ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2012年 | メイン | 2014年 »

2013年 アーカイブ

<<前へ 1718192021222324252627

7/14北斗賞回顧

2013年7月15日(月)

インフィニティー古馬戦線の主役に名乗り!

 14日(日)は重賞・北斗賞(4歳オープン)が行われ、単勝5番人気のインフィニティーが優勝。同馬のみならず、手綱を取った浅田達矢騎手も悲願の重賞初制覇を果たしました。

 馬場水分は0.7%と、極端に重い馬場でレースはスタートしました。先行したのはキタノタイショウ、トレジャーハンターあたりで、インフィニティーもこの一角。しかし、シベチャタイガーが行く気を見せると一気に先頭に躍り出て、2馬身ほど差を広げて第2障害下にたどり着きました。
 各馬、砂煙が流れるのを待つかのように障害下でじっくりと脚をためます。しかしトレジャーハンターが仕掛けると、堰を切ったように登坂を開始。重い馬場に苦戦を強いられますが、ホリセンショウがようやく登り切って先頭でクリア。インフィニティー、トレジャーハンターが続き、やや遅れてシベチャタイガー、ホッカイヒカルも難関を突破しました。
 残り30メートルを切ってからもホリセンショウがしぶとく歩き続けますが、残り20メートル標識付近でストップ。その隙にインフィニティーが並びかけ、さらに障害7番手からいつの間にかここまで位置取りを上げてきたキタノタイショウも内から先頭をうかがいます。この3頭にホッカイヒカルも加わり、横一線の叩き合いとなりました。しかし残り10メートルでキタノタイショウの脚が止まって脱落。勝負のゆくえは3頭に絞られましたが、各馬一歩も譲らない好レースに。結局そのまま3頭が小差のまま、ゴールになだれ込みました。わずかに先着したのはインフィニティー。0秒3差でホッカイヒカルが2着で入り、さらに0秒3差でホリセンショウが3着。1番人気のギンガリュウセイは障害6番手から押し上げたものの、4着までが精一杯でした。

 インフィニティーは今年のばんえい十勝オッズパーク杯(3着)、旭川記念(4着)に続く、3度目の重賞挑戦。これまで特別でもなかなか勝ちきれなかった同馬が、216戦目にして重賞初制覇を果たしました。この力の要る馬場を最後まで歩き通したレース内容もよく、今後も古馬重賞戦線の主役級として活躍してくれることでしょう。

成績はこちら
映像はこちら

浅田達矢騎手「なかなか重賞で勝てなかったですが、やっと勝つことができました。障害を下りてからがしぶとい馬なので、それさえうまくクリアできればチャンスがあると思っていました。きょう勝てたのは馬主さん、調教師、厩舎スタッフのおかげ。まだ重賞を勝ったことがないのに乗せてもらえて、本当にうれしかったです。まだこれからの馬なので、もっともっと強いところを見せたいと思います」

7/14北斗賞予想 山崎エリカ

2013年7月14日(日)

力をつけたインフィニティーに期待

 旭川記念の出走馬がフル参戦する今年の北斗賞。上位入線する馬を予想するのはそれほど難しくありませんが、儲かる予想をするのは難しいレースです。その理由として旭川記念の5着馬までの着差が10秒差以内だったこと、勝ったキタノタイショウが他馬よりも20kg重い重量を背負うことなどが挙げられます。

 それならばスライドで旭川記念2着のギンガリュウセイを狙いたくなりますが、同馬は崩れないのが魅力である反面、勝ち身に遅いのが弱点。それでいて中心になるでしょうから、3連複や3連単の軸というわけにはいきません。

 また、旭川記念3着のホリセンショウは、同レースで障害2位のタイムで通過した障害巧者ですが、近2走ではヒザを着いて4着に敗れているという点が引掛かります。昨シーズンは高重量戦なら慌てず騒がず条件が好転すると考える方向で、このタイプを積極的に狙っていきましたが、ときに穴を開ける反面、高重量が祟って障害で完全アウトの悲惨なパターンがしばしばだったので、このタイプを本命にする作戦は卒業することにしました。うっかり勝ったら、「たまにはあること」で片付けようと思います。

 よって、今回の本命◎は旭川記念の4着馬インフィニティーとします。同馬は初めての重賞挑戦だった今年の十勝オッズパーク杯で3着、前々走のミントスポット杯では重量差があったとはいえ、今回のメンバー相手に勝利しました。前走のこと座特別ではさすがにトップハンデが堪えての5着でしたが、着実に力をつけています。今回のメンバー相手に勝ち負けするにはもう少し成長が欲しいところですが、それほど人気のない今回は馬券圏内突入を期待する価値はあるでしょう。

 ○は前記のギンガリュウセイ。どうしてもテンに置かれてしまうのですが、あまり刻まずに動いて、障害で勝利争奪圏内を確保しているレース内容から、今回でも大崩れはなさそうです。

 ▲は昨シーズンの重賞で2勝のホッカイヒカル。旭川記念では障害でスムーズさを欠いて7着に敗れましたが、前走のミントスポット杯では勝ち馬インフィニティーと0.6秒差の2着と復調気配を見せているので、ここも上位入線が期待できます。

 あとは△に今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯と旭川記念ともに勝利したキタノタイショウ。前走のミントスポット杯では5着に敗れていますが、これは3走前同様に障害に重点を置くレース内容だったので敗戦そのものはそれほど気になりません。しかし、ひと昔前のカネサブラック級の存在ではないのに、トップハンデ810㎏を背負うことが気になり、狙い下げました。

