ばんえい競馬情報局とは?

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3/1チャンピオンC予想 山崎エリカ

先行力を取り戻したインフィニティーに期待

 回収率に拘らず、買いたい馬を素直に狙った前回の黒ユリ賞では好結果が出ました。今回のチャンピオンカップも買いたい馬を素直に買いたいです(*´∀`*)。

 さて、今年も3月に入り、ばんえい競馬もいよいよクライマックス。今週から4週連続で重賞が行われます。その第1弾のチャンピオンカップは、各重賞の勝ち馬が揃い、当然ながら大一番のばんえい記念に繋がるレースです。

 このレースは、過去にトップハンデの馬と60㎏差のハンデ740㎏を生かして、5歳馬のツジノコウフクが古豪に一泡吹かせての勝利を飾ったこともありますが、ハンデ差があまりない年というのは、ほぼ実績どおりに決まっているのが特徴。今年はトップハンデの馬と最軽量の4歳馬ハクタイホウとのハンデ差は40㎏。また、ハクタイホウを除けばハンデ差は20kgというメンバー構成です。このレースは基本的に4歳馬は厳しいと言われていますし、その他の馬がハンデ差20kgならば、重量による有利不利はあまり考えなくても良さそうです。

 よって、◎には昨年のばんえい記念の勝ち馬インフィニティーを推します。今シーズンはばんえい十勝オッズパーク杯を2着と善戦した後、しばらく不振が続いていましたが、秋口には復調気配を見せ、11月のドリームエイジカップを勝利。ゆえに帯広記念では1番人気に推されましたが、序盤で置かれてそこから焦って仕掛けて行ったために、障害で膝を付いての5着。帯広記念の前走ホワイトクリスマス賞でも序盤で置かれるレースをしていたので、一抹の不安がありましたが、その不安が的中する形となってしまいました。

 しかし、近走のインフィニティーは帯広記念の手前の成績よりもやや悪いものの、先行力を取り戻しているので、そのあたりに好気配を感じます。今回は重量が重くなるぶん、前で立ち回る馬もリードを奪い切れない可能性が高いので、インフィニティーが障害を先頭で降りれる可能性も十分あるでしょう。直線で決め脚のある馬に差される可能性を考慮しても3連単1頭軸マルチの本命にはもっとも相応しいと見ました。

 ○はドリームエイジカップの3着馬オレノココロ。この馬は今回トップハンデ820㎏を背負いますが、裏を返せば実績を積んだ証。天馬賞を勝った後の休養後の2戦は、オープン特別で5着、7着に敗れていますが、障害は昨年までのこの馬とは異なり、スムーズにまとめています。休養明け3戦目で本領発揮となれば、上位争いが可能なレベルまでの地力強化が窺えます。

 ▲は天馬賞の2着馬コウシュハウンカイ。この馬も決め脚はあまりない馬ですが、先行力や障害力はあり、大崩れしないのが魅力。古馬のトップクラスが相手のレースも果敢に挑戦し、ほぼ掲示板を外していないことを評価しました。正直、勝つまではどうかなぁ・・・と思いますが、相手が自滅すれば馬券圏内突入の可能性は十分あるでしょう。

 △に昨年の岩見沢記念で9番人気ながら、すんなり抜け出して堂々のVを飾ったホクショウユウキ。この馬は先行力も障害力もあり、決め脚も極端にないわけではないので、古馬になって芯がしっかりとすれば大物に化ける可能性があると見ていましたが、今シーズンはトータル的には不振で意外と伸び悩んだ印象です。しかし、近走は調子を上げており、今回は岩見沢記念を勝ったときよりも10kg軽い重量となれば、評価せざるを得ない一戦でしょう。今回はコースの使用が外詰め(10コース側から使用)ですが、岩見沢記念Vを飾ったときと同じ1番枠。スムーズな立ち回りで上位争いを期待します。

 他では昨年のこのレースの勝ち馬キタノタイショウ。この馬は今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯を勝った後、クラスを問わず善戦しながらも、なかなか勝つことができませんでした。しかし、前々走の柏林馬事公苑特別では、ばんえい十勝オッズパーク杯以来の勝利を収めました。この馬は光る決め脚があるので人気先行のタイプの上に、その実は障害難という弱点を抱えているために、私的にはあまり狙いたくない馬ですが、障害さえスムーズならば勝てるデキにはあるでしょう。

