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今週の見どころ(3/14~3/16)

2015年3月13日(金)

 3月15日(日)のメインには4歳・5歳混合の重賞・ポプラ賞が組まれています。年明け以降、4歳は重賞・特別戦では5歳と同じ重量での戦いとなっており、この条件では不利な印象もあります。しかし、過去5回のこのレースでは、4歳【2-1-3-13】、5歳【3-4-2-16】で、意外と4歳が善戦しています。今年はどちらに軍配が上がるのか。ご注目ください。
 オッズパークでは現在、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。

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【第25回開催4日目】
 3月14日(土)のメイン第10レースは、アクアマリン特別(B1級-1組・18:05発走予定)
 前開催の深雪特別(B1級-1・2組決勝)で2着のカツオーカンに注目。これで今季B1級特別(混合戦含む)で7戦して1勝、2着3回を含めすべて掲示板確保と崩れなし。深雪特別1着のサクラリュウが不在で、他路線組にもさほど強力な馬がいないメンバー構成なら、引き続き好勝負必至といえます。
 深雪特別は1~3着がコンマ7秒差以内という接戦で、3着だったのがドオーダッシュ。1、2着馬よりもハンデが5キロ重かったものの、最後まで離されずしぶとく食らいつきました。2月7日の十勝川温泉彩凛華杯に続き、これでB1級特別では2戦とも3着と実績があるので、ここも上位争いに加わってきそうです。
 マツリダワッショイは、十勝川温泉彩凛華杯ではカツオーカンの2着で、ドオーダッシュに先着。その後の2走は末脚不発で8、9着ですが、ペースが落ち着く特別戦へ替わるのはプラスのはず。
 アグリナデシコはB1昇級初戦でいきなり特別に組まれましたが、近4走が3勝、2着1回と絶好調。近走と同様、スピードが生かせる軽めの馬場になれば侮れません。

【第25回開催5日目】
 3月15日(日)のメイン第10レースは、重賞・第36回ポプラ賞(4歳・5歳混合・18:10発走予定)。コウシュハウンカイ、ハクタイホウの790キロから、カイシンゲキホクショウメジャー、キサラキクの740キロまで最大50キロ差がつきました。
 注目は5歳牝馬ナナノチカラ。4歳女王決定戦・クインカップ(11月9日)を第2障害やや離れた3番手から鮮やかに差し切っており、同世代限定では牡馬が相手の柏林賞でも3着と実績があります。前走の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)はひと腰で早めに障害を越えたものの、ゴール寸前で一杯となり3着でしたが、770キロでこの結果は収穫十分。4歳シーズン二冠(銀河賞、天馬賞)を達成したオレノココロが不在のメンバーで、750キロなら期待十分です。
 5歳牡馬コウシュハウンカイは、4歳シーズン三冠では柏林賞2着、銀河賞3着、天馬賞2着と常に善戦。古馬一線級が相手の前走チャンピオンカップでも800キロで2着に健闘しています。今回は目の上のたんこぶオレノココロが不在。50キロ差のトップハンデは楽ではありませんが、実力どおりなら勝機がありそうです。
 4歳勢での期待は、ばんえいダービー馬ホクショウマサル。古馬オープンに入ると苦戦していますが、前走の4歳オープン特別では最大50キロ差のトップハンデながら、差のない2着に入り力を示しました。初の780キロでも、障害巧者だけにこなせるはず。
 昨年のばんえいオークス馬キサラキクは、ばんえいダービーでも2着があります。今回の740キロは前走のA1級特別(745キロ)で経験済み。軽量を生かし先行できれば、粘り込みもあるかもしれません。

 【第25回開催6日目】
 3月16日(月)のメイン第10レースは、白樺賞(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組混合(3月7日)、A2級-2組(9日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組混合予選4着のB1級馬サクラリュウの巻き返しなるか。2走前の深雪特別(B1級-1・2組決勝)で逃げ切り勝ちを収めている実績馬。前走の予選でも早めに障害を越えたものの、最軽量ハンデのアアモンドセブン(1着)や、A2級で屈指の決め手を誇るジャングルソング(2着)、アアモンドヤマト(3着)との競り合いでは分が悪かったようです。その予選上位3頭は今回も出走していますが、アアモンドセブンは今回が初の古馬相手の特別戦で、ジャングルソング、アアモンドヤマトとはハンデ差がひらくことで、勝機十分といえます。
 ジャングルソングは障害さえスンナリ越えられれば、差し切れる脚を持っています。ハンデは課せられていますが、マークは欠かせません。
 アアモンドセブンは逃げ切り勝ちを収めたA2級-1組混合予選を含む近8戦が6勝、4着2回と絶好調ですが、初の700キロ台の負担重量となる今回が試金石でしょう。
 ライデンロックはA2級-1組混合予選5着など、末脚不発が続いていますが、このところの軽めの馬場が影響している感も。時計がかかる馬場状態なら見せ場以上もありそうです。

イレネー記念 予想結果

2015年3月11日(水)

山崎:3連単2-5-6 100円的中! 収支-1,050円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【ここまでの集計】
投資額 6,000円×23R=138,000円

