先週から2歳戦がスタート。「全道祭典ばんば1才馬決勝大会(雄の部)」1着ホクセイキカンボなど、将来性豊かな13頭がデビュー勝ちを飾りました。新種牡馬の産駒は、注目のニシキダイジンは3着が最高でしたが、カネサテンリュウが3頭、トウリュウが2頭の勝ち馬を送り出しています。今週の2歳戦は4鞍が組まれており、引き続きご注目ください。
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【第3回開催1日目】
5月9日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン(1頭)、A1級(5頭)、A2級(3頭)の3クラス混合戦です。
注目は今季4戦4勝と好調なA2級馬トレジャーハンター。前走のさつき特別(A1・A2級決勝混合)ではほぼ同時に第2障害先頭で降りたアオノレクサス(3着)を徐々に引き離すと、離れた障害3番手から追ってきたダイコクパワーを8秒6もちぎる完勝でした。オープンからの降級馬で、このメンバーに入ってもまったく格負けしません。
A1級のアサヒリュウセイも今季負けなしの2戦2勝。ともに早めの障害クリアからの楽勝でした。強力な同型馬であるトレジャーハンターが今回から賞金別定5キロを課されることもあり、こちらが連勝を伸ばす可能性も十分です。
連勝馬2頭に続くのは、さつき特別2~4着のダイコクパワー、アオノレクサス、ショウチシマシタ。いずれも前で流れに乗れれば、無抵抗では終わらないはずです。
【第3回開催2日目】
5月10日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)。オープンからB2級までの10頭が争います。
昨年のばんえいオークス(11月30日)を制したキサラキクに注目します。その後はなかなか勝てませんでしたが、昨季最終開催のクリスタル特別(4歳オープン)では第2障害離れた6番手クリアから鮮やかに差し切っています。今季はオープン格付で、相手が厳しくなった初戦のA1級混合特別で2着に健闘すると、実質トップハンデだった前走のすずらん賞(4歳オープン)では6着でしたが、しっかりと伸びていました。展開次第の面はありますが、勝利の期待がかけられそうです。
センゴクイチは、前走すずらん賞では長くいい脚を使いゴール前で抜け出し、キサラキクを6着に負かしています。今年1月のばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)でもキサラキクを差し切って勝利しており、今回も軽ハンデを生かし好勝負が望めそうです。
セイコークインは、昨季はB1級から着実にクラスを上げ、今季はオープン格付からのスタート。昨季の収得賞金額上位馬による重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯への出走(7着)も果たしました。昨年のカーネーションカップは10着でしたが、成長した姿を見せてくれそうです。
コウシュハクィーンは昨年のこのレースの勝ち馬。12月以降は未勝利で、今季2戦も流れに乗れていませんが、積極的なレースができれば差はないはずです。
【第3回開催3日目】
5月11日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)。
明け3歳重賞・イレネー記念(3月8日)から3、4、5、7着馬が出走してきました。注目は4着だった牝馬タキニシサンデー。昨季最終開催の福寿草特別(3歳牝馬オープン)では、第2障害2番手から抜け出し快勝。B3級での今季3戦は馬券に絡めていませんが、同世代同士なら巻き返しが見込めます。
テンカトウイツは、イレネー記念5着など2歳シーズン三冠で善戦続き。昨季最終開催の若草特別(3歳牡馬オープン)2着のコウシュハシンザン、前走のC1級戦でテンカトウイツを破っているホンインボウも楽しみです。