最後まで持ちこたえるのは、インフィニティー
いよいよ大一番、ばんえい記念。牡馬1000kg、牝馬980kgと1トンの荷物を引っ張るこのレースは、まさに力持ちの頂上決戦。勝ちタイムも3年前こそ2分台でしたが、ほぼ4分以上かかります。これだけタフなレースになると、展開のアヤは、まず、生じません。スピードがある馬が勝つわけではなく、障害が上手い馬が勝つわけでもなく、最後まで持ちこたえた馬が勝つ! ばんえい記念はそういうレースだけに、迫力満点で見ていて本当に興奮します。ぜひ、みなさんもばんえい記念で、ハァハァしましょう!
さて、このレースの特徴としては、過去にスーパーペガサスが4連覇、トモエパワーが3連覇しているように、よくリピーターが出現します。近年ではニシキダイジンやカネサブラックが2度このレースを制しています。確かに最近は、重賞の勝ち馬が次々と入れ替わるように実力拮抗ですが、前記したように最後まで持ちこたえた馬が勝つのがばんえい記念とすれば、本命にすべき馬が見えてくるでしょう。
そう! ◎には先行して簡単にはバテない、昨年のこのレースの覇者インフィニティー。この馬は今シーズンも昨シーズン同様に、ばんえい記念までに重賞1勝でしたが、常に善戦しているのは、この馬が一番バテない馬であることを証明しているとも言えます。よっぽど馬場が軽くならなければ、この馬の上位争いが濃厚と見ました。
○は昨年のばんえい記念の3着馬ホリセンショウ。この馬は昨年の帯広記念をブービー人気を覆して勝利し、一気に台頭しました。この馬はスピードがあまりないので下級条件はあまり向きませんが、昨年のばんえい記念で3着の実績があるように、重量1トンのレースでは侮れません。昨年のばんえい記念では障害先頭で降りながらも、直線では止まってしまいましたが、そこから立て直しての3着。この馬をかわしたのはインフィニティーとフクドリしかおらず、フクドリが昨年ほどの勢いがないとなれば、スライドでこの馬が対抗という評価になりました。
▲は今年がばんえい記念初挑戦となるトレジャーハンター。ばんえい記念は、リピーターが活躍するレースですが、穴を開けるのはばんえい記念初挑戦の馬です。昨年のインフィニティーもホリセンショウもばんえい記念初挑戦でした。この馬は今シーズンの重賞を1勝もしていませんが、若かりし頃と比べると本当に障害が上手くなり、前走では障害で転倒して通常ならば大敗のパターンから、立て直して6着という強さを見せました。確かに1トンというレースは、正直、やってみなければわからないところもありますが、実績馬が近走一息ということもあり、この馬の一発に期待しました。
あとは△に今年の帯広記念で8番人気の低評価を覆して2着と好戦したホッカイヒカル。前走こそ崩れましたが、帯広記念2着してから前々走まで6連続連対した馬。ニシキダイジンやカネサブラックが活躍していた、今よりもレベルが高い2012年、2013年のばんえい記念では4着と善戦している馬だけに、ここも要注意です。
他では昨年のばんえい記念2着馬フクドリ。この馬は今シーズン後半の北見記念、帯広記念を制した実績馬ですが、帯広記念勝ち以降のレースではけっして褒められた成績ではないので、一番下の印にしました。積極的に狙いたい馬ではありませんが、ばんえい記念での実績があるので軽視も出来ません。
◎ (1)インフィニティー
○ (9)ホリセンショウ
▲ (7)トレジャーハンター
△ (2)ホッカイヒカル
△ (5)フクドリ
3連単1頭軸マルチ
1→9,7,2,5 100円 計3600円
馬複
1-9,7,2,5 600円 計2400円