ばんえい競馬情報局とは?

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今週の見どころ(3/29~3/30)

2015年3月28日(土)

 3月29日(日)、30日(月)の2日間で、今季のばんえい十勝は閉幕となります。22日に行われたばんえい記念は、9歳馬キタノタイショウが勝利。3度目の挑戦にして念願のタイトルを獲得しました。シーズン最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯も制しており、今季は、キタノタイショウに始まり、キタノタイショウに終わった1年ともいえるかもしれません。
 4月18日にスタートする来季は、ワイド、枠連複馬券も導入され、より一層楽しみが増えそうです。
 オッズパークでは3月31日まで、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第26回開催4日目】
 3月29日(日)のメイン第10レースは、サッポロビール杯(A2級-1組・17:05発走予定)
 近2走が好内容のオメガグレートに注目します。2走前のA2級-2組では、ほぼ同時に第2障害を先頭で越えたカチナノリーとの一騎打ちをモノにして、前走の白樺賞(3月16日・A2級-1・2組決勝混合)は、障害2番手クリアから踏ん張って3着。A2昇級後はテンに置かれる面も見られましたが、クラス慣れしたのか、この馬らしさが戻ってきました。負担重量的に有利でもあり、勝利が期待できそうです。
 5走前に如月特別(A1・A2級決勝混合)を勝っているジャングルソングは、白樺賞が1番人気で8着でしたが、2走前から35キロも重量が増えていたのが堪えた感も。重量に慣れての変わり身があるかもしれません。
 キンノカミは11月にはA2級-1組特別を連勝していた実力馬。その後勝利はありませんが、3走前のアメジスト特別(2月21日・A2級-1組)で3着と久々に馬券に貢献しました。どれだけ前で運べるかがポイントだけに、ペースが落ち着く特別戦の今回は、凡走している近2走の平場戦から巻き返しがあるでしょう。
 アメジスト特別が4着で、最軽量ハンデが魅力の牝馬マゴコロも侮れません。

【第26回開催5日目】
 今季最終日である3月30日(月)のメイン第10レースは、大平原特別(A1級混合・17:05発走予定)。オープンの2頭とA1級の8頭が争います。
 ウインターカップ、花月特別とA1級特別(混合戦含む)を2連勝中のヤマノウンカイに引き続き期待。ともにスムーズな登坂からの逃げ切りでした。今回は前走と同重量で臨めるのが好材料で、3連勝でシーズンを締めくくりたいところでしょう。
 テルシゲは、ウインターカップ2着、花月特別4着とともに安定した成績。前走のA1級-1・2組決勝では第2障害で苦戦して8着と大敗しましたが、もともとは障害巧者なので、引きずる心配はないはず。立て直しが期待されます。
 オープン馬のアサヒリュウセイは花月特別が3着。トップハンデでしたが、障害離れた5番手からシャープな末脚で3秒6差まで迫りました。2走前のウィナーズカップ(4歳以上選抜)では、現役で屈指の決め手を誇るホッカイヒカルを2着にしりぞけるなど絶好調。ここも上位争いできそうです。
 A1級特別の上位常連であるウメノタイショウスギノハリアーらも差はありません。

ばんえい記念 予想結果&最終結果

2015年3月23日(月)

矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【最終結果】
投資額 6,000円×25R=150,000円

矢野  -8,330円
須田  -96,600円
山崎 -109,080円
斎藤 -132,710円

3/22ばんえい記念回顧

キタノタイショウが頂点奪取!

 22日(日)は重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のキタノタイショウが優勝。悲願のばんえい記念制覇を果たして頂点に君臨するとともに、管理する服部義幸調教師に初のばんえい記念のタイトルをプレゼントしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.インフィニティー 2.5
  2.ホッカイヒカル 15.6
  3.アオノレクサス 28.1
  4.ファーストスター 23.7
  5.フクドリ 5.5
  6.ニュータカラコマ 7.1
  7.トレジャーハンター 49.6
  8.キタノタイショウ 4.0
  9.ホリセンショウ 26.2
 10.フジダイビクトリー 9.9

 昨年の優勝馬インフィニティーが1番人気で、地力を買われて2番人気にキタノタイショウ。しかしフクドリとニュータカラコマ、フジダイビクトリーも単勝ひと桁台で続いており、今の混沌としたオープン戦線を象徴するオッズとなりました。午前中の降雪で馬場水分は2.4%に上昇し、それがどう影響するか注目のなか、スタートが切られました。

