障害降りての切れ味でフクドリ
あぁ、ついに再びの赤字転落。今にして思えば、あのレースでこうしておけばよかったとか、こういうふうに買うんじゃなかったとか、悔やまれることばかりです。でも、それが競馬なんでしょうね。今年もいよいよばんえい記念。極端な話、このレースを見たくてばんえいを続けているようなもので、それを予想するのはこの上ない楽しみ、なわけです。当たるか当たらないかは時の運に任せて、気楽に、そして大胆に予想しましょう。
過去に1~3着した馬15頭の成績を調べて見ると、ほとんどの馬に共通点がありました。①7歳以上、②北斗賞、ばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念、帯広記念のうちのどれかに勝ったことがある、③同年度の岩見沢記念、北見記念、帯広記念のどれかで3着以内に来た。いずれも、高重量戦への適性を証明する項目ですよね。そして今年、この3条件をすべてクリアしているのは、インフィニティー、フクドリ、キタノタイショウ、フジダイビクトリーの4頭。ここから軸馬を探すのが賢明だと思います。
そこで私は、フクドリを抜てきしました。第2障害を越えるのに苦労することが多い厄介な馬ですが、"クセある馬に能あり"。とにかく障害を降りてからの切れ味はピカイチです。軽い重量のレースではついて行けずに惨敗を繰り返しているものの、超スローで障害越えにも時間がかかるこのレースなら、好位置からのレースを進められるはず。北見記念、帯広記念と、高重量の重賞を連勝してきたのはその何よりの証。3~4番手くらいで第2障害を降りられれば、かなりチャンスはあると見ました。
相手は、前年の覇者で堅実なレースぶりがウリのインフィニティー、大河原騎手に戻っておととし(3着)以上の成績を目指すキタノタイショウ、初挑戦ながら3条件をクリアしているフジダイビクトリーでしょう。もう1頭加えるなら、"ばんえい記念男"の藤野騎手が乗るニュータカラコマ。ホッカイヒカルは重賞実績、ホリセンショウは臨戦過程に?が付くので消しちゃいます。
馬券は、まずフクドリが頭、2着がインフィニティー、キタノタイショウ、フジダイビクトリー、3着がその3頭とニュータカラコマという3連単フォーメーション(9通り)を400円ずつ。1着にインフィニティー、キタノタイショウ、2着にフクドリ、3着にインフィニティー、ニュータカラコマ、キタノタイショウ、フジダイビクトリーとしたもの(6通り)を同じく400円ずつ買います。
3連単
5→1,8,10→1,6,8,10 400円 計3600円
1,8→5→1,6,8,10 400円 計2400円
去年のこのレースで上位に来た馬は、第2障害を越えるのに「上っては止まり、また上っては止まり」を10回以上繰り返していました。その前に2回ずつ優勝したニシキダイジンは多くて7回、カネサブラックに至っては4回ぐらいでクリアした時がありましたから、それに比べると、ズバ抜けた馬がいないと言えます。つまり、それらの馬が去年並みのレースをしたら、大混戦になっても不思議ではないということ。これはおもしろいですねぇ。みなさんぜひ馬券を買って、この大一番をお楽しみください。では、今季はこのへんで。
◎フクドリ
○インフィニティー
▲キタノタイショウ
☆フジダイビクトリー
△ニュータカラコマ