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11/25北見記念予想 斎藤修

軽い馬場でミサイルテンリュウ

 旋丸文豪のこのコラムを読んでいて、佐藤希世子騎手の弁当箱でアッと思った。
 最初、単に女性だから「希世姫」としているのかとそのまま見過ごしそうになったのだが、一瞬ののち、もしかしてこれは79、81、82年と農林水産大臣賞典(現・ばんえい記念)を3勝した牝馬のキヨヒメにあやかっているのではないかと気づいた。いや、きっとそうに違いない。機会があったら聞いてみたいものだが。

 さて、北見記念なのだが、ここのところ馬場がだいぶ軽くなってるようで、23日(金)の水分量も1Rが7.6%で、最終Rでも6.6%。2歳の北見産駒特別は1:13.5、メインの700万は730キロのホクショウダイヤが1:33.1というタイムで勝ち、たいへん速い決着となっている。
 この馬場なら迷わずミサイルテンリュウの出番でしょう。
 岩見沢記念と同じ今シーズン120万円につき10キロ増という別定(基礎重量は840キロから860キロに増えた)で、その岩見沢記念で稼いだ賞金で今回別定10キロ増となったトモエパワーとの比較でも格段に有利。
 相手筆頭にはフクイズミ。この重量になると障害に苦戦してどこにもないという場面も考えられるが、障害さえクリアできればこの馬場なら確実に差してくる。
 高重量で結果を出せるようになってきたカネサブラックも、馬場が軽くなるのは歓迎。
 ナリタボブサップは、このメンバーに入るとさすがに力不足は否めないが、軽い馬場はプラス材料。
 根拠と言えるものはなく、たぶんダメだと思うが、そろそろ穴をあけそうなアンローズも押さえる。840キロという重量は去年の北見記念を勝ったときと同じなので、それは問題にならないはず。
 パワータイプのトモエパワー、シンエイキンカイは、今回は見送る。
 ◎ミサイルテンリュウ
 ○フクイズミ
 ▲カネサブラック
 △ナリタボブサップ
 △アンローズ
 ミサイルテンリュウ頭の馬単流しと、押さえで同じ馬連複流し。

11/4ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

2007年11月 3日(土)

秋桜賞1、2着馬の一騎打ちか

 今週はばんえい菊花賞。でも、予想の前に書いておきたいことがあります。ばんえい競馬が、来年度も引き続き開催されることになりそうです。まずはひと安心。ただし、手放しで喜ぶわけにもいきません。
 馬券の売り上げが予想を上回っていること、来場者が増えたこと、観光資源としてのばんえい競馬が地元の方々に認知されつつあること、などなど、いい状況にはなってきているのですが、新生ばんえい競馬のスタートラインは、あくまでも賞金や出走手当などをギリギリまで削り込んだところにありました。これを少しでも回復させていく、という方向に持っていかなければ、きゅう舎関係者の生活は厳しいままです。馬主サンにとっては「ばんえい競馬は旨味がない」ということで、ばん馬を持とうという人が少なくなってしまいますし、そうなると「重種馬を生産しても売れない」わけで、生産者も手を引いてしまうでしょう。それでは、せっかくファンや応援する人たちが増えても、肝心の競馬そのものが成り立たなくなります。
 ばんえい競馬の競走馬資源は、内国産の重種馬だけが頼り。その原点をないがしろにはできません。今こそ、みなさんの知恵を出し合って、どうしたらばんえい競馬への追い風をきゅう舎関係者や生産者のみなさんにも向けていくことができるのか、考えなければいけない時です。どうかみなさん、私たちが立ち上げた「つづけよう!ばんえい競馬」の「ばんえい目安箱」宛てでも結構ですから、建設的な御提言をお寄せください。よろしくお願いします。

 では、ばんえい菊花賞の予想を。定量戦のここは、秋桜賞で1、2着となった格上馬の◎シベチャタイガー、○アローファイターにとっては断然有利。この2頭の一騎打ちとしか思えないんですけど……。敢えて穴馬を、というなら、馬格があって最近の調子がいい▲ホッカイノリキ、ばんえい大賞典で2着に来た△コーネルフジですか。まぁ、穴予想が信条の私としては、堅い馬券の1点勝負というのは柄ではないので、◎○の2頭から▲△の2頭へ馬単を買います。頭は◎か○のどちらかということで、ウラは押さえません。

 ナイター競馬が終わって、何となくひと息ついちゃっている雰囲気のばんえい競馬ですが、この時期もどうか馬券を買って応援してください。長い冬を迎える前は実りの秋にしておきたいものです。では、今回はこのへんで。

