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11/3北見記念予想 須田鷹雄

コウシュハウンカイが3連覇を決めるか

 不振の続くオレノココロは回避、センゴクエースも調子を取り戻せない状況。ここは古馬戦線をひとりで牽引する◎コウシュハウンカイが3連覇を決めることを期待したい。間隔をあけたことについても前向きに解釈する。
 もちろん敵はハンデ。ただたとえば▲シンザンボーイとの重量差が20→30キロと広がったところで、◎にとって相性の良いレースで逆転のイメージは湧かない。
 ◎が負けるとしたら同厩の後輩、○メジロゴーリキ。5歳にして既に何度か大物に先着も果たし、次代のエースとしての地位を固めている。若いぶん伸びしろもあるし、◎が鈍ったときに代わりに勝つのはこれだ。

 馬券は◎○が1、2着か1、3着の3連単で。

◎8 コウシュハウンカイ
○5 メジロゴーリキ
▲9 シンザンボーイ
△4 ゴールデンフウジン
△1 カンシャノココロ

3連単
8,5→8,5→9,4,1 各500円
8,5→9,4,1→8,5 各500円 計6000円

11/3北見記念予想 斎藤修

連勝好調コウシュハウンカイの軸不動

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8コウシュハウンカイ
 ○9シンザンボーイ
 ▲5メジロゴーリキ
 △1カンシャノココロ

 3連単
 8→5,9→1,5,9 1000円 計4000円
 5,9→8→1,5,9 500円 計2000円

今週の見どころ(11/2~11/4)

2019年11月 1日(金)

 11月3日(祝・日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。今季の古馬重賞は5戦行われ、シーズン序盤のばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念はオレノココロが連勝。続く7月の北斗賞はセンゴクエースが勝ちましたが、夏以降のばんえいグランプリ、岩見沢記念とコウシュハウンカイが制しています。今回オレノココロは不出走。コウシュハウンカイがトップハンデ880キロでも3連覇なるかが見どころといえるでしょう。

 ※今週のイベントはこちら

【第15回開催1日目】
 11月2日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。アフロディーテが出走を回避。ハマノダイマオーらA2級馬5頭、オールラウンダーらB1級馬3頭による計8頭で争われます。
 ◎ハマノダイマオーは、前走のサンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝)が、勝ったカクセンキングからコンマ5秒差の2着惜敗。A2昇級後初の特別戦だった3走前が障害で苦戦し5着とひと息でしたが、予選の勝ちっぷりのよさから1番人気に支持されました。障害をひと腰4番手で越えると、一旦は先頭をうかがう好レースを披露。前走から据え置きの705キロで、しかも格下B1級相手なら勝機到来といえそうです。
 ○マツノタイガーは、ハマノダイマオーと同じ近2走が2、3着。2走前が2秒9差、前走が1秒7差と接戦を演じています。障害はともにひと腰先頭通過と安定しており、早めに障害を越えられれば逆転も可能でしょう。
 ▲オールラウンダーは、前走B1級-2組平場戦を障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。今回は特別戦で、格上相手で一気の条件強化になりますが、終いの踏ん張りがきけば粘り込みが期待できます。
 △サンシルクラポピーは、前走4歳牝馬限定の紅バラ賞で6着。相手強化もあり障害では膝を折ってしまいましたが、立て直されてからはふた腰でまとめています。昇級後初の自己条件になりますが、決め手はこの中でも上位の存在だけに障害さえスムーズなら食い込みが狙えそうです。

【第15回開催2日目】
 11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第40回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロ(4歳10キロ減)から、今季の収得賞金130万円につき10キロずつ加増となる別定重量戦。今季重賞を2勝しているコウシュハウンカイがトップハンデ880キロ、重賞で2、3着各2回など善戦続きのメジロゴーリキら3頭が10キロ増の860キロでの出走です。
 ばんえいグランプリ、岩見沢記念はともに1着コウシュハウンカイ、2着シンザンボーイ、3着メジロゴーリキの順で決まっており、ここでも3頭の上位争いが期待できます。
 特に3連覇がかかる◎コウシュハウンカイは、今季は9戦してすべて3着以内と安定感抜群。加えて近走ではばんえいグランプリ、岩見沢記念を含め4連勝中と勢いに乗っています。過去の2勝はともに870キロで、牡馬の最軽量馬とは20キロ差でしたが、今年は40キロ差ついての880キロ。しかしオレノココロが不在なら、主役を務めてくれるでしょう。
 ○メジロゴーリキは、今季ここまで14戦してすべて4着以内と条件を問わず安定した成績を残しています。ここまでの古馬重賞では5戦すべてコウシュハウンカイに先着を許していますが、その中でも同重量のばんえいグランプリでは5秒9差の2着と健闘。今回、同馬とは20キロ軽い860キロで臨めるだけに好勝負が期待できます。
 ▲シンザンボーイは、8月のばんえいグランプリで3着と好走すると、その後も岩見沢記念3着を含め5戦連続で4着以内と善戦傾向を示しています。昨年のこのレースでは5着に敗れていますが、この相手関係と近走の充実度から上位を狙える存在です。
 △ゴールデンフウジンは、前走狩勝賞(オープン-1組)を勝利。3、2走前に苦戦した障害をひと腰でまとめると粘るミノルシャープを差し切っています。初の重量になりますが、820キロの岩見沢記念では5着に健闘。決め手はあるだけにスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。