 第1障害を先頭で越えたのはキタノタイショウ。インフィニティー、フジダイビクトリーあたりがこれに続き、ファーストスターとホッカイヒカルはやや苦戦。各馬ゆったりと進みますが、思ったよりもソリの滑りは悪くなさそうに見えます。中間点あたりでもペースを握るのはキタノタイショウで、有力どころはつかず離れず追走。ファーストスターとホッカイヒカルは少し離れましたが、そのほかはほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 じっくりためたのち、最初に動いたのはフジダイビクトリー。それを見る形でホリセンショウ、インフィニティーも動きます。なかでもかかりが良かったのはインフィニティーでしたが、天板近くでヒザを折ってしまいます。その間隙を突いてニュータカラコマが天板に脚をかけ、フジダイビクトリーもジワジワと荷物を曳き上げます。そして、先頭でクリアしたのはフジダイビクトリー。大歓声に送られ、障害を下っていきました。やや遅れてニュータカラコマとインフィニティーが突破。さらに遅れてキタノタイショウが4番手で障害を下り、ホリセンショウが5番手で続きました。
 フジダイビクトリーの逃げ脚は軽快で、むしろ追いかけるニュータカラコマが苦しい展開。これにインフィニティーが並びかけようとしますが、それを上回る脚でグングンと差を詰めてきたのがキタノタイショウ。1度脚を止めたものの、立て直してさらに加速すると残り20メートル付近で2番手に躍り出て、さらにフジダイビクトリーを追いかけます。10メートル標識でフジダイビクトリーが脚を止めると、それとほぼ同時にキタノタイショウもストップ。一進一退の攻防が続き、いよいよ最後の正念場となる残り5メートル。ここでフジダイビクトリーが止まってしまい、その隙にキタノタイショウが先頭へ。フジダイビクトリーも懸命に食い下がりますが、奮闘もここまで。大歓声を背中に受けてキタノタイショウがゴール線を切り、第47代チャンピオンに輝きました。
 フジダイビクトリーはゴール寸前で力尽き、あと数十センチのところから動くことができません。松田騎手の懸命の扶助も実らず、細かく刻んできたニュータカラコマが2番手で入線。さらにインフィニティーもこれに続いてフィニッシュ。フジダイビクトリーは結局4着でゴールしました。

 これまで重賞10勝を誇っていたキタノタイショウですが、ばんえい記念はこれが初制覇。多少軽めの馬場で、持ち味であるスピードを生かしきれたのが勝因でしょう。そうはいっても1トン戦。パワーがなければ克服できない重量であり、高いレベルでバランスの取れたオールラウンダーといえるでしょう。イレネー記念、ばんえいダービーを制して将来を嘱望されていた逸材が、9歳にしてようやくつかんだ頂点。王者として望む来シーズンも活躍してくれるに違いありません。
 ニュータカラコマが昨年の4着から前進。あきらめることなくジワジワと押し上げてきたレース内容が良く、これなら今後も頂点をうかがう存在として、重賞戦線をにぎわせてくれることでしょう。7歳世代の筆頭格として、来季も要注目です。
 インフィニティーは2度のヒザ折りが響いた印象ですが、しまいまでしっかり脚を伸ばした内容に、この馬の不屈の闘志がかいま見えました。やはり高重量戦では軽視できない存在。来年のリベンジも十分に期待できそうです。

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大河原和雄騎手「この中間は普通どおりにやろう、変わったことはしないようにしよう、と心がけていました。昨年、自分の不注意でケガをしてばんえい記念に騎乗できず、調教師や関係者に迷惑をかけてしまったけど、ようやく借りを返すことができました。午前中の雪でタイムは速くなるかな、4分はかからないだろうな、と想定していました。先に行く馬がいたけど、手綱に手ごたえが残っていて追いつけると感じました。騎乗していて楽しかったですね」

服部義幸調教師「30年以上調教師をやっていて、オープンという壁が厚いことを知っていた。若くして頂点になりその壁にぶつかってしまう馬もたくさんいる。どんなに大きなレースでも、馬も人も緊張せず平常心で取り組むことを心掛けていた。そうも長くないだろう自身の調教師人生で、大河原騎手や厩舎のみんながばんえい記念を私に獲らせてあげたい、という思いが伝わってきた。本当にこのレースだけは勝ちたかった。騎手と厩舎みんなに勝たせてもらった。ありがとう」

3/22ばんえい記念予想 山崎エリカ

2015年3月21日(土)

最後まで持ちこたえるのは、インフィニティー

 いよいよ大一番、ばんえい記念。牡馬1000kg、牝馬980kgと1トンの荷物を引っ張るこのレースは、まさに力持ちの頂上決戦。勝ちタイムも3年前こそ2分台でしたが、ほぼ4分以上かかります。これだけタフなレースになると、展開のアヤは、まず、生じません。スピードがある馬が勝つわけではなく、障害が上手い馬が勝つわけでもなく、最後まで持ちこたえた馬が勝つ! ばんえい記念はそういうレースだけに、迫力満点で見ていて本当に興奮します。ぜひ、みなさんもばんえい記念で、ハァハァしましょう!

