重馬場ならばツルイテンリュウ
この時期は天候の影響で馬場が軽くなりやすく、このレースでは1分20秒を切ることもしばしばあります。また、このレースは基本的に実績馬が上位にはくるのですが、馬場が軽くなるほど2009年のアウルメンバー(6番人気)や2012年のアグリナデシコ(7番人気)のようなスピードタイプの軽量馬が上位入線して穴を開けることが多いです。馬場が軽ければスピードと重量重視、馬場がそこまで軽くなければ実績重視で予想を組み立てるのがベストでしょう。
私は欲張りなので、自分に都合良く荒れて欲しいところですが、今日の天候は晴天で、昨日のレースを見ていても脚抜けが良いとまでは言えませんでした。今年はおそらく決着タイム1分20秒を超えてくるでしょう。センゴクエースが勝った昨年のように、1分30秒以上も掛かるかもしれません。よって、実績重視で馬券を組み立てます。
◎はデビューしてしばらくは障害に不安があり、派手な負け方をしたこともしばしばありましたが、ここへ来て障害が安定してきたツルイテンリュウ。もともと障害さえ越えてしまえば、かなりのスピードと粘りがある馬。今回は時計が掛かると推測される高重量戦だけに、障害を降りて前が止まり出したところで、この馬が伸びて来るというストーリーに期待しました。
○はナナカマド賞の勝ち馬フウジンライデン。前走はメンバー中で一番重い重量を背負っていたのもありますが、やや障害でスムーズさを欠いたため、今回は対抗までとしました。この馬はレース運びが上手いので、多少障害で手間どることがあっても、立て直して上位入線できるタイプです。
▲は青雲賞の勝ち馬で目下4連勝中のムサシブラザー。この馬はナナカマド賞を回避したために、今回のメンバーと勝負付けがすんでいません。確かに4連勝も出来るのは並みの馬ではありませんが、そこまで強い相手と戦って結果を出しているわけではないので、過大評価も禁物でしょう。
△は下級条件から目下5連勝の勢いのホクショウディープ。この馬は能検で1番時計を出したということで、デビューからしばらく1番人気に支持されていましたが、ようやく結果を出したのが5走前。しかし、そこで1勝目を挙げると、そこから昇竜の勢いで5連勝を達成しました。確かに近2走ともツルイテンリュウを2着に降しているのは褒められますが、スピードタイプの馬だけに、時計が掛かる馬場状態はマイナスでしょう。
あとは6月デビュー馬ですが、ここへ来て急上昇のスーパータイホウ。この馬は実質、最軽量(570㎏の3頭はいずれも牝馬)で、超軽馬場ならば穴メーカーになりうるタイプですが、そうなりそうもないのが残念。ただ、徐々に障害は良くなって来ているし、経験を積んでまだ良くなる可能性もあるので、穴馬として仕込んでおくことにしました。
他ではデビューから3連勝した期待馬が、ここへ来て調子を取り戻した感のあるキタノリュウキ。端コースは割引は必要ですが、ここでも互角にやれる能力はあるし、メンバー中で一番大きい馬でもあるので、高重量が堪えることもなさそうです。重馬場で3連勝を達成したように、時計の掛かる馬場も好都合でしょう。
◎ (6)ツルイテンリュウ
○ (4)フウジンライデン
▲ (2)ムサシブラザー
△ (8)ホクショウディープ
△ (1)スーパータイホウ
△ (10)キタノリュウキ
馬複
4-6 2000円
6-2,8 1500円 計3000円
6-1,10 500円 計1000円