矢野  +3,670円
須田  -84,600円
山崎  -97,080円
斎藤 -120,710円

3/8イレネー記念回顧

2015年3月 9日(月)

限りない未来へ! センゴクエースが圧勝

 8日(日)は重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、圧倒的1番人気に推されたセンゴクエースが優勝。デビュー以来9戦9勝とし、世代チャンピオンの座に就きました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.サカノメイホウ 70.5
  2.センゴクエース 1.2
  3.ホクセイボス 16.4
  4.ホクショウキズナ 8.6
  5.キンメダル 14.8
  6.コウシュハスパーク 38.7
  7.タキニシサンデー 34.9
  8.メムロコマチ 21.1
  9.テンカトウイツ 24.3
 10.エーチャン 32.2

 1にも2にもセンゴクエース。単勝1.2倍のオッズからも、問題は相手探しといった様相を呈しました。ホクショウキズナが8.6倍で離れた2番人気。さらに離れてキンメダル、ホクセイボスと続きます。馬場水分3.1%のなか、注目のスタートが切られました。

 第1障害を通過して、先頭は早くもセンゴクエース。サカノメイホウ、コウシュハスパーク、メムロコマチあたりが離れた後方を進みましたが、そのほかはほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはキンメダルとホクショウキズナ。特にキンメダルが抜群の登坂を見せ、先頭で障害を登り切ります。しかし、それを上回る登坂を見せたのがセンゴクエース。じっくりためたのち一気に駆け上がり、キンメダルと並んで障害を突破しました。他馬は690キロの重量も響いたか苦戦を強いられ、相当離れてコウシュハスパーク、そしてタキニシサンデーと続きました。先頭は完全なマッチレースとなりましたが、残り20メートルを切ったあたりでキンメダルが失速。そして10メートル標識手前で完全に脚を止めてしまい、勝負あり。最後まで脚どり乱れず歩き続けたセンゴクエースが実力の違いを見せつけました。キンメダルはゴール線上でもストップしましたが、3番手以下にはセーフティーリードをつけていたため2着入線。逆に熾烈を極めた3着争いは、コウシュハスパークが先着しました。

 父ウンカイ、母サダエリコの良血センゴクエースが無敗で現3歳世代の頂点に輝きました。抜群の登坂力、そしてしまいまできっちり歩き続けるレースぶり。初めて課せられた690キロも問題なくこなし、限りない未来を感じさせました。連勝をどこまで伸ばせるのかにも注目が集まりますが、それ以上にこの馬に課せられた使命は、ばんえいの未来。その成長が楽しみでなりません。
 キンメダルは2着。センゴクエースという宿敵こそいるものの、この馬もヤングチャンピオンシップ3着に続く好走で、世代上位の力を示しました。しまいが甘くなったのは気がかりですが、今後の成長次第でタイトル奪取の期待は十分です。
 9番人気のコウシュハスパークが3着。だいぶ離されての結果だけに過大評価はできませんが、ある程度早めに障害を越えながら激しい3着争いを制した内容は悪くありません。今後も世代重賞で上位をにぎわしてくれることでしょう。

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鈴木恵介騎手「イレネー記念にあわせたスケジュールを厩舎が組んでおり、レース間が空いていたので少し不安がありましたが、能力の高い馬でしたので、焦らず挑みました。第2障害では他の馬が行ってもこの馬のペースで仕掛けても大丈夫だと考えていました。これからのばんえい競馬のスターホースになると期待しています」


※当初、一部不適切な表現がありました。関係者の方にお詫び申し上げます。

3/8イレネー記念予想 山崎エリカ

2015年3月 8日(日)

センゴクエースに逆らう!

 先週のチャンピオンカップは週の初めの時点では、障害が着実に上手くなているオレノココロに本命を打つ予定でしたが、直前になったら「トップハンデはどうなの? しかも初めて背負う重量じゃん!?」ってことを冷静(?)に考え出し、対抗に狙い下げたらまんまとオレノココロが古馬重賞初制覇! 競馬とはそういうものです(`・ω・´) 。

 さて、今回は2歳シーズンの頂点を決めるイレネー記念。普通に考えれば、デビューから8戦8勝、一冠目のナナカマド賞も二冠目のヤングチャンピオンシップも制したセンゴクエースが最有力でしょう。しかし、イレネー記念には、「イレネー記念を勝った馬は、古馬の大一番ばんえい記念を勝てない」というジンクスがあります。第1回~45回までの長い歴史のなかで、イレネー記念とばんえい記念を勝った馬は、遡ること30年前のたったの1頭です。

 その理由は、イレネー記念は成長力やスピードが問われるレースで、ばんえい記念は勝負根性や障害力が問われるレースだからと言われています。確かにかつてイレネー記念を制した現役馬のキタノタイショウもニュータカラコマも古馬になって劇的な障害力を見せることが出来ず、ばんえい記念では上位人気に支持されながらも成績は3着、4着が精一杯。しかし、勝てずとも好着順は拾っているだけに、この理由はピンとくるような、こないようなです。しかし、ひとつだけ言えるのは競走馬には旬があるということ。つまり、現役を続ければ連勝馬でもいつか負ける日が訪れるし、連敗馬でもいつか勝つチャンスが巡ってくるということです。