 さて、このレースの特徴としては、過去にスーパーペガサスが4連覇、トモエパワーが3連覇しているように、よくリピーターが出現します。近年ではニシキダイジンやカネサブラックが2度このレースを制しています。確かに最近は、重賞の勝ち馬が次々と入れ替わるように実力拮抗ですが、前記したように最後まで持ちこたえた馬が勝つのがばんえい記念とすれば、本命にすべき馬が見えてくるでしょう。

 そう! ◎には先行して簡単にはバテない、昨年のこのレースの覇者インフィニティー。この馬は今シーズンも昨シーズン同様に、ばんえい記念までに重賞1勝でしたが、常に善戦しているのは、この馬が一番バテない馬であることを証明しているとも言えます。よっぽど馬場が軽くならなければ、この馬の上位争いが濃厚と見ました。

 ○は昨年のばんえい記念の3着馬ホリセンショウ。この馬は昨年の帯広記念をブービー人気を覆して勝利し、一気に台頭しました。この馬はスピードがあまりないので下級条件はあまり向きませんが、昨年のばんえい記念で3着の実績があるように、重量1トンのレースでは侮れません。昨年のばんえい記念では障害先頭で降りながらも、直線では止まってしまいましたが、そこから立て直しての3着。この馬をかわしたのはインフィニティーとフクドリしかおらず、フクドリが昨年ほどの勢いがないとなれば、スライドでこの馬が対抗という評価になりました。

 ▲は今年がばんえい記念初挑戦となるトレジャーハンター。ばんえい記念は、リピーターが活躍するレースですが、穴を開けるのはばんえい記念初挑戦の馬です。昨年のインフィニティーもホリセンショウもばんえい記念初挑戦でした。この馬は今シーズンの重賞を1勝もしていませんが、若かりし頃と比べると本当に障害が上手くなり、前走では障害で転倒して通常ならば大敗のパターンから、立て直して6着という強さを見せました。確かに1トンというレースは、正直、やってみなければわからないところもありますが、実績馬が近走一息ということもあり、この馬の一発に期待しました。

 あとは△に今年の帯広記念で8番人気の低評価を覆して2着と好戦したホッカイヒカル。前走こそ崩れましたが、帯広記念2着してから前々走まで6連続連対した馬。ニシキダイジンやカネサブラックが活躍していた、今よりもレベルが高い2012年、2013年のばんえい記念では4着と善戦している馬だけに、ここも要注意です。

 他では昨年のばんえい記念2着馬フクドリ。この馬は今シーズン後半の北見記念、帯広記念を制した実績馬ですが、帯広記念勝ち以降のレースではけっして褒められた成績ではないので、一番下の印にしました。積極的に狙いたい馬ではありませんが、ばんえい記念での実績があるので軽視も出来ません。

 ◎ (1)インフィニティー
 ○ (9)ホリセンショウ
 ▲ (7)トレジャーハンター
 △ (2)ホッカイヒカル
 △ (5)フクドリ

 3連単1頭軸マルチ
 1→9,7,2,5 100円 計3600円
 馬複
 1-9,7,2,5 600円 計2400円

3/22ばんえい記念予想 須田鷹雄

平均着順で今年もインフィニティー

 ばんえい記念の予想は昨年と同じ手法でいく。
 出走馬10頭が、昨年のばんえい記念に始まり今年のチャンピオンカップまで、ドリームエイジカップも含めてすべての古馬重賞に出走した際の着順を整理していく。そして、「平均着順」の良い馬を買うのだ。
 アホかと思われそうだが、昨年この手法で◎に推したのがインフィニティーだった。フクドリまさかの大駈けで的中には至らなかったが、当時人気薄だったインフィニティーを推せたのだから、今年も同じ手でいこうというわけだ。

 注目の平均着順1位は、今年も◎インフィニティー。平均3.8着。ご存知の通りばんえい記念は連続優勝や複数回優勝の多い競走で、「ばんえい記念を1回だけ勝った馬」は1992年のテンショウリ以来出ていない。その観点からもアタマ決め打ちで狙うには良い。

 平均着順2位は○フジダイビクトリーの4.143着。着順の中央値は3着で、◎の4着を上回る。対象レースのうち7レースに出走して馬券に絡んだのが過半数の4回。今回も3着以内は十分に期待できる。

 以下、平均着順は▲キタノタイショウ(4.2着)、☆ニュータカラコマ(4.8着)、△フクドリ(5.5着)、△ホリセンショウ(6.429着)と続く。ここまでが馬券候補だ。

 その馬券は◎を1着に固定し、○を2着ないし3着に置く3連単。◎○が端と端に入ってしまったのには正直参ったが、初志貫徹でいく。

 ◎1インフィニティー
 ○10フジダイビクトリー
 ▲8キタノタイショウ
 ☆6ニュータカラコマ
 △5フクドリ
 △9ホリセンショウ

 3連単
 1→10→8,6,5,9 800円 計3200円
 1→8,6,5,9→10 700円 計2800円

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