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今週の見どころ(7/4~7/6)

2015年7月 3日(金)

 7月6日(月)のメインには、3歳・4歳混合による特別戦・天の川賞が組まれています。3歳・4歳混合では8月30日に重賞・はまなす賞が予定されていますが、このレースはB1級~B4級による争い。昨年は、1番人気のハクタイホウが7着に敗れ、5、8、6番人気での決着と波乱になりました。今年はどうなるのか、注目の一戦です。

帯広競馬場でのイベントはこちら
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【第7回開催1日目】
 7月4日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 A2昇級後も1、4、2着と好走続きのサカノテツワンに注目。3走前のオッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)では逃げ切って、オープン馬フジダイビクトリーらを完封。昇級初戦を勝利で飾っています。続く鹿追町競馬会杯(A2級混合)、A2級混合の勝ち馬ニシキエーカンが今開催からA1へ昇級したここは、巻き返しへ期待が高まります。
 アアモンドマツカゼは、鹿追町競馬会杯2着、A2級混合3着と、力量的にサカノテツワンと差はありません。前走の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)では先行できないとモロい面を見せ9着でしたが、積極的な競馬に持ち込めれば勝機もありそうです。
 鹿追町競馬会杯3着のサクラリュウも好調を持続しており引き続き警戒が必要でしょう。
 今開催からA2へ昇級した2頭もいきなりから楽しみ。トモエエーカンは前走拓成湖特別で2着とアアモンドマツカゼに先着。ライデンロックは、前走のB1級-2組混合で圧巻の逃げ切り勝ちを収め、復調気配が漂います。

【第7回開催2日目】
 7月5日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭とA1級6頭が争います。
 アサヒリュウセイは、オープン昇級初戦の前走ミントスポット杯(オープン・A1級混合)では8着敗退。しかし、今回は次週に重賞・北斗賞が組まれている関係で相手関係が大幅に楽になっています。事実、今回のメンバー中7頭が出走していた2走前のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では、2着ハクタイホウに11秒3もの差をつけ圧勝しており、ここは勝機十分です。
 シルバーカップ組の7頭は勝負づけが済んだとみて、相手筆頭には他路線組からニシキエーカンを抜擢。3走前のA2級混合特別で今季初勝利を挙げると、そこから3連勝と絶好調です。今回がA1昇級初戦ですが、昨季は旭川記念2着をはじめ古馬重賞戦線で活躍していた実力を考えれば、ここで頭打ちになる器ではありません。
 今季開幕から6連勝していたトレジャーハンターは、シルバーカップ8着で連勝が止まると、前走ミントスポット杯が4着。しかし障害で早めに仕掛けるこの馬のレースはしており、調子落ちは感じません。展開次第では、前述両馬に食い下がるシーンもありそうです。
 ショウチシマシタは今季7戦して未勝利ですが、シルバーカップ4着などすべて3~5着にまとめています。積極的に運べれば差のない競馬が可能でしょう。

【第7回開催3日目】
 7月6日(月)のメイン第10レースは、天の川賞(3歳・4歳選抜・20:10発走予定)。B1級~C1級の3、4歳馬による選抜戦ですが、全馬510~550キロと軽量での争いです。
 どれが勝っても驚けませんが、ひとまず注目はB1級の4歳牝馬アアモンドセブン。前走の4歳重賞・柏林賞では第2障害2番手クリアからそのまま2着に粘り込んでいます。前走も障害ではムラな面を見せましたが、立て直しが上手なので、ロスは少ないです。また、越えてからは決め手もあるので、大崩れの少ない戦績。障害の心配をしなくていい530キロであれば、逃げ切りも十分でしょう。
 B2級の3歳牝馬シリウスも同じようなタイプで、今季は2走前にとかちダービー(3歳オープン)を制しています。今回は4歳馬が相手ですが、スピード勝負なら負けません。
 B2級の4歳牝馬フェアリードールは、近2走のB3級戦を逃げ切りで連勝中。同世代限定戦では、ともに牝馬限定ですが、ばんえいオークス2着、ばんえいプリンセス賞3着などの実績もあります。
 B2級の4歳牡馬シンザンボーイオオゾラシンスケも先行力があるので、障害のタイミング次第では侮れません。

柏林賞 予想結果

2015年6月29日(月)

須田:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【ここまでの集計】
投資額 6,000円×3R=18,000円

須田  +11,760円
矢野  +3,740円
山崎   +480円
斎藤  -18,000円

6/28柏林賞回顧

カゲホウトウが重賞初制覇!