【第15回開催3日目】
 11月4日(振・月)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。キンメダルが出走を回避し、A1級馬5頭、A2級馬3頭で争われる一戦です。
 注目はやはり27連勝中の◎ホクショウマサルでしょう。約2カ月ぶりの実戦になりますが、今季は間隔を空けて出走し、結果を残していることから状態面での不安はなさそう。前走白露特別(A1級-2組)では、障害をひと腰先頭でクリアし圧勝しており、その勝ちっぷりから725キロへの重量増も対応可能とみます。実力的にもこの相手関係なら28連勝となるでしょう。
 相手筆頭は○フェアリースズです。A1昇級戦となった2走前のA1級-1組混合を勝利で飾ると、前走のペルセウス特別(A1級-1組)では705キロの重量をひと腰でまとめて僅差の3着。ホクショウマサルは別格ですが、前走から据え置きの負担重量で臨めるのは歓迎だけにここでも上位争い十分です。
 ▲オレノタイショウは、前走A1級-2組混合では障害をひと腰先頭通過で通過。勝ち馬には交わされて2着に敗れたものの、コンマ8秒差と見せ場十分の内容でした。今回は一頭別格な馬がいることに加え、フェアリースズより5キロ重量が重くなることから単穴評価が妥当でしょう。
 以下、格上相手も4連勝中の勢い魅力△イズミクィーン、先行力ある△オレワチャンピオンも展開次第で上位を狙える存在です。

今週の見どころ(10/26~10/28)

2019年10月25日(金)

 10月27日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月17日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代の牝馬は、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスをともに勝っているミスタカシマが抜けた存在ですが、重いハンデの克服がカギになりそうです。

 ※今週のイベントはこちら

【第14回開催4日目】
 10月26日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)
 ◎シンザンボーイは、4走前の不知火特別(オープン)を障害先頭から押し切って勝利。以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の岩見沢記念を3着、前走の寒露特別(オープン-1組)では4着と健闘しています。今回は格下相手の混合戦と組合せが楽になっていることから勝機到来と言えるでしょう。
 メンバー中6頭は前走で神無月特別(オープン-2組混合)に出走。カンシャノココロが逃げ粘るところ、障害4番手クリアから伸びてきたソウクンボーイが差し切って勝利。さらにうしろの障害5番手から追い込んだマツカゼウンカイが2秒9差の4着。3番手で越えたノエルブランは、ソウクンボーイ、マツカゼウンカイに交わされ5着でした。
 ○カンシャノココロは、オープン昇級初戦だった神無月特別(オープン-2組混合)では1番人気で2着でした。開催替わりの10キロに、昇級と賞金ハンデも課され25キロ増でしたが、障害をひと腰先頭で通過。ソウクンボーイの決め手に屈したものの、コンマ6秒は展開ひとつで逆転可能な差でしょう。シンザンボーイは強敵ですが、同じようなジリ脚タイプだけに先に障害を越えることができれば、追撃を振り切る場面もありそうです。
 ▲ソウクンボーイは、障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。シンザンポーイ、カンシャノココロが射程圏に入る位置で障害を越えることができれば、前走の再現も考えられます。
 決め手はあるだけに展開次第では△マツカゼウンカイ、格下A1級も障害巧者△ノエルブランも上位を狙います。

【第14回開催5日目】
 10月27日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。オープン690キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープン馬は今季の収得賞金90万円につき10キロが課され、ミスタカシマがトップハンデ700キロ。A2級のサンシルクラポピーが670キロ、B1級のアフロディーテとB2級馬5頭が660キロ、B3級のホッカイイチバンら2頭が650キロと10頭立てで行われます。
 唯一のオープン馬◎ミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークスを含め重賞5勝の実績。今年1月のばんえいプリンセス賞では、他9頭が660キロだったのに対し、1頭だけ700キロという厳しいハンデでしたが2着と力を示しています。今回は最大50キロと当時よりハンデ差が広がりますが、有力馬とは30~40キロ差。勝って11月17日の重賞・クインカップに臨みたいところです。
 相手筆頭は○アフロディーテでしょう。定量戦のばんえいオークスでミスタカシマに2着に健闘。ミスタカシマと40キロのハンデ差があったばんえいプリンセス賞では、2番手ふた腰通過から抜け出して勝利しています。4連勝中と勢いも魅力。今回はばんえいプリンセス賞と同じくミスタカシマとは40キロのハンデ差があるだけにその再現を狙います。
 ▲サンシルクラポピーは、ばんえいオークスを8着。ばんえいプリンセス賞では、ミスタカシマと40キロのハンデ差がありましたが、同馬に次ぐ3着でした。今回、ミスタカシマとのハンデ差は30キロに縮まりますが、最近5走では3勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに好勝負に期待です。
 以下、登坂力が魅力で終いの踏ん張りがきけば△プランセス、条件強化も前走の勝ちっぷりが良かった△ジャスミンガールを3連勝式のヒモに置きます。

