マルミシュンキで断然
ばんえい十勝オッズパーク杯は、ナリタボブサップにこだわるあまり、ものの見事に▲○でタテ目をくってしまった。
さて、1カ月以上あいた久々の重賞は新設の柏林(はくりん)賞。新設といっても、4歳オープンの定量だから、位置づけとしてはこれまでの旭川記念と同じ。
で、今月は柏林賞も含めて重賞が3つ。黒ユリ賞が2歳世代(明け3歳)の牝馬の重賞として行われていたものがこの時期にずれたのは、3歳牝馬3冠の1冠目にするという意図があるのだろう。
旭川記念は、位置づけ的にはこれまで旭王冠賞として行われていたレース。これまで古馬の4市記念レースが、帯広記念、岩見沢記念、北見記念とあって、旭川だけが旭王冠賞だったものを、わかりやすく旭川記念としたのだろう。
「なんで旭川市は撤退したのに、旭川記念というレース名を残すんだろう」と、誰だったかから聞かれたことがあるが、かつて旭川(岩見沢、北見も)でばんえい競馬を開催していたという証として、重賞のレース名を残すことはいいことだと思う。
やや意味合いは異なるが、中央競馬では、東京競馬場の目黒記念、阪神競馬場の鳴尾記念、新潟競馬場の関屋記念などは、いずれもかつてその競馬場があった場所を重賞として残したもの。
十数年、数十年ののちにも、ばんえい競馬がかつては帯広だけでなく、旭川、岩見沢、北見でも行われていたことを思い出すことができる。
さて、柏林賞だが、ここはマルミシュンキから狙う。デビュー以来15戦14勝という成績もすごいが、狙ったところは必ず獲るといわんばかりのローテーションもすごい。ただ一度の敗戦のナナカマド賞のあとと、昨年のイレネー記念のあとに長い休みをとったのは、おそらく数を使うと賞金を稼いでしまい、ハンデを課されるからではないだろうか。もちろんイレネー記念も今回の柏林賞も定量ではあるのだが、そこに行く過程でも負けたくないと。昨シーズン最終戦のクリスタル特別も、今回とほぼ同じようなメンバー相手に楽勝だった。
問題は重量。クリスタル特別でマルミシュンキよりハンデが重かったのは、4着のホクショウダイヤ、8着のニシキセンプー、9着のカネサテンリュウ、牝馬20キロ減を考慮すれば10着のエメラルドの4頭。その後の戦績も考慮すれば、相手はホクショウダイヤで堅いのではないか。マルミシュンキに勝てる可能性があるのもホクショウダイヤだけだと思う。
あとは、今シーズンの4歳オープンを2勝しているテンカと、ダービー馬ナカゼンスピード、メジロショウリキまで。
◎マルミシュンキ
○ホクショウダイヤ
▲テンカ
△ナカゼンスピード
△メジロショウリキ
馬連複で◎○の組合せを厚く。あとは◎から流す。
前回に続いて○▲のタテ目になったらという不安がないでもないが、おそらく上位3頭は人気だろうから、ここは狙いを絞る。