 28日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝6番人気のカゲホウトウが優勝。3度目の重賞挑戦で栄冠を勝ち取り、世代の頂点に名乗りを上げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.キサラキク 15.1
  2.アサヒメイゲツ 14.2
  3.ホクショウメジャー 4.5
  4.ホクショウマサル 11.0
  5.アアモンドセブン 32.0
  6.カゲホウトウ 13.8
  7.カンシャノココロ 3.8
  8.ハクタイホウ 5.5
  9.カイシンゲキ 4.4
 10.センゴクイチ 26.9

 上位4頭は拮抗したオッズでしたが、重賞ウイナーながら690キロで出走できたカイシンゲキ、ホクショウメジャーに、好調カンシャノココロが挑むかたち。これに4番人気のハクタイホウを筆頭とした、重量を課せられた実績馬がどう絡んでくるか。見どころ満載の一戦となりました。

 馬場水分1.8%のなかでスタート。カゲホウトウが勢いよく飛び出し、アアモンドセブン、カンシャノココロも積極的に先行。多少速めのペースで引っ張り、他馬はやや離れて追走する形で第2障害を迎えました。
 全馬がそろいきる前にアアモンドセブンが仕掛け、カンシャノココロもこれに追随。しかし、掛かりが今ひとつと見るや、ひと呼吸置いたカゲホウトウが満を持して仕掛けます。そして抜群の登坂を見せると先頭で障害を突破。立て直してクリアしたアアモンドセブンがこれに続き、ホクショウメジャーも追撃態勢に入ります。
 しかし、先頭を行くカゲホウトウは余裕の手応え。大河原騎手の叱咤を受け、グングンと加速していきます。残り10メートルを過ぎても確かな脚どりで歩き続け、結局14秒1もの差をつけてゴールしました。
 白熱したのは2着争い。懸命に脚を伸ばすアアモンドセブンを後続が強襲。なかでも障害7番手から追い上げたカイシンゲキが猛烈な伸びを見せ、アアモンドセブンに並び掛けたところがゴール。わずかにアアモンドセブンが粘り切って2着を確保。その0秒1差3着にカイシンゲキが入線しました。

 カゲホウトウは今回が重賞初制覇でしたが、そのレースぶりは圧巻のひとこと。ハイペースで先行しながら、障害もひと腰でまとめ、そして最後の平坦路でもゆうゆうと荷物を曳いていたあたりに、今の充実ぶりがうかがえました。それとともに、第2障害下で仕掛けを遅らせ、しっかりと呼吸を整えさせた大河原騎手の手綱さばきも冴え渡っていた印象。息の合ったレースぶりを見せるこのコンビに、今後も注目です。

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大河原和雄騎手「スピードの出る馬場で、この馬にとっては有利な状態で臨めました。勝ちタイムは1分50秒くらいかと想定していましたので、それを切ったらなんとか行ける、とは思っていました。いつも障害に強い馬なので、ゴールまで何とか粘り込めたらと騎乗しました。この馬は年を重ねるにつれて、身体の芯がしっかりしてきており、来年くらいからまだまだ良くなるかと思います」

6/28柏林賞予想 山崎エリカ

2015年6月28日(日)

