いてみたところ、今シーズンから8歳を過ぎた牝馬でもずっと20キロ減のままになったんだそうな。
 というより、そもそも今シーズンからは定年制が廃止されたとのこと。これにはちょっと驚いた。
 今までは、牡馬は10歳シーズン(明け11歳)、牝馬は7歳シーズン(明け8歳)になると引退となっていた(牝馬の場合は20キロ減の特典を受けないことで現役が続けられた)のだが、これからは何歳になっても現役を続けられるのだそうだ。
 スーパーペガサスのばんえい記念4連覇は不滅の記録かとも思えたが、定年がなくなったのなら、もしかしてそれを越えるような記録も可能かもしれない。

7/29ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

2007年7月27日(金)

好調の軽ハンデ馬か、近走ソコソコの格上馬か

 あぁ北斗賞。ミサイルテンリュウはよかったのに、2着サダエリコとはねぇ。いつか復活があると思って、敗戦のなかにもきっかけになるような動きがないかと毎レース注目していたんですが、前走の様子ではその兆しなしと判断しちゃったんです。でも、サダエリコが復調し、北斗賞の第2障害で見せ場は作ったアンローズが苦手の帯広を克服できるようになったら、これからのオープン戦線は楽しみが増えます。終わったことは終わったこと。これからに期待しましょう。

 さて、今週はばんえい大賞典。3歳3冠シリーズの第1戦です。このレースの馬券は、先週の北斗賞同様、大井競馬場など南関東の地方競馬場で場外発売されます。大井ではまたまた私が、斎藤編集長や「ウイニング競馬」の前司会者・立花優美チャンと予想トークショーを実施しますので、お近くの方はぜひお出かけください。
 で、予想のほうですが、獲得賞金別にハンデ差がついたここは、格下でも好調な軽ハンデの馬を狙うか、近走ソコソコの成績を残している格上で重いハンデの馬を狙うか、少々悩むところです。前者は、エリザベスライデン、ニシキガール、プリンセスモモの牝馬勢とコーネルフジ、ミサキスペシャル、後者はアローファイター、シベチャタイガーあたりでしょうか。とかちダービーを制したマルニゼウスも、その時から25キロ重い荷物を背負いますから、後者の1頭に入れておいてよさそう。2歳シーズンのチャンピオン、カネサリュウも後者ですが、近走ソコソコとは言えませんね。
 そのとかちダービー黒ユリ賞からの重量の増減からすると、とても微妙な数字の比較になりますが、ニシキガールに可能性が出てきたと思われます。とかちダービーで勝ったマルニゼウスとは10キロ差が15キロ差に広がり5キロ分有利に。黒ユリ賞の勝ち馬エリザベスライデンとは30キロ差が5キロ差に縮まって、これも有利な材料になっています。2つのレースでは大差で敗れたニシキガールですが、その後の2戦は好内容。一発大逆転があればこの馬のような気がしますね。ただ、流し買いの軸馬にするには勇気がいりますよ。また、プリンセスモモも、マルニゼウスやエリザベスライデンとの比較では、ニシキガールほどではないもののハンデ面で有利になってきていますから、こちらもマークは必要でしょう。
 ハンデの比較では、当然、重いほうが格上ってことになります。しかし、大将格のカネサリュウは近走が今イチ。同世代同士の対戦なら巻き返しも、という考え方もできますが、そこそこの見どころは作っておいてほしかったところ。だったら今回は、この馬よりもナンバー2のアローファイターのほうがおもしろそうです。とかちダービーには出走せず、ひたすら条件戦を使って、そこそこ堅実な成績を残してきました。先週の北斗賞、ミサイルテンリュウでの思い切った仕掛けで重賞勝ちを収めた鈴木恵介騎手にも期待。流しの軸はこの馬にしたほうがいいかもしれません。
 では結論。アローファイター、ニシキガール、プリンセスモモの馬単ボックス。それに、アローファイター、ニシキガールからシベチャタイガー、マルニゼウスへの馬単も加えておきます。一気に増量されるエリザベスライデンと、近走に見どころのないカネサリュウは思い切って消し。格下で軽ハンデのコーネルフジ、ミサキスペシャルにも、今回はおとなしくしていてもらいましょう。
 一応結論には達しましたが、実はまだ悩んでいます。当日の天気や馬場状態も考慮してませんし……。当日、大井のトークショーでは、ちょっと結論を変更するかもしれません。なにとぞご了承ください。では、今回はこのへんで。

