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12/20ばんえいダービー回顧

センゴクエース圧倒的な力を見せる!

 20日(日)は重賞・ばんえいダービー(3歳オープン)が行われ、単勝1.5倍の断然人気に推されたセンゴクエースが優勝。ばんえい菊花賞に続く二冠を制し、3歳世代の頂点に君臨しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.タキニシサンデー 25.1
  2.バウンティハンター 52.6
  3.コウシュハスパーク 41.3
  4.キンメダル 3.3
  5.メムロコマチ 55.0
  6.ホクショウモモ 14.3
  7.シリウス 38.3
  8.センゴクエース 1.5
  9.コウリキ 14.2
 10.ホクセイボス 27.9

 注目はやはりセンゴクエース。これまで3歳馬同士では無敗を誇っており、前走も古馬重賞級を相手に5着に健闘。同世代では一枚上の存在で、定量戦のここは、どう勝つかが焦点となりました。1.7%の馬場水分のなか、ゲートが開きました。

 ダッシュ良く飛び出したのはタキニシサンデーとセンゴクエース。ホクショウモモもこの一角で、コウリキ、キンメダルも差なく追走します。とはいえ、各馬離れず追走し、集団のまま第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはホクショウモモとタキニシサンデーで、即座にキンメダルとセンゴクエースが反応します。しかし、タキニシサンデーとキンメダルはヒザを折ってしまい苦戦。さらにホクショウモモも天板付近で脚を止めてしまいます。そうしたなか、ひと腰でクリアしたのがセンゴクエース。立て直したキンメダルが、やや遅れて2番手で突破。さらに遅れてホクショウモモが3番手で続きます。
 ただ、3頭の差はどこまで行っても詰まらず、むしろ差は広がるばかり。先頭を行くセンゴクエースに至ってはなおさらで、危なげない脚どりでゴールを目指します。そして残り10メートルを切ったあたりで勝負は決し、大きなリードを保ったままゴールしました。2番手を追走していたキンメダルはしまいに苦しくなり、ゴール線上でストップ。その間隙を突いてコウリキ、シリウスが鋭く追い込み、きわどい勝負となりましたが、結果、立て直したキンメダルがわずかに0秒1差で先着。3着にはコウリキが入線しました。

 圧倒的な力を見せつけて世代チャンプの座に就いたセンゴクエース。父ウンカイ、母サダエリコという血統背景を武器に、これで世代限定戦では11戦無敗。ばんえい大賞典で競走除外となり、父子三冠という偉業は成し得なかったですが、父、母、子でばんえいダービーを制す金字塔を打ち立てました。障害を難なく越えたレースぶりに成長も見られ、世代限定重賞では今後も破竹の勢いを見せつけるに違いありません。
 キンメダルは積極的なレースを展開して2着。真っ向勝負を挑んだぶん、最後は苦しくなりましたが、このレースは大きな経験となるでしょう。ただ、振り返ればイレネー記念、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーのすべてで2着。世代上位の力があるのは確かで、悲願の金メダルを獲得するチャンスはいくらでもあるでしょう。
 コウリキは障害6番手から猛然と追い上げての3着。しかもキンメダルとは0秒1差だけに、中身の濃い内容でした。馬場や展開次第で、今後もタイトル奪取が期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「ばんえい菊花賞では障害のミスがあったので、今回はすんなりいけるように心がけてレースをしました。うまく越せたと思います。障害を降りてからは脚のある馬なので、ゴールまではこのまま何とかなると思って馬にあわせて騎乗しました」

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