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3/22ばんえい記念予想 矢野吉彦

障害降りての切れ味でフクドリ

 あぁ、ついに再びの赤字転落。今にして思えば、あのレースでこうしておけばよかったとか、こういうふうに買うんじゃなかったとか、悔やまれることばかりです。でも、それが競馬なんでしょうね。今年もいよいよばんえい記念。極端な話、このレースを見たくてばんえいを続けているようなもので、それを予想するのはこの上ない楽しみ、なわけです。当たるか当たらないかは時の運に任せて、気楽に、そして大胆に予想しましょう。

 過去に1~3着した馬15頭の成績を調べて見ると、ほとんどの馬に共通点がありました。①7歳以上、②北斗賞、ばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念、帯広記念のうちのどれかに勝ったことがある、③同年度の岩見沢記念、北見記念、帯広記念のどれかで3着以内に来た。いずれも、高重量戦への適性を証明する項目ですよね。そして今年、この3条件をすべてクリアしているのは、インフィニティー、フクドリ、キタノタイショウ、フジダイビクトリーの4頭。ここから軸馬を探すのが賢明だと思います。
 そこで私は、フクドリを抜てきしました。第2障害を越えるのに苦労することが多い厄介な馬ですが、"クセある馬に能あり"。とにかく障害を降りてからの切れ味はピカイチです。軽い重量のレースではついて行けずに惨敗を繰り返しているものの、超スローで障害越えにも時間がかかるこのレースなら、好位置からのレースを進められるはず。北見記念、帯広記念と、高重量の重賞を連勝してきたのはその何よりの証。3~4番手くらいで第2障害を降りられれば、かなりチャンスはあると見ました。
 相手は、前年の覇者で堅実なレースぶりがウリのインフィニティー、大河原騎手に戻っておととし(3着)以上の成績を目指すキタノタイショウ、初挑戦ながら3条件をクリアしているフジダイビクトリーでしょう。もう1頭加えるなら、"ばんえい記念男"の藤野騎手が乗るニュータカラコマ。ホッカイヒカルは重賞実績、ホリセンショウは臨戦過程に?が付くので消しちゃいます。
 馬券は、まずフクドリが頭、2着がインフィニティー、キタノタイショウ、フジダイビクトリー、3着がその3頭とニュータカラコマという3連単フォーメーション(9通り)を400円ずつ。1着にインフィニティー、キタノタイショウ、2着にフクドリ、3着にインフィニティー、ニュータカラコマ、キタノタイショウ、フジダイビクトリーとしたもの(6通り)を同じく400円ずつ買います。

 3連単
 5→1,8,10→1,6,8,10 400円 計3600円
 1,8→5→1,6,8,10 400円 計2400円

 去年のこのレースで上位に来た馬は、第2障害を越えるのに「上っては止まり、また上っては止まり」を10回以上繰り返していました。その前に2回ずつ優勝したニシキダイジンは多くて7回、カネサブラックに至っては4回ぐらいでクリアした時がありましたから、それに比べると、ズバ抜けた馬がいないと言えます。つまり、それらの馬が去年並みのレースをしたら、大混戦になっても不思議ではないということ。これはおもしろいですねぇ。みなさんぜひ馬券を買って、この大一番をお楽しみください。では、今季はこのへんで。

◎フクドリ
○インフィニティー
▲キタノタイショウ
☆フジダイビクトリー
△ニュータカラコマ

3/22ばんえい記念予想 斎藤修

高重量の適性でフクドリ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5フクドリ
 ○8キタノタイショウ
 ▲1インフィニティー
 △9ホリセンショウ
 △10フジダイビクトリー
 △6ニュータカラコマ

 3連単
 5→1,8→1,6,8,9,10 500円 計4000円
 馬複
 5-1,8 1000円 計2000円

帰ってきた!馬券おやじは今日も行く 古林英一

インフィニティーの連覇に期待

 ばんえい情報局読者のみなさま、ご無沙汰しとります。

 今年度の重賞は荒れまくりました。なんでそうなるの?と言いたくなるレースが続きました。その流れでいえば、人気薄の5頭をボックスで買うなんていう作戦もありかもしれませんが、そんな節操のないことはしたくありません。

 ばんえい記念は実力馬がしっかり勝つというレースを期待します。昨年優勝後の記者会見で「この馬は今回初めて荷物を重いと感じたのではないかと思う」と浅田騎手が言っていたことを思い出し、インフィニティーの連覇の連覇に期待し◎とします。

 相手は横一戦でしょうが、一昨年7着、昨年2着と順位を上げてきたフクドリとします。インフィニティー→フクドリだと昨年と同じ着順ですが、スーパーペガサス→ミサキスーパーで3年連続ということもありましたから、十分あり得ると思います。

 ▲は若い力に期待しニュータカラコマです。もし勝てばイレネー記念とばんえい記念の両方を制覇するという偉業の達成です。同じことはキタノタイショウにも言えますが、キタノタイショウはどうもばんえい記念には向いていないように思えるのです。

 △はホッカイヒカルです。キタノタイショウとは逆にこちらは高重量戦向きのように思います。3年前と2年前に4着があり、このレースへの適性を感じさせます。2着・3着は十分あり得るでしょう。

 ということで、馬券は、いずれも馬単で、インフィニティー(1)とフクドリ(5)の裏表を本線に、インフィニティー(1)からニュータカラコマ(6)、ホッカイヒカル(2)、ホリセンショウ(9)、キタノタイショウ(8)へ流し、念のために裏目もちょびっと。さらに、いじましいと言われようと何といわれようと、念には念を入れ、馬複でフクドリ・ニュータカラコマ・ホッカイヒカルのボックスも買っておきたいと思ってます。これで万全!と言いたいところですが、正直言って、今年は当たる気が全くしません。と、いつになく謙虚な小生です。