11/4ばんえい菊花賞予想 斎藤修

アローファイターに初タイトルの期待

 3歳二冠目のばんえい菊花賞。一冠目のばんえい大賞典は、別定戦らしく最軽量ハンデのプリンセスモモが制し、やはりハンデに恵まれたコーネルフジが2着に入り波乱の結果となったが、定量で行われるここは実績馬にとって断然有利。
 10月7日のオッズパーク杯秋桜賞の1~6着馬が揃ってここに出走してきたが、負担重量の比較でも、そこで1、2着だったシベチャタイガーとアローファイターが実力上位。
 その秋桜賞では、アローファイターが一瞬早く障害をクリア。しかし直線半ばでシベチャタイガーが交わすと、ゴール上では一旦詰まったもののそのままゴール。2頭はそれほど差のない決着だった。
 今回は、その後1開催休んで万全の状態でここに臨む(と思われる)アローファイターを中心にとりたい。これまで重賞は、ホクレン賞2着、イレネー記念3着、ばんえい大賞典3着と、いずれもそれほど差のないレースだけに、初重賞制覇の期待がかかる。
 メンバー中最上位の格付けは、2歳シーズンにホクレン賞とイレネー記念で賞金を稼いだカネサリュウ。それゆえ今シーズンは3歳馬としてはかなり敷居の高い500万クラスに格付けされ、4着が最高という成績。同世代同士のレースでは重量を課され勝負にならなかった。イレネー記念以来、同重量で同世代との競馬ならここで巻き返しがあってもまったく不思議はない。
 現状の250万クラスではやや苦戦も、同世代同士では重量に恵まれているとはいえ、好走しているコーネルフジにも可能性はありそうだ。
 定量になることを考えると、勝負になりそうなのはここまでの4頭。
 アローファイターからの馬単と、押さえで馬連複。ただ、シベチャタイガーとの組合せは配当的に期待できそうもない。
 ◎アローファイター
 ○シベチャタイガー
 ▲カネサリュウ
 △コーネルフジ

10/8クインカップ予想 矢野吉彦

2007年10月 7日(日)

格と調子でエメラルド

 いやいや、サダエリコとその陣営への思い入れで予想した岩見沢記念は完敗でした。これはどうしようもありません。気持ちを切り替えて先へ進みましょう。

 と思ってはみたものの、今週のクインカップは難しいですね。格と調子とハンデをどう絡めて予想したらいいのか。考え出したらキリがないレースだと思います。
 そこで今回は、ハンデ差は気になるところですが、格と調子で言えば間違いなく上位のエメラルドを頼りにすることにします。前走で、今回引っ張るより重い荷物を引きながら勝ち切ったのは調子のいい証し。その前走では、ニシキユウより5キロ軽い荷物だったのが、今回は同重量になって、しかもニシキユウが藤野騎手に手替わりするので、どちらかと言えばニシキユウに心惹かれるところではあります。でも、とにかく近2走で勝っているというのがエメラルドの強み。連は確保してくれるのでは、という理論です。
 たぶん、人気はバラけると思うので、馬券は馬複でいいでしょう。またまた伝家の宝刀、エメラルドからの総流しで行きます。
 もう一歩踏み込んでおもしろい馬券を買うなら、エメラルドを2着にした馬単流しというのもアリかな。つまり、この好調な実力上位馬がハンデ差のために何かに負けるというパターンですね。
 改めて考えても、だんだん分からなくなってきます。どこからでも買えるという、ばんえい競馬ならではのレースだと思います。みなさん思い思いの考え方で馬券を買ってみてください。当たったら幸運、外れても落ち込む必要はありませんよ。なんて、自分が外れたときの言い訳にしたりして。では、今回はこのへんで!

10/8クインカップ予想 斎藤修

重量有利なキタノパワーから

 岩見沢記念は、結果的にまったくかすりもしない予想であった。
 大井競馬場の予想トークのしゃべりで当たっていたことといえば、ミサイルテンリュウが先に抜けて、この重量だとゴール前で差されるという展開のみ。差してくるのがフクイズミかと思ったのだが、それがぜんぜん違っていた。この重量ならトモエパワーに来られてしまえば、納得せざるをえないが、レース後に伝わってきた「夏負けから回復していた」とかいう情報は現地で取材してないとわかりません。
 ともかく、新王者トモエパワーの復活は、シーズン後半の高重量戦へ向けて明るい材料ではある。

 さて、4歳牝馬によるクインカップ。
 500万クラスが670キロで、クラスがひとつ下がるごとに5キロずつ減となる別定戦。
 ばんえい大賞典の勝ち馬ニシキユウと、ばんえい菊花賞の勝ち馬エメラルドがトップハンデの670キロで、そこからクラスが3つ下のサクラガサイタ、キタノパワーが655キロ。そのひとつ下の250万クラス=650キロが5頭いて、モリノソニックが最軽量645キロという相手関係。
 まずぼくのセオリーとして、同世代同士での別定戦ではトップハンデはまず来ないということ。したがってニシキユウとエメラルドは中心にはしない。
 とはいうものの、目に見えての好調馬は430万、500万と連勝しているエメラルドくらいしかなく迷うところだが、ここはキタノパワーから。前走は1番人気で9着に敗れたものの、それまでは300万クラスで常に勝ち負けのレースをしている。
 相手はセンコウラブリイ。近走は200万から250万のクラスで掲示板を外さない堅実な走りが魅力。
 キタノパワーともう1頭の300万クラス、サクラガサイタも十分に争覇圏。そしてトップハンデだが前々走の混合600万クラスで2着があるニシキユウを押さえる。
 とはいえ、矢野さんも書いているとおり、どの馬が勝ってもまったく不思議のないレースだけに自信のほどは……。キタノパワーに人気がなければ矢野さん流で(って、ぼくもよくやるけど)総流しも。
 ◎キタノパワー
 ○センコウラブリイ
 ▲サクラガサイタ
 △ニシキユウ

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