カンシャノココロが捻じ伏せる

 この時期は本州では梅雨ですが、北海道は気候的にベストシーズン。晴天続きで砂塵防止の観点から散水しても、砂煙が上がるほど、馬場がパサパサになっていることが多いです。そうなれば、当然、時計が掛かり、キレよりも力のいるレースになります。そのことが齋藤修さんの言うところの、柏林賞は牝馬は勝てないに繋がっているのではないでしょうか。筋肉量の少ない牝馬は、力で捻じ伏せるというよりは、末脚を生かす馬が多いため、馬場が渋いと直線までに体力が消耗し、いつもの末脚で伸びてこられないことがよくあります。

 まあ、そういうことを綴った矢先に雨が降って馬場が軽くなり、牝馬が勝ってしまうということも考えられなくはありませんが、一応、天気予報を信頼して、力のいるレースになる想定で予想を組み立てました。

 ◎は重賞未勝利ながら今が充実期のカンシャノココロ。超パサパサ馬場の前走ゴールドトロフィーでは、実力ある古馬を相手に障害を先頭で越え、直線では更に後続を突き放しす強い勝ち方をしました。近走は、先行して粘り強いレースをしているので、今回の条件にはピッタリとくる馬です。ハンデも690㎏と他メンバーとの対比で有利ですから、3着以内ならなんとかなると見ています。

 ○は昨年のばんえいオークス馬キサラキク。近走はハンデが重く苦戦を強いられていますが、ばんえい菊花賞やばんえいダービーで牡馬と互角以上の競馬をしてきたように地力は一枚上。確かにこの馬も牝馬特有のキレを生かすタイプですが、高重量戦で結果を出していることと、先行馬が多い中での追い込み脚質が魅力です。今回は積極的に仕掛けて行った馬が障害で手間どったり、直線でバタバタになる馬が出現すると見ているので、この馬を対抗としました。

 ▲は重賞勝ちはナナカマド賞のみですが、ここへきて力をつけているホクショウメジャー。この馬も前々走のライラック賞で◎カンシャノココロと小差のレースをするなど、パサパサ馬場を得意としており、前走のように前半の速い流れにも対応できます。当然、実績馬がハンデを背負わされる中での、重量690㎏も有利でしょう。

 △はイレネー記念とばんえいダービーを勝つなど、大レースに強いホクショウマサル。一般戦や特別戦では、ハンデが重いこともあり、テンに置かれて見せ場が作れないまま終わることも少なくありませんが、高重量戦だと他馬も行き脚がつかない分、レースの流れに乗れていることが多いので、ノーマークは禁物です。

 あとはライラック賞の勝ち馬アアモンドセブン。この馬は牝馬ながらキレを生かすタイプではなく、先行することで持ち味が出るタイプ。そういう意味では今回のレースに適していますが、人気薄だったライラック賞のときのように、前半で楽をさせてもらえない可能性が高いので狙い下げました。

 他では同世代対決のすずらん賞を勝ち、その後も今回のメンバー相手に上位入線しているセンゴクイチ。超パサパサ馬場で前半が速い流れになった前走のゴールドトロフィーでもしぶとく粘って4着入線しているように、単にスピードを生かすだけの牝馬ではありません。トップハンデの馬と重量差が40㎏もあるなかでの最軽量670㎏は明らかに有利で、軽量の利を生かせば、再び穴を開ける可能性もあるでしょう。

 ◎ (7)カンシャノココロ
 ○ (1)キサラキク
 ▲ (3)ホクショウメジャー
 △ (4)ホクショウマサル
 △ (5)アアモンドセブン
 △ (10)センゴクイチ

 3連複
 7-1,3,4,5,10 300円 計3000円
 馬複
 7-1,3,4,5,10 600円 計3000円

6/28柏林賞予想 斎藤修

2015年6月27日(土)

今季好調ホクショウメジャーから

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎3ホクショウメジャー
 ○7カンシャノココロ
 ▲6カゲホウトウ
 △9カイシンゲキ
 △8ハクタイホウ
 △4ホクショウマサル

 3連単
 3,6,7→3,4,6,7,8,9→3,4,6,7,8,9 100円 計6000円

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