 あとは北斗賞の勝ち馬ニュータカラコマ。一昨年の岩見沢記念は末脚を生かす競馬で勝利しましたが、昨年の北斗賞は先行力と障害力で勝利しました。この馬は末脚一辺倒から先行して粘る競馬へと転換してからは、以前のような強烈な末脚が使えなくなっているため、昨年と同じような成績に踏みとどまっているのですが、レース展開に着順が左右されなくなったメリットは大きく、なかなか勝てないまでも安定感がやや増しました。今回は大外枠ですが、近走は調子を上げているので、ここでも上位争いに加わってくるかもしれません。

 ◎ (4)インフィニティー
 ○ (2)オレノココロ
 ▲ (6)コウシュハウンカイ
 △ (1)ホクショウユウキ
 △ (5)キタノタイショウ
 △ (9)ニュータカラコマ

 3連単1頭軸マルチ
 4→2,6,1,5,9 100円 計6000円

3/1チャンピオンC予想 須田鷹雄

明け6,7歳世代を中心に

 矢野さん以外の3人はかなりの借金を背負った状況。完済は無理にしても、できるだけ大きなところを狙うしかない。
 ただでさえ今季の古馬重賞は堅軸不在で紛れてきた。その主因が、本来このカテゴリを牽引していくべき現8歳以上の不甲斐なさにある。
 古馬重賞は昨年の5,6歳=現6,7歳がかなり健闘しており、人気サイドで馬券に絡んだ馬もいる一方、旭川記念のニシキエーカン、岩見沢記念と北見記念のホクショウユウキ、ドリームエイジカップのオイドンといった穴も出てきた。
 ここは6歳にホクショウウユウキ、7歳にフジダイビクトリーとニュータカラコマがいるが、端枠を嫌って◎フジダイビクトリーからマルチを回してみる。ヒモを5頭までしか取れないので、4,5歳馬を切って残りを相手とする。

 ◎8フジダイビクトリー
 ○9ニュータカラコマ
 ▲1ホクショウユウキ
 ☆3フクドリ
 △4インフィニティー
 △5キタノタイショウ

 3連単マルチ
 8→9,1,3,4,5 100円 計6000円

3/1チャンピオンC予想 矢野吉彦

2015年2月28日(土)

ニュータカラコマ中心

 いよいよ3月。ばんえい競馬がクライマックスを迎えます。今週から4週連続の重賞開催。当情報局の予想合戦も最終盤です。このところ毎回書いていますが、私の年間黒字確保なるか? これからの4戦にご注目ください!

 と、自分で自分にプレッシャーをかけながら、まずはチャンピオンカップ。最近の成績と今回の重量を考え合わせると、ニュータカラコマがよさそうです。ここ数戦、インフィニティーの先行力が戻ってきた感じがしますが、これを目標にできるのがニュータカラコマ。インフィニティーが後ろを離そうとすれば、前走の然別賞のように末が甘くなってこちらが差し切れそうですし、ペースを落とせば逆にこちらが付いていきやすくなると思うんです。910㎏を曳いて崩れた帯広記念は度外視。バリバリのオープン馬にとって810㎏のソリなら軽くこなせるでしょう。
 ただし、一筋縄でいかないのが今季の重賞戦線。去年のこのレースも"ちょい荒れ"だったので、買い方が問題です。今回はニュータカラコマを中心に3連複を買いましょう。まずはホクショウユウキ、インフィニティー、キタノタイショウ、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリーの5頭へ1頭軸流し。これを300円ずつとします。あとはニュータカラコマとインフィニティー、ニュータカラコマとキタノタイショウの2頭軸総流しを200円ずつ。そして、ニュータカラコマ、インフィニティー、キタノタイショウの組み合わせを200円。これで合計6000円になりました。

 3連複1頭軸
 9-1,4,5,6,8 300円 計3000円
 3連複2頭軸
 9,4→総流し 200円
 9,5→総流し 200円 計2800円
 3連複
 4,5,9 200円

 ◎ニュータカラコマ
 ○インフィニティー
 ▲キタノタイショウ
 △フジダイビクトリー
 △ホクショウユウキ
 △コウシュハウンカイ

 人気とオッズをある程度想定しながら金額を決めましたが、さぁこれが当たって年間黒字を確保できるでしょうか? では、今回はこのへんで。

3/1チャンピオンC予想 斎藤修

連覇を狙うキタノタイショウ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5キタノタイショウ
 ◯6コウシュハウンカイ
 ▲8フジダイビクトリー
 △9ニュータカラコマ
 △1ホクショウユウキ
 △4インフィニティー