◎インフィニティー
○フクドリ
▲ニュータカラコマ
△ホッカイヒカル
△ホリセンショウ
△キタノタイショウ

今週の見どころ(3/21~3/23)

2015年3月20日(金)

 ばんえい十勝、今年度最後の5日間はデイ開催で実施。発走予定時刻等につきましてはこちらでご確認ください。
 3月22日(日)のメインには、ばんえい記念が組まれています。ばんえいのレースでは最高となる定量1トンで争われる、古馬の頂上決戦です。昨年も出走していた7頭と、今年が初挑戦となる3頭の10頭立て。波乱の決着も多かった今季の古馬重賞ですが、ラストを締めくくるのはどの馬なのか。
 オッズパークでは3月31日まで、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

帯広競馬場でのイベントはこちら→3/213/223/23

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第26回開催1日目】
 3月21日(祝・土)のメイン第10レースは、楽天競馬特別(B1級-2組・17:05発走予定)
 前開催のアクアマリン特別(B1級-1組)で4着と健闘したフクミツに注目。B1昇級初戦で相手の強い特別戦に組まれ、しかも前々走から一気に45キロもハンデが増えていましたが、第2障害4番手クリアから流れ込みました。今回は負担重量に慣れが見込めるのに加え、2組と相手が楽になっていることで前進必至といえます。
 相手は、前走のB1級-1組(3月15日)で4着だったニシキトモエ。前々走のB1級-2組(3月8日)と着順こそ同じですが、レースぶりに良化がうかがえました。障害巧者で、相手関係を考えても上位争いできそうです。
 ヒカルジャイナーは今季の使い出しが11月と遅くなりましたが、13戦して6勝、3着4回と大崩れの少ない成績。前々走のB1級-2組(3月8日)は、展開に恵まれた面も否定できませんが、逃げ切って2着を10秒以上もちぎっています。マイペースで行ければ、ここでも期待が持てます。
 B1級-2組(3月8日)が2着で、B1級-1組(3月15日)が5着だったメンコイワタシや、前走B2級-4組での勝ちっぷりが光ったサカノゴウケンも争覇圏です。

【第26回開催2日目】
 3月22日(日)のメイン第10レースは、第47回ばんえい記念(4歳以上選抜・17:10発走予定)。定量1トンを曳く、ばんえいの古馬ナンバーワン決定戦です。
 注目は、今回がばんえい記念初挑戦となるフジダイビクトリー。旭川記念、ばんえいグランプリと春夏の重賞を2勝している実力馬です。賞金を稼いだため、最大30キロ差のトップハンデを課せられた秋冬の重賞3戦では、岩見沢記念が850キロ・8着、北見記念が880キロ・6着、帯広記念が920キロ・3着と勝てていませんが、負担重量が重くなるにつれ着順が良化しています(チャンピオンカップは40キロ差トップハンデ820キロで8着)。今回は1トンとはいえ、ハンデ差がつかないのは有利。持ち前の障害力で、初の重量でも克服なるでしょうか。
 昨年のばんえい記念2着馬フクドリは、今季の帯広記念の勝ち馬。第2障害5番手クリアから鮮やかに差し切っています。850キロ以上のレースでは【2-1-2-1】と安定感抜群。障害への不安はありますが、1トンならどの馬も障害では苦戦するはずで、高重量戦への適性の高さを見せるかもしれません。
 インフィニティーはこのレース連覇を目指しての参戦。こちらも850キロ以上では【1-0-2-2】で、馬券外に敗れた2戦も昨年と今年の帯広記念での5着と大崩れがありません。登坂力を生かしての前残りに警戒が必要でしょう。
 ホリセンショウは昨年のばんえい記念で3着。障害先頭クリアから見せ場を作りました。帯広記念を勝っていた昨年と比べ臨戦過程では見劣りますが、押さえは必要でしょう。
 キタノタイショウは、このレースでは、一昨年が3着で、昨年が5着。今年も勝ち切るまではどうかといったところです。
 
【第26回開催3日目】
 3月23日(月)のメイン第10レースは、陽炎特別(A2級-2組混合・17:05発走予定)。出走9頭中7頭が弥生特別(3月2日・A2級-2組混合)を使われておりほぼ再戦ですが、1着ショウチシマシタは不在となっています。
 ワールドピサは弥生特別で2着。第2障害ひと腰2番手クリアから、逃げる1番人気ショウチシマシタを追いかけ、ゴール手前で馬体を併せての1秒0差惜敗でした。3着テンカムソウには10秒以上の差をつけており、強敵が抜けたここは勝機十分といえます。
 弥生特別3着のテンカムソウは、続くA1級-2組(3月8日)では2着と、ワールドピサ(5着)に先着。詰めの甘さも見せずに歩き切っています。ここも障害力を生かす積極策に出て、どこまでやれるでしょうか。
 ヒロノヤマトは弥生特別が5着でしたが、3着テンカムソウとは1秒7の僅差。前走の白樺賞(3月16日・A2級-1・2組決勝混合)は、7番人気ながら障害3番手から2着に押し上げています。相変わらず障害は安定しており、ひと押しが利けば連争いに加わってくるでしょう。
 弥生特別が8着で、白樺賞が5着だったキタノストロングも展開がハマれば、末脚が脅威になりそうです。

ポプラ賞 予想結果

2015年3月16日(月)

矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【ここまでの集計】
投資額 6,000円×24R=144,000円

矢野  -2,330円
須田  -90,600円
山崎 -103,080円
斎藤 -126,710円

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