7/29ばんえい大賞典予想 斎藤修

重量有利な牝馬3頭を狙う

 先週の北斗賞。勝ったミサイルテンリュウはお見事だったとしか言いようがないが、サダエリコの2着には驚いた。今シーズン、ここまでは混合700万クラスでの3着が最高という成績。連対したのは昨年8月の紅バラ賞以来。おまけに昨年の旭王冠賞以来勝ち星から遠ざかっているという状態ではやっぱり買えないでしょう。ずっと信じて追いかけていた方、おめでとうございます。
 ここで注目したいのはアンローズ。第2障害をひと腰で越えるような勢いで、「あっ、ここでやられちゃったか」と一瞬思った。いくら帯広が不得意とはいえ、3度の2着があるわけで、まったく馬券に用ナシというわけではない。それに近年帯広では冬にしか開催がなく、逆に得意の岩見沢では夏しかレースをしていない。単純に冬はダメで夏は大好きというだけと考えられなくもない。
 今回のサダエリコのような馬券を演出するのは、次(といっても、次のレースという意味ではない)はたぶんきっと間違いなくアンローズだと思う。どこかでドカンと狙いますよ。夏だし。

 というわけで、3歳3冠第1弾のばんえい大賞典。ばんえい菊花賞、ばんえいダービーが定量なのに対し、3冠でこのレースだけは別定。それだけに予想は難解。言い方を変えれば予想しがいのあるレースで、高配当の狙いやすいレースでもある。
 まずぼくのセオリーとして、同世代同士の重賞で、負担重量に30キロ(牡と牝なら50キロ)以上差がある場合のトップハンデの馬はまずいらない、というのがある。今回は、ホクレン賞、イレネー記念を制したことで賞金を稼ぎ、堂々のトップハンデとなったカネサリュウだ。過去5年の結果を見ても、トップハンデは1頭も連対していない。カネサリュウにとって、ここはただ出るだけのレースに違いない。
 このレースの狙いは、格下の上昇馬。ズバリ、今回は牝馬のエリザベスライデンを狙う。
 今シーズンから3歳牝馬3冠の1冠目として衣替えし、6月17日に行われた黒ユリ賞はハンデに恵まれての勝利。今回も出走しているプリンセスモモとは20キロ差、ニシキガールとは30キロ差だった。それが今回は、プリンセスモモと同重量、ニシキガールとは5キロ差にまで縮まった。普通なら今回エリザベスライデンには不利と考えるべきだろう。しかし、その黒ユリ賞の1週前に行われたとかちダービーではプリンセスモモが20キロ差でマルニゼウスの3着に敗れていたのに対し、7月7日の200万未満では、マルニゼウスと20キロ差のエリザベスライデンが勝っている。続く7月16日の安藤勝己賞(200万未満)でも同じく20キロの差があってエリザベスライデン6着に対し、マルニゼウスは10着。
 つまりエリザベスライデンは、ニシキガールやプリンセスモモとは重量差がなくなったものの、それを克服して余りあるほど力をつけているというのが結論。
 イレネー記念に牝馬の出走がなかったため、牡・牝の力関係の比較が難しいが、今回は牡・牝の20キロ差を考慮しても重量的に牝馬のほうが有利と見て、思い切って牝馬3頭を狙う。
 牡馬では、定量のイレネー記念でカネサリュウと好勝負をしながら、今回は重量的に楽になったアローファイターとシベチャタイガーが上位。
 馬券的には、牝馬3頭のボックスと、エリザベスライデンからアローファイターとシベチャタイガーへ流す。
 エリザベスライデンがあまり人気にならないようであれば、カネサリュウ以外に総流しというのもアリかも。
 ◎エリザベスライデン
 ○プリンセスモモ
 ▲ニシキガール
 △アローファイター
 △シベチャタイガー

 当日は、場外発売が行われる大井競馬場でイベントがあります。東京近郊の方はぜひいらしてください。

<<前へ 519520521522523524525526527528529
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.