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6/17黒ユリ賞予想 斎藤修

軽量600キロの上昇馬エリザベスライデン

 さあ、ばんえい競馬はいよいよナイトレースがスタートします。
 「夜戦」っていうポスター。いいですねえ。

 で、ばんえい十勝ナイトレース初の重賞は、3歳牝馬による黒ユリ賞。
 これまでは明け3歳、つまり2歳シーズンの牝馬の重賞として行われていたレースだが、新生・ばんえい競馬とともに、牝馬による3歳シーズンの重賞として生まれ変わった。
 3歳三冠は、これまでどおり、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーだが、黒ユリ賞が3歳牝馬の重賞になったことで、9月17日のばんえいプリンセス賞、12月9日のばんえいオークスと、3歳牝馬の三冠路線も確立した。
 サラブレッドでは今年、牝馬のウオッカが日本ダービーを制して話題になったが、もしばんえい競馬でとてつもなく強い3歳牝馬が出てくれば、六冠制覇なんてことも可能になるわけだ。
 あとおもしろいところでは、昨シーズンの黒ユリ賞を制したニシキガールがここに出てきた。つまり、通常ではありえない「黒ユリ賞連覇」という珍現象が、今年に限ってはニシキガールにかかることになる。
 そのニシキガールは、メンバー中唯一の250万クラスの格付けで630キロのトップハンデ。150万クラスのプリンセスモモが620キロで、あとの8頭はすべて100万未満で600キロでの出走となる。
 ニシキガールにとっては、やはり他馬と30キロのハンデは厳しく、黒ユリ賞連覇という珍記録達成は難しそう。プリンセスモモとの比較でも、今回と同じ10キロ差だった前走とかちダービーでもまったく勝負にならなかった。
 3歳牝馬同士の争いということなら、やはり軽量600キロの中から上り調子の馬から狙いたい。
 ここはエリザベスライデンから。3走前の3歳牝馬オープン戦では1番人気に推されながらペガサスプリティーの4着に敗れ、さらに前々走でも同じペガサスプリティーの2着に敗れたものの、前走6月3日の100万円未満では、そのペガサスプリティーや、3歳牝馬オープン戦で先着されたアグリタカラに雪辱している。上昇度で買うならこの馬。
 前走、障害がまったくカカらず6着に惨敗したペガサスプリティーが相手だが、三たびの勝利があってもおかしくない。
 620キロはかなりの負担だが、とかちダービーで3着と好走したプリンセスモモも押さえる。
 それから3歳牝馬オープン戦の上位組で、ミスダイヤとアグリタカラ。
 630キロのニシキガールは今回は見送る。
 ◎エリザベスライデン
 ○ペガサスプリティー
 ▲プリンセスモモ
 △ミスダイヤ
 △アグリタカラ

6/3柏林賞予想 矢野吉彦

2007年6月 2日(土)

ホクショウダイヤ断然有利

 みなさんお久しぶりです。新生ばんえい競馬、5月は重賞がありませんでしたが、今月は3日の柏林賞、17日の黒ユリ賞、24日の旭川記念と3つの重賞が相次いで行われます。楽しみなシーズンがやってきました。ビシビシ当てていきましょう!

 ではまず柏林賞。4歳限定の定量戦で、昨年までの旭川記念にあたるレースです。出走馬のほとんどが4月29日のすずらん賞、5月20日のライラック賞に出ていました。これに、昨シーズンのクリスタル特別以来となるマルミシュンキを加えたメンバー。要は、マルミシュンキをどうするか、というのがテーマですね。
 すずらん賞、ライラック賞出走組の比較では、重量差がなくなるホクショウダイヤが断然有利。どちらのレースでも、他馬より重いソリを引きながら、キッチリ追い込んできて着順を上げてきています。今度は“勝つ番”です。
 ただし、他の馬に乗るジョッキーも、ただ指をくわえてホクショウダイヤが勝つのを見ている、ってことはないはず。追い込みタイプの同馬を封じ込めるには、重量差がなくなったとしても、大逃げを打って先行粘り込みを狙うしかないでしょう。前走のメジロショウリキやテンカのレースぶりからすれば、増量されるここでも、思い切って逃げたときの前残りの可能性は、ないとは言えません。
 そこにマルミシュンキが絡めば、ひょっとしていい配当の馬券になるかも。たぶん、ホクショウダイヤがダントツの人気になるでしょうからね。
 オッズとの相談になるとは思いますが、とりあえずホクショウダイヤ、テンカ、マルミシュンキの馬単ボックスを買います。あとは、3頭を頭にしてメジロショウリキ2着の馬単。計9点だと、ホクショウダイヤが勝っちゃったらゴメンナサイを覚悟しなきゃいけませんが。
 まぁ、4月のオッズパーク杯を当てたので、ここは余裕の勝負といきましょう。では、今回はこのへんで。

