ばんえい競馬では、帯広単独開催となった2007年度にこの柏林賞と天馬賞が新設され4歳シーズンの三冠体系ができたが、過去の勝ち馬を見ていてあることに気づいた。柏林賞、天馬賞は第1回から、歴史のある銀河賞も2007年度以降、いずれも牝馬が1頭も勝っていないのだ。3歳シーズンの三冠では、同じく2007年度以降で、ばんえい大賞典で3頭、ばんえい菊花賞で2頭、牝馬が勝っているので、牝馬が弱いとか不利ということでもないだろう。ちなみにばんえいダービーも2007年度以降は牝馬が1頭も勝っていないのだが、2002年から2005年には牝馬が4年連続勝利ということがあった。4歳シーズンの三冠で牝馬が不振な理由はなにか、思いついた方がいたら教えていただきたい。
6月1日のライラック賞がそうだったように、他馬に対してプラス20キロ背負うことになるホクショウマサル、ハクタイホウ、さらにはプラス30キロのキサラキクらは、いくら実績があるとはいえ、この時期の4歳馬では厳しいように思う。したがって印上位は690キロのB級格付けの馬から。今季6戦してすべて3着以内という好調のホクショウメジャーが中心。
ライラック賞2着を含め3戦連続連対中のカンシャノココロも有力な1頭。
カゲホウトウは、ライラック賞では外枠に入って追走に苦労して9着に敗れたが、年明け以降ずっと4着以内に好走していて、惨敗はそのライラック賞だけ。前走ゴールドトロフィーでは、カンシャノココロに1秒8差ということでは力差はない。
前走B1級1組を勝ったカイシンゲキも侮れない存在。710キロのハクタイホウ、ホクショウマサルは連下まで。
冒頭で牝馬が1頭も勝っていないと書いて、それを気にしたわけではないのだが、奇しくも印をつけたのは牡馬6頭になってしまった。
◎3ホクショウメジャー
○7カンシャノココロ
▲6カゲホウトウ
△9カイシンゲキ
△8ハクタイホウ
△4ホクショウマサル
柏林賞の出走表はこちら