ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2018年 | メイン | 2020年 »

2019年 アーカイブ

<<前へ 7891011121314151617

11/10ばんえい菊花賞予想 荘司典子

前哨戦を勝ったアオノブラックに期待

 この世代、ナナカマド賞はメムロボブサップ、ギンノダイマオー、アオノブラックの順。ヤングチャンピオンシップはアオノブラック、ギンノダイマオー、メムロボブサップ。イレネー記念はメムロボブサップ、ギンノダイマオー、アオノブラック。年度が変わって3歳一冠目のばんえい大賞典はメムロボブサップ、ギンノダイマオー、アオノブラックと、上位3頭は2歳時から同じ3頭の組み合わせ。3強上位はゆるぎない印象で、ギンノダイマオー不在のここはアオノブラック対メムロボブサップの一騎打ちになりそう。

 メムロボブサップの力はもちろん認めつつ、アオノブラックを本命に。9月のはまなす賞では4歳強豪に混じって2着に健闘。前哨戦・秋桜賞を勝ってこのレースに照準を合わせて臨む戦い。前走も古馬相手のレースで710kgの荷物にもかかわらず、着順以上の内容を見せてくれました。メムロボブサップと10kg差を活かし、ヤングチャンピオンシップ以来の重賞制覇を目指します。

 牝馬ジェイカトレアの680kgは魅力で、2強にどこまで食い込めるか?さらに秋桜賞2着で、近走年上の馬たち相手に好走を続けているインビクタの成長力にも期待。馬券はアオノブラックを1着固定にした3連単で。

◎2 アオノブラック
○6 メムロボブサップ
▲3 ジェイカトレア
△8 インビクタ

3連単
2→3,6,8→3,6,8 各1000円 計6000円

11/10ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

ばんえい大賞典先着順のボックスで

 北見記念は"痛恨"でしたね。今年1年、なんで3連単5頭ボックスを買い続けることに決めたかというと、あのような馬券を当てて一発大儲けを目論んでいるから。それを外して"トリガミ"のレースばかり当てていても意味がないんです(そういう馬券も当たらなくなってきてますが・・・)。

 で、今回はばんえい菊花賞。ばんえい大賞典を制したメムロボブサップが大負けしてくれないと、高額配当は望めません。このメンバーでこの重量差だと、それを期待するのは難しいような気がします。

 それでも、5頭ボックスの方針は変えませんよ。印は、大賞典の着順にしたがって付けました。安易と言われちゃいそうですが、5頭を選ぶための印で、軽重にはあまり意味がありません。

 失礼な話ながら、誰かがメムロボブサップを負かしてくれると配当がよくなるんですけどね。では今回はこのへんで。

◎6 メムロボブサップ
○2 アオノブラック
▲1 ジェイエース
△3 ジェイカトレア
△4 サクラドリーマー

3連単ボックス
1,2,3,4,6 各100円 計6000円

11/10ばんえい菊花賞予想 目黒貴子

実績信頼のメムロボブサップ

 ムムム。古馬一線級の戦いの中で、常に軽視してしまって馬券をはずしてしまっていたことから、前回の北見記念ではちゃんと印を打ったのに、結果はその予想の上をいくものでした。シンザンボーイ。恐れ入りました。今後の予想に役立てていきたいと思います。

 さて3歳の重賞です。よく本命にしているメムロボブサップは2歳シーズン重賞もナナカマド賞とイレネー記念を制覇し、今季もばんえい大賞典を勝っています。しかしその後は3歳同士でも6着と振るわず。前走は古馬との戦いなので、7着は仕方ないとしても少々気になるところ。それでもやはりこのレースを目標に調整してきたようで、今回も信頼したいと思います。実績はNo.1、そして一頭だけの730Kは実力の証。大舞台での強さも頼もしいですね。

 対抗には◯インビクタを。条件戦のなかで最近は安定した成績を残しています。前走は昇級戦でも最後まで先頭を譲らず快勝。勢いに乗ってきました。2走前は今回も有力視されるアオノブラックには負けましたが、こちらとは今回斤量差があって優位に運べるとみました。

 そして▲はアオノブラック。2走前の前哨戦を勝っているのは馬にも陣営にも自信となったはず。重賞でも常に馬券圏内でその安定感はさすがです。

 △には前走内容もよく、斤量にも恵まれたジェイカトレアを。

 懲りずに3連単で勝負します。

◎6 メムロボブサップ
○8 インビクタ
▲2 アオノブラック
△3 ジェイカトレア

3連単
6→2,8→2,3,8 各1000円
8→2,6→2,3,6 各500円 計6000円

今週の見どころ(11/9~11/11)

2019年11月 8日(金)