6/3柏林賞予想 斎藤修

マルミシュンキで断然

 ばんえい十勝オッズパーク杯は、ナリタボブサップにこだわるあまり、ものの見事に▲○でタテ目をくってしまった。
 さて、1カ月以上あいた久々の重賞は新設の柏林(はくりん)賞。新設といっても、4歳オープンの定量だから、位置づけとしてはこれまでの旭川記念と同じ。
 で、今月は柏林賞も含めて重賞が3つ。黒ユリ賞が2歳世代(明け3歳)の牝馬の重賞として行われていたものがこの時期にずれたのは、3歳牝馬3冠の1冠目にするという意図があるのだろう。
 旭川記念は、位置づけ的にはこれまで旭王冠賞として行われていたレース。これまで古馬の4市記念レースが、帯広記念、岩見沢記念、北見記念とあって、旭川だけが旭王冠賞だったものを、わかりやすく旭川記念としたのだろう。
 「なんで旭川市は撤退したのに、旭川記念というレース名を残すんだろう」と、誰だったかから聞かれたことがあるが、かつて旭川(岩見沢、北見も)でばんえい競馬を開催していたという証として、重賞のレース名を残すことはいいことだと思う。
 やや意味合いは異なるが、中央競馬では、東京競馬場の目黒記念、阪神競馬場の鳴尾記念、新潟競馬場の関屋記念などは、いずれもかつてその競馬場があった場所を重賞として残したもの。
 十数年、数十年ののちにも、ばんえい競馬がかつては帯広だけでなく、旭川、岩見沢、北見でも行われていたことを思い出すことができる。

 さて、柏林賞だが、ここはマルミシュンキから狙う。デビュー以来15戦14勝という成績もすごいが、狙ったところは必ず獲るといわんばかりのローテーションもすごい。ただ一度の敗戦のナナカマド賞のあとと、昨年のイレネー記念のあとに長い休みをとったのは、おそらく数を使うと賞金を稼いでしまい、ハンデを課されるからではないだろうか。もちろんイレネー記念も今回の柏林賞も定量ではあるのだが、そこに行く過程でも負けたくないと。昨シーズン最終戦のクリスタル特別も、今回とほぼ同じようなメンバー相手に楽勝だった。
 問題は重量。クリスタル特別でマルミシュンキよりハンデが重かったのは、4着のホクショウダイヤ、8着のニシキセンプー、9着のカネサテンリュウ、牝馬20キロ減を考慮すれば10着のエメラルドの4頭。その後の戦績も考慮すれば、相手はホクショウダイヤで堅いのではないか。マルミシュンキに勝てる可能性があるのもホクショウダイヤだけだと思う。
 あとは、今シーズンの4歳オープンを2勝しているテンカと、ダービー馬ナカゼンスピード、メジロショウリキまで。
 ◎マルミシュンキ
 ○ホクショウダイヤ
 ▲テンカ
 △ナカゼンスピード
 △メジロショウリキ
 馬連複で◎○の組合せを厚く。あとは◎から流す。
 前回に続いて○▲のタテ目になったらという不安がないでもないが、おそらく上位3頭は人気だろうから、ここは狙いを絞る。

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

2007年4月29日(日)

カネサブラックから馬単で

 祝「ばんえい十勝」新年度開催開幕!
 いよいよ始まりましたね。ばんえい競馬の末永い存続を願いつつ、今年もみなさんと一緒にレースを楽しみたいと思います。どうぞよろしく!