 センゴクエースの旬はまだ続くのか、むしろここから旬が始まるのか、ここで旬が一旦終わるのかは、レースが終わってみなければわかりませんが、今回は昨年12月のヤングチャンピオンシップからの完全なる休養明けの一戦。ぶっつけ本番で更に前走から重量が増量されるとなれば、センゴクエースの断然人気に逆らってみたくなります。また、重箱の角をつつけば、前々走では障害で引掛かり、最後は後ろの馬に詰められてしまった点も気になるところです。よって、センゴクエースには、将来ばんえい記念を勝って欲しいという願いも込めて▲にします。ここも勝って、史上2頭目のばんえい記念の勝ち馬となれば、それはそれでばんえい競馬が盛り上がるのでアッパレです。

 そこで◎には昨年12月29日の2歳Aクラスのレースで、黒ユリ賞では1番人気に推されたタキシノサンデーが直線で大きくリードを奪う中、障害5番手通過からごぼう抜きで勝利を飾ったコウシュハスパークを推します。そのレースは前半で各馬が何度も刻んで、けっこうゆったりとしたペースでしたが、今回も高重量戦でセンゴクエースの出方を窺いながらのレースとなれば、ゆったりとしたペースになる可能性が濃厚。また、近走は障害をひと腰でまとめているあたりに、この馬の地力強化が窺えます。決め脚はセンゴクエースに優るとも劣らない馬。障害さえうまくクリアできれば、打倒センゴクエースも狙えないことはない馬です。

 ○はこれまでの勝利数は、センゴクエースと同じ8勝のキンメダル。ヤングチャンピオンシップでは3着でしたが、同レース2着のホクショウキズナは平場のレースで何度も降した相手。前走は馬場が重い上に、積極的に仕掛けていったため、障害ではトップ抜けをしながらも終いが甘くなりました。しかし、もう少し馬場が軽くなって、ゆったりした競馬ができれば巻き返して当然の馬です。この馬は先行力もあって障害力もあるので、今回も大崩れしないと見ています。3連単1頭軸マルチの軸としては、コウシュハスパークよりも相応しいのかもしれませんが、下手したら掲示板止まりの可能性もあるのと、こちらを本命にするとセンゴクエースの自滅待ちのような予想になるので、悩んだ末にこちらを対抗にすることにしました。

 以下△に、ナナカマド賞の2着馬で、先行力があって障害も悪くないテンカトウイツ。近走でキンメダルやホクショウキズナと小差のレースをしていることからも侮れません。

 他ではキンメダルの良きライバルのホクショウキズナ。ただ前走はホクショウキズナが強かったというよりは、キンメダルが自滅したようなレースでしたので、勝ってはいるものの、あまり高い評価はできません。また、この馬は馬場が軽いレースでは先行できていないように、そこまで先行力があるわけでもありません。センゴクエースを深追いすると、得意のはずの障害でスムーズさを欠く可能性も考えられるので、一番下の印としました。

 ◎ (6)コウシュハスパーク
 ○ (5)キンメダル
 ▲ (2)センゴクエース
 △ (9)テンカトウイツ
 △ (4)ホクショウキズナ

 3連単1頭軸マルチ
 6→5,2,9,4 100円 計3600円
 馬複
 6-5,2 900円
 6-9,4 300円 計2400円

3/8イレネー記念予想 須田鷹雄

2015年3月 7日(土)

センゴクエースから相手薄目(でないと困る)

 もうここまできたら◎センゴクエースの1着でいいのでは? というか、穴党の私の中にすら、能検1番時計からはじまって1年を勝ちっぱなしの馬を見てみたいという気持ちが芽生えてきている。サラブレッドで言うなら2000年有馬記念のテイエムオペラオーのような感じ。
 レース間隔は開いたが、ナナカマド賞のときも終わってみれば圧勝だったし、問題ないと見る。ひねるなら2,3着部分だ。
 相手筆頭は△ホクショウキズナだろうが、この馬が2着ではどうにも安すぎる。この馬や△キンメダルあたりは◎を負かそうという欲もあるだろうから、◎を射程に入れて前半無理をするはず。そのぶん末が甘くなって別な馬が2着......というシナリオでいきたい。「そうなる」というのではなく「そうでないと困る」という設定だ。

 候補はまず脚質的にそのシナリオに合う○コウシュハスパーク、牝馬2頭からこのところの安定味で▲タキニシサンデー、そして馬格だけで決めて☆エーチャンだ。端枠を引かなければ☆を○にするつもりだったのだが、馬券上の比重は結局同じなのでそこは問題ない。

 馬券は◎1着、相手で人気の△は3着までという3連単で。

 ◎2センゴクエース
 ○6コウシュハスパーク
 ▲7タキニシサンデー
 ☆10エーチャン
 △4ホクショウキズナ
 △5キンメダル

 3連単
 2→6,7,10→4,5,6,7,10 500円 6000円

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