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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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【10/24名古屋・ゴールドウィング賞】ニュースターガール3連勝なるか

 レース内容、経験からニュースターガールが中心。前走金沢に遠征しての兼六園ジュニアカップは、前半競り合った馬たちを競り落として抜け出し楽勝。デビューから3連勝の可能性は高い。ただ、距離も今回のマイルなら問題ないだろうが、血統的にはどこまでもつかという感じはする。
 相手には3連勝中のヘイハチプリンセス。デビュー戦こそ3着に敗れたものの、その後は3連勝。1戦ごとに力をつけている感じで、前走名古屋1400メートルの勝ちタイムはメンバー中ナンバーワン。こちらは逆に距離が延びてよさそう。ニュースターガールを負かす可能性があるとすればこの馬。
 コスモラヴチャンは中央未勝利から転入し、4着後に2連勝。好位につければ今回もいい競馬ができそう。
 ゴールドサンサンは、注目のゴールドヘイロー産駒。未来優駿では、荒尾・九州ジュニアグランプリでギオンゴールドが、船橋・平和賞でチョットゴメンナが勝った。勝つまでは難しそうだが連下なら。
 ダイナマイトボディはデビューから3戦連続で2着。相手なりに走るタイプで、持ちタイムもまずまず。今回も上位争いにはからみそう。
 印をつけた馬はすべて牝馬。出走12頭中8頭がが牝馬なのだから当然ともいえるが、東海地区では2歳から3歳前半にかけて例年牝馬が活躍する傾向にあるのはなぜだろう。
 ◎ニュースターガール
 ○ヘイハチプリンセス
 ▲コスモラヴチャン
 △ゴールドサンサン
 △ダイナマイトボディ

2008/10/23
重賞回顧
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実は力が抜けていたユウワン

 ダービーWeekの第1弾、九州ダービー栄城賞は、ユウワンが潜在能力の高さを見せつけた、そんな印象だった。
 レース前は、オッズにも表れていたように「4強」対決という評価。
 単勝1.7倍という断然人気になったのは、デビューから6戦全勝でこれが重賞初挑戦のシーキングザサン。馬連もここから売れていた。そして九州皐月賞荒尾ダービーで3着以下を離してマッチレースを演じたスターオブジャパンとユウワンが2、3番人気。やや離れて飛燕賞勝ち馬ナセが続いた。ちなみに5番人気はキングコングパワーだったが、単勝43.5倍というもので、やはり4頭以外は馬券的には蚊帳の外だった。
 スタート後、一旦はナセがハナを奪ったものの、ユウワンが先頭に立ち、ナセがぴったり2番手。3番手以下はやや離れた。
 3コーナー手前でユウワンが仕掛けると、ナセはついてこられず後退。3番手からスターオブジャパン、さらにうしろからシーキングザサンが追いかけたが差はまったく詰まらず、直線はユウワンの独走となった。そしてスターオブジャパンとシーキングザサンはなし崩し的に脚を使わされたのか直線では一杯になり、後方を追走していた人気薄のワンパクメロが伸びてきて2着に突っ込んだ。
 この日は極端な逃げ残りの馬場だったこともあるが、逃げたユウワンを目標にレースを進めたはずの他有力3頭は、まったく歯が立たなかった。
 レース前の装鞍所では、ユウワンがかなりうるさく気になっていたのだが、レース後の鮫島克也騎手によると、あれでもだいぶ成長したのだという。なるほど、これまでは気性面などから十分に実力を発揮できなかったものが、まともにレースができれば実は力が抜けていたということのようだ。さらに大人になれば、まだまだ強くなる可能性もあるということか。
    *   *   *
 ところで、このブログで勝手に復活させた『帰ってきた今月のヤキソバ』用にネタを仕入れたかったのだが、777個限定の「ゴールデンダービーバーガー」でかなり満足してしまい、ヤキソバまでは至らず。
 噂のゴールデンダービーバーガーはさすがに行列が途切れることがないほどの人気。「からつバーガー」の1日の売上げレコードは400いくつだったかということで、当然そのレコードは更新したらしい。
  
 普段のからつバーガーは肉1枚だが、ゴールデンダービーバーガーは神戸牛のハンバーグ2枚の間に厚いチーズが挟んであるという豪華版。たしかに500円はかなりお得だった。

2006/06/06
重賞回顧
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そろそろ岩手にスター待望論

 7日に盛岡競馬場で行われたシアンモア記念は、好位の外を追走したエアウィードが直線で抜け出し重賞3勝目を挙げた。直後を追走したタイキシェンロンが2着に入り、大井から遠征したインターセフォーが3着という結果となった。
 上位人気3頭での決着だが、この3頭は単勝がいずれも3倍台という混戦だった。
 ひとつ前のエントリーでも書いたとおり、現在の岩手は上位の何頭かが拮抗していて、重賞でも勝ったり負けたりが続いている。
 一時は中央から上山、兵庫を経由して岩手に移籍してきたタイキシェンロンが岩手を代表する存在になるかと期待されたが、ダートグレードで入着というあたりが精一杯だった。
 岩手には、少し前にはトーホウエンペラーという絶対的な存在がいた。しかし02年末の東京大賞典(8着)を最後に引退してからは、その後スター的な存在はなく、今に至っている。
 トーホウエンペラーの前には地方馬として初めて中央のGI(フェブラリーS)を制して話題になったメイセイオペラがいた。それ以前のスターはというと、43戦39勝、うち重賞15勝という成績を残したトウケイニセイなのだが、トウケイニセイが95年限りで引退してからはやはりスター不在の空白期間が長かった。そしてスター出現が待ち望まれる中で登場したのがメイセイオペラだった。
 岩手のすごいところは、これらの歴代スターたちがすべて生え抜きだということだ。地方競馬の活躍馬には、中央で芽が出ず、地方に来て実力を発揮するような活躍馬も少なくないが、トーホウエンペラーもメイセイオペラもトウケイニセイも、さらにはその前のスイフトセイダイも、すべてデビューは岩手の地だった。
 そういう意味では、タイキシェンロンは岩手でスターになる条件を備えてなかったのかもしれない。
 トーホウエンペラーが引退してからすでに3年半近くが過ぎた。そろそろ岩手から生え抜きのスターが出てきてもいい時期だろう。