【第14回開催6日目】
 10月28日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝・20:05発走予定)。10月19日(土)のA2級-1組予選、10月21日(月)のA2級-2組予選の上位馬による決勝戦ですが、2組予選2着シンエイボブ、5着スーパータイトルが出走を回避。8頭立てで争われます。
 A2級-1組予選組を上位視とします。そのレースではマツノタイガーが逃げ粘るところ、障害3番手クリアから勢いよく伸びてきたハマノダイマオーが差し切って勝利。障害8番手から鋭く脚を伸ばしたココロノタカラが6秒1差の4着という結果でした。
 ◎ハマノダイマオーは、前走A2級-1組予選を勝利。障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。今回と同重量だった2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でも出走メンバー中最先着の5着としており、この相手関係なら連勝も十分期待できます。
 ○マツノタイガーは、同じ前走では障害をひと腰先頭通過。勝ち馬ハマノダイマオーの決め脚に屈しましたが2着に粘り込んでいます。今回は特別戦になりますが、705キロの重量は2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でひと腰で上げていることから問題ないでしょう。前走の内容が良かっただけに逆転のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、A2級-2組予選を勝利。障害をひと腰2番手で通過すると、余裕を持って抜け出す完勝と言える内容でした。特別戦に替わり条件も厳しくなりますが、前走を勝った勢いでここでも好勝負に期待です。
 △ココロノタカラは、前走A2級-1組予選では差し届かずの4着でしたが、障害に重点を置いた内容できっちりとひと腰でまとめています。条件強化となりますが、決め手は上位で通るだけに障害さえスムーズなら上位を狙える存在です。

10/20ナナカマド賞回顧

2019年10月21日(月)

キョウエイリュウが無敗で世代最初の重賞制覇

 20日(日)は重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝1番人気のキョウエイリュウが優勝。デビューから無傷の8連勝で世代最初のタイトルを奪取しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
  1.ゴールデンペガサス(570) 15.5
  2.アヴエクトワ(550) 36.1
  3.アサヒユウシン(570) 131.4
  4.エンゼルフクヒメ(560) 8.3
  5.キタノボブサップ(570) 10.6
  6.キョウエイリュウ(580) 1.3
  7.トワトラナノココロ(570) 19.5
  8.ニセコヒカル(550) 133.6
  9.ヒラリ(550) 63.3
 10.コマサンダイヤ(570) 6.9

 デビューから7戦7勝のキョウエイリュウが単勝1.3倍と堂々の1番人気。青雲賞勝ち馬コマサンダイヤが6.9倍の2番人気で続き、いちい賞を含め目下4連勝の牝馬エンゼルフクヒメが8.3倍の3番人気と、ここまでが単勝ひと桁台の人気になりました。

 レース前日には降雨があり馬場水分は1.9%。まずアヴエクトワが先行し、ゴールデンペガサスが、1頭だけ違う脚色で3頭に並ぶ間もなく交わして先頭に代わります。軽めの馬場の影響もあり、各馬軽快に歩を進め、その中でもアヴエクトワとゴールデンペガサスがほぼ同時に39秒と速いペースで第2障害下に到達しました。
 後続が第2障害下に揃う前にアヴエクトワが仕掛けます。差なくゴールデンペガサス、コマサンダイヤが続き、3頭がほぼ同時に障害をクリア。3頭の争いになりましたが、4番手で障害を通過したゴールデンペガサスが一頭だけ違う脚色で3頭に迫ると並ぶ間もなく先頭に代わります。その後はゴールデンペガサスが単独2番手に立ちましたが、キョウエイリュウは差を広げる一方。トップハンデをものともせず先頭でゴールしました。ゴールデンペガサスがそのまま2着に粘り、コマサンダイヤが3着を確保しました。

 勝ったキョウエイリュウは、断然人気に応えて2歳一冠目を制覇。前開催の2歳A級-1組を気管支炎のため出走取消となりましたが、今回の勝利でその強さを改めて示しました。また、無敗でのナナカマド賞制覇は2014年のセンゴクエース以来の快挙。残る二冠でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみになる結果となりました。

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松田道明騎手「元々の能力が素晴らしい馬ですね。誰が乗っても走るんじゃないかな(笑)。今日の馬場は軽かったのでトップハンデはそれほど問題ではありませんでしたが、位置取りには注意して騎乗しました。(三冠に向けて)勝利を重ねると相手も強くなっていきますが、怪我の無いよう大切に育てていきます」

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