 さて、新生ばんえい競馬の重賞第1弾は、新設の「ばんえい十勝オッズパーク杯」。3月のばんえい記念を使った馬と別路線組との対決になりました。実力からすればトモエパワーがダントツですが、1トンのソリを引いて勝ったレースから1カ月。リフレッシュのためのレース間隔としては、短いような気がします。
 そうなると、前走、スターライト特別で好走した3頭、ナリタボブサップ、カネサブラック、ニシキシャープでも勝負になると思うんですけど。でも、これにトモエパワーを加えた4頭のボックスという予想じゃ、無難すぎますよね。
 スターライト特別組の3頭を比べると、ナリタボブサップとカネサブラックの重量差はそのままですが、その2頭とニシキシャープとの差は、今回20キロも縮まりました。これはニシキシャープにとっては明らかに不利な条件。なので、これを消して3頭のボックスにしますか? エッ、それでもまだ無難な予想ですって? ウーン、それもそうですね。
 じゃぁここは、近走でナリタボブサップがカネサブラックに先着することが多かったので、それを逆手にとって、カネサブラックを頭にした馬単を買ってみましょう。相手はもちろん、ナリタボブサップとトモエパワー。ニシキシャープとタケタカラニシキも押さえておきます。なんたって、帯広は10番の馬が要注意ですから。 
 新チャンピオンのトモエパワーには失礼な予想かもしれませんが、少しでも高配当を狙うならこれでいいでしょう。さて、30日は私も帯広に飛んで、ジョッキートークショーなどのイベントに参加する予定です。主催者に成り代わって言えば、ゴールデンウィークの開催で年度始めの勢いをつけたいところ。みなさん、どんどん馬券を買って盛り上げてください! よろしくお願いしま~す!!!

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 斎藤修

未来を担う5歳世代からボブサップ

 めでたく新生・ばんえい競馬がスタートした。たしかに賞金や手当などの経営面を見ると厳しいのだが、廃止の危機を乗り越えたことによって、スタンドが綺麗になったり、パドックがスタンド前に移動してきたり、いろんなものがよくなった。
 仮に、廃止の危機にはさらされず、それでも厳しい中でこれまでとは変わらずにばんえい競馬が続いていたら、こうはならなかっただろう。
 続いたからこそいえることなのだが、この先5年、10年を考えるなら、これまでなんとなく続けられてきた競馬はどこかで大きく変えていかなければならないことは確かで、そういう意味ではいいタイミングだったのかもしれない。

 さて、第1弾重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯だが、シーズンがスタートして、いきなり重賞レースというのも、これまでにはなかったこと。
 たしかに開幕したばかりでは力関係が比較しにくいが、長期間の休催があったかつてとは違い、休みは1カ月ほど。サダエリコ以外は昨シーズンの最終開催に出走していて、久々というわけではない。
 そして、ばんえい記念を勝ち、世代交代をアピールしたトモエパワーと、2着に食い込み古豪健在をアピールしたシンエイキンカイが出てきてくれた。
 スーパーペガサスに代わる新王者・トモエパワーが勝ってくれれば盛り上がるのだろうが、馬券となれば別だ。
 740キロという、このクラスにしては軽量での争いなら、スピードに勝るナリタボブサップを中心にしてみたい。帯広コースは連対率61%と断然。
 トモエパワーも、もちろんあっさりと勝ってもおかしくない。いや、あっさり勝つと考えるほうがむしろ普通か。昨シーズンを通して考えてみれば、充実ぶりは目を見張るものがあった。新王者としても負けられないところだ。
 あとは、5歳世代でも早くからオープンクラスで互角の戦いをしていたカネサブラック。昨シーズンは6月に旭川記念を勝ったことで、後半の同世代同士の対戦では負担重量に苦しんだ。
 オープンクラスは全馬740キロ(牝馬20キロ減)だが、ニシキシャープのみが500万未満のクラスからの挑戦で、30キロ減に牝馬の20キロ減での690キロは有利で、上位に食い込む可能性も考えられる。
 ◎ナリタボブサップ
 ○トモエパワー
 ▲カネサブラック
 △ニシキシャープ
 馬券は、◎ナリタボブサップ○トモエパワーの馬連複を厚く。あとは◎から流す。
 とはいうものの、やはりシーズン替りだけに、馬体重の増減やパドックでの状態を見てから最終的に馬券を決めたいのだが……。

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