 11月10日(日)のメインには、3歳三冠レースの第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典はメムロボブサップが制しており、着順の入れ替わりはあるものの、2歳シーズン三冠と上位3頭の顔ぶれは同じ。負担重量が替わって他馬の逆転はあるのでしょうか。注目の一戦です。

 ※今週のイベントはこちら
 
【第15回開催4日目】
 11月9日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。11月2日(土)のB1級-2組、11月3日(日)のB1級-1組の両予選上位馬による決勝戦ですが、B1級-2組予選で5着のスーパータイホウが出走を回避。9頭立てで行われます。
 今季特別戦で好走歴がある出走馬が揃ったB1級-1組予選組を上位視とします。そのレースではゴールデンフジが後続を寄せつけず逃げ切って勝利。障害を降りた順番のままアースパワーが2着で、サクラニシキヒメが3着で、5番手から伸びたミノルシンザンが離れた4着でした。
 ◎ミノルシンザンは、競走除外明けの影響か、持ち味の末脚発揮とはいきませんでした。2走前の桔梗特別(10月5日・B1級-1組)では、今回と同じ695キロでイズミクィーン(現A2級)と接戦を演じ、ゴールデンフジ(8着)には大きく先着しての2着。地力は通用することから叩いた上積みが見込める今回は巻き返しが期待できます。
 その○ゴールデンフジは、前述のとおり予選を完勝。スンナリと障害をクリアし押し切っています。9月のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)を勝利していることから、ここでは力量上位で通るだけに前走の再現ができればここでも好勝負になりそうです。
 ▲アースパワーは、障害2番手で通過すると長く脚を使って2着を確保。今回は特別戦替わりとなりますが、息を入れて追走ができれば持ち味のしぶとい末脚が発揮できるでしょう。前走から上記2頭よりも5キロ多く課されるぶん単穴評価としましたが、障害さえスムーズなら出番はありそうです。
 △フレイムゴールドは、B1級-2組予選を2着。障害はふた腰での通過でしたが、じわじわと脚を伸ばすと勝ち馬ヤマトテンリュウとは1秒3差と見せ場十分の内容でした。近走でミノルシンザンとの対戦歴はありませんが、ゴールデンフジ、アースパワーとは2走前のB1級-2組平場戦で2着と先着していることから重量増に対応できればチャンスはありそうです。

【第15回開催5日目】
 11月10日(日)のメイン第10レースは、BG2・第44回ばんえい菊花賞(3歳・20:10発走予定)。ギンノダイマオー、サカノハマナカが出走を回避。オープン730キロ(牝馬は20キロ減)から1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープンのメムロボブサップがトップハンデ730キロで、A1級のアオノブラックが720キロ、ジェイエースらB2級の牡馬3頭が700キロ、B3級の2頭が690キロで、最軽量680キロがB2級の牝馬ジェイカトレアと8頭立てで行われます。
 ◎メムロボブサップは、ナナカマド賞、イレネー記念と2歳シーズン二冠を制し、今季はばんえい大賞典を制覇。オープン昇級後は間隔を空けて2走使いましたが、2走前の3歳牡馬限定戦で6着、前走の狩勝賞(オープン-1組)で7着とともに掲示板外。しかし、間隔を詰めて使う今回は体調面で上積みが見込めることに加え、ばんえい大賞典での、ほか上位馬とのハンデ差は変らず。大舞台に強い面も持つだけに3歳二冠も十分圏内です。
 ○アオノブラックは、3歳一冠目のばんえい大賞典では3着。ここまで重賞では、ヤングチャンピオンシップ制覇など、5戦すべて3着以内と世代では実績上位の存在といえます。障害を得意とするタイプだけに720キロへの重量増には不安は少なく、メムロボブサップとは、同じ重量差で行われた9月・3歳牡馬限定戦で5着と先着していることから二冠目でも好勝負が期待できます。
 ▲ジェイカトレアは、2月の黒ユリ賞を勝利。今季も重賞ではばんえい大賞典5着、はまなす賞4着と善戦傾向を示しています。近走では障害をひと腰と安定していることから、重量増にも対応できるとみます。トップハンデと50キロ差の680キロならこの相手関係でも見劣りせず。過去2年は牝馬によるばんえい菊花賞制覇となっているだけにこの馬が続くでしょうか。
 △サクラドリーマーは、障害に課題のあるタイプですが、近2走は障害をひと腰で通過。加えて近6戦では3勝、3着3回とレースぶりが安定しています。重賞ではイレネー記念、ばんえい大賞典とともに6着に敗れていますが、決め手は通用するだけに障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

