3月15日(日)のメインには4歳・5歳混合の重賞・ポプラ賞が組まれています。年明け以降、4歳は重賞・特別戦では5歳と同じ重量での戦いとなっており、この条件では不利な印象もあります。しかし、過去5回のこのレースでは、4歳【2-1-3-13】、5歳【3-4-2-16】で、意外と4歳が善戦しています。今年はどちらに軍配が上がるのか。ご注目ください。
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【第25回開催4日目】
3月14日(土)のメイン第10レースは、アクアマリン特別(B1級-1組・18:05発走予定)。
前開催の深雪特別(B1級-1・2組決勝)で2着のカツオーカンに注目。これで今季B1級特別(混合戦含む)で7戦して1勝、2着3回を含めすべて掲示板確保と崩れなし。深雪特別1着のサクラリュウが不在で、他路線組にもさほど強力な馬がいないメンバー構成なら、引き続き好勝負必至といえます。
深雪特別は1~3着がコンマ7秒差以内という接戦で、3着だったのがドオーダッシュ。1、2着馬よりもハンデが5キロ重かったものの、最後まで離されずしぶとく食らいつきました。2月7日の十勝川温泉彩凛華杯に続き、これでB1級特別では2戦とも3着と実績があるので、ここも上位争いに加わってきそうです。
マツリダワッショイは、十勝川温泉彩凛華杯ではカツオーカンの2着で、ドオーダッシュに先着。その後の2走は末脚不発で8、9着ですが、ペースが落ち着く特別戦へ替わるのはプラスのはず。
アグリナデシコはB1昇級初戦でいきなり特別に組まれましたが、近4走が3勝、2着1回と絶好調。近走と同様、スピードが生かせる軽めの馬場になれば侮れません。
【第25回開催5日目】
3月15日(日)のメイン第10レースは、重賞・第36回ポプラ賞(4歳・5歳混合・18:10発走予定)。コウシュハウンカイ、ハクタイホウの790キロから、カイシンゲキ、ホクショウメジャー、キサラキクの740キロまで最大50キロ差がつきました。
注目は5歳牝馬ナナノチカラ。4歳女王決定戦・クインカップ(11月9日)を第2障害やや離れた3番手から鮮やかに差し切っており、同世代限定では牡馬が相手の柏林賞でも3着と実績があります。前走の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)はひと腰で早めに障害を越えたものの、ゴール寸前で一杯となり3着でしたが、770キロでこの結果は収穫十分。4歳シーズン二冠(銀河賞、天馬賞)を達成したオレノココロが不在のメンバーで、750キロなら期待十分です。
5歳牡馬コウシュハウンカイは、4歳シーズン三冠では柏林賞2着、銀河賞3着、天馬賞2着と常に善戦。古馬一線級が相手の前走チャンピオンカップでも800キロで2着に健闘しています。今回は目の上のたんこぶオレノココロが不在。50キロ差のトップハンデは楽ではありませんが、実力どおりなら勝機がありそうです。
4歳勢での期待は、ばんえいダービー馬ホクショウマサル。古馬オープンに入ると苦戦していますが、前走の4歳オープン特別では最大50キロ差のトップハンデながら、差のない2着に入り力を示しました。初の780キロでも、障害巧者だけにこなせるはず。
昨年のばんえいオークス馬キサラキクは、ばんえいダービーでも2着があります。今回の740キロは前走のA1級特別(745キロ)で経験済み。軽量を生かし先行できれば、粘り込みもあるかもしれません。
【第25回開催6日目】
3月16日(月)のメイン第10レースは、白樺賞(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組混合(3月7日)、A2級-2組(9日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-1組混合予選4着のB1級馬サクラリュウの巻き返しなるか。2走前の深雪特別(B1級-1・2組決勝)で逃げ切り勝ちを収めている実績馬。前走の予選でも早めに障害を越えたものの、最軽量ハンデのアアモンドセブン(1着)や、A2級で屈指の決め手を誇るジャングルソング(2着)、アアモンドヤマト(3着)との競り合いでは分が悪かったようです。その予選上位3頭は今回も出走していますが、アアモンドセブンは今回が初の古馬相手の特別戦で、ジャングルソング、アアモンドヤマトとはハンデ差がひらくことで、勝機十分といえます。
ジャングルソングは障害さえスンナリ越えられれば、差し切れる脚を持っています。ハンデは課せられていますが、マークは欠かせません。
アアモンドセブンは逃げ切り勝ちを収めたA2級-1組混合予選を含む近8戦が6勝、4着2回と絶好調ですが、初の700キロ台の負担重量となる今回が試金石でしょう。
ライデンロックはA2級-1組混合予選5着など、末脚不発が続いていますが、このところの軽めの馬場が影響している感も。時計がかかる馬場状態なら見せ場以上もありそうです。