 3連単1頭軸マルチ
 5→6,8,9,1,4 100円 計6000円

今週の見どころ(2/28~3/2)

2015年2月27日(金)

 3月1日(日)のメインには、今季の重賞勝ち馬選抜による重賞・チャンピオンカップが行われます。年明け後は、ばんえい記念(3月22日)までに2つの古馬重賞が組まれていますが、900キロ前後の重量で争われる帯広記念(1月2日)と比べ、このレースは100キロほど軽い条件。過去5年では両レースともに制した馬はゼロ。勝ち馬はすべて帯広記念からの巻き返しでした。
 オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第24回開催4日目】
 2月28日(土)のメイン第10レースは、深雪特別(B1級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B1級-1組(2月21日)、B1級-2組(22日)の両予選上位馬による一戦です。
 特別戦では10キロ減の恩恵がある5歳馬に注目します。カツオーカンは、直近のB1級-1組特別・十勝川温泉彩凛華杯(2月7日)では、ほぼ同時に先頭で第2障害を越えたドオーダッシュを徐々に引き離して快勝。B1級-1組予選は3着に敗れましたが、障害力が生かせる特別戦へ替わるのはプラスでしょう。
 B1級-1組予選では障害先頭クリアから2着に踏ん張ったサクラリュウ、同予選を障害3番手から鮮やかに差し切ったキタノサムライも差はありません。
 6歳以上の筆頭格はドオーダッシュ。3走前の十勝川温泉彩凛華杯がカツオーカンの僅差3着で、続くA2・B1級決勝混合では逃げ切って格上のショウチシマシタを完封すると、前走B1級-2組予選でも3着と好走を続けています。予選と同様、賞金別定5キロ増で臨めるのは有利でしょう。
 B1級-1組予選6着の10歳馬ライデンロックも障害さえ立て直せれば侮れません。

【第24回開催5日目】
 3月1日(日)のメイン第10レースは、第36回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18:10発走予定)。今季、重賞での勝利がある通算収得賞金順上位馬による選抜戦です。
 ニュータカラコマ(810キロ)は正月の重賞・帯広記念では2番人気で7着でしたが、910キロながら障害での腰の入りはスムーズ。着順ほど悪い内容ではありませんでした。オープン特別では25キロの賞金ハンデが課されるところ、今回は10キロ増と負担重量の比較で有利なのが強調材料。勝ち味に遅いタイプですが、決め手を生かし、7月の北斗賞以来となる今季重賞2勝目なるでしょうか。
 フジダイビクトリー(820キロ)は帯広記念では、トップハンデ920キロで3着に好走。今回もトップハンデですが、当時よりほかの有力馬との重量差が縮まっているのが好感触です。6月の旭川記念、8月のばんえいグランプリと800キロ前後の重賞で2勝と、これくらいの重量への適性も考えれば前進がありそうです。
 このレース2連覇を目指すキタノタイショウは、昨年と同じ820キロでの出走。4月のばんえい十勝オッズパーク杯以来の勝利を2走前に挙げており、ここへ向け状態面のアップがうかがえます。
 インフィニティー(810キロ)は昨年のばんえい記念を制しているように、高重量戦のほうが力を発揮できそう。流れに乗れれば昨年の4着以上もありえます。

【第24回開催6日目】
 3月2日(月)のメイン第10レースは、弥生特別(A2級-2組混合・18:05発走予定)。A1級6頭とA2級4頭が争います。
 今回がA1昇級初戦でもショウチシマシタに注目。昨年11月以降、同世代限定戦を除けば8戦3勝、2着2回、3着1回、4着2回の堅実行進。4走前のプロキオン特別(B1級-2・3組決勝混合)は格下B1級が相手だったとはいえ、あっさり逃げ切って2着を8秒1もちぎっています。メンバー中唯一の5歳馬で10キロ減があるのも有利。相手は強化されますが、逃げ切りが期待できます。
 ワールドピサは、2月7日のA2級-2組混合では1番人気に推されたものの、勝ったショウチシマシタから8秒1差3着。逆転までは厳しいかもしれませんが上位争いには加わってきそうです。
 テンカムソウは2月7日のA2級-2組混合が6着でしたが、障害のキレは文句なし。終いの踏ん張り次第で巻き返しが見込めます。
 A2級のタカラハヤヒメは紅一点で、最軽量ハンデが魅力。プロキオン特別はショウチシマシタから離された6着でしたが、ほんの少し早く障害を越えていれば、2着争いに加われる可能性もあった悪くないレースでした。

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