 他では旭川記念の3着馬ホリセンショウ。前走で着順に関係なく、障害の修正がされてさえいれば、配当妙味も加味して本命にしましたが、今回で障害が修正されるという保障がなく、基調の低下とも受け取れるレース内容だったので狙い下げました。

 他では今シーズンに入って、連対率100%で旭川記念では1番人気に支持されたホクショウダイヤ。個人的には実績面と(昨年のチャンピオンカップ勝ちも、ビッグネーム不在)、前々走で目一杯のレースをして余力が感じられなかったことから、旭川記念では無印としました。しかし、5着と予想以上の走りを見せたというのが率直な感想です。ひと開催休ませたことが吉と出れば、巻き返しのチャンスはあるでしょう。他馬が旭川記念から重量が20~30㎏増量されるのに、同馬は10kgしか増量されない点も好ましいです。

 ◎ (3)インフィニティー
 ○ (10)ギンガリュウセイ
 ▲ (7)ホッカイヒカル
 △ (2)キタノタイショウ
 △ (8)ホリセンショウ
 △ (1)ホクショウダイヤ

 3連単1頭軸マルチ
 3→10,7,2,8,1 各100円 計6000円

7/14北斗賞予想 矢野吉彦

2013年7月13日(土)

ホクショウダイヤ断然有利も...

 日本列島のあちこちで猛暑が続いていますが、みなさんお元気ですか? 競馬の予想は体力勝負。いい馬券を当てるためにも、暑さに負けないようにしましょうね。

 さて、旭川記念に出走した10頭がそっくりそのまま顔をそろえた今回の北斗賞。その時との重量比較からすると、ホクショウダイヤが断然有利なことは間違いありません。同馬を軸にして買うのが正攻法でしょう。
 もうそういう予想は斎藤さんと須田さんが披露しちゃってるので、私としてはちょっと趣向を変えたいところ。でも、なかなか妙案が浮かんでこないんです。2人とも的中、あるいは一方が的中というのがほぼ確実なような気がして・・・。
 熟慮に熟慮を重ねてようやく結論を出しました。とりあえず、ここで勝ち負けできるのはホクショウダイヤ、キタノタイショウ、ギンガリュウセイの3頭だと思います。この見立てを基に3連単を2通り買いましょう。
 まずは3頭が1着で、2、3着はその3頭とインフィニティー、ホリセンショウというフォーメーション。これが36通りになります。そして、1着がホクショウダイヤで、2、3着がキタノタイショウ、ギンガリュウセイ、インフィニティー、ホリセンショウという1着固定の3連単流し。こちらは12通りです。なので、フォーメーションを100円ずつ、1着固定のほうを200円すつとしておきます。

 3連単
 1,2,10→1,2,3,8,10→1,2,3,8,10 100円 計3600円
 1→2,3,8,10→2,3,8,10 200円 計2400円

 よく考えたわりには、斎藤さんと須田さんの予想の"いいとこ取り"みたいな予想になっちゃいましたね。ただし、ホクショウダイヤがまさかの4着以下という買い目もちょっとだけ入っています。さぁ、この作戦が功を奏するか? では、今回はこのへんで。

7/14北斗賞予想 須田鷹雄

あっさりホクショウダイヤ

 重量面で▲キタノタイショウの不利さが目立つ一戦。となると安定した走りを続けている○ギンガリュウセイでいいだろう......となるところだが、実は相対的に見て◎ホクショウダイヤが一番良い選択肢ではないかと思う。

 今季に入ってからのレース振り返ってみよう。緒戦となったスプリングカップはぶっちぎりの1着。さつき特別は僅差2着だったが当時は勝ったシベチャタイガーのほうが10キロ軽かった(今回は同じ)。エメラルド特別は△ホッカイヒカルに詰め寄られたが1着。大雪賞は5キロ余計にもらって1着。
 唯一旭川記念が人気を裏切る結果となったが、ギンガリュウセイらとは当時10キロ余計にもらって今回は差額ゼロ。キタノタイショウとは当時同重量で今回は20キロもこちらが軽い。
そもそもレースぶりも前走は前半を慎重に進めすぎ、それが仇となった。島津騎手なら積極的な位置取りが予想されるので、後方不発は無い。問題があるとすれば障害で、790キロになると特に心配ではある。ただ前走にしても24秒でクリアしており、今回はハマりさえしなければいい。
 障害に手こずることがなればあっさり1着、手こずったらどこにも無しというイメージで、馬券は◎1着固定の3連単でいく。

 ◎1ホクショウダイヤ
 ○10ギンガリュウセイ
 ▲2キタノタイショウ
 △3インフィニティー
 △7ホッカイヒカル
 △8ホリセンショウ

 3連単1着固定
 1→2,3,7,8,10 300円 計6000円

7/14北斗賞予想 斎藤修

重量有利で巻き返すホクショウダイヤ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1ホクショウダイヤ
 ◯10ギンガリュウセイ
 ▲2キタノタイショウ
 △7ホッカイヒカル
 △8ホリセンショウ
 △6シベチャタイガー

 3連単1頭軸マルチ
 1→2,6,7,8,10 100円 計6000円

<<前へ 1718192021222324252627
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.