2006/05/10
重賞回顧
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レッドストーンでさらに上を目指す角田調教師

 オグリキャップ記念は、トライアルのスプリング争覇に続いて名古屋のレッドストーンが逃げ切った。
 好スタートを切ったレッドストーンは、鞍上の倉地学騎手が気合を入れてハナを主張。これは前走スプリング争覇を制したときから角田輝也調教師が強調していたとおりだ。
 2番手争いが激しくなったが、結局はクインオブクインが単独2番手で、ペースが落ち着いたところで先頭のレッドストーンに半馬身から1馬身の直後をぴったり追走。人気2頭がレースを引っ張り、このまま決着するのかと思われたが、3〜4コーナーでクインオブクインの手ごたえが怪しくなった。
 直線を向くとレッドストーンが単独先頭。2、3着には兵庫のマイネルサイプレスとトーコーカントが押し上げたものの、レッドストーンを脅かすまでには至らなかった。
 レッドストーンは、久々の直接対戦となるクインオブクインと、中央から移籍2戦目のマヤノモーリス以外はほぼ勝負付けの済んでいるメンバーで、やはりここでは力が抜けていた。
 近走ダートグレード戦線で善戦してきたことで2番人気となったクインオブクインは結局5着に沈んだが、おそらく勝つためにはレッドストーンを執拗にマークするしかなかったのだろう。勝ちにいっての完敗だった。
 しかし、倉地騎手がレース後に「今回はマークされたぶん、少しきついレースになった」と語ったとおり、クインオブクインがぴったり直後を追走したことでレッドストーンにとっても苦しいレースとなった。レコード勝ちした3走前の六甲盃(姫路)でも2着は同じくマイネルサイプレスだったのだが、このときは楽々と4馬身も突き放していたのが、今回は1馬身半まで詰められた。
 そして角田輝也調教師は、前々走の名古屋大賞典GIIIで10着に敗れたのに納得がいかなかったのか、それともよほど悔しかったのか、この2戦は、いずれ再び中央の一線級と対戦するであろうことを想定してレースに臨んでいた。
 「とりあえずここが最大の目標だったので、まだ先は考えていません。1800〜2000メートルを集中的に使って、そういう距離のスペシャリストを作ろうと思ってやっています」
 次回、どのタイミングでダートグレードを使うかはわからないが、名古屋大賞典GIIIのときは違うレッドストーンのレースぶりが見られるに違いない。

2006/04/29
重賞回顧
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スプリング争覇圧勝、レッドストーンの課題は…


 7日に行われた笠松・スプリング争覇は、単勝1.3倍の圧倒的人気となったレッドストーン(名古屋)の圧勝となった。
 スタート後すぐにハナを奪い、1周目の3コーナーではスギノデトリアーノに競りかけられ、一旦は外から行かれそうになったものの、強引にハナを主張した。3コーナー手前ではエンシェントが一気にまくってきたが、並ばせることもなく直線では楽々と突き放した。ちょっとこのメンバーでは器が違ったようだ。
 「今日はどの馬につつかれてもハナに行けと騎手には言ってありました。そういう厳しいレースをしないと、上に行って勝負ができないので」と角田輝也調教師。
 これは前走、名古屋大賞典GIIIで10着に敗れたときのことを言っているのだろう。レッドストーンよりも内枠だったピットファイターにどうしてもハナを譲ってもらえず競り合う形となり、結局は共倒れとなった。
 今のところ、マイペースでレースができれば強いものの、そうでないときは粘りがきかないというのがこの馬の弱点のようだ。
 粘りという意味では、中央馬相手の厳しいレースでも確実に入着するレイナワルツのほうがまだまだ上のようだ。実際に名古屋大賞典GIIIでもレッドストーンの直後を追走したレイナワルツは5着に入着。アッと驚かせた昨年のJBCクラシックGI・3着以降、東海地区のレースでは2戦負けなし、3戦したダートグレードではいずれも掲示盤を確保という堅実な結果を残している。
 次走は、と問われた角田調教師は、
 「伝統のあるオグリキャップ記念をぜひ獲りたいと思います。オグリキャップ記念でも堂々、逃げ宣言です」
 と、自信を持って答えた。
 そんなレッドストーンに捨て身で競りかけてくる馬がいるのかどうか。オグリキャップ記念は、まずそれが見どころになりそうだ。

2006/04/08
重賞回顧
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