【第15回開催6日目】
 11月11日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合・20:05発走予定)。アサヒリュウセイが出走を回避。オープン馬7頭、A1級馬2頭の計9頭で争われます。
 ◎コウシュハレガシーは、詰めひと息な面がありましたが、最近2走を連勝。特に前走のペルセウス特別(A1級-1組)では、障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利と好内容のレースだっただけに、昇級初戦でも近走不振馬が多い組合せなら3連勝も十分可能でしょう。
 ○ハクタイホウは、ペルセウス特別(A1級-1組)では、障害3番手通過からコウシュハレガシーとの差を詰めて2着を確保。続く前走のA1級-1・2組決勝では、障害ひと腰先頭通過から難なく押し切って勝利しています。コウシュハレガシーとは5走前の白露特別で(A1級-2組)で先着歴。この馬も昇級初戦になりますが、ここでも通用する力はあるだけに首位争いが期待できます。
 ▲カンシャノココロは、前走北見記念で6着。相手が揃っていることを考慮すればまずまずの内容でした。自己条件では4走前の野分特別(オープン・A1級-1組混合)を勝利し、神無月特別(オープン-2組混合)を2着、秋雲特別(オープン-2組混合)を3着と3戦連続で好成績を残していることから、ここでも上位争い十分です。
 △コウリキは、最近2走では、寒露特別(オープン-1組)を7着、狩勝賞(オープン-1組)を6着と差のある敗戦。しかし、今回は格下との混合戦と相手が大幅に緩和することから、課題の障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

11/3北見記念回顧

2019年11月 5日(火)

8歳馬シンザンボーイが悲願の初タイトル!

 11月3日(祝・日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のシンザンボーイが優勝。8歳にして重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
  1.カンシャノココロ(850) 44.7
  2.アアモンドグンシン(840) 49.7
  3.ミノルシャープ(860) 30.4
  4.ゴールデンフウジン(850) 15.1
  5.メジロゴーリキ(860) 5.2
  6.センゴクエース(860) 20.9
  7.ソウクンボーイ(850) 69.0
  8.コウシュハウンカイ(880) 1.4
  9.シンザンボーイ(850) 6.6

 ばんえいグランプリと岩見沢記念はともに1着コウシュハウンカイ→2着メジロゴーリキ→3着シンザンボーイの順で決着。加えて実力馬オレノココロが不在の今回は、コウシュハウンカイが単勝1.4倍と前回の岩見沢記念からさらに支持を集めての1番人気。メジロゴーリキが5.2倍の2番人気、シンザンボーイが6.6倍の3番人気と、ここまでが単勝10倍以下で、前記重賞2戦の着順どおりの人気となりました。

 基礎重量850キロ、馬場水分は1.2%。まずメジロゴーリキが先行し、差なくゴールデンフウジンが追走。アアモンドグンシン、ミノルシャープも続きます。コウシュハウンカイは第1障害で少々手間取りましたが徐々に位置取りを上げ、先行集団の後ろにつけます。各馬何度も刻みながら歩を進め、アアモンドグンシンが先頭で第2障害下に到達。76秒というペースでした。
 メジロゴーリキ、アアモンドグンシン、ミノルシャープとほぼ同時に仕掛けますが、いずれもひと腰とはいかず。各馬障害で苦戦するなか、コウシュハウンカイとほぼ同時に仕掛けたシンザンボーイがあっさりとひと腰で通過します。やや離れた2番手で障害をクリアしたミノルシャープが一気にシンザンボーイに迫りますが、残り30メートルを過ぎたあたりで勢いをなくします。逆にゴール前ではシンザンボーイが突き放すかたちとなり先頭でゴールしました。ミノルシャープはゴール前で止まったものの立て直して2着を確保。3着争いは5頭が横並びの接戦となりましたが、障害を5番手通過からじわじわと脚を伸ばしたメジロゴーリキがこれを制しました。断然人気のコウシュハウンカイはトップハンデの影響か持ち前の先行力を生かせず4着に敗れました。
 勝ったシンザンボーイは、重賞ではここまで18年ドリームエイジカップで2着がありましたが、18回目の挑戦で見事初制覇。これで7戦連続4着以内と8歳にして充実期にあり、今後の古馬重賞でも楽しみになる結果となりました。

成績はこちら
映像はこちら

阿部武臣騎手「重賞初制覇ができて素直に嬉しいです。障害が得意で、降りてからは止まらず歩いてくれる馬なので、イメージ通りのレースができました。重すぎず軽すぎずちょうど良い馬場でした。障害を降りてからミノルシャープが攻めてきましたが、詰めが甘くなるタイプというのは知っていましたし、シンザンボーイは止まらずに歩いてくれました。やっと重賞を勝つことができたので、今後は追う立場から追われる立場になると思いますが、これからも重賞を勝っていきたいです。シンザンボーイ共々よろしくお願いします」

<<前へ